中之島フェスティバルタワー
中之島フェスティバルタワー | |
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施設情報 | |
所在地 | 大阪市北区中之島2丁目3-18[1] |
座標 | 北緯34度41分36.7秒 東経135度29分48.3秒 / 北緯34.693528度 東経135.496750度座標: 北緯34度41分36.7秒 東経135度29分48.3秒 / 北緯34.693528度 東経135.496750度 |
状態 | 完成 |
着工 | 2010年1月9日 |
建設期間 | 2010年1月 - 2012年11月[1] |
竣工 | 2012年11月6日 |
開業 | 2012年11月28日[1] |
用途 | 劇場、事務所、店舗、駐車場[1] |
建設費 | 非公開[1] |
地上高 | |
屋上 | 198.96m |
最上階 | 39階 |
各種諸元 | |
階数 | 地下3階、地上39階[1] |
敷地面積 | 8,150.09 m² [1] |
建築面積 | 5,725.26 m² [1] |
延床面積 | 145,602.26 m² [1] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造[1] |
エレベーター数 |
高層用:8(うち車いす対応2) 中層用:8(うち車いす対応2) シャトル:6(うち車いす対応1) 低層用:12(うち車いす対応7) 非常用:3 |
駐車台数 | 299台[1] |
関連企業 | |
設計 |
日建設計(監理者)[1] 永田音響設計(音響設計)[1] |
施工 |
竹中工務店[1] (空調)高砂熱学工業[1]、新菱冷熱工業[1]、新日本空調[1]、大気社[1]、ダイダン[1] (衛生)三建設備工業[1]、須賀工業[1]、斎久工業[1]、西原衛生工業所[1]、ゼオ[1]、フジマック[1] (電気)関電工[1]、きんでん[1]、栗原工業[1]、トーエネック[1]、朝陽電気[1]、藤井電機[1] (昇降機)日立製作所[1]、三菱電機[1]、守谷輸送機工業[1] (舞台機構)三精輸送機[1] (舞台照明)東芝エルティーエンジニアリング[1] (舞台音響)ジャトー[1] |
デベロッパー | 朝日新聞社(発注者) |
管理運営 | 朝日ビルディング |
中之島フェスティバルタワー(なかのしまフェスティバルタワー)は、大阪府大阪市北区中之島2丁目にある超高層ビルである。朝日新聞大阪本社の本社ビルであり、朝日新聞社の登記上の本店所在地でもある。総事業費1000億円[2]。
概要
[編集]朝日新聞社と朝日ビルディングが進めている「大阪・中之島プロジェクト」(四つ橋筋を挟んで相対する、東地区の新朝日ビルディング・フェスティバルホールと西地区の大阪朝日ビル・朝日新聞ビルを高さ200メートルの2棟のツインタワーへ建て替える計画)の一環として、まず、東地区の中之島フェスティバルタワーが2010年1月9日に着工、2012年11月6日に完成した。フェスティバルホールは2013年4月3日に開業記念式典を開き、4月10日開業[3]。翌年に第34回大阪都市景観建築賞奨励賞を受賞[4]。中之島フェスティバルタワー・ウエスト(西地区)は2014年6月25日に着工し、2017年4月17日開業[5][6][7]。同施設内のコンラッド大阪(ヒルトングループ)は2017年6月9日、中之島香雪美術館は2018年3月21日にそれぞれ開業した[5]。なお、東西両地区を中之島フェスティバルシティと総称する。2019年には第60回BCS賞を受賞した。
- 中之島フェスティバルタワー(東地区)
東地区は、低層階にフェスティバルホール、西地区街区から朝日新聞大阪本社が移転し、中高層階はテナントオフィスとなる。また、低層階から地下にかけてはフェスティバルプラザ(商業施設)が展開される。低層階に大空間のホールが入り、その上に高層のオフィスビルを配置する構成のため、低層階は、16本の外周柱(大臣柱)を、高層部は中央部のセンターコアと外周部のアウトチューブフレームを配した構造となっている[8]。工事期間中、解体されたフェスティバルホールのレリーフ「牧神、音楽を楽しむの図」を再現したイルミネーションが、取り付けられていた錦橋側の工事用足場に取り付けられ、2010年12月11日から2011年1月8日までの夜間に点灯された[9]。2015年5月には朝日放送テレビ(ABCテレビ)の予備送信所が設置された[10]。
- 中之島フェスティバルタワー・ウエスト(西地区)
ウエスト(西地区)は4階に[7]香雪美術館の分館および多目的ホール、6階から31階がオフィス、33階から40階の高層階にはヒルトングループのホテル「コンラッド大阪」が入居する。
ホテルは当初、ロイヤルホテル(東地区の新朝日ビルディング内でリーガグランドホテルを運営していた)が新ブランドのラグジュアリーホテルをオープンさせる計画で、2016年7月まで優先交渉権を持っていた。しかし、交渉が不調に終わり、結果的にコンラッド・ホテルの進出が決まった[11][12]。
旧フェスティバルホール壁面のレリーフ「牧神、音楽を楽しむの図」は、当時と同じ信楽焼によって再制作されて新ビル外壁に引き続き設置される[13]。
- コンラッド大阪
ウエストの33〜40階に2017年6月9日に開業。日本ではコンラッド東京(東京都港区東新橋)に次いで2軒目のコンラッドとなる[12]。「次世代型スマート・ラグジュアリーホテル」と位置づけられ、コンセプトは「Your Address in the Sky 雲をつきぬけて―」[14]。
客室は164室で、広さは50平方メートル以上。殆どの客室が33〜37階に設けられているが、最大の「コンラッド・スイート」(220平方メートル)のみ39階に位置する。38階にはスパ「コンラッド・スパ」とフィットネス施設、プール、宴会場2室、ウエディングサロン、39階にはチャペル、エグゼクティブラウンジ、会議室2室が設けられ、フロントやレストランは最上階(40階)に位置する[15][16]。
レストランは「アトモス・ダイニング」(オールデイダイニング)、「蔵-鉄板焼&寿司」(日本料理レストラン)、「C:GRILL」(シーフードグリルレストラン)の3箇所の他、ロビー横に「40スカイバー&ラウンジ」が設けられる[14]。2018年7月24日には40階に「AERIA」(スイーツショップ)が新設される[17]。
正式オープンに先立ち、ウエスト地下1階にウェディングサロンが2017年2月14日に先行開業した[15]。
フロア構成(東地区)
[編集]- 37F レストラン「ラ・フェット ひらまつ」、カンファレンスルーム「フェスティバルスイート」
- 15F - 36F オフィスゾーン、医療フロア(15階)、朝日カルチャーセンター(18階)
- 14F 機械室
- 13F スカイロビー
- 9F - 12F 朝日新聞大阪本社、カフェテリア「フェスティバルキッチン」(12階)
- 4F - 8F フェスティバルホール
- B1F - 2F ホールエントランス、フェスティバルプラザ(商業施設)
- B3F - B1F 駐車場
- この他、テレビ朝日、名古屋テレビ放送や九州朝日放送などANN系列局の大阪(関西)支社も当ビルに入居している他、JNN系列局であるIBC岩手放送と山陰放送、中国放送などの大阪支社も入居する。
フロア構成(ウエスト)
[編集]- 33F - 40F コンラッド大阪(ホテル)[12]
- 6F - 31F オフィスゾーン
- 4F 香雪美術館・中之島会館(多目的ホール)
- 3F カフェテリア「サンマルシェ」
- B1F - 2F エントランス、フェスティバルプラザ(商業施設)、キヤノンプラザ大阪 (1F)[18]
- カフェテリアの東地区12F「フェスティバルキッチン」およびウエスト3F「サンマルシェ」は一般利用も可能である。
主なテナント
[編集]東地区
[編集]- フェスティバルプラザ
- ローソン
- プロント イル バール
- HUB
- キッチンジロー
- レストラン「アラスカ」
- 文教堂書店
- 妻家房
- インデアンカレー
- キッズ スクウェア(アルファコーポレーション運営の保育所)
- オフィスゾーン
- 朝日新聞社グループ
- 朝日新聞大阪本社(朝日新聞社の登記上本店)、日刊スポーツ新聞西日本本店・大阪本社(23階)、朝日ビルディング本社、朝日広告社関西支社、朝日建物管理本社、朝日新聞総合サービス大阪支店、全関西ケーブルテレビジョン、朝日プリンテック大阪支社、朝日学生新聞社大阪支社、朝日カルチャーセンター中之島教室
- カネカ大阪本社
- 日立製作所関西支社
- 日本システム技術株式会社
- 高砂熱学工業大阪支店
- 三菱UFJ銀行中之島支店(26階)
- 伊藤忠丸紅鉄鋼大阪支社
- 凸版印刷西日本事業本部
- 関電工西日本営業本部・関西支店
- デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム関西支社
- アイレップ大阪営業所
- 東リハウジング営業部
- 丸住製紙大阪支店
- ジェイアール東日本企画関西支社
- 台北駐大阪経済文化弁事処(17階・19階)[22]
- スイス損害保険会社大阪オフィス
- 栗原工業工務本部
- 竹中工務店
- 在大阪イタリア総領事館
- イタリア文化会館 大阪
- ジョンソンコントロールズ中之島サービスセンター
- 旅のデザインルーム大阪営業所
- 全国賃貸住宅新聞社大阪支局
医療フロア(15階/プロデュース・運営管理:グッドライフデザイン)
- 医療法人聖授会
- 医療法人悠生会 フェスティバルタワー筒井歯科
- その他
- レストラン「ラ・フェット ひらまつ」(ひらまつ)
中之島フェスティバルタワー・ウエスト | |
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肥後橋北詰付近から | |
施設情報 | |
所在地 | 大阪市北区中之島3丁目2-4 |
座標 | 北緯34度41分36秒 東経135度29分44秒 / 北緯34.69333度 東経135.49556度 |
状態 | 完成 |
着工 | 2014年6月25日 |
竣工 | 2017年3月30日 |
用途 | ホテル、オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会所、美術館 |
地上高 | |
高さ | 199.27m |
各種諸元 | |
階数 | 地下4階、地上41階 |
敷地面積 | 8,377.84 m² |
建築面積 | 6,102.84 m² |
延床面積 | 150,987.71 m² |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造 |
関連企業 | |
設計 | 日建設計 |
デベロッパー | 朝日新聞社(発注者) |
管理運営 | 朝日ビルディング |
ウエスト
[編集]- フェスティバルプラザウエスト
- オフィスゾーン
- 帝人大阪本社
- 帝人フロンティア大阪本社
- アサヒビール近畿圏統括本部
- アサヒ飲料近畿圏統括本部
- アサヒ飲料販売近畿圏地区営業推進部
- アサヒグループ食品近畿圏支店
- 共和薬品工業本社
- 野村総合研究所大阪総合センター
- NRIネットコム本社
- キヤノンマーケティングジャパン大阪支店
- キヤノン大阪プレゼンルーム
- 日鉄物産大阪支社
- 電通関西支社(電通パブリックリレーションズ関西支社、サイバー・コミュニケーションズ大阪支社など一部グループ企業含む)
- メガネの田中チェーン大阪本社
- アイリスオーヤマ大阪営業所
- 堺商事本社
- ニッセイコム関西支社
- 大建工業本社
- 日本アイ・ビー・エム大阪事業所
- ダイワボウ情報システム 本社及び大阪地区営業部門
- 阪神高速道路本社
- YKK APビル建材第一事業部 大阪支店
- アズビル
- 三菱電機ビルテクノサービス中之島営業所
- 朝日ビルディング 中之島支社
- IHI関西支社
- IHIインフラシステム営業本部
- IHI運搬機械関西グループ
- JIMテクノロジー大阪営業所
- 新潟トランシス大阪営業所
- 明星電気関西支店
- トーエネック大阪本部 営業部
沿革
[編集]交通機関
[編集]- Osaka Metro 四つ橋線肥後橋駅、京阪中之島線渡辺橋駅と直結
- Osaka Metro 御堂筋線淀屋橋駅 徒歩5分
- JR東西線北新地駅 徒歩8分
- JR大阪駅桜橋口 徒歩11分
- 大阪シティバス(8・53・62・75・88号系統)、北港観光バス中之島ループバス「ふらら」- 「渡辺橋」停留所下車
- 大阪シティバス(8・62・75・88号系統) - 「肥後橋」停留所下車
近隣の施設
[編集]- 国立国際美術館
- 大阪市立科学館
- 関西電力本店
- サントリーホールディングス本社
- モンシェール堂島本店
- アクア堂島
- ANAクラウンプラザホテル大阪
- リーガプレイス肥後橋(旧:リーガ中之島イン)
- アパホテル大阪肥後橋駅前
- 日本ライトハウス情報文化センター
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak 「中之島フェスティバルタワー」『日経アーキテクチュア』2013年1月10日、60-69頁。
- ^ 産経新聞2008年2月29日朝刊「大阪本社など3棟建て替え 朝日新聞社」
- ^ 降り注ぐ音、よみがえる フェスティバルホール開業 朝日新聞デジタル 2013年4月10日
- ^ “第34回 大阪まちなみ賞 受賞作品 -2014- (平成26年)”. 大阪都市景観建築賞運営委員会. 2021年2月21日閲覧。
- ^ a b ツインタワーウエスト完成 大阪・中之島で竣工式朝日新聞(2017年3月31日)2022年3月6日閲覧
- ^ ツインタワー17年完成 朝日新聞社中之島プロジェクト
- ^ a b 中之島フェスティバルタワー・ウエストが着工 - 中之島フェスティバルタワー 2014年6月25日
- ^ 阿波野昌幸、吉田聡、岡田健「中之島フェスティバルタワーの構造設計」(PDF)『GBRC』第36巻第4号、日本建築総合試験所、2011年10月、1-9頁、NAID 40019039698。
- ^ 光ふる 中之島銀河 OSAKA光のルネサンス2010 asahi.com 2010年12月11日
- ^ ◆予備施設・バックアップ施設を確保している例 - 内閣官房
- ^ 産経新聞2015年12月27日朝刊「朝日新ビルのホテル 「コンラッド」と交渉 米ヒルトン最高級ブランド」
- ^ a b c ヒルトン・ワールドワイド 西日本初 日本で2 軒目の「コンラッド大阪」開業に向けて朝日新聞社、竹中工務店、朝日ビルディングと合意 週刊ホテルレストラン HOTERESONLINE 2016年3月31日
- ^ 中之島フェスティバルタワー レリーフ製作プロジェクト「牧神、音楽を楽しむの図」大塚オーミ陶業株式会社。2020年5月6日閲覧。
- ^ a b 次世代型スマート・ラグジュアリーホテル コンラッド大阪がグランドオープン! CREA(2017年6月7日)2022年3月6日閲覧。
- ^ a b 2017年夏の開業に先立ち2月14日にウエディングサロンをオープン(2017年2月14日)2017年6月9日閲覧。
- ^ ヒルトン最高級 「コンラッド大阪」に決定、 西日本初 PRTIMES 2016年3月31日。
- ^ コンラッド大阪初のスイーツショップ「アエリア」"空に浮かぶパティスリー"で天空ケーキ&ショコラをFASHION-PRESS(2018年7月23日)2019年5月3日閲覧。
- ^ コミュニケーションスペース「キヤノンプラザ大阪」がオープン~キヤノンMJ大阪支店移転に伴いリニューアル~ - キヤノンマーケティングジャパン 2017年5月1日
- ^ “社会とともに 人と環境に配慮 大阪に新ランドマーク 中之島フェスティバルタワー”. 朝日新聞社. 2018年5月26日閲覧。
- ^ 日本テレビ系列がメインネットながらテレビ朝日系とのクロスネット局で、朝日新聞社も資本参加している。
- ^ いずれもラテ県営局で、テレビは1975年まで朝日放送も加盟していたJNN、ラジオは朝日放送ラジオ同様のJRN・NRNクロスネット局。
- ^ “台北駐大阪経済文化弁事処の紹介”. 中華民国(台湾)外交部. 2018年9月8日閲覧。
- ^ 中之島フェスティバルタワーで上棟式 鉄骨組み上がる asahi.com 2011年12月13日
- ^ a b c 中之島フェスティバルタワーが竣工しました 朝日新聞社・朝日ビルディング 2012年11月6日
- ^ 当初発表の13年春オープンを、フェスティバルプラザのオープンに合わせて、繰り上げオープンさせる
- ^ 「フェスティバルホール」開業へ-式典でさだまさしさんが祝辞梅田経済新聞 2013年4月3日
- ^ フェスティバルシティに関するトピックス:朝日新聞デジタル 2022年3月6日閲覧