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キトゥンズジョイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キトゥンズジョイ
ラムジー夫妻の勝負服
欧字表記 Kitten's Joy[1]
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 2001年5月8日
El Prado
Kitten's First
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産者 Kenneth L. and Sarah K. Ramsey
馬主 Kenneth L. and Sarah K. Ramsey
調教師 Dale Romansアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競走成績
生涯成績 14戦9勝
獲得賞金 $2,075,791[2]
勝ち鞍
GI セクレタリアトステークス 2004年
GI ターフクラシック招待ステークス 2004年
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キトゥンズジョイ (Kitten's Joy) は、アメリカ合衆国競走馬種牡馬である。2004年エクリプス賞最優秀芝牡馬[2]。種牡馬としても成功し、2013年2018年には北米リーディングサイアーに輝いている[3]

戦績

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デビューから2戦はダート競走を使われるが、5着、2着に終わる。初芝となった3戦目に4馬身半差で圧勝し、以後芝路線を歩む。3歳時にはGI2勝(セクレタリアトステークスターフクラシック招待ステークス)を含む重賞6勝を挙げたが、ブリーダーズカップターフでは最低人気ベタートークナウの激走の前に2着に惜敗した[4]

ブリーダーズカップ・ターフ後に左脚の骨片除去の手術を受け、2005年7月に古馬初戦を迎えた。復帰2戦目でアーリントンミリオン2着に敗れた後、左脚球節を痛めていることが判明し、現役を引退した[5]。通算成績は14戦9勝。芝では12戦9勝2着3回と一度も連対を外していない[2]

競走成績

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以下の内容は、EQUIBASEの情報[2]に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2003.08.20 サラトガ 未勝利 5f 5着 M.ルッチ Cat Buster
0000.09.24 ベルモントパーク 未勝利 ダ8f 2着 J.サントス アタマ Big Booster
0000.10.09 ベルモントパーク 未勝利 芝9f 1着 S.ブリッジモハン 4馬身1/2 (The Penny Drops)
0000.11.16 チャーチルダウンズ アローワンス 芝8.5f 1着 C.ペレット アタマ (Bogangles)
2004.01.01 コールダー トロピカルパークダービー G3 芝9f 1着 J.ベイリー 4馬身1/2 (Broadway View)
0000.02.21 ガルフストリームパーク パームビーチステークス G3 芝9f 1着 J.ベイリー 1馬身3/4 (Prince Arch)
0000.04.30 チャーチルダウンズ アメリカンターフステークス G3 芝8.5f 1着 J.ベイリー 2馬身1/2 (Prince Arch)
0000.06.12 チャーチルダウンズ ジェファーソンカップステークス G3 芝9f 2着 J.ベイリー アタマ Prince Arch
0000.07.10 チャーチルダウンズ バージニアダービー G3 芝10f 1着 E.プラード 2馬身3/4 (Artie Schiller)
0000.08.14 アーリントンパーク セクレタリアトステークス G1 芝10f 1着 J.ベイリー 3馬身1/4 (Greek Sun)
0000.10.02 ベルモントパーク ターフクラシック招待ステークス G1 芝12f 1着 J.ヴェラスケス 2馬身1/2 (Magistretti)
0000.10.30 ローンスターパーク ブリーダーズカップ・ターフ G1 芝12f 2着 J.ヴェラスケス 1馬身3/4 Better Talk Now
2005.07.04 チャーチルダウンズ ファイアークラッカーBCハンデキャップ G2 芝8f 1着 E.プラード 1馬身 (Old Forester)
0000.08.13 アーリントンパーク アーリントンミリオン G1 芝10f 2着 E.プラード 3馬身 Powerscourt

種牡馬入り後

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2006年からオーナーブリーダーのラムジー夫妻所有のままラムジー・ファーム(Ramsey Farm)で種牡馬入り。初年度の種付け料は2万5,000ドルだった[6]。産駒は主に芝で活躍し、2013年 - 2018年まで6年連続で北米の芝リーディングサイアーを獲得した。2013年・2018年には北米リーディングサイアーに輝いている[3]。2014年には種付け料が10万ドルまで上昇した。活躍馬の多くはラムジー夫妻の所有馬であり、半ばプライベート種牡馬の要素もあった。2018年からはケンタッキー州のヒルンデイルファーム(Hill 'N Dale Farms)に所有権の一部が譲渡され、種付け相手の多様化を図るために種付け料を6万ドルに引き下げたうえで同ファームで供用されることになった[7]

近年は米国のみならず欧州でも活躍馬が出ている[8]。日本に輸入された産駒の中からも、ダッシングブレイズジャンダルムといった重賞勝ち馬が出ており、2022年にはジャンダルムがスプリンターズステークスを勝利して日本G1初勝利を果たした。

代表産駒

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北米・欧州[9][10]

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日本

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太字はGI競走を示す

母の父としての主な産駒

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血統表

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キトゥンズジョイ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

El Prado
1989 芦毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Lady Capulet
1974 芦毛
Sir Ivor Sir Gaylord
Attica
Cap and Bells Tom Fool
Ghazni

Kitten's First
1991 鹿毛
Lear Fan
1981 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Wac Lt. Stevens
Belthazar
母の母
That's My Hon
1983 栗毛
L'Enjoleur Buckpasser
Fanfreluche
One Lane Prince John
Danger Ahead
母系(F-No.) 2号族(FN:2-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer 3×5、Tom Fool 4×5、Hail to Reason 4×5、Turn-to 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ Kitten's Joy(USA) 5代血統表2018年5月3日閲覧
  2. ^ Kitten's Joy(USA) 5代血統表2018年5月3日閲覧
  3. ^ Kitten's Joy(USA) 5代血統表2018年5月3日閲覧
  4. ^ Kitten's Joy(USA) 5代血統表2018年5月3日閲覧

参考

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  1. ^ Kitten's Joy(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)
  2. ^ a b c d Horse Profile for Kitten's Joy | Equibase is Your Official Source for Thoroughbred Racing Information. 2018年5月3日閲覧
  3. ^ a b Kitten's Joy - Stallion Register Online. 2018年5月3日閲覧
  4. ^ Ramsey Farm: Kitten's Joy. 2018年5月3日閲覧
  5. ^ KITTEN’S JOY RETIRED. The Racing Journal(September 25, 2005). 2018年5月3日閲覧
  6. ^ Kitten's Joy | Fee History. Racing Post. 2018年5月3日閲覧
  7. ^ キトゥンズジョイが大ブレーク!. OKYO THOROUGHBRED CLUB. OFFICAL SITE. 2018年10月26日閲覧
  8. ^ キトゥンズジョイ、来年からヒルンデール牧場で供用(アメリカ)[生産]. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2018年5月3日閲覧
  9. ^ Kitten's Joy (horse). American Classic Pedigrees. 2018年5月3日閲覧
  10. ^ Kitten's Joy | Progeny. Racing Post. 2018年5月3日閲覧
  11. ^ ジャンダルム”. JBISサーチ. 2022年3月5日閲覧。
  12. ^ ジャスパークローネ(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年7月2日閲覧。
  13. ^ Precious Kitten(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search). 2018年5月3日閲覧

外部リンク

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