仙美里駅
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仙美里駅 | |
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駅舎(2010年5月) | |
せんびり Sembiri | |
◄本別 (6.4 km) (8.4 km) 足寄► | |
所在地 | 北海道中川郡本別町仙美里元町166-1 |
所属事業者 | 北海道ちほく高原鉄道 |
所属路線 | ふるさと銀河線 |
キロ程 | 36.2 km(池田起点) |
電報略号 | セヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1910年(明治43年)9月22日[1] |
廃止年月日 | 2006年(平成18年)4月21日 |
備考 | ふるさと銀河線廃線に伴い廃駅 |
仙美里駅(せんびりえき)は、北海道中川郡本別町仙美里元町166-1[2]にあった北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅である。国鉄・JR北海道池北線時代の電報略号はセヒ。事務管理コードは▲110505[3]。
歴史
[編集]年表
[編集]- 1910年(明治43年)9月22日:鉄道院網走線池田駅 - 淕別駅(→陸別駅)間開業にともない開業する[4][5]。一般駅[4]。
- 1911年(明治44年)11月18日:線名改称。池田 - 網走間を網走本線とする。
- 大正時代(年月不明):主に王子製紙向けに年間3万トンの木材を搬出[6]。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1961年(昭和36年)4月1日:路線の呼称変更により池北線の駅となる[7]。
- 1977年(昭和52年)4月28日:業務委託化[8]。貨物取扱い廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[9]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人化[10]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道に継承[1]。
- 1989年(平成元年)6月4日:経営移管により、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅となる[11][12]。
- 1992年(平成4年)12月24日:駅舎改築[13][14]。
- 2006年(平成18年)4月21日:ふるさと銀河線廃線により廃止。
駅名の由来
[編集]所在地名より。アイヌ語の「センピㇼ(senpir)」(蔭)に字をあてたものである[15][16]。
由来は諸説あり、アイヌが熊害を避けるため樹陰・岩陰に隠れたため[16]、十勝アイヌが陰に隠れ釧路アイヌから逃れたという伝説のため[16]、現在のパンケセンビリ川・ペンケセンビリ川が利別川に合流する河口に木が茂り陰を作っていたため[17]、などとされる。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅。無人駅だった。かつては、相対式ホーム2面2線を有する列車行き違い可能駅であった。
ふるさと銀河線沿線自治体ではふるさと創生事業の一環[18]で改築など駅舎や駅周辺の整備を行っており、先に改築された本別駅と調和した外観の建物に床暖房やスロープを備え、コミュニティセンターを併設した新駅舎が1992年(平成4年)12月24日に供用を開始したものであった[13][14]。
駅跡・周辺
[編集]仙美里地区の集落がある。駅舎の待合室部分はそのままバス待合室に転用されている。線路撤去後は駅舎北側にバス転回場が整備され、バスが待合室前に乗り入れるようになった。
- 仙美里郵便局
- 北海道立農業大学校-本校以前に存在した陸軍省軍馬補充部十勝支部に、西竹一が1939年3月から1年半、騎兵少佐として勤務した。関連資料が「仙美里鉄道資料室 仙美里鉄道物語」として当駅内に展示されている。
- 国道242号
- 十勝バス「仙美里」停留所
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、892頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『10年』 p. 104
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、237頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b 内閣印刷局, ed (1910-09-17). “鉄道院告示 第81号”. 官報 (国立国会図書館デジタルコレクション) (8174) .
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、145頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 北海道案内 高橋理一郎編 地方振興事績調査会出版 1924年(大正13年)発行(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『JR釧路支社』 p. 96
- ^ 『JR釧路支社』 p. 108
- ^ 『JR釧路支社』 p. 113
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ 『JR釧路支社』 p. 122
- ^ 『10年』 p. 105
- ^ a b 『10年』 p. 37
- ^ a b 『10年』 p. 107
- ^ “アイヌ語地名リスト セッ~ツキガ P71”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月3日閲覧。
- ^ a b c 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻〉、2018年11月30日、299頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ “アイヌ語地名リスト セッ~ツキガ P71”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年11月3日閲覧。
- ^ 『10年』 p. 28
参考文献
[編集]- 『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』北海道旅客鉄道釧路支社、2001年。
- 『ふるさと銀河線10年のあゆみ』ふるさと銀河線10周年記念事業実行委員会、1999年。