コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:Iso8.tv/sandbox/タイ/東本線3(template)

東本線
フアマーク駅
フアマーク駅
基本情報
起点 クルンテープ駅
終点 バンクロンルク国境駅
所有者 タイ国有鉄道
運営者 タイ国有鉄道
路線諸元
路線距離 260.28 km[要検証]
軌間 1,000 mm
電化方式 非電化
路線図
緑色の路線が東本線
テンプレートを表示

東本線(ひがしほんせん、タイ語:รายชื่อสถานีรถไฟ สายตะวันออก)は、タイ王国鉄道でありクルンテープ駅バンクロンルク国境駅英語版 (260.28 km、ただし北本線に含まれる区間と国境付近の末端区間も含む[1][注釈 1] ) 間を結ぶ鉄道路線である。チャチューンサオ駅 - サッタヒープ駅 (134.51 km) 間及び他4線の支線を有する。本項では本線ならびに各支線群について記述する。

概要

[編集]

タイの首都であるバンコクを起点として東方に向かう路線系統であり、タイ語ではสายตะวันออก、英語ではEastern Lineと総称される[1]

1908年、バンコクのクルンテープ駅(通称・フワランポーン駅)からチャチューンサオに至る区間が先行開業した[2]。間もなく、チャオプラヤー川に面するメナム駅に至る貨物用支線が開設された。

1926年、チャチューンサオよりカンボジア国境にほど近いアランヤプラテートまで延伸した。かつてはカンボジア領内に至る国際列車も運行されていたが、1970年代にカンボジアを支配したポル・ポト政権により国境部の線路は撤去され、再びアランヤプラテート止まりとなった。 21世紀に入ると両国間の線路は再建され、経路上に設置されたバンクロンルク国境駅が新たな終着駅となった。ただし、2023年現在においてもなお旅客列車が国境を超えることはない(後述)。アランヤプラテート - ポイペトの鉄道(タイ語)も参照。

1989年、チャチューンサオより南下するサッタヒープ支線の開通をはじめ、貨物輸送を目的とする支線群が次々と開通した。

一方、旅客輸送需要は高速道路を走る長距離バスに奪われている[注釈 2]

歴史

[編集]
チャチューンサオ開業(1908年)

バンコクよりパークナーム、チャチューンサオに至る民営鉄道2路線の免許が外国人ロフタス(Alfred John Loftus)とリシュリュー( Andreas du Plessis de Richelieu)らにより申請され、1886年に交付された。しかし海外投資家に顧みられず資金が枯渇し、最終的にタイ王室の援助を得て前者はパークナーム鉄道として1893年開業したものの、当線の一部に相当する後者の計画は頓挫した[3]。}}[注釈 3]。以降もチャチューンサオ方面に対し民営鉄道の開業申請が続いたが、官営鉄道として建設することが決定したことから全て却下された[5]シーラーチャーへの路線が計画され、1901年には測量も開始された[2]。ところが翌1902年7月、北部プレー県シャン族の暴動が発生した。少数民族の離反を警戒した王室は北本線の延伸を優先することとなり[注釈 4]、遅れて1905年に着工した当線は1908年に開業した[2]

メナム支線開通(1910年)、アランヤプラテート開業(1926年)

官営鉄道の発足後まもなく、クルンテープ駅に集約されていた貨物駅機能と修理工場を移すこととなり、1910年に開通したメナム支線に新しい貨物駅が、本線のマッカサン駅に修理工場が、それぞれ新設された[7]。機能移転によって確保された敷地を利用してクルンテープ駅は拡張され、現駅舎を備える現在の姿となった。

官営鉄道の開業当初から、クルンテープ駅を拠点とする北・東北方面はレール間隔が1435 mmのいわゆる標準軌で建設されていた。クルンテープ駅へ乗り入れる当線も必然的に標準軌が採用された。一方、トンブリー駅を拠点とする南方面は間隔1000 mmのメーターゲージで建設されたが、国内で統一されない不便が問題となり、標準軌の路線は当線を含め1920年から10年をかけメーターゲージへ改軌された[8]

1926年11月8日の延伸によりクルンテープ駅 - アランヤプラテート駅間が開業し[9]、ほぼ現在の路線が形成された。


失地回復

遡ること19世紀末、フランス

第二次世界大戦開戦によって1940年にが降伏し、傀儡国家ヴィシーフランスが宗主国となったベトナムに進出した。 インドシナ半島に進出し当地を勢力下においた日本軍により、アランヤプラテート駅からカンボジアシソポンまで(約50 km)の鉄道が開通し、1941年12月20日頃よりプノンペン - バンコク間の国際線が運行されたが戦後廃止された[10]

シアヌーク政権下1953-1970 ※1965ベトナム戦争。方針転換

1955年4月22日 に再開されたが1961年12月27日 に再度廃止になった。さらに1970年に再復活したものの、1974年に再々廃止になった。

その後、ポル・ポト政権によりカンボジア国内のシソポンより国境までの線路が撤去され、代わりに地雷が敷設された[11]。ポル・ポト失脚後も混乱のやまないカンボジアであったが、1991年に内戦が終結し、平和が訪れた。UNTACにより地雷が撤去されたのちも長らく線路跡は放置され、タイ側からの観光客をあてこむカジノが勝手に建設されるような状況であった[11]
やがて修復工事が実施され、2019年4月22日、アランヤプラテート - ポイペト間が開通し、再び両国は鉄路で結ばれた[12]。小規模な貨物輸送が実施されているものの、二国間を直通する国際旅客列車は、2023年現在も運行されていない。カンボジアの鉄道も参照。

戦後、チャチューンサオ駅 より サッタヒープ方面に至る新たな支線が1989年7月14日に開業した[13]1992年には同支線よりレムチャバン港へ分岐する貨物支線が開通し、タイ最大の貿易港である同港との貨物輸送機能も担うこととなった。さらに1995年には東北本線ケンコーイ駅に至るバイパス線も開通し、多数の踏切が存在するバンコク都心部を迂回する新ルートが確立した。

輸送量の増大により、2003年にはフアマーク駅 - チャチューンサオ駅間が3線となり[14][注釈 5]2012年にはチャチューンサオ駅 - レムチャバン港駅間の複線化が行われた[14][15]

2019年4月、前述のように、カンボジア側国境のポイペトに至る国境地帯の線路が再建され、同年7月1日からは新しい終着駅であるバンクロンルク国境駅まで運行を開始した[16]

2020年、貨物輸送用バイパス線であるチャチューンサオ - クローンシップカーオ - ケーンコイ 間 (約106 km)の複線化工事が完成した[14][注釈 6]

路線概況

[編集]

路線図の各駅に付された数字は、クルンテープ駅からの距離を示す。ただし、厳密にはヨムマラート駅構内にある分岐点が北本線との境界で、クルンテープ駅は東線には属しない[1]

タイ国有鉄道 東本線路線図
国鉄在来線
ARL
エアポート・レール・リンク
(計画)
3空港連絡鉄道英語版
MRT
MRT ブルーライン
BTS
BTS スクムウィット線

km
km
クルンテープ駅
0.00
クルンテープ・アピワット中央駅方面
(これより東本線)
(計画)3空港連絡鉄道
ウルポン停車場
2.64
パヤータイ停車場
3.67
パヤータイ駅
BTS
パヤータイ駅
ラーチャプラーロップ停車場
4.59
ARL
ラーチャプラーロップ駅
マッカサン駅[* 1]
5.17
メナム駅
9.78
(修理工場)
タールアマイ駅
14.00
メナム駅(バンチャック駅)
22.00
アソーク停車場
6.98
ARL
マッカサン駅[* 2]
MRT
ペッチャブリー駅
クローンタン駅
9.85
スクンビット71停車場
11.14
ARL
ラームカムヘーン駅
(建設中)
イエローライン フアマーク駅
フアマーク駅
15.18
ARL
フアマーク駅
バーンタップチャーン駅
20.87
ARL
バーンタップチャーン駅
ソイワットランブーン停車場
23.94
ラートクラバン駅
26.75
ARL
ラートクラバン駅
スワンナプーム空港
ARL
スワンナプーム駅
(計画)
ウタパオ国際空港方面
パーチョムクラオ停車場
30.33
33.86
ラートクラバンICD駅
フアタケー駅
30.91
クローンクルアンペーン駅
39.50
クローンウドムチョン
ラジョーン停車場
43.43
プレン駅
46.50
クローンクウェーンクラン停車場
51.02
クローンバンパラ駅
53.99
バントゥーイ停車場
57.10
チャチューンサオ駅
60.99
ペートリウ停車場
62.87
62.87
パットリー停車場
バンパコン川橋梁
67.14
バンクワァン停車場
ドーンシーノン駅
75.97
74.53
プロンアカス停車場
パーントーン駅
91.53
79.04
バーンナムプリアオ駅
チョンブリー駅
107.79
85.60
クローンシップカーオ駅
セーンスック停車場
114.46
バーンプラ駅
121.31
115.00
オンカラック駅
カオプラバーッ停車場
125.35
138.40
ウィハーンデーン駅
ワチラウッド停車場
127.50
ファラーパターチャイトンネル
(全長1197m)
シーラーチャー分岐駅
130.60
149.00
ブヤイ駅
162.81
バーンパイナーブン分岐駅
レムチャバン駅
139.85
サラブリー方面)
レムチャバン港駅
140.85
166.89
バーンラムン駅
144.08
東北本線
(ブワヤイバイパス線)
パッタヤー駅
155.14
東北本線
ナコンラチャシーマ方面)
パッタヤーターイ停車場
158.82
89.42
クローンイーシップエッ停車場
パッタヤーフローティング
マーケット停車場
163.00
ナコンナーヨーク川
バーンフアイクワーン駅
168.34
93.73
ヨータカ駅
ヤナサンワララム駅
171.10
101.53
バーンサーン駅
スアンノーンヌッチ停車場
174.09
109.49
ノーンナームカーオ停車場
カオチーチャン駅
180.00
115.28
バーンパークプリー駅
121.78
プラーチーンブリー駅
バーンプルータールアン駅
184.03
126.25
ノーンカチャープ停車場
ウタパオ国際空港
131.00
コークマコック駅
ジャンボリー駅
193.09
サッタヒープ駅
195.50
137.65
プラチャンタカーム駅
バーンチャーン駅
192.25
143.41
ノーンセーン停車場
マープタープット駅
200.48
146.73
バーンドンバン駅
151.85
バーンプロームセーン駅
156.15
バーンコデーン停車場
ハヌマーン川
161.26
カビンブリー駅
165.50
カビンガオ停車場
172.71
ノーンサン駅
183.76
パラプロン停車場
190.06
バーンケーン駅
195.87
サララムドゥアン駅
202.25
サケーオ駅
216.28
ターカセム停車場
223.40
フワイチョット停車場
233.86
ワッタナーナコーン駅
240.32
バーンポーンコム停車場
245.03
フワイドゥア停車場
254.50
アランヤプラテート駅
260.28
バンクロンルク国境駅英語版
260.45
タイ/カンボジア国境
261.20
ポイペト駅

  1. ^ 実際には、メナム方向の分岐点は当駅より西側に位置する。
  2. ^ 当線の同名駅とは離れており、アソーク停車場の方が近い。
この路線図はTemplate:SRT東本線路線図を使用しています


クルンテープ駅 - アランヤプラテート駅 - カンボジア国境
東本線の基幹路線、すなわち狭義での本線である。このうちクルンテープ - チャチューンサオ間はバンコク近郊区間にあたり、バンコク中心部とチャチューンサオ県の県都であるムアンチャチューンサオ郡をほぼきれいに東西に結んでいる。ちなみに、当線の旅客列車の半数程度がクルテープ - チャチューンサオ間の運行である。
チャチューンサオで東部臨港地帯を結ぶサッタヒープ支線と分かれた後は北に進路を変え、同県バーンナームプリアオ郡にあるクローンシップカーオ駅東北線ケンコーイ駅を結ぶ貨物バイパス線(後述)が分岐する。同駅以遠は再び東に進路を変え、プラーチーンブリー県ムアンプラーチーンブリー郡サケーオ県ムアンサケーオ郡といった県庁所在地を経て同県アランヤプラテート郡を結び、タイ=カンボジア国境でロイヤルカンボジア鉄道北線に接続する。チャチューンサオからブラーチーンブリーにかけてはバーンパコン川右岸に沿って(但し本流からは1 km - 2 km離れた丘陵地を通る)、プラチャンタカーム以東は国道33号線にほぼ並走するルートをとっている。
マッカサン駅 - メナム駅[1]
分岐駅をマッカサンと公式文書には記載されているが、厳密には、クルンテープ駅寄りの地点からバンコク港方向へとマッカサン駅をかすめるよう分岐しており、ラーチャプラーロップ停車場からの分岐とみなした方が実態に近い。高速道路の高架橋に沿って南下し、MRTブルーラインクローントーイ駅付近にてバンチャック方向と分岐する。

シーラーチャー分岐駅 - レムチャバン駅

[編集]

比較的近年に開通した当支線は、当初より純然たる貨物線として開通した。全て複線化されている。シーラーチャー駅よりしばらく南下したのち西方向へ分岐し、バンコク湾に面するレムチャバン港に向かう。途中、いくつか小規模な引込線も付随する。

★レムチャバン港駅はガントリークレーンのある方か? もしレムチャバン駅だとすると、現状の路線図の形状は正しくない。

また、旅客埠頭に向かう方がレムチャバン駅だとするとこれも同様に正しくない。★

終点のレムチャバン港駅には海上コンテナを荷役するための大型ガントリークレーンを備える。

路線データ

[編集]

開業の歴史

[編集]

運行旅客列車

[編集]

区間

[編集]

クルンテープ駅 - アランヤプラテート駅 - カンボジア国境

[編集]
駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
クルンテープ駅 BANGKOK 1001 0.00 km 特別駅 กท. バンコク都 パトゥムワン区
ウルポン停車場 Urupong 3102 2.64 km 停車場 รุ.
パヤータイ停車場 Phayathai 3103 3.67 km 停車場 ญท. ラーチャテーウィー区
ラチャロップ停車場 Rachaprarop 3104 4.59 km 停車場 รป.
マッカサン駅 Makkasan 3001 5.17 km 1等 มส. 分岐
メナム方面
アソーク停車場 Asoke 3105 6.98 km 停車場 อโ.
クローンタン駅 Khlong Tan 3009 9.85 km 2等 คต. フワイクワーン区
スクンビット71停車場 Sukhumvit 71 3106 11.14 km 停車場 วท. スワンルワン区
フアマーク駅 Hua Mak 3010 15.18 km 1等 หม.
バーンタップチャーン駅 Ban Thap Chang 3012 20.87 km 3等 ทช. プラウェート区
ソイワットランブーン停車場 Soi Wat Lan Boon 3013 23.94 km 停車場 ซว. ラートクラバン区
ラートクラバン駅 Lat Krabang 3014 26.75 km 2等 ะบ.
プラチョムクラオ駅英語版 Phra Chom Klao 3107 30.33 km 停車場 พม.
フアタケー駅 Hua Takhe 3015 30.91 km 1等 หข. 分岐
ラートクラバンICD方面
クローンクルアンペーン駅英語版 Khlong Luang Phaeng 3017 39.50 km 3等 คพ.
クローンウドムチョンラジョーン駅英語版 Khlong Udom Chonlajorn 3018 43.43 km 停車場 ดจ. チャチューンサオ県 ムアンチャチューンサオ郡
プレン駅 Preng 3019 46.50 km 3等 คป.
クローンクウェーンクラン停車場 Khlong Kwaeng Klan 3020 51.02 km 停車場 แข.
クローンバンパラ駅英語版 Khlong Bang Phra 3021 53.99 km 3等 คบ.
バントゥーイ停車場 Bang Toey 3022 57.10 km 停車場 งย.
チャチューンサオ駅 Chachoengsao Junction 3023 60.99 km 1等 ฉท. 分岐
サッタヒープ方面
ペットリー停車場 Paet Riu 3025 62.87 km 停車場 แร
バンクワァン停車場 Bang Kwan 3050 67.14 km 停車場 บญ.
プロンアカス停車場 Phrong Akat 3053 74.53 km 停車場 โก. バーンナムプリアオ郡
バーンナムプリアオ駅 Bang Nam Prieo 3055 79.04 km 3等 บย.
クローンシップカーオ駅 Khlong Sip Kao Junction 3057 85.60 km 3等 สเ. 分岐
ケンコーイ方面
クローンイーシップエッ停車場 Khlong Yi Sip Et 3058 89.42 km 停車場 เอ.
ヨータカ駅英語版 Yothaka 3059 93.73 km 3等 ยท. プラーチーンブリー県 バーンサーン郡
バーンサーン駅 Ban Sang 3061 101.53 km 2等 สา.
ノーンナームカーオ停車場 Nong Nam Khao 3063 109.49 km 停車場 งข.
バーンパークプリー駅 Ban Pak Phli 3064 115.28 km 3等 าป. ナコーンナーヨック県 パークプリー郡
プラーチーンブリー駅 Prachin Buri 3066 121.78 km 1等 ปจ. プラーチーンブリー県 ムアンプラーチーンブリー郡
ノーンカチャープ停車場 Nong Krachap 3067 126.25 km 停車場 อะ.
コークマコック駅英語版 Khok Makok 3068 131.00 km 3等 กอ.
プラチャンタカーム駅 Prachan takham 3070 137.65 km 3等 จค. プラチャンタカーム郡
ノーンセーン停車場 Nong Saeng 3071 143.41 km 停車場 หแ.
バーンドンバン駅 Ban Dong Bang 3072 146.73 km 3等 ดบ.
バーンプロームセーン駅 Ban Phrom Saeng 3073 151.85 km 3等 พส. カビンブリー郡
バーンコデーン停車場 Ban Ko Daeng 3074 156.15 km 停車場 เด.
カビンブリー駅 Kabin Buri 3075 161.26 km 2等 กบ.
カビンガオ停車場 Kabin Kao 3076 165.50 km 停車場 กก.
ノーンサン駅英語版 Nong Sang 3078 172.71 km 3等 อส.
プラプロン停車場 Phra Prong 3081 183.76 km 停車場 พป.
バーンケーン駅 Ban Kaeng 3083 190.06 km 3等 บแ. サケーオ県 ムアンサケーオ郡
サーラーラムドゥアン駅 Sala Lamduan 3085 195.87 km 3等 ลด.
サケーオ駅 Sa Kaeo 3087 202.25 km 2等 ะก.
ターカセム停車場 Tha Kasem 3090 216.28 km 停車場 ทเ.
フワイチョット停車場 Huai Chot 3092 223.40 km 停車場 ยจ. ワッタナーナコーン郡
ワッタナーナコーン駅 Watthana Nakhon 3094 233.86 km 2等 วค.
バーンポーンコム停車場 Ban Pong Kom 3096 240.32 km 停車場 อม.
フワイドゥア停車場 Huai Dua 3097 245.03 km 停車場 หอ.
アランヤプラテート駅 Aranyaprathet 3100 254.50 km 1等 อร. アランヤプラテート郡
バンクロンルク国境駅英語版 Ban Klong Luk Border 3130 260.23 km 3等 ลง.
タイ/カンボジア国境 260.45 km
ポイペト駅英語版 Poipet 261.25 km カンボジア
バンテイメンチェイ州

チャチューンサオ駅 - サッタヒープ駅

[編集]

旅客列車の運行はクルンテープ駅 - バーンプルータールアン駅間の1往復のみである。

駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
チャチューンサオ駅 Chachoeng Sao Junction 3023 60.99 km 1等 ฉท. チャチューンサオ県 ムアンチャチューンサオ郡
ペートリウ停車場 Paet Riu 3025 62.87 km 停車場 แร
ドーンシーノン駅英語版 Don Si Non 3026 75.97 km 3等 ดอ. バーンポー郡
パーントーン駅英語版 Phan Thong 3029 91.53 km 3等 งท. チョンブリー県 パーントーン郡
チョンブリー駅 Chon Buri 3032 107.79 km 1等 ชบ. ムアンチョンブリー郡
セーンスック停車場 Saen Sook 3033 114.46 km 停車場 แน.
バーンプラ駅英語版 Bang Phra 3034 121.31 km 3等 ระ. シーラーチャー郡
カオ・プラバーッ停車場 Khao Phrabat 3035 125.35 km 停車場 ขะ.
ワチラウッド停車場 Vajiravudh Scout Camp 127.50 km 停車場
シーラーチャー分岐駅 Si Racha Junction 3036 130.60 km 2等 ศช. 分岐
レムチャバン方面
バーンラムン駅英語版 Bang Lamung 3039 144.08 km 1等 มุ. バーンラムン郡
パッタヤー駅英語版 Pattaya 3041 155.14 km 3等 พา.
パッタヤーターイ停車場 Pattaya Tai 3042 158.82 km 停車場 ใต.
パッタヤーフローティングマーケット停車場 Pattaya Floating Market 3124 163.00 km 停車場 ตภ.
バーンフアイクワーン駅英語版 Ban Huai Kwang 3043 168.34 km 3等 ยข.
ヤナサンワララム駅 Yanasangwararam 3123 171.10 km 3等 ญส. サッタヒープ郡
スアンノーンヌッチ停車場 Suan Nong Nuch 3044 174.09 km 停車場 นุ.
カオ・チー・チャン駅英語版 Kao Chi Chan Junction 3045 180.00 km 3等 ชจ. 分岐
マープタープット方面
バーンプルータールアン駅 Ban Plu Ta Luang 3047 184.03 km 3等 พต.
ジャンボリー停車場 Jamboree 193.09 km 停車場 แโ
サッタヒープ駅 Sattahip Port 195.50 km 2等 สห

シーラーチャー分岐駅 - レムチャバン駅

[編集]

貨物列車のみの運行であり、旅客列車の運行は行っていない。

駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
シーラーチャー分岐駅 Si Racha Junction 3036 130.60 km 2等 ศช. チョンブリー県 シーラーチャー郡
レムチャバン駅 Laem Chabang 3037 139.85 km 1等 ฉบ. 貨物駅
レムチャバン港駅 Laem Chabang Ports 140.85 km ทบ 貨物駅

カオチーチャン分岐駅 - マープタープット駅

[編集]

貨物列車のみの運行であり、旅客列車の運行は行っていない。

2022年4月25日、マープタープット駅を起点として鉄道輸送でドリアンを中国に輸出するプロジェクトが開始された[21]

駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
カオチーチャン駅英語版 Kao Chi Chan Junction 3045 180.00 km 3等 ชจ. チョンブリー県 サッタヒープ郡
バーンチャーン駅 Ban Chang 3110 192.25 km 3等 บฉ. ラヨーン県 バーンチャーン郡 貨物駅
マープタープット駅 Map Ta Put 3115 200.48 km 2等 าพ. ムアンラヨーン郡 貨物駅

クローンシップカーオ駅 - ケンコーイ駅

[編集]

貨物列車のみの運行であり、旅客列車の運行は行っていないが特別な事情(他線区運行不能等)の際にはこの限りでなく 円滑な運行に努めている。

2016年2月17日、チャチューンサオ - ケンコーイ間の複線化工事着工式が行われ[22]、2020年に完成した[23]
2020年、ケンコーイ駅南側に新設されたバーンパイナーブン分岐駅から分岐し、東北本線上り方に至る短絡線(全長 3.995 km[19])が開通した[24]
駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
クローンシップカーオ駅 Khlong Sip Kao Junction 3057 85.60 km 3等 สเ. チャチューンサオ県 バーンナムプリアオ郡
オンカラック駅 Ongkharak 3118 115.00 km 3等 อษ. ナコーンナーヨック県 オンカラック郡 貨物駅
ウィハーンデーン駅 Wihan Daeng 3120 138.40 km 3等 วแ. サラブリー県 ウィハーンデーン郡 貨物駅
プラプッターチャイトンネル 全長 1,197.00m
ブヤイ駅 Bu Yai 3121 149.00 km 3等 ให. ケンコーイ郡 貨物駅
バーンパイナーブン分岐駅 Ban Phai Na Bun Junction[25] 3122[25] 162.811 km[25] บญ.[25] ムアンサラブリー郡 貨物駅
ケンコーイ駅 Kaeng Khoi Junction 2011 166.89 km 1等 กค. ケンコーイ郡 東北本線に接続

マッカサン駅 - メナム駅

[編集]

貨物列車のみの運行であり、旅客列車の運行は行っていない。

駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
マッカサン駅 Makkasan 3001 5.17 km 1等 มส. バンコク都 ラーチャテーウィー区
メナム駅 Mae Nam 3002 9.87 km 1等 มน. クローントゥーイ区 貨物駅
タルアマイ駅 Tha Rua Mai 3003 14.00 km ** รห. 貨物駅
メナム駅 Mae Nam (Bang Chak) 22.00 km 貨物駅

フアタケー駅 - ラートクラバンICD駅

[編集]
支線周辺の概略
バンコク中心部
ラートクラバン駅
スワンナプーム空港方向
ラートクラバンICD駅
パーチョムクラオ停車場
フアタケー駅
レムチャバン港方向

通関拠点である「ラートクラバンICD」(ラッカバンICDラックラバンICDとも、英:Lat Krabang Inland Container Depot)に設けられたラートクラバンICD駅タイ語版フアタケー駅[18]を直結する支線で、旅客列車の運行は行っていない。

駅 名 英語駅名 駅番号 クルンテープ駅
からの距離
駅等級 電報略号 所 在 地 備 考
フアタケー駅 Hua Takhe 3015 30.91 km 1等 หข. バンコク都 ラートクラバン区
パーチョムクラオ停車場 Pra Chom Klao 3107 (30.33 km) 停車場 พม. 全列車通過
ラートクラバンICD駅 Inland Container Depot 3016 33.86 km ซด. 貨物駅

注釈

[編集]
  1. ^ クルンテープ駅を基準に、2.09 km地点で北本線と接続、カンボジア国境付近の境界点が 260.449 km地点であるため、厳密には258.359 kmとなる[1]
  2. ^ 一例として、著名なリゾート地であるパッタヤーが支線上に位置するが、支線を走行する旅客列車は毎日1往復(週末は2往復)のみである。
  3. ^ 当時、諸外国では民営鉄道建設資金への投資を呼び込むために現地政府が配当金の最低保証を行う例が多くみられたが、タイ王室はこのような支援を行わなかったとされる[4]
  4. ^ 暴動の発生した当地は、第三次英緬戦争に敗北しイギリスの属国となったばかりのビルマと隣接し、緊張が高まっていた。またシャン族は少数民族としてタイ人から搾取される立場にあり、不満が蓄積されていた。加えて、この頃から始まったラーマ5世の改革にはシャン族のような被支配者の待遇改善が謳われていたが、引き換えに導入された税制改正は労役(無償労働)で徴税免除されてきたシャン族にとって耐えがたいことであった。
    暴動の早期鎮圧に成功したラーマ5世は、学校建設といった公共投資を重点的に行う融和政策に着手することとなった[6]
  5. ^ 但し、フアマーク駅 - フアタケー駅間の3線のうち1線は長らく使用されておらず、事実上廃線に等しい
  6. ^ 2019年7月時点では、同年9月完成予定と発表されていた[17]。発表時点での進捗は94.74%。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e Annual Report 2020 - ウェイバックマシン(2022年1月21日アーカイブ分) State Railway of Thailand. (2021). p.240-249 より
  2. ^ a b c 柿崎一郎 2010, p. 49.
  3. ^ 柿崎一郎 2010, pp. 39.
  4. ^ 柿崎一郎 2010, pp. 42.
  5. ^ 柿崎一郎 2010, pp. 45.
  6. ^ การปฏิรูปมณฑลพายัพของสยาม บีบบังคับให้เงี้ยวก่อกบฏ เมื่อ พ.ศ. 2445 ?” (タイ語). Art&Culture (2019年3月5日). 2023年3月5日閲覧。
  7. ^ 柿崎一郎 2010, p. 69.
  8. ^ 柿崎一郎 2010, pp. 79.
  9. ^ 柿崎一郎 2010, pp. 75.
  10. ^ 『魅惑のタイ鉄道』 p.79
  11. ^ a b 柿崎一郎 2010, p. 331-332.
  12. ^ タイ・カンボジア間の線路接続、道路橋開通 - newsclip.be 2019年4月22日
  13. ^ 『タイ鉄道旅行』 p.339
  14. ^ a b c Annual Report 2020 - ウェイバックマシン(2022年1月21日アーカイブ分) State Railway of Thailand. (2021). p.240-242 より。
  15. ^ 柿崎一郎 2010, p. 295-296.
  16. ^ バンコクからカンボジア国境へ タイ国鉄が旅客列車運行 - ウェイバックマシン(2019年6月26日アーカイブ分)
  17. ^ การรถไฟแห่งประเทศไทย เผยโครงการรถไฟทางคู่ ช่วงฉะเชิงเทรา-คลองสิบเก้า-แก่งคอย พร้อมก่อสร้างเสร็จสมบูรณ์ภายในเดือนกันยายน 2562 นี้” (タイ語). タイ国有鉄道 (2019年7月15日). 2022年1月3日閲覧。
  18. ^ a b 分岐駅をパーチョムクラオ停車場とする場合もあるが、実際のところ配線は独立しており、同停車場は通過する構造となっている。
  19. ^ a b Annual Report 2020 - ウェイバックマシン(2022年1月21日アーカイブ分) State Railway of Thailand. (2021). p.238 より。
  20. ^ “バンコクからカンボジア国境へ タイ国鉄が旅客列車運行”. newsclip. (2019年6月25日). http://www.newsclip.be/article/2019/06/25/40083.html 2019年6月26日閲覧。 
  21. ^ รถไฟเริ่มขนส่งทุเรียนล็อตใหญ่มาบตาพุด-ท่านาแล้ง สู่จีน ประเดิม 25 ตู้ จำนวน 425 ตัน” (タイ語). MGR online (2022年4月26日). 2022年5月12日閲覧。
  22. ^ “チャチュンサオ―ゲンコイ複線化 タイ国鉄が着工式”. newsclip.be. (2016年2月17日). http://www.newsclip.be/article/2016/02/18/28386.html 2016年2月18日閲覧。 
  23. ^ Annual Report 2020 - ウェイバックマシン(2022年1月21日アーカイブ分) State Railway of Thailand. (2021). p.240-241 より。
  24. ^ Annual Report 2020 - ウェイバックマシン(2022年1月21日アーカイブ分) State Railway of Thailand. (2021). p.341 より。
  25. ^ a b c d Annual Report 2020 - ウェイバックマシン(2022年1月21日アーカイブ分) State Railway of Thailand. (2021). p.337 より。

参考文献

[編集]
  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 杉本聖一 『魅惑のタイ鉄道』 (玉川新聞社、2000年)ISBN 4-924882-29-1
  • 柿崎一郎『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』京都大学学術出版会、2010年。ISBN 978-4-87698-848-8 
  • ฝ่ายการเดินรถ การรถไฟแห่งประเทศไทย. บัญชีรายชื่อสถานี/ที่หยุดรถ/ป้ายหยุดรถ/ระยะทาง/ชั้นสถานี/สังกัด. ม.ป.ท. (ไม่ปรากฏสถานที่พิมพ์), 2553[リンク切れ]
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

[編集]