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中間駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中間駅
駅舎(2007年3月)
なかま
Nakama
JC25 東水巻 (1.4 km)
(1.5 km) 筑前垣生 JC23
地図
所在地 福岡県中間市中央二丁目12-12[1]
北緯33度49分39.35秒 東経130度42分35.19秒 / 北緯33.8275972度 東経130.7097750度 / 33.8275972; 130.7097750座標: 北緯33度49分39.35秒 東経130度42分35.19秒 / 北緯33.8275972度 東経130.7097750度 / 33.8275972; 130.7097750
駅番号 JC  24 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 筑豊本線福北ゆたか線
キロ程 14.9 km(若松起点)
電報略号 カマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,341人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1891年明治24年)8月30日[1][2]
備考 直営駅
みどりの窓口[注釈 1]
駅集中管理システム(Smart Support Station)導入駅
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中間駅
なかま
Nakama
(1.3 km) 新手
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 香月線
キロ程 0.0 km(中間起点)
開業年月日 1908年明治41年)7月1日[3]
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日[1][3]
テンプレートを表示
西口(2007年3月)

中間駅(なかまえき)は、福岡県中間市中央二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑豊本線福北ゆたか線)のである。駅番号はJC24。かつては当駅から香月線が分岐していた[1]

歴史

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駅構造

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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線を有する地上駅。駅舎は単式ホーム東側に接して置かれ[1]、二つのホームを跨線橋が結ぶ[11]。その跨線橋から駅西側にも通路が伸びており、西口駅舎が置かれている[1]。時期は不明だが中線の架線の一部(2両編成パンタグラフ停車位置)が補強されている。

直営駅。マルス端末設置駅で、みどりの窓口が東側の駅舎にある。2017年3月4日より駅員配置は早朝の6時30分から8時30分までの時間帯のみとなり、それ以外の時間帯は無人になる。西口の駅舎には自動券売機が一台設置されている。自動券売機の設置は東側の駅舎にもある。

2010年秋頃から国およびJRと中間市の協議でエレベータ設置工事が始まり、翌年春に東側の単式ホームと西側の島式ホームにそれぞれ完成した[11]

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1  JC 福北ゆたか線  使用停止中
2 上り 黒崎小倉方面 鹿児島本線方面直通列車
3 折尾若松方面 折尾駅発着、若松線直通列車
  • 2002年1月時点では平日・土曜日に折尾駅 - 当駅間の区間列車があった。[17]

利用状況

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2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員1,255人である[利用客数 1]

2019年(令和元年)次の1日平均乗車人員は1,696人である[利用客数 2]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2016年 1,868
2017年 1,783
2018年 1,764
2019年 1,641
2020年 1,255
乗車人員推移[注釈 2]
年次 1日平均人数
2003年 2,383
2004年 2,279
2005年 2,147
2006年 2,092
2007年 2,093
2008年 2,045
2009年 1,978
2010年 2,012
2011年 1,979
2012年 1,988
2013年 1,994
2014年 1,979
2015年 1,895
2016年 1,878
2017年 1,808
2018年 1,762
2019年 1,696

駅周辺

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かつての中間市の繁華街である昭和町商店街に隣接しているが、現在の市の中心はイオンなかま店のある蓮花寺地区に移っている。中間駅から筑豊電鉄通谷駅までの「ふれあい大通り」には中央公民館・市民図書館・なかまハーモニーホール・市立病院等の公共施設を始め、銀行・娯楽施設・飲食店が建ち並び、市内外からも多くの客が訪れている。

一方、駅の南方向に伸びる道は「もやい通り」と呼ばれ、道沿いの旧香月線跡地には世界各地の石像のレプリカが立ち並ぶ珍しい遊歩道(屋根の無い博物館)が人々の目を楽しませている。「もやい(催合・舫い)」とは昔の言葉で「結びつき・共同・協働」と言った意味があり、炭鉱産業が全盛の頃から仕事仲間や兄弟姉妹、隣近所同士で物を「もやい分け」しあっていたことから付けられた。

なお中間市役所は隣の筑前垣生駅が最寄り駅である。

バス路線

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西鉄バス北九州による運行で、東口側に「JR中間駅前」バス停、西口側に「中間駅西口」バス停がある。両方のバス停を経由する系統もある。主に中間駅と駅東側の市街地や駅北側の住宅地を結ぶ。

  • 61:JR中間駅前 - 通谷電停 - 筑鉄中間
  • 61:JR中間駅前 - 鳥森 - 筑鉄中間
  • 67:JR中間駅前 - 岩瀬東町 - 中鶴北部 - 中間駅西口 - 新手 - 筑鉄中間・香月営業所
  • 67:中間駅西口 - 中鶴北部 - 岩瀬東町 - JR中間駅前 - 通谷電停 - 筑鉄中間・香月営業所

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
JC 福北ゆたか線(筑豊本線)
快速(下りのみ運転)・普通
東水巻駅(JC25) - 中間駅(JC24) - 筑前垣生駅(JC23)

かつて存在した路線

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日本国有鉄道(国鉄)
香月線
中間駅 - 新手駅

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ 6:30 - 8:30の間は窓口手続きができるように係員を配置している。
  2. ^ 2015年次より正確な数値が反映されないことから概数での記載。2020年次以降の数値は不明。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、21頁。 
  2. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、12頁
  3. ^ a b 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、25頁
  4. ^ a b c d 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、141-143頁。ISBN 4751205293 
  5. ^ 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、30-31頁。 
  6. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、13頁
  7. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、785頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  8. ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 4号、15頁
  9. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '01年版』ジェー・アール・アール、2001年7月1日、190頁。ISBN 4-88283-122-8 
  10. ^ 交通新聞交通新聞社、2009年3月3日、1面。
  11. ^ a b c JR中間駅にエレベーターなどを設置」『広報なかま』(pdf)、中間市役所、2011年2月10日、9面。2015年8月9日閲覧。
  12. ^ 筑豊本線の一部が「Smart Support Station」に変わります』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2017年2月3日。オリジナルの2018年9月28日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180928044356/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/02/03/20170203tikuhouhonsensss.pdf2020年2月7日閲覧 
  13. ^ 「駅遠隔案内システム導入 新入-若松間 筑豊線、11駅無人化」『交通新聞』交通新聞社、2017年2月8日、1面。
  14. ^ 筑豊本線(福北ゆたか線)中間駅に列車到着時のメロディー放送を導入します!』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2020年12月9日。オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201209084352/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/12/09/201209_nakamaeki_melody.pdf2020年12月9日閲覧 
  15. ^ 北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
  16. ^ 鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
  17. ^ 交通新聞社 JR時刻表 2002年1月号

利用状況

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  1. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月16日閲覧。
  2. ^ 統計なかま 令和元年版” (PDF). 中間市. 2021年9月17日閲覧。

参考文献

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  • 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「筑豊本線・日田彦山線・後藤寺線・篠栗線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第4号、朝日新聞出版、2009年8月2日。 

関連項目

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外部リンク

[編集]
  • 中間駅(駅情報) - 九州旅客鉄道