世界大衆文学全集 (改造社)
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世界大衆文学全集(せかいたいしゅうぶんがくぜんしゅう)は、1928年(昭和3年)から1931年(昭和6年)にかけて改造社から刊行された文学叢書。全80巻。B6版、紙カバー付きハードカバー、一冊50銭。
平凡社の「現代大衆文学全集」の成功を受けて企画されたもので、十万部以上の売れ行きを示した[1]。
刊行一覧
[編集]『古本探究』(小田光雄、論創社)p237 - 244:【資料3】改造社世界大衆文学全集総内容・八十巻 を参照した。
- 『鐵假面』(佛國大ヂユマ、大佛次郎訳)
- 『家なき兒』(佛國マロー、菊池幽芳訳)
- 『前線十萬』(米國ヤン・ヘー、櫻井忠溫訳):実書籍ではヤン・ヘイ表記
- 『アルセーヌ・ルパン』(佛國ルブラン、保篠龍緒訳)
- 『椿姫 / マノン・レスコオ』(佛國小ヂユマ / 佛國プレポオ、久米正雄訳)
- 『三銃士』(佛國大ヂユマ、三上於菟吉訳)
- 『放蕩息子』(英國ケイン、菊池寛訳)
- 『ダイヤモンド / カートライト事件』(英國フレツチヤー、森下雨村訳)
- 『オリヴァー・ツウィスト』(英國デイツケンズ、馬場孤蝶訳)
- 『トウヱーン名作集』(米國トウヱーン、佐々木邦訳)
- 『秘密第一號他一篇』(英國ホルラア、木村毅訳)
- 「秘密第一號」(シドニイ・ホルラア)
- 「モンテ・カルロにて」(シエンキヰツチ)
- 『巴里の秘密』(佛國シユー、武林無想庵訳)
- 『アンクル・トムス・ケビン』(米國ストー、和氣律次郎訳)
- 『英米新進作家集』(歐米諸家、牧逸馬訳)
- 『メトロポリス他一篇』(独逸ハルボウ、秦豊吉訳)
- 「メトロポリス」(ハルボウ)
- 「殿方は金髪がお好き」(アニタ・ルウス)
- 『カチユウシャ』(露國トルストイ、近松秋江訳)
- 『九十三年』(佛國ユーゴー、早阪二郎訳)
- 『寶島他二篇』(英ステイヴンスン、野尻清彦訳)
- 『スペードのキング / 四枚のクラブー』(瑞西ヅーゼ、小酒井不木訳)
- 『ステラ・ダラム / ラ・ボエーム』(米國ブローチー / 佛國ミユルゼ、森岩雄訳)
- 『シャロック・ホームズ』(英國ドイル、延原謙訳)
- 『ゼンダ城の虜』(英國ホープ、寺田鼎訳)
- 『紅繁縷』(英國オルツイ、松本泰訳)
- 「紅繁縷」(The Scarlet Pimpernel)
- 「復讐」(I Will Repay)
- 「皇帝の金燭台」(The Emperor's Candlesticks)
- 『宇宙戰爭 / 海底旅行』(佛國ウエルズ / 佛國ヴェルヌ、木村信兒訳)
- 『平妖傳』(支那羅貫中、佐藤春夫訳)
- 『ルコツク探偵 / 河畔の悲劇』(佛國ガボリオー、田中早苗訳)
- 『スカラムツシユ』(米國サバツニ、小田律訳)
- 『洞窟の女王 / ソロモン王の寶窟』(英國ハガード、平林初之輔訳)
- 『海の義賊 他一篇』(佛國ベルネエド、高橋邦太郎訳)
- 「海の義賊」(アルテュウル・ベルネエド)
- 「ケエニクスマルク」(ピエエル・ブノア)
- 『ポオ。ホフマン集』(米國ポオ / 独逸ホフマン、江戸川乱歩訳)[2]
- アラン・ポー集
- 「黄金虫」 (The Gold Bug)
- 「モルグ街殺人」(The Murders in the Rue Morgue)
- 「マリイ・ロオジエ事件の謎」(The Mystery of Marie Roget)
- 「窃まれた手紙」(The Purloined Letter)
- 「メエルストロオム」 (A Descent into the Maelstrom)
- 「壜の中に見出された手記」 (Ms. Found in a Bottle)
- 「長方形の箱」 (The Oblong Box)
- 「早過ぎた埋葬」 (The Premature Burial)
- 「陥穽と振子」 (The Pit and the Pendulum)
- 「赤き死の仮面」 (The Masque of the Red Death)
- 「黒猫譚」 (The Black Cat)
- 「跛蛙(ホツプフログ)」 (Hop-Frog)
- 「物言ふ心臓」 (The Tell-Tale Heart)
- 「アツシヤア館の崩壊」 (The Fall of the House of Usher)
- 「ヰリアム・ヰルスン」 (William Wilson)
- アムブローズ・ビアース集
- 「シヨパンの葬送曲」(A Diagnosis of OF Death)
- 「夏の一夜」(One Summer Night)
- 「双生児」(One of Twins)
- アマデウス・ホフマン集
- 「砂男」(Der Sandmann)
- 「スキユデリ嬢の秘密」(Das Fräulein von Scuderi)
- アラン・ポー集
- 『三等水兵マルチン』(英國タフレイル、福永恭助訳)
- 『幻島ロマンス』(米國ゲール、野口米次郎訳)
- 『ロモラ』(英國エリオツト、賀川豐彦訳)
- 『世界滑稽名作集』(歐米諸家、東健而訳)
- 『世界怪談名作集』(歐米諸家、岡本綺堂訳)
- 「貸家」(The Haunted and the Haunters、リットン)
- 「スペードの女王」(プーシキン)
- 「妖物」(The Damned Thing、ビヤース)
- 「クラリモンド」(ゴウチエ)
- 「信号手」(The Signalman、デイツケンス)
- 「ヴヰール夫人の亡霊」(The Apparition of Mrs. Veals、テフオー)
- 「ラツパチーニの娘」(Rappaccini's Daughter、ホーソーン)
- 「北極星号の船長」(The captain of the"Pole-Star"、ドイル)
- 「廃宅」(Das öde Haus、ホフマン)
- 「聖餐祭」(フランス)
- 「幻の人力車」(The Phantom‘Rickshaw、キツプリング)
- 「上床」(The Upper Berth、クラウフオード)
- 「ラザルス」(Lazarus、アンドレーフ)
- 「幽霊」(Apparition、モウパツサン)
- 「鏡中の美女」(The Woman in the Mirror、マクドナルド)
- 「幽霊の移転」(The Transfered Ghost、ストツクトン)
- 「牡丹燈記」(瞿宗吉)
- 『世界怪奇探偵事實譚』(歐米諸家、松本泰訳)
- 『グランド・バビロン・ホテル』(英國ベネツト、平田禿木訳)
- 『水滸傳』(支那施耐庵、笹川臨風訳)
- 『永遠の都』(英國ケイン、戸川秋骨訳)
- 『ロビンソン・クルーソー / 十五少年』(英國デフオー / 佛國ヴエルヌ、白石寛三訳)
- 『テス』(英國ハーデイ、廣津和郎訳)
- 『二都物語』(英國デイツケンズ、名原廣三郎訳)
- 『血と砂』(西班牙イパニエス、鈴木厚訳)
- 『カルメン。コロンバ』(佛國メリメエ、宇髙伸一訳)
- 『ポムペイ最後の日』(英國リツトン、小池寬次訳)
- 『小公子。小公女』(英國バアネツト、佐佐木茂索訳)
- 『あの山越えて』(米国カートン、尾崎士郎訳)
- 『赤襯衣物語 / ピムリコの博士』(佛國ゴロオー / 英國キユウ、大木篤夫訳)
- 『闇を縫ふ男』(英國オルチイ、淺野玄府訳)
- 『ガリヴアーの旅』(英國スウイフト、鈴木彦次郎訳)
- 「ガリバアの旅」(ジヨナサン・スヰフト)
- 「海老足男の復活」(The Return of Clubfoot、ヴアレンチン・ウヰリアムス)
- 『十字軍の騎士』(波蘭シエンキヴユチ、森田草平訳)
- 『シーホーク』(米國サバチニ、小田律訳)
- 『黒星』(米國マツカレー、和氣律次郎訳)
- 『ノートルダムの傴僂男』(英國ユーゴー、松本泰訳)
- 『冬來なば』(英國ハツチンソン、木村毅訳)
- 『クオ・ヴアヂス』(波蘭センキウキツチ、直木三十五訳)
- 『ラ・バタイユ / 震天動地』(佛國フアレエル / 佛國ルブラン、高橋邦太郎訳)
- 『千一夜物語〔戀愛篇〕』(レーン原譯、森田草平訳)
- 『モープラ』(佛國サンド、大村雄治訳)
- 『ソーンダイク博士』(英國フリーマン、水野泰舜訳)
- 「赤い拇指紋」(The Red Thumb Mark)
- 「謎の靴跡」(The Man with the Nailed Shoes)
- 「青色の甲虫」(The Blue Scarab)
- 「疑問の溺死」(The Naturalist at Law)
- 「爆発跡の死体」(Gleanings from the Wreckage)
- 「バーリング・コートの幽霊」(The Apparition of Burling Court)
- 「盗まれた金塊」(The Stolen Ingots)
- 『ヂェイン・エア〔上巻〕』(英國ブロンテイ、遠藤壽子訳)
- 『ヂェイン・エア〔下巻〕』(英國ブロンテイ、遠藤壽子訳)
- 『ウオタ・ベビ』(英國キングスレ、阿部知二訳)
- 『沙翁物語 / ワグネル物語』(英國ラム / 英國マツクスバデン、菊池重三郎訳)
- 『ヴェンデッタ』(英國マリー・コレリ、千葉龜雄訳)
- 『聊斎志異』(支那蒲松齢、田中貫太郎訳)
- 『西遊記』(支那邱處機、弓館小鰐訳)
- 『八犬傳物語』(馬琴、内田魯庵)
- 『巌窟王〔上巻〕』(佛國デユマ、黒岩涙香訳)
- 『巌窟王〔下巻〕』(佛國デユマ、黒岩涙香訳)
- 『獅子狩物語』(佛國ドオデエ、泰豐吉訳):刊行されたタイトルは『獅子狩の人 - 他二篇』
- 「獅子狩りの人」(アルフオンス・ドオデエ)
- 「プラアグの大学生」(ハンス・ハインツ・エエウエルス)
- 「ヘルマンとドロテア」(ゲエテ)
- 『新聞記者スミス』(米國ウツドハウス、木村毅訳)
- 『カーステンの家憲』(米國キニー、早阪二郎訳)
- 『フラウ・ゾルゲ』(獨國ズウデルマン、池谷信三郎訳)
- 『善良な男』(佛國ドコツク、木村信兒訳)
- 『愛國侠盗傳』(英國ローマー、寺田鼎訳)
- 『正義の人々』(英國ウオーレス、水野泰舜訳)
- 『倫敦塔』(英國エインズワアス、石田幸太郎訳)
- 『赤狼城秘傳 / 失踪婦人』(佛國ロスニイ、藤田龍郎訳)
- 『有効期間十日間 - 他三篇』(尹國トツデイほか、小野七郎訳)
- 「有效期間十日間」(トツデイ、小野七郎訳)
- 「人生」(フアビオ・トンバーリ、小野七郎訳)
- 「ムツソリーニの塹壕日記(部分訳)」(ムツソリーニ、小野七郎訳)
- 「眞珠の手函」 (アナトール・フランス、杉村志摩訳)