モズカッチャン
モズカッチャン | |||||||||
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第111回京都記念スタンド前 (2018年2月11日) | |||||||||
欧字表記 | Mozu Katchan | ||||||||
香港表記 | 魔族之鳥 | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牝 | ||||||||
毛色 | 黒鹿毛 | ||||||||
生誕 | 2014年2月27日(10歳) | ||||||||
抹消日 | 2019年3月21日[1] | ||||||||
父 | ハービンジャー | ||||||||
母 | サイトディーラー | ||||||||
母の父 | キングカメハメハ | ||||||||
生国 | 日本(北海道日高町) | ||||||||
生産者 | 目黒牧場 | ||||||||
馬主 | (株)キャピタル・システム | ||||||||
調教師 | 鮫島一歩(栗東) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 |
15戦4勝 中央:14戦4勝 海外:1戦0勝 | ||||||||
獲得賞金 |
中央:2億8837万4000円 海外:1350万8300円 | ||||||||
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モズカッチャン(Mozu Katchan)は、日本の競走馬。2017年エリザベス女王杯の勝ち馬である。馬名の由来は冠名(モズ)+人名。カッチャンの由来になった人物は馬主の知人男性だが、誤って牝馬につけられてしまった[2]。
戦績
[編集]2歳
[編集]2016年12月24日阪神の新馬戦でデビューしたが、6着に終わる。
3歳
[編集]年が明けて2017年1月17日京都の未勝利戦は13番人気ながらもサトノクロニクルの3着と健闘する。2月12日小倉の未勝利戦で3戦目にして初勝利を挙げる。3月26日中山の500万下を制し連勝すると、4月23日東京のフローラステークスに出走。12番人気と低評価だったが、レースでは内埒沿いを回ると直線で一気の末脚を爆発させ先頭でゴールし重賞初制覇を果たす[3]。そして5月21日東京のオークスでは前走同様内埒沿いを進み、最後の直線では一旦先頭に立つもソウルスターリングにかわされて2着に敗れる。 秋に入り、9月17日阪神のローズステークスで復帰、前目でレースを進めたが直線伸び切れず7着と惨敗する[4]。10月15日京都の秋華賞は好位から脚を伸ばすものの1〜2コーナーでの落鉄が響いて3着という結果となる[5]。11月12日京都のエリザベス女王杯は道中好位の5・6番手でレースを進め直線で鋭く脚を伸ばすと粘るクロコスミアをゴール前でかわして悲願のGI初制覇を飾るとともに管理する鮫島一歩調教師にとっても初のGI制覇となった[6]。
4歳
[編集]始動戦となった2018年2月11日の京都記念では道中中位でレースを進めるも直線で伸びあぐねて4着に終わる。続くドバイシーマクラシックでも6着と精彩を欠いた。帰国後、8月19日の札幌記念では後方から追い込んで3着と好走。連覇をかけて挑んだ11月11日のエリザベス女王杯では好位から脚を伸ばすもリスグラシューの3着に敗れて連覇はならなかった。12月23日に行われた第63回有馬記念では前走同様好位に控えるも直線で伸び切れず8着に敗れた。
5歳
[編集]2019年3月10日の金鯱賞で始動したが、ダノンプレミアムの9着に終わる。その後、右前浅屈腱炎を発症したため、現役を引退。引退後は生まれ故郷の目黒牧場で繁殖入りする[1][7]。
競走成績
[編集]競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
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2016.12.24 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1800m(稍) | 13 | 6 | 9 | 75.5(10人) | 6着 | 1:50.9(35.7) | 1.5 | 藤岡康太 | 54kg | インウィスパーズ | |
2017. 1.17 | 京都 | 3歳未勝利 | 芝1800m(稍) | 16 | 8 | 15 | 131.5(13人) | 3着 | 1:50.8(35.8) | 0.3 | 和田竜二 | 54kg | サトノクロニクル | |
2.12 | 小倉 | 3歳未勝利 | 芝1800m(良) | 16 | 6 | 12 | 4.4 (2人) | 1着 | 1:48.9(34.2) | -0.4 | 藤岡康太 | 54kg | (ジャーミネイト) | |
3.26 | 中山 | 3歳500万下 | 芝1800m(良) | 13 | 5 | 7 | 3.6 (2人) | 1着 | 1:51.8(36.6) | -0.0 | 和田竜二 | 54kg | (ビービーガウディ) | |
4.23 | 東京 | フローラS | GII | 芝2000m(良) | 18 | 1 | 1 | 37.2(12人) | 1着 | 2:01.3(33.9) | -0.0 | 和田竜二 | 54kg | (ヤマカツグレース) |
5.21 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 1 | 1 | 15.0 (6人) | 2着 | 2:24.4(34.1) | 0.3 | 和田竜二 | 55kg | ソウルスターリング |
9.17 | 阪神 | ローズS | GII | 芝1800m(良) | 18 | 1 | 2 | 4.3 (2人) | 7着 | 1:46.2(34.6) | 0.7 | M.デムーロ | 54kg | ラビットラン |
10.15 | 京都 | 秋華賞 | GI | 芝2000m(重) | 18 | 2 | 4 | 8.6 (5人) | 3着 | 2:00.4(36.6) | 0.2 | M.デムーロ | 55kg | ディアドラ |
11.12 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 18 | 3 | 5 | 7.7 (5人) | 1着 | 2:14.3(34.1) | -0.0 | M.デムーロ | 54kg | (クロコスミア) |
2018. 2.11 | 京都 | 京都記念 | GII | 芝2200m(重) | 10 | 5 | 5 | 5.2 (2人) | 4着 | 2:16.5(35.9) | 0.2 | M.デムーロ | 54kg | クリンチャー |
3.31 | メイダン | ドバイシーマC | G1 | 芝2410m(良) | 10 | 1 | 1 | 6着 | C.デムーロ | 54.5kg | Hawkbill | |||
8.19 | 札幌 | 札幌記念 | GII | 芝2000m(稍) | 16 | 8 | 15 | 6.9 (4人) | 3着 | 2:01.1(36.0) | 0.0 | M.デムーロ | 55kg | サングレーザー |
11.11 | 京都 | エリザベス女王杯 | GI | 芝2200m(良) | 17 | 4 | 7 | 3.6 (1人) | 3着 | 2:13.6(34.7) | 0.5 | M.デムーロ | 56kg | リスグラシュー |
12.23 | 中山 | 有馬記念 | GI | 芝2500m(稍) | 16 | 2 | 3 | 9.1 (4人) | 8着 | 2:33.0(36.7) | 0.8 | M.デムーロ | 55kg | ブラストワンピース |
2019. 3.10 | 中京 | 金鯱賞 | GII | 芝2000m(稍) | 13 | 8 | 12 | 20.5 (7人) | 9着 | 2:01.5(35.0) | 1.4 | 和田竜二 | 54kg | ダノンプレミアム |
- 出典:[8]
繁殖成績
[編集]生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 厩舎 | 馬主 | 戦績 | |
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初仔 | 2020年 | モズマワシゲリ | 牡 | 鹿毛 | グランプリボス | 栗東・鮫島一歩 →金沢・井樋一也 →名古屋・榎屋充 |
キャピタル・システム →嶋田亘克 |
8戦0勝(現役) |
2番仔 | 2021年 | モズイージス | 牡 | 黒鹿毛 | サンダースノー | 栗東・松下武士 | キャピタル・システム | 11戦0勝(引退) |
- 2024年9月27日現在
血統表
[編集]モズカッチャンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ダンジグ系 |
[§ 2] | ||
父 ハービンジャー Harbinger(英) 2006 鹿毛 |
父の父 Dansili1996 黒鹿毛 |
*デインヒル | Danzig | |
Razyana | ||||
Hasili | Kahyasi | |||
Kerali | ||||
父の母 Penang Pearl1996 鹿毛 |
Bering | Arctic Tern | ||
Beaune | ||||
Guapa | Shareef Dancer | |||
Sauceboat | ||||
母 サイトディーラー 2006 黒鹿毛 |
キングカメハメハ 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr. Prospector | |
Miesque | ||||
*マンファス | *ラストタイクーン | |||
Pilot Bird | ||||
母の母 ベストブートBest Boot(米) 1999 栗毛 |
Storm Boot | Storm Cat | ||
Aliata | ||||
Bright Tiara | Chief's Crown | |||
Expressive Dance | ||||
母系(F-No.) | 10号族(FN:10-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Mr.Prospector 4×5、Danzig 4×5、Northern Dancer 5×5 | [§ 4] | ||
出典 |
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出典
[編集]- ^ a b “モズカッチャン号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2019年3月21日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ 【エ女王杯】間違えて男名付けた…カッチャンは馬主の知り合いスポニチアネックス、2017年11月13日閲覧
- ^ 【フローラS】モズカッチャン、12番人気も波乱の重賞初V!オークスへ名乗りスポーツ報知、2017年11月12日閲覧
- ^ 【ローズS】樫2着モズカッチャンは7着、Mデムーロ「イレ込んでいた」スポーツ報知、2017年11月12日閲覧
- ^ 【秋華賞】モズカッチャン3着 Mデムーロ「1、2角で落鉄したのがわかった」スポーツ報知、2017年11月12日閲覧
- ^ モズカッチャン勝利 鮫島師18年目の「戴冠」 エリザベス女王杯スポーツ報知、2017年11月12日閲覧
- ^ “17年エリザベス女王杯覇者モズカッチャンが引退”. netkeiba.com (2019年3月21日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “競走成績:全競走成績|モズカッチャン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2017年11月13日閲覧。