島牧村
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しままきむら 島牧村 | |||||
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江の島海岸 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(後志総合振興局) | ||||
郡 | 島牧郡 | ||||
市町村コード | 01391-9 | ||||
法人番号 | 5000020013919 | ||||
面積 |
437.18km2 | ||||
総人口 |
1,253人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年11月30日) | ||||
人口密度 | 2.87人/km2 | ||||
隣接自治体 |
寿都郡寿都町、黒松内町、 久遠郡せたな町、瀬棚郡今金町、 山越郡長万部町 | ||||
村の木 | ブナ | ||||
村の花 | オオヒラウスユキソウ | ||||
島牧村役場 | |||||
村長 | 夏井一充 | ||||
所在地 |
〒048-0621 北海道島牧郡島牧村泊(字泊)83-1 北緯42度42分02秒 東経140度03分42秒 / 北緯42.7005度 東経140.06153度座標: 北緯42度42分02秒 東経140度03分42秒 / 北緯42.7005度 東経140.06153度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
島牧村(しままきむら)は、北海道後志総合振興局管内の南部に位置する村。1956年(昭和31年)9月30日に東島牧村と西島牧村の合併により誕生した村である[1]。島牧郡に属する。
村名の由来
[編集]アイヌ語の地名「シマコマキ」に由来する。永田方正著『北海道蝦夷語地名解』によると、語源は「シュマコマキ」で「岩石の後背」の意であるという。
地理
[編集]大平山は自然環境保全地域に指定されている。
- 山: 狩場山、大平山、母衣月山、天狗岳、神威山
- 河川: 泊川、賀老川、千走川、大平川、折川、ホンベツ川
- 湖沼:歌島沼、大平沼、スナフジ沼、コシダノ沼、小田西沼、オコツナイ小沼、オコツナイ沼
- 滝: 賀老の滝、白糸の滝、白龍の滝、黄金の滝
- 鍾乳洞:神威鍾乳洞
隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]- 1631年(寛永8年) - 松前藩がシマコマキで金山を開発。
- 1640年(寛永17年) - 渡島駒ヶ岳噴火。
- 江戸後期 - 宮内温泉が発見される。
- 1872年(明治4年) - 永豊村に戸長役場設置。
- 1899年 - 東部を本目村と西部を永豊村に大平川を境に分割。
- 1906年(明治39年)4月1日 - 二つの村を東島牧村と西島牧村とし二級町村制を施行。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 両村を合併し島牧村を新設。
- 1970年(昭和45年)10月 - 旭山動物園で過ごしていたゾウの花子がクル病に罹り、宮内温泉に湯治で来村。島牧村では村をあげて花子を歓迎し、宮内温泉に浴槽付きの「花子のおやど」という小屋を建てて長期に渡って面倒を見た。宮内温泉の滞在期間中には、「ゾウの花子の会」の招きでパラグアイ大使一家、茨城県議会一行が訪れるなど、かなりの人気を誇っていた。関東地区花子後援会の会長は当時衆議院議員の三ツ林弥太郎。また、1972年には偶然、宮内温泉を訪れた笹川良一が花子を見て感嘆、日本顕彰会から信田が社会福祉貢献者として表彰されるなど一大ブームとなった。
行政
[編集]- 島牧村役場
- 後志森林管理局 永豊森林事務所・元町森林事務所
- 独立行政法人水産総合研究センターさけますセンター 尻別事業所
経済
[編集]財政
[編集]- 財政力指数 0.11(基準財政収入額/基準財政需要額)
- 歳入総額 2,191 百万円
- 歳出総額 2,178 百万円
- 農・畜産業費 84 百万円
- 林業費 16 百万円
- 水産業費 110 百万円
産業
[編集]古くはニシン漁で栄え、現在はヒラメ・カレイ・ホッケなどの刺し網漁、サケ定置網漁、タコ、エビ漁等が盛んである。イカナゴ(地元名:コウナゴ又はコナゴ)は隣接する寿都町よりも漁獲量が多い、景観を生かした観光に力を入れている土地柄でもあり、村内には直売店や民宿を兼ねる漁家も多い。
農協・漁協
[編集]- 島牧漁業協同組合
- 島牧村農業協同組合(JA島牧村)経営不振を理由に2008年5月30日をもって解散
金融機関
[編集]- 北海道信用金庫寿都支店島牧出張所
郵便局
[編集]- 島牧郵便局(集配局)
- 本目郵便局
- 後志豊浜簡易郵便局
- 島牧元町簡易郵便局
- 原歌簡易郵便局
- 歌島簡易郵便局
宅配便
[編集]公共機関
[編集]警察
[編集]地域
[編集]人口
[編集]島牧村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 島牧村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 島牧村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
島牧村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落
[編集]2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[3]。
- 島牧村 - 西地区国有林、東地区国有林
医療
[編集]- 島牧村総合福祉医療センター内島牧診療所(内科・歯科)
福祉
[編集]- 島牧村総合福祉医療センター内在宅介護支援センター
- 島牧村総合福祉医療センター内デイサービスセンター
- 島牧村保育所
教育
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]村内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR北海道函館本線黒松内駅。
路線バス
[編集]隣の寿都町(寿都ターミナル)との間を結ぶ1路線のみ。ニセコバスが運行するが、日曜・祝日は運休するため、島牧村が無料の代替バスを運行する(2017年12月1日より)。村へ公共交通で入る方法はこの路線以外にない[4]。
- ニセコバス・島牧村
- 寿都ターミナル - 歌島 - 栄磯 - 島牧役場 - 賀老通り - 原歌 - 栄浜
道路
[編集]- 一般国道
- 都道府県道
- 道の駅
通信
[編集]NTT東日本が提供するフレッツ光やフレッツ・テレビなどのサービスを開始(2009年(平成21年)4月現在)但し設備の都合上NTT東日本によるひかり電話サービスは提供されていない。
固定電話
[編集]市外局番は0136だが、寿都MA地域のため、同じ0136である倶知安MA地域にかけるには市外局番からかける必要がある。
市内局番は以下の通りである。
- 富浦・歌島・本目・港・栄磯・豊浜は76、70
- 大平・永豊町・泊・豊平は75、79
- 江ノ島・千走・賀老・元町・原歌町・栄浜は74、78
携帯電話サービス状況
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]文化財
[編集]- 巌島神社「四季発句」掲額
- 厳島神社石灯籠
- 厳島神社狛犬
- 厳島神社恵比須像
- 厳島神社奉納太鼓 - 以上5件、村指定有形文化財、巌島神社
- 栄磯岩陰遺跡 - 村指定史跡
観光
[編集]- 狩場茂津多道立自然公園
- 賀老の滝(日本の滝百選)
- 江の島海岸(日本の渚百選)
- 賀老高原ブナ原生林(面積10,700ha 日本最大級)
- 歌島高原
- 島牧ウィンドファーム(風力発電所:総出力4500kW)
- 本目海岸(旧村営本目海水浴場)
- 大平海岸
- 本目岬灯台
- 茂津多岬・茂津多岬灯台(海抜290m 日本一)
- 国際あめますダービー in 島牧(2・3月)
温泉
[編集]出身有名人
[編集]脚注
[編集]- ^ “I 概要”. 後志総合振興局. 2024年12月10日閲覧。
- ^ 2027年4月から岩内警察署。
- ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課『平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日 。2017年5月20日閲覧。※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
- ^ アクセス - 島牧村