伊藤武男
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伊藤 武男(いとう たけお、1893年12月10日 - 1976年10月1日)は、日本の蚕糸学者[1][2]。上田繊維専門学校の校長、信州大学の学長を務めた[1][2]。農学博士[2]。山口県岩国市出身。
絹のタンパク質の物理化学的研究で知られ[1][2]、絹糸を構成するフィブロインおよびセリシンについて、そのアミノ酸組成を解明し、「農芸化学会誌」に発表した。
略歴
[編集]- 1918年 - 東京帝国大学農学部農芸化学科卒業。
- 1920年 - 盛岡高等農林学校教授。
- 1932年 - 京都高等蚕糸学校教授。
- 1945年 - 上田繊維専門学校校長。
- 1949年 - 信州大学繊維学部長。
- 1958年 - 信州大学学長。
- 1976年 - 脳梗塞のため京都市右京区国立療養所宇多野病院にて死去。82歳[3]。
著作
[編集]- 『絹糸の構造』(千曲会出版部、1957年)