千早口駅
千早口駅 | |
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駅舎 | |
ちはやぐち CHIHAYAGUCHI | |
◄NK71 美加の台 (1.9 km) (1.7 km) 天見 NK73► | |
所在地 | 大阪府河内長野市岩瀬1343番地 |
駅番号 | NK 72 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | ■高野線 |
キロ程 |
33.2km(汐見橋起点) 難波から32.5 km |
電報略号 | チハ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[南海 1]187人/日 -2023年- |
乗降人員 -統計年次- |
216人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)3月11日 |
備考 | 無人駅 |
千早口駅(ちはやぐちえき)は、大阪府河内長野市にある、南海電気鉄道高野線の駅。駅番号はNK72。
単線時代からの在来駅の一つである。山間にあり、駅の前後をトンネルに挟まれている。
駅名からは千早赤阪村へのルートの一つだと錯覚しそうだが、同村千早への公共交通はなく、道路で8km以上離れている。
歴史
[編集]- 1915年(大正4年)
- 1922年(大正11年)9月6日:会社合併により南海鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日:会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日:路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
- 1983年(昭和58年)6月5日:当駅 - 御幸辻駅間複線化に合わせて、駅舎・ホームが現位置に移転。
- 1984年(昭和59年)3月6日:三日市町駅 - 当駅間複線化。
- 2012年(平成24年)4月1日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[1][2]。
駅構造
[編集]相対式2面2線のホームを持つ地平駅。ホーム有効長は8両。駅舎は難波方面行ホームの高野山寄りにあり、高野山方面行ホームへは地下道で連絡している。ホームの柵は青く塗られている。(同じく快速急行通過駅である天見駅・紀見峠駅も、柵には特徴的な色が塗られている)
無人駅となっており、河内長野駅からの遠隔管理を受ける。当駅のポケット時刻表は河内長野駅でもらうことができる。
当駅周辺が複線化されるまでは島式ホーム1面2線で、駅舎とは構内踏切で連絡しており、さらに難波駅寄り進行方向左手には安全側線もあった[3]が、複線化で大規模に改変された。以前は、曲線の手前にホームがあったが、その西隣に現ホームが建設された。駅周辺の線路は直線状になったことから、駅の南側では、工事完成間近の時点では、カーブした旧線を、直線状の新線が貫く形状になっていた。千早口駅~御幸辻駅間の線路切替工事は、1983(昭和58)年6月4~5日の深夜に実施され、複線運転が開始された[4]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先[5] |
---|---|---|---|
1 | 高野線 | 下り | 高野山方面 |
2 | 上り | なんば方面 |
ダイヤ
[編集]日中は1時間あたり2-3本(急行が毎時2-3本、快速急行が毎時0-1本の運転であり、快速急行は当駅を通過するため変動する)が停車する。
利用状況
[編集]2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員は216人(乗車人員:101人、降車人員:115人)で、南海の駅全100駅中91位である[南海 2]。
また、2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、187人[南海 1]で、南海の駅全100駅中89位である[南海 1]。
各年次の1日平均乗降人員数は下表の通り。
年次 | 1日平均 乗降人員 |
順位 | 出典 |
---|---|---|---|
2000年(平成12年) | 524 | - | [府統計 1] |
2001年(平成13年) | 515 | - | [府統計 2] |
2002年(平成14年) | 498 | - | [府統計 3] |
2003年(平成15年) | 486 | - | [府統計 4] |
2004年(平成16年) | 449 | - | [府統計 5] |
2005年(平成17年) | 418 | 88位 | [府統計 6] |
2006年(平成18年) | 413 | - | [府統計 7] |
2007年(平成19年) | 382 | - | [府統計 8] |
2008年(平成20年) | 386 | - | [府統計 9] |
2009年(平成21年) | 362 | - | [府統計 10] |
2010年(平成22年) | 353 | - | [府統計 11] |
2011年(平成23年) | 335 | 88位 | [府統計 12] |
2012年(平成24年) | 326 | 89位 | [府統計 13] |
2013年(平成25年) | 320 | 89位 | [府統計 14] |
2014年(平成26年) | 305 | 89位 | [府統計 15] |
2015年(平成27年) | 286 | 89位 | [府統計 16] |
2016年(平成28年) | 260 | 90位 | [府統計 17] |
2017年(平成29年) | 256 | 89位 | [府統計 18] |
2018年(平成30年) | 236 | 90位 | [府統計 19] |
2019年(令和元年) | 216 | 91位 | [府統計 20] |
各年度の1日平均乗降人員数は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
順位 | 出典 |
---|---|---|---|
2018年(平成30年) | 234 | 90位 | [南海 3] |
2019年(令和元年) | 215 | 91位 | [南海 3] |
2020年(令和 | 2年)163 | 91位 | [南海 3] |
2021年(令和 | 3年)158 | 91位 | [南海 1] |
2022年(令和 | 4年)176 | 88位 | [南海 1] |
2023年(令和 | 5年)187 | 89位 | [南海 1] |
駅周辺
[編集]駅周辺は昔ながらの集落となっており、駅前には商店がある。かつては駅の東側に南海が経営する、千早口南海フィールドアスレチックがあったが、1996年(平成8年)に閉園した。
その他
[編集]- 駅名は「千早口」となっているが、千早赤阪村千早の金剛山登山口までは約8km離れており、駅からの最寄りとなるバス停(南海バス「太井」停留所)は駅からやや遠い所にある(※当駅とその付近にはバス停が設けられていない)。千早方面へは河内長野駅から南海バスが出ている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ あの頃、すし詰め車内…天見・河内長野の単線区間|高野山麓 橋本新聞 - 橋本新聞社2011年11月29日発信 当該頁2段目の掲載写真より(さらに当該頁には「1981年4月7日撮影」の記述もある)。
- ^ 南海電気鉄道株式会社『複線化工事の記録 高野線(河内長野~橋本間)』1997年、p96~103
- ^ “千早口駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
利用状況の出典
[編集]- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 千早口駅 - 南海電気鉄道