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日下三蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日下 三蔵(くさか さんぞう、1968年2月21日[1] - )は、ミステリSF研究家、アンソロジストフリー編集者。本名は溝畑康史。日本推理作家協会本格ミステリ作家クラブ各会員。日本SF作家クラブ会員。

概要

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1968年、神奈川県生まれ[2]横須賀市育ちで小学校の同級生に漫画家の久米田康治がいた。栄光学園高等学校卒業[3]。レビュアーの風野春樹は高校の同級生[4]

専修大学文学部卒業[2][5]ワセダミステリクラブOB[6]出版芸術社勤務時代に「ふしぎ文学館」シリーズを企画・担当。1998年からフリー編集者、評論家として活動する[2]。『天城一の密室犯罪学教程』で第5回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を受賞[7][8]

出版芸術社時代に担当した、小森健太朗『ネメシスの哄笑』(1996年)の作中に、本名で探偵役として登場している。翌1997年の小森作品『眠れぬイヴの夢』(トクマ・ノベルズ)にも登場した。[要出典]

2008年から2019年まで大森望との共編で《年刊日本SF傑作選》(創元SF文庫)を編纂していた。またその関連企画として2009年に創設された創元SF短編賞の選考委員を大森と共に務めている。2016年度から2018年度まで日本SF大賞選考委員。[要出典] 2020年度も草上仁の代理で、日本SF大賞選考委員。

2019年、聞き手・編集を担当した『筒井康隆、自作を語る』で第50回星雲賞(ノンフィクション部門)受賞[9]。2020年、大森望と共編の『年刊日本SF傑作選』が第40回日本SF大賞特別賞を受賞[7]

山田風太郎をはじめとする「昭和のミステリ、SFの黄金時代の作品の復刻活動」仕掛け人の一人[要出典]。また、アニメ・特撮ソングの研究家という一面も持つ[10]表現の自由を重んじており、自身のXアカウントにおいて反表現規制の論陣を張っている。

主な編書

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著書

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脚注

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  1. ^ 会員名簿 日下三蔵|日本推理作家協会”. 日本推理作家協会. 2022年4月24日閲覧。
  2. ^ a b c 「論創ミステリ叢書」第100巻刊行記念 横井司さん×日下三蔵さんトークショー”. 東京堂書店. 2022年4月24日閲覧。
  3. ^ 東雅夫牛込間借り日記」11月19日(2020年10月17日閲覧)による。学研M文庫「伝奇ノ匣1」の著者献本が届く等の記述から、2001年11月と思われる。
  4. ^ 風野春樹の読冊日記」1997年12月15日(2020年10月17日閲覧)で、溝畑康史を「は私の高校時代の同級生」と語っている。
  5. ^ 出典:本格ミステリ作家クラブ 会員名簿[リンク切れ](2013年9月19日閲覧)
  6. ^ 出典:早稲田祭2007 企画紹介 道尾秀介講演会[リンク切れ](2013年9月19日閲覧)
  7. ^ a b 日下三蔵”. www.kawade.co.jp. 河出書房新社. 2022年4月24日閲覧。
  8. ^ 出典:本格ミステリ作家クラブ 第5回本格ミステリ大賞[リンク切れ](2013年9月19日閲覧)
  9. ^ 2019年 第50回星雲賞”. www.sf-fan.gr.jp. 日本SFファングループ連合会議. 2022年4月24日閲覧。
  10. ^ 本の雑誌』巻頭連載「本棚が見たい!」を書籍化した『絶景本棚』の日下三蔵編による。「魔窟」と呼ばれる積み重なった膨大な蔵書のうちには漫画単行本も多い。

外部リンク

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