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スクムウィット線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スクムウィット線(ライトグリーンライン)
สายสุขุมวิทสายสีเขียวอ่อน
シンボルマーク
プロームポン駅より(2010年撮影)
プロームポン駅より(2010年撮影)
基本情報
タイ王国の旗 タイ
所在地 バンコク
起点  N24  クーコット駅
終点  E23  ケーハ駅
駅数 47駅
開業 1999年 12月5日
2020年 12月16日(最終延伸区間)
所有者 バンコク都(BMA)
運営者 BTSC
使用車両 当該記事を参照
路線諸元
路線距離 53.6 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 直流750 V
第三軌条方式
最高速度 80 km/h
地図
地図
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スクムウィット線(スクムウィットせん、タイ語: สายสุขุมวิท、(英)Sukhumvit line) は、タイの首都・バンコクの鉄道網BTS、通称「スカイトレイン[1]」に属する高架鉄道路線である。日本語ではスクンビット線、スクムビット線と表記する場合もある。

なお、近年急速に発達したタイ首都圏の鉄道網においてはメトロ(地下鉄、MRT)を含め、各路線とも色による愛称が別に存在する。当線は「ライトグリーンライン」((泰)สายสีเขียวอ่อน )とされ、[要出典]日本語でも同様に呼称する場合もある。ただしMRTの各路線に比べると日本人の間で定着しているとは言い難い。[独自研究?]

概要

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運営会社は「Bangkok Mass Transit System Public Company Limited.(バンコク大衆輸送システム社)」[1]。頭文字を取ってBTS(บี.ที.เอส)と呼ばれている[注釈 1]

通常軌道による鉄道である。なお、タイ国有鉄道の路線とは異なり、軌間標準軌(1,435 mm)であり、また電化方式直流750 Vによる第三軌条集電方式である。全編成とも4両で運行されている。

同じくBTSのシーロム線とはサイアム駅にて接続する。通常時は営業列車が相互に乗り入れることはないが車両の仕様は共通であり、またシーロム線車両の入出庫はサイアム駅に設けられた連絡線を通りスクムウィット線に乗り入れている[2]


歴史

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スクムウィット線 - モーチット - オンヌット
シーロム線 - サナームキラーヘンチャート - サパーンタークシン

車両

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全編成とも4両編成。シーロム線の車両とは共通仕様。

駅一覧

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順序は北から


番号
駅名 タイ語駅名 駅間キロ 累計キロ 接続路線・備考 所在地
N28 ウォンウエーンロープノークタワンオーク駅 วงแหวนรอบนอกตะวันออก 計画中(未着工) パトゥムターニー県 ラムルークカー郡
N27 クローンハー駅
(第5運河駅)
คลองห้า
N26 クローンシー駅
(第4運河駅)
คลองสี่
N25 クローンサーム駅
(第3運河駅)
คลองสาม
N24 クーコット駅 คูคต 2020年12月16日開業[8]
N23 イェークコーポーオー駅
(コーポーオー交差点駅)
แยก คปอ バンコク都 ドーンムアン区
N22 ピピッタパンコーンタップアーカート駅
(空軍博物館駅)
พิพิธภัณฑ์กองทัพอากาศ サーイマイ区
N21 ロンパヤバーン・プミポンアドゥンヤデート駅
(プミポンアドゥンヤデート病院駅)
โรงพยาบาลภูมิพลอดุลยเดช
N20 サパーンマイ駅 สะพานใหม่ バーンケーン区
N19 サーイユット駅 สายหยุด
N18 パホンヨーティン59駅 พหลโยธิน 59
N17 ワット・プラシーマハタート駅 วัดพระศรีมหาธาตุ 2020年6月5日開業[7]
ピンクライン(PK16)
N16 グロム・タハーンラープティ11駅
(第11歩兵連隊駅)
กรมทหารราบที่ 11 2020年6月5日開業[7]
N15 バーンブア駅 บางบัว 2020年6月5日開業[7] チャトゥチャック区
N14 グロム・パーマイ駅
(森林局駅)
กรมป่าไม้ 2020年6月5日開業[7]
N13 カセサート大学駅 มหาวิทยาลัยเกษตรศาสตร์ 2019年12月4日開業[9]
ブラウンライン(英語版)(計画中)
N12 セーナーニコム駅 เสนานิคม 2019年12月4日開業[9]
N11 ラチャヨーティン駅 รัชโยธิน 2019年12月4日開業[9]
N10 パホンヨーティン24駅 พหลโยธิน 24 2019年12月4日開業[9]

イエローライン(延伸計画中)

N9 ハーイェーク・ラプラオ駅
(ラプラオ五叉路駅)
ห้าแยกลาดพร้าว 2019年8月9日開業[5]
ブルーライン パホンヨーティン駅(BL14)
N8 モーチット駅 หมอชิต - 0.0 ブルーライン チャトゥチャック公園駅(BL13)
N7 サパーンクワーイ駅 สะพานควาย 1.7 1.7 パヤータイ区
N6 セーナールアム駅
※予定駅、未開業
เสนาร่วม 計画中
N5 アーリー駅 อารีย์ 1.65 3.35
N4 サナームパオ駅 สนามเป้า 0.83 4.18
N3 アヌサーワリーチャイサモーラプーム駅
(戦勝記念塔駅)
อนุเสาวรีย์ชัยสมรภูมิ 1.28 5.46 ラーチャテーウィー区
N2 パヤータイ駅 พญาไท 0.73 6.19 エアポート・レール・リンク(A8)
ライトレッドライン国鉄東本線
N1 ラーチャテーウィー駅 ราชเทวี 0.62 6.81 オレンジライン(OR07)(計画中)
CEN
サイアム駅 สยาม 0.98 7.79 シーロム線 パトゥムワン区
E1 チットロム駅 ชิดลม 0.97 8.76
E2 プルンチット駅 เพลินจิต 0.65 9.41 ライトブルーライン英語版(計画中)
E3 ナーナー駅 นานา 0.77 10.18 ワッタナー区
E4 アソーク駅 อโศก 0.66 10.84 ブルーライン スクムウィット駅(BL22)
E5 プロームポン駅 พร้อมพงษ์ 1.25 12.09
E6 トンロー駅 ทองหล่อ 1.17 13.26 グレーライン(英語版)(計画中)
E7 エカマイ駅 เอกมัย 0.88 14.14
E8 プラカノン駅 พระโขนง 0.82 14.96
E9 オンヌット駅 อ่อนนุช 1.53 16.49
E10 バーンチャーク駅 บางจาก 0.09 16.58 2011年8月12日開業 プラカノーン区
E11 プナウィティ駅 ปุณณวิถี 0.92 17.5 2011年8月12日開業
E12 ウドムスック駅 อุดมสุข 1.09 18.59 2011年8月12日開業 バーンナー区
E13 バーンナー駅 บางนา 1.4 19.99 2011年8月12日開業
LRTシルバーライン(英語版)(計画中)
E14 ベーリング駅 แบริ่ง 0.83 20.82 2011年8月12日開業
E15 サムロン駅 สำโรง 1.78 22.6 2017年4月3日開業[3]
イエローライン(YL25)
サムットプラーカーン県 ムアンサムットプラーカーン郡
E16 プーチャオ駅 ปู่เจ้า 1.07 23.67 2018年12月6日開業
E17 チャーン・エラワン駅 ช้างเอราวัณ 1.91 25.58
E18 ロンリアン・ナーイルア駅
(海軍兵学校駅)
โรงเรียนนายเรือ 1.52 27.1
E19 パクナム駅 ปากน้ำ 0.75 27.85
E20 シーナカリン駅 ศรีนครินทร์ 1.78 29.63
E21 プレークサー駅 แพรกษา 0.9 30.53
E22 サーイルワット駅 สายลวด 0.79 31.32
E23 ケーハ駅 เคหะฯ 1.19 32.51
E24 サワンカニワット駅 สวางคนิวาส 計画中[10](未着工)
E25 ムアン・ボーラン駅 เมืองโบราณ
E26 シチャンプラディット駅 ศรีจันทร์ประดิษฐ์
E27 バーンプー駅 บางปู

運行

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運賃

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延伸計画

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  • クーコット駅 - ウォンウエーンロープノークタワンオーク駅(未着工。時期未定)
  • ケーハ駅 - バンプー駅(未着工。時期未定)

注釈

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  1. ^ 同社の公式サイトにおける英語表記はBTS SkyTrain。なお、企業名としての略称はBTSC

脚注

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  1. ^ a b Company’s Profile” (英語). Bangkok Mass Transit System Public Company Limited. 2022年2月3日閲覧。
  2. ^ “バンコク高架電車BTS、線路不具合でスクムビット線の一部とシーロム線結合”. newsclip.be. (2016年2月24日). http://www.newsclip.be/article/2016/02/24/28449.html 2016年12月12日閲覧。 
  3. ^ a b “バンコク高架電車BTS、サムロン駅への運行開始”. newsclip.be. (2017年4月3日). http://www.newsclip.be/article/2017/04/04/32620.html 2017年4月5日閲覧。 
  4. ^ “バンコクの高架鉄道、サムットプラカンまで開通”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2018年12月6日). http://www.newsclip.be/article/2018/12/06/38387.html 2018年12月7日閲覧。 
  5. ^ a b “BTSハーイェーク・ラープラーオ駅開駅 12月5日まで無料”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2019年8月9日). http://www.newsclip.be/article/2019/08/09/40461.html 2019年8月14日閲覧。 
  6. ^ “スクムビット線北側延伸区間の4駅、12月4日に運行開始”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2019年11月29日). http://www.newsclip.be/article/2019/11/30/41363.html 2022年1月10日閲覧。 
  7. ^ a b c d e “バンコクのBTSスクムビット線、5日から北側4駅延伸”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2020年6月5日). http://www.newsclip.be/article/2020/06/05/42664.html 2020年10月5日閲覧。 
  8. ^ a b “バンコク首都圏の鉄道グリーンライン、16日に全線開通”. newsclip.be (Necos Co., Ltd.). (2020年12月14日). http://www.newsclip.be/article/2020/12/14/43801.html 2021年1月31日閲覧。 
  9. ^ a b c d BTSスクンビット線が延伸、パホンヨーティン24駅からカセサート大学駅が開通”. タイランドハイパーリンクス (2019年12月3日). 2019年12月14日閲覧。
  10. ^ “終点ベーリング駅から先のBTS延長部分へ行ってみました”. タイ自由ランド. (2014年7月5日). http://jiyuland5.com/%E7%B5%82%E7%82%B9%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E9%A7%85%E3%81%8B%E3%82%89%E5%85%88%E3%81%AE%EF%BD%82%EF%BD%94%EF%BD%93%E5%BB%B6%E9%95%B7%E9%83%A8%E5%88%86/ 2014年7月31日閲覧。 

参考文献

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  • 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』(柿崎一郎著、京都大学学術出版会、2010年)

関連項目

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外部リンク

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