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ホークビル (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホークビル
ゴドルフィンの勝負服(欧州)
欧字表記 Hawkbill[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2013年3月6日(11歳)
Kitten's Joy
Trensa
母の父 Giant's Causeway
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Helen K Groves Revokable Trust[1]
馬主 ゴドルフィン[1]
調教師 チャーリー・アップルビーイギリスの旗 イギリス[1]
競走成績
生涯成績 24戦10勝
獲得賞金 £3,544,995[1]
勝ち鞍
GI エクリプスステークス 2016年
GI ドバイシーマクラシック 2018年
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ホークビルHawkbill[1])は、アメリカ合衆国生産、イギリス調教の競走馬種牡馬。主な勝ち鞍は2016年エクリプスステークス(GI)、2018年ドバイシーマクラシック(GI)。

戦績

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2013年3月6日にアメリカ合衆国で誕生。2014年9月のキーンランド1歳馬セールにてゴドルフィンCEO(当時)のジョン・ファーガソンによって35万ドルで落札され、イギリスへ渡った[2]

2歳4月のデビュー戦は9着と大敗を喫したが、2戦目で3着に入って変わり身を見せると、3戦目で初勝利を挙げる。そこから翌年にかけて5連勝を飾り、初のG1出走となったエクリプスステークスでもクールモアグループが送り出した1番人気ザグルカを競り落として優勝し、破竹の6連勝でG1馬に上り詰めた[3]

その後は地元イギリスのみならず、フランスアイルランドドイツカナダを転戦するが、4歳シーズン終了までにG2とG3をそれぞれ1勝するに留まり、G1競走では9連敗を喫していた[1]

再び脚光を浴びたのは5歳となった2018年ドバイ開催であった。前哨戦のドバイシティーオブゴールドで重賞5勝目を挙げて挑んだドバイシーマクラシックではポエッツワードクロスオブスターズレイデオロといった強豪を相手に果敢に先行し、2着ポエッツワードに3馬身差をつけて圧勝。3歳時以来となるG1・2勝目を挙げた[4]

結果的にはドバイでの勝利が最後の輝きとなり、同年9月のノーザンダンサーターフステークス8着を最後に現役を引退した。全24戦のキャリアは6ヶ国に跨り、チャーリー・アップルビー調教師からは「ゴドルフィンの大使」と呼ばれていた[2]

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2015.04.17 ニューベリー 未勝利 芝5f 9着 J.ドイル 32馬身1/4 Harvard Man
0000.06.15 ケンプトン 未勝利 AW7f 3着 M.レーン 1馬身 They Seek Him Here
0000.07.14 リングフィールド 未勝利 AW7f 1着 W.ビュイック クビ (Lazzam)
0000.08.18 ケンプトン ナーサリーハンデキャップ AW7f 1着 W.ビュイック 3馬身1/4 (Powderhorn)
0000.09.09 ケンプトン 条件戦 AW7f 1着 W.ビュイック アタマ (Calderon)
2016.04.30 ニューマーケット ニューマーケットステークス L 芝10f 1着 W.ビュイック 1馬身1/4 (Abdon)
0000.06.16 アスコット ターセンテナリーステークス G3 芝10f 1着 W.ビュイック 1馬身1/4 (Prize Money)
0000.07.02 サンダウン エクリプスステークス G1 芝10f 1着 W.ビュイック 1/2馬身 The Gurkha
0000.08.17 ヨーク インターナショナルステークス G1 芝10.5f 8着 W.ビュイック 11馬身1/2 Postponed
0000.09.10 レパーズタウン 愛チャンピオンステークス G1 芝10f 9着 W.ビュイック 12馬身 Almanzor
0000.10.01 ミュンヘン バイエルン大賞 G1 芝12f 3着 W.ビュイック 1馬身3/4 Guignol
2017.05.01 サンクルー ガネー賞 G1 芝10.5f 5着 W.ビュイック 3馬身 Cloth Of Stars
0000.05.20 ニューベリー アルライヤンステークス G3 芝12f 1着 W.ビュイック 2馬身 (My Dream Boat)
0000.06.02 エプソム コロネーションカップ G1 芝12f 3着 W.ビュイック 5馬身1/4 Highland Reel
0000.07.02 サンクルー サンクルー大賞 G1 芝12f 6着 W.ビュイック 14馬身1/2 Zarak
0000.07.13 ニューマーケット プリンセスオブウェールズステークス G2 芝12f 1着 J.ドイル 3/4馬身 (Frontiersman)
0000.08.13 ホッペガルテン ベルリン大賞 G1 芝12f 2着 J.ドイル 1馬身 Dschingis Secret
0000.09.16 ウッドバイン ノーザンダンサーターフステークス G1 芝12f 2着 C.オドノヒュー アタマ Johnny Bear
2018.03.10 メイダン ドバイシティーオブゴールド G2 芝12f 1着 W.ビュイック アタマ (Frontiersman)
0000.03.31 メイダン ドバイシーマクラシック G1 芝12f 1着 W.ビュイック 3馬身 Poet's Word
0000.06.01 エプソム コロネーションカップ G1 芝12f 5着 W.ビュイック 25馬身 Cracksman
0000.06.20 アスコット プリンスオブウェールズステークス G1 芝10f 3着 W.ビュイック 10馬身1/2 Poet's Word
0000.07.07 サンダウン エクリプスステークス G1 芝10f 4着 W.ビュイック 4馬身 Roaring Lion
0000.09.15 ウッドバイン ノーザンダンサーターフステークス G1 芝12f 8着 J.スペンサー 7馬身 (Johnny Bear)

種牡馬時代

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引退後はダーレーグループイギリスにおける拠点であるダルハムホールスタッド種牡馬入りした[5]。初年度の種付け料は7500ポンド[6]

イギリスで1年供用された後、2020年から日本ダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで供用される[5]

血統表

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ホークビル血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Kitten's Joy
2001 栗毛
父の父
El Prado
1989 芦毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Lady Capulet Sir Ivor
Cap and Bells
父の母
Kitten's First
1991 鹿毛
Lear Fan Roberto
Wac
That's My Hon L'Enjoleur
One Lane

Trensa
2004 栗毛
Giant's Causeway
1997 鹿毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Mariah's Storm Rahy
*イメンス
母の母
Serape
1988 鹿毛
Fappiano Mr. Prospector
Killaloe
Mochila In Reality
Ride the Trails
母系(F-No.) 4号族(FN:4-m) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 4×5、Roberto 4×5、Prince John 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ Hawkbill(USA)5代血統表2019年11月1日閲覧
  2. ^ Hawkbill(USA)5代血統表2019年11月1日閲覧
  3. ^ Hawkbill(USA)5代血統表2019年11月1日閲覧
  4. ^ Hawkbill(USA)5代血統表2019年11月1日閲覧

出典

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  1. ^ a b c d e f g h Hawkbill”. Racing post. 2019年11月1日閲覧。
  2. ^ a b c Multiple Group 1 Winner Hawkbill Retired”. Bloodhorse. 2019年11月1日閲覧。
  3. ^ William Buick wins Eclipse on Hawkbill after thrilling duel with The Gurkha”. The Guardian (2016年7月2日). 2019年11月1日閲覧。
  4. ^ Kitten’s Joy’s Hawkbill Wires the Sheema Classic”. Thoroughbred Daily News. 2019年11月1日閲覧。
  5. ^ a b 2018年ドバイシーマクラシック勝馬【ホークビル(Hawkbill) 】の日本での供用が発表!”. 馬市.com (2019年10月31日). 2019年11月1日閲覧。
  6. ^ Hawkbill Headed To Darley Japan”. Thoroughbred Daily News (2019年10月31日). 2019年11月1日閲覧。

外部リンク

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