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今金町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いまかねちょう ウィキデータを編集
今金町
今金町旗 今金町章
1967年10月1日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道檜山振興局
瀬棚郡
市町村コード 01370-6
法人番号 3000020013706 ウィキデータを編集
面積 568.25km2
総人口 4,457[編集]
住民基本台帳人口、2024年11月30日)
人口密度 7.84人/km2
隣接自治体 久遠郡せたな町島牧郡島牧村
山越郡長万部町二海郡八雲町
町の木 イチイ
町の花 チューリップ
今金町役場
町長 中島光弘
所在地 049-4393
北海道瀬棚郡今金町字今金48-1
北緯42度25分46秒 東経140度00分31秒 / 北緯42.42939度 東経140.00872度 / 42.42939; 140.00872座標: 北緯42度25分46秒 東経140度00分31秒 / 北緯42.42939度 東経140.00872度 / 42.42939; 140.00872
外部リンク 公式ウェブサイト

今金町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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美利河ダム
美利河温泉
奥美利河温泉露天風呂

今金町(いまかねちょう)は、北海道南西部、檜山振興局北部にある町。

隣接している自治体

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人口

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今金町と全国の年齢別人口分布(2005年) 今金町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 今金町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
今金町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 10,260人
1975年(昭和50年) 9,279人
1980年(昭和55年) 9,241人
1985年(昭和60年) 8,431人
1990年(平成2年) 7,710人
1995年(平成7年) 7,214人
2000年(平成12年) 6,906人
2005年(平成17年) 6,466人
2010年(平成22年) 6,186人
2015年(平成27年) 5,628人
2020年(令和2年) 5,072人
総務省統計局 国勢調査より


消滅集落

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2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[1]

  • 今金町 - 字旭台

地理

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北部には長万部岳、カニカン岳などの山岳地帯である。町の全域が一級河川後志利別川の流域である。海には面していない。

  • 山:カニカン岳(981m)、長万部岳(972m)
  • 湖沼:ピリカ湖(ダム湖)
  • 河川:後志利別川

気候

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ケッペンの気候区分によると、今金町は湿潤大陸性気候に属する。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。

今金(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 9.3
(48.7)
13.8
(56.8)
17.0
(62.6)
26.4
(79.5)
29.1
(84.4)
31.3
(88.3)
33.8
(92.8)
34.8
(94.6)
32.2
(90)
25.4
(77.7)
21.0
(69.8)
13.1
(55.6)
34.8
(94.6)
平均最高気温 °C°F −0.3
(31.5)
0.6
(33.1)
4.3
(39.7)
10.7
(51.3)
16.2
(61.2)
20.2
(68.4)
23.7
(74.7)
25.7
(78.3)
22.7
(72.9)
16.2
(61.2)
8.6
(47.5)
1.9
(35.4)
12.5
(54.5)
日平均気温 °C°F −3.6
(25.5)
−3.0
(26.6)
0.3
(32.5)
5.7
(42.3)
11.1
(52)
15.4
(59.7)
19.5
(67.1)
21.1
(70)
17.1
(62.8)
10.6
(51.1)
4.3
(39.7)
−1.4
(29.5)
8.1
(46.6)
平均最低気温 °C°F −7.8
(18)
−7.5
(18.5)
−4.3
(24.3)
0.5
(32.9)
6.1
(43)
11.4
(52.5)
16.2
(61.2)
17.3
(63.1)
11.9
(53.4)
4.9
(40.8)
0.0
(32)
−5.0
(23)
3.6
(38.5)
最低気温記録 °C°F −21.5
(−6.7)
−21.9
(−7.4)
−16.6
(2.1)
−10.0
(14)
−2.6
(27.3)
1.5
(34.7)
6.0
(42.8)
6.6
(43.9)
1.0
(33.8)
−3.5
(25.7)
−10.2
(13.6)
−18.2
(−0.8)
−21.9
(−7.4)
降水量 mm (inch) 105.0
(4.134)
85.8
(3.378)
71.7
(2.823)
78.6
(3.094)
105.5
(4.154)
74.4
(2.929)
131.4
(5.173)
166.0
(6.535)
151.4
(5.961)
126.3
(4.972)
124.3
(4.894)
121.7
(4.791)
1,336.7
(52.626)
降雪量 cm (inch) 183
(72)
151
(59.4)
96
(37.8)
13
(5.1)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
30
(11.8)
136
(53.5)
611
(240.6)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 20.4 17.3 13.7 10.2 10.3 8.5 9.8 10.6 11.5 13.8 16.9 20.5 163.2
平均月間日照時間 26.6 45.1 110.3 168.9 180.8 148.4 119.7 137.2 157.1 133.2 64.7 27.7 1,324.9
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

町名の由来

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1893年(明治26年)同地に入植した今村藤次郎と金森石郎の名字から[3][4]

沿革

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  • 1634年から1635年(寛永11年から12年)頃 - 利別川上流域にて砂金採集が始まる[5]
  • 1854年嘉永6年) - 箱館奉行が美利河で砂金採集を行なう。
  • 1877年明治10年) - 後志利別川上流域にてメノウマンガン採集が始まる。
  • 1891年 現在の神丘地区にキリスト教徒のための理想郷を求めて同志社大学の志方之善、丸山要次郎が調査に入り、1893年会衆派日本聖公会の教徒約60戸が入植[6][7]
  • 1893年(明治26年) - 今金地区に今村藤次郎、金森石郎らが入植[5]。大豆栽培始まる
  • 1894年 加藤政之助・勘助兄弟が入植
  • 1896年 志方の妻、荻野吟子が神丘地区に入植したが、教派の対立で開拓団が分裂[7]、今金を離れる
  • 1897年(明治30年) - 瀬棚町から分村し、利別村(としべつむら)となる[5]。マンガン採掘が本格化し、入植者が増える。
  • 1906年 - 二級町村制を施行する
  • 1908年 - 水田稲作に成功する
  • 1910年明治43年) - 奥美利河温泉開湯。
  • 1929年(昭和4年) 一級町村制を施行する[5]
  • 1933年昭和8年) - 21行政字を設置(美利河、花石、宮島、中里、奥沢、住吉、今金、種川、稲穂、光台、御影、田代、白石、八束、金原、鈴金、豊田、神丘、鈴岡、日進、旭台)
  • 1947年(昭和22年) - 町制施行・改称して今金町となる[5]
  • 2004年平成16年)
  • 2008年平成20年)4月20日 - 最高気温26.4°Cを記録し、沖縄県石垣島・与那国島らを抑え、全国最高気温を記録。記録した時刻は、13時17分[要出典]

経済

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今金男しゃく男爵イモ)をはじめとした畑作のほか、稲作、酪農、林業が中心。

立地企業

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  • 日本スワイン農場株式会社 道南事業所 今金農場

農協

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金融機関

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郵便局

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  • 今金郵便局(集配局)
  • 種川郵便局
  • 花石郵便局

宅配便

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公共機関

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警察

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消防

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教育

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特別支援学校(道立1校)

  • 北海道今金高等養護学校

かつて存在した高校

中学校(町立1校)

  • 今金町立今金中学校

かつて存在した中学校

  • 今金町立花石中学校
  • 今金町立中里中学校
  • 今金町立種川中学校
  • 今金町立豊田中学校


  • 今金町立金原中学校
  • 今金町立八束中学校
  • 今金町立神丘中学校
  • 今金町立日進中学校

小学校(町立2校)

かつて存在した小学校

  • 今金町立花石小学校(1998年休校)
  • 今金町立中里小学校(1998年休校)
  • 今金町立豊田小学校(1998年休校)
  • 今金町立金原小学校(2007年休校)
  • 今金町立八束小学校(2007年休校)


住吉小学校は2007年にとりこわされた。

認定こども園

交通

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鉄道

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町内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR北海道函館本線 国縫駅

廃止された鉄道路線

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1987年昭和62年)3月16日に廃止された国鉄瀬棚線が、町内を通っていた。町内には美利河駅花石駅北住吉駅種川駅今金駅神丘駅が設置されていた。

現在、花石駅 - 北住吉駅間の軌道跡の一部は、国道230号花石道路)になっている。

バス

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北都交通が夏期と年末年始に運行していた札幌市方面都市間バスは2018年(平成30年)度をもって休止[11]

道路

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タクシー

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  • 東ハイヤー:今金営業所

文化財

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重要文化財(美術工芸品)

[編集]
  • 北海道美利河1遺跡出土品 - ピリカ旧石器文化館蔵、旧石器時代の遺物一括。1991年指定。

史跡

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町の文化財

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  • 美利河遺跡出土品 - ピリカ旧石器文化館
  • ピリカカイギュウ化石 - 文化財保管・活用庫に保管、今金町地域特産品生産センターに復元模型

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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  • 美利河ダム
  • 常代の松
  • 奥美利河温泉
  • クアプラザピリカ(スキー場、温水プール、美利河温泉、パークゴルフ場、宿泊施設完備)
  • 今金いいとこ祭り
  • いまかね秋祭り
  • 24時間キャンプLIVE

キャラクター

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  • ピリカカイギュウの「ピーカくん」と「ピーリちゃん」というマスコットキャラクターが、以前は今金町のホームページに登場していた。
  • 全国的に人気の「まりもっこり」と「今金セブン」のコラボレートで、2007年(平成19年)10月から「じゃがいもっこり今金セブン」バージョンストラップが、町内限定で発売される。
  • 2012年、今金町人流創生プロジェクト協議会が発足し、今金町イメージキャラクターを全国に募集。177作品の応募の中から「いまルン」が誕生[12]

出身の有名人

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脚注

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  1. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  2. ^ 今金 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年3月29日閲覧。
  3. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、25頁。ASIN B000J9RBUY 
  4. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 139. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 
  5. ^ a b c d e I 概況”. 檜山振興局. 2024年12月20日閲覧。
  6. ^ 白井暢明「今金・インマヌエル移住団体におけるキリスト教的開拓者精神」『基督教學』第39号、日本基督教学会北海道支部/北海道基督学会、2004年、1-25頁、ISSN 02871580NAID 40006370843 
  7. ^ a b 「北海道開拓とキリスト教集団」
  8. ^ 熊石・八雲両町は2005年(平成17年)10月1日に合併し、新たに八雲町となった。
  9. ^ 今金町デマンドバス運行事業”. 東ハイヤー. 2019年4月27日閲覧。
  10. ^ 年末年始はせたな、今金で 札幌との往復バス特別運行”. 北海道新聞. 2019年4月27日閲覧。
  11. ^ 特急せたな号時刻表”. 北都交通. 2019年4月27日閲覧。
  12. ^ 今金町イメージキャラクター決定!”. 今金町. 2016年6月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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