三日市町駅
三日市町駅 | |
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西側バスターミナル | |
みっかいちちょう MIKKAICHICHŌ | |
◄NK69 河内長野 (1.7 km) (1.6 km) 美加の台 NK71► | |
所在地 | 大阪府河内長野市三日市町1125番地 |
駅番号 | NK 70 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | ■高野線 |
キロ程 |
29.7km(汐見橋起点) 難波から29.0 km |
電報略号 | ミカ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年次- |
14,454人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)10月21日 |
三日市町駅(みっかいちちょうえき)は、大阪府河内長野市にある、南海電気鉄道高野線の駅。駅番号はNK70。
快速急行以下の種別が停車する。特急りんかんの一部が当駅に臨時停車したことがある。2005年10月16日のダイヤ改正以降は下り区間急行の多くが当駅を終着とするが、上り各駅停車として折り返す列車もあるため、当駅を始発とする上り区間急行は少なくなっている。また、高野線での準急発着駅としては最南端である。
河内長野市のニュータウンのターミナル駅であると同時に、河内長野駅と同じ高野街道(三日市宿)の最寄駅で観光地奥河内の玄関口でもある。
1973年に駅舎が橋上化された後も長らく設備は遅れていたが、国土交通省の鉄道駅総合改善事業として事業主体となる三日市町駅整備株式会社を設立しリニューアル工事を行い、2007年には設備的にも外見・周辺環境の面からも改善・拡張され、この地域を支える駅の一つとなった。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)10月21日:高野登山鉄道が長野駅(現・河内長野駅)から延伸した際の終着駅として開業[1]。
- 1915年(大正4年)
- 1922年(大正11年)9月6日:会社合併により南海鉄道の駅となる[3]。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[4]。
- 1947年(昭和22年)6月1日:路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる[5]。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)3月24日:河内長野駅から当駅までが複線化される[8]。同時に千早口方に引き上げ線が設置される[6]。
- 1984年(昭和59年)3月11日:ダイヤ改正により、難波からの20m級の大型車が当駅より南への乗り入れを開始。
- 1995年(平成7年)9月1日:ダイヤ改正により、当駅で行われていたズームカーの増解結が主に橋本駅で行われるようになる。
- 2005年(平成17年)7月:駅前ビルフォレスト三日市が完成し、ペデストリアンデッキで駅舎とつながる。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2012年(平成24年)4月1日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[9][10]。
- 2013年(平成25年)12月18日 - 12月25日:平日夜の下り「特急りんかん」の一部が臨時停車[11]。
駅構造
[編集]三日市町駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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以前の三日市町駅は、1面2線の島式ホームで、北西側に駅舎があった。1972(昭和47)年~1974(昭和49)年に実施された河内長野~三日市町間の複線化に合わせて、三日市町駅は南側(橋本方面)にいったん仮設ホームが建設され、旧ホームを撤去した上で、相対式2面2線の現ホームと橋上駅舎、南側のY線型の半地下式折返し電留線が1本などが建設された[12]。
現在のホーム有効長は8両である。1995年まで、林間田園都市駅を越えて、橋本~高野山方面を6両編成以上の列車は当駅で車両増減を行い、当駅以南は4両編成で運転していた。その後、橋本駅に変更時にズームカー・急行10両運転も開始したが、当駅では増結作業を実施せず、次の河内長野駅4番のりばで行うことになった。(2003年に廃止)
改札口は駅舎2階と1階の2ヶ所あり、2階改札口には窓口があり、改札機5台(うちICカード専用1台)と券売機2台、精算機1台で、チャージ機は設置されていない。1階改札口は2番線と直接出入りする構造で、駅員が配置されておらず、券売機も1台のみのため乗車駅証明書発行機があり、改札機はICカード対応の2台が設置されている。改札内にエスカレーター・エレベーターがそれぞれ2基、改札外にエレベーター1基が設置されている。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先[13] |
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1 | 高野線 | 下り | 高野山方面 |
2 | 上り | なんば方面 |
-
2階改札口
-
東西連絡通路
-
1階改札口
-
プラットホーム
利用状況
[編集]2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は14,454人(乗車人員:7,258人、降車人員:7,196人)で、南海の駅全100駅中21位である[南海 1]。
また、2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、12,166人[南海 2]で、南海の駅全100駅中22位である[南海 2]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年次 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
順位 | 出典 |
---|---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)25,400 | 12,960 | - | [府統計 1] |
1991年(平成 | 3年)26,195 | 13,361 | - | [府統計 2] |
1992年(平成 | 4年)26,213 | 13,406 | - | [府統計 3] |
1993年(平成 | 5年)26,202 | 13,439 | - | [府統計 4] |
1994年(平成 | 6年)26,033 | 13,374 | - | [府統計 5] |
1995年(平成 | 7年)26,132 | 13,392 | - | [府統計 6] |
1996年(平成 | 8年)25,659 | 13,382 | - | [府統計 7] |
1997年(平成 | 9年)24,775 | 12,700 | - | [府統計 8] |
1998年(平成10年) | 24,318 | 12,518 | - | [府統計 9] |
1999年(平成11年) | 23,359 | 12,067 | - | [府統計 10] |
2000年(平成12年) | 22,602 | 11,664 | - | [府統計 11] |
2001年(平成13年) | 21,907 | 11,308 | - | [府統計 12] |
2002年(平成14年) | 21,438 | 11,064 | - | [府統計 13] |
2003年(平成15年) | 21,126 | 10,892 | 14位 | [府統計 14] |
2004年(平成16年) | 20,459 | 10,554 | - | [府統計 15] |
2005年(平成17年) | 20,008 | 10,342 | - | [府統計 16] |
2006年(平成18年) | 19,535 | 10,076 | - | [府統計 17] |
2007年(平成19年) | 19,538 | 10,063 | - | [府統計 18] |
2008年(平成20年) | 19,192 | 9,866 | - | [府統計 19] |
2009年(平成21年) | 18,489 | 9,501 | - | [府統計 20] |
2010年(平成22年) | 18,028 | 9,245 | - | [府統計 21] |
2011年(平成23年) | 17,556 | 8,986 | 18位 | [府統計 22] |
2012年(平成24年) | 17,128 | 8,756 | 19位 | [府統計 23] |
2013年(平成25年) | 16,923 | 8,691 | 19位 | [府統計 24] |
2014年(平成26年) | 16,014 | 8,178 | 19位 | [府統計 25] |
2015年(平成27年) | 15,721 | 7,995 | 19位 | [府統計 26] |
2016年(平成28年) | 15,299 | 7,784 | 19位 | [府統計 27] |
2017年(平成29年) | 15,049 | 7,651 | 19位 | [府統計 28] |
2018年(平成30年) | 14,669 | 7,408 | 20位 | [府統計 29] |
2019年(令和元年) | 14,454 | 7,258 | 21位 | [府統計 30] |
各年度の1日平均乗降人員数は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
順位 | 出典 |
---|---|---|---|
2018年(平成30年) | 14,668 | 20位 | [南海 3] |
2019年(令和元年) | 14,443 | 21位 | [南海 3] |
2020年(令和 | 2年)11,447 | 20位 | [南海 3] |
2021年(令和 | 3年)11,176 | 20位 | [南海 2] |
2022年(令和 | 4年)11,814 | 21位 | [南海 2] |
2023年(令和 | 5年)12,166 | 22位 | [南海 2] |
駅周辺
[編集]駅周辺は大規模な新興住宅地が広がっている。駅西側は再開発により駅前ビルフォレスト三日市が2階改札口とペデストリアンデッキでつながれていて、各ニュータウンへつながるバスターミナル(駅前西側交通広場)がある。また、駅東側にもバスロータリーがある。
再開発前の駅周辺は古くからの宿場町であったため、大型車両の進入が困難であり駅から徒歩5分ほどのバス転回場(三日市町駅筋バス停)や旧三日市町駅前(三日市町前通り)バス停などで発着していた。2007年の再開発で駅西側に新設されたバスターミナルと従来の東ロータリーに発着点を変更し供用されるようになった。
バス
[編集]路線バス
[編集]- 西側バスターミナル(三日市町駅前)
- 0番のりば
- 412・413・414・436・439系統:河内長野駅前行き
- 1番のりば
- 清見台団地線
- 434・434C系統:清見台回り
- 清見台団地線
- 2番のりば
- 岩湧線
- 412系統:加塩経由 神納行き
- 南青葉台線
- 413・430・480・480C系統:南青葉台方面
- 加塩・南ヶ丘線
- 431系統:加塩経由 南ヶ丘行き
- 加塩・大矢船西町線
- 435系統:加塩経由 大矢船西町行き
- 岩湧線
- 3番のりば
- 南花台・南ヶ丘線
- 414・432・432C系統:南花台経由 南ヶ丘行き
- 南花台・大矢船西町線
- 433・439系統:南花台経由 大矢船西町行き
- 岩湧線
- 436系統:南花台経由 神納行き
- 加塩・南花台循環
- 437系統:右回り
- 438系統:左回り
- 南花台・南ヶ丘線
- 4番のりば
- モックルコミュニティバス[15]
- 大阪南医療センター行き(北行き)
- 美加の台駅前行き(南行き)
- モックルコミュニティバス[15]
楠ヶ丘地域乗合タクシー くすまる[16]
- 烏帽子台方面
- 東側ロータリー(三日市町駅東)
- 6番のりば
- 南青葉台線(平日の7時台と17時から最終(23時)のみ)[17]
- 413・430・430C系統:南青葉台方面
- 南青葉台線(平日の7時台と17時から最終(23時)のみ)[17]
深夜急行バス
[編集]- 南海バス
商業施設
[編集]金融機関
[編集]- 三日市郵便局
学校
[編集]- 河内長野市立東中学校
- 河内長野市立南花台中学校
- 河内長野市立加賀田中学校
- 河内長野市立三日市小学校
- 河内長野市立川上小学校
- 河内長野市立南花台小学校
- 河内長野市立加賀田小学校
- 河内長野市立石仏小学校
- 私立清教学園中学校・高等学校
幼稚園
[編集]大規模住宅地
[編集]駅西側
駅東側
- 清見台(きよみだい)
- 日東町(にっとうちょう)
- 大師町(だいしちょう)
名所旧跡
[編集]駅名について
[編集]1914年(大正3年)の開業時より三日市町駅だが、所在地は当時、南河内郡三日市村だった。「町」を付けた経緯は不明であるが、1910年(明治43年)開業の北陸本線三日市駅(現・黒部駅)への配慮や、高野街道の宿場町であったことなどが考えられる。ちなみに三日市駅(現・黒部駅)の所在地は当時、下新川郡三日市町だった。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、662頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、663頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、664頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、672頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、673頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ a b c 南海電気鉄道『複線化工事の記録 高野線(河内長野〜橋本間)』南海電気鉄道、1997年、4、9-10、84-86頁。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、709頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『南海電気鉄道百年史』南海電気鉄道、1985年、710頁。doi:10.11501/11952631。
- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ 特急りんかんの「三日市町駅」臨時停車について - 南海電気鉄道、2013年12月10日閲覧
- ^ 南海電気鉄道株式会社『複線化工事の記録 高野線(河内長野~橋本間)』1997年、p9~10
- ^ “三日市町駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “南海バス運行系統図 河内長野営業所 2023年12月16日現在” (pdf). 南海バス. 2024年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月16日閲覧。
- ^ “モックルコミュニティバス 路線図” (pdf). 河内長野市. 2024年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月16日閲覧。
- ^ “乗合タクシー くすまる” (pdf). 河内長野市. 2024年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月16日閲覧。
- ^ “三日市町駅ポケット時刻表” (pdf). 南海バス. 2024年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月16日閲覧。
- ^ “梅田・なんば発 金剛・千代田・河内長野・三日市町・美加の台・林間田園都市 方面|南海バス”. 南海バス. 2024年9月16日閲覧。
利用状況の出典
[編集]- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成6年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成7年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
- ^ ハンドブック南海2020 鉄道事業 (PDF) - 南海電鉄
- ^ a b c d e 南海電気鉄道株式会社 (2024年7月). “2024 HAND BOOK NANKAI”. p. 57. 2024年9月7日閲覧。
- ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 77. 2024年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 三日市町駅 - 南海電気鉄道