ジェームズ・ドイル
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ジェームズ・ドイル(James Doyle、1988年4月22日 - )はイギリスの騎手である。ケンブリッジシャー州、ケンブリッジ出身[1]。
来歴
[編集]母のジャクリーンは元調教師、姉のソフィーは騎手という競馬一家に生まれ[1]、2004年6月にグッドウッド競馬場でデビュー。翌年のウォルヴァーハンプトン競馬場で初勝利を飾った[2]。
2012年にドバイデューティーフリーでシティスケープに騎乗し、G1初騎乗・初制覇を達成。2013年に入ると、シティスケープと同じロジャー・チャールトン厩舎のアルカジームでプリンスオブウェールズステークスやエクリプスステークスなどのG1に優勝[3]。 同年夏にはシティスケープの馬主であったハーリド・ビン・アブドゥッラー(アブドゥッラー殿下)の主戦騎手に選出された[4]。
2015年からは、ウィリアム・ビュイック騎手とともにムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム(シェイク・モハメド)率いるゴドルフィンの主戦騎手となった[5]。 2023年10月にゴドルフィンとの専属契約を解除し、次期からカタール首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー(シェイク・タミム)率いるワースナンレーシングの主戦騎手になることが発表された[6]。
成績
[編集]年度別成績表
[編集]イギリス
[編集]シーズン | 騎乗数 | 勝利 | 勝率 | 獲得賞金 | |
---|---|---|---|---|---|
勝数 | 順位 | ||||
2004年 | 16 | 0勝 | ?位 | .00 | 1094 |
2005年 | 150 | 8勝 | ?位 | .05 | 5万4914 |
2006年 | 759 | 73勝 | ?位 | .10 | 57万3325 |
2007年 | 624 | 41勝 | ?位 | .07 | 26万9508 |
2008年 | 638 | 52勝 | ?位 | .08 | 25万4649 |
2009年 | 379 | 28勝 | ?位 | .07 | 18万6665 |
2010年 | 369 | 29勝 | ?位 | .08 | 15万7287 |
2011年 | 639 | 76勝 | ?位 | .12 | 29万0938 |
2012年 | 580 | 80勝 | ?位 | .14 | 107万5535 |
2013年 | 601 | 82勝 | ?位 | .14 | 176万1236 |
2014年 | 682 | 121勝 | ?位 | .18 | 330万3997 |
2015年 | 608 | 121勝 | ?位 | .20 | 317万7041 |
2016年 | 541 | 98勝 | ?位 | .18 | 220万4493 |
2017年 | 501 | 110勝 | ?位 | .22 | 333万7313 |
※金額の単位はUKポンド。
出典:[7]
アラブ首長国連邦
[編集]シーズン | 騎乗数 | 勝利 | 勝率 | 獲得賞金 | |
---|---|---|---|---|---|
勝数 | 順位 | ||||
2011年/2012年 | 198 | 23勝 | 4位 | .116 | 1300万7430 |
2012年/2013年 | 172 | 12勝 | 9位 | .069 | 143万3438 |
2013年/2014年 | 130 | 13勝 | 10位 | .100 | 203万8792 |
2014年/2015年 | 56 | 13勝 | 9位 | .232 | 798万5008 |
2015年/2016年 | 37 | 6勝 | 19位 | .162 | 416万6864 |
2016年/2017年 | 5 | 0勝 | 85位 | .000 | 1万8950 |
2017年/2018年 | 29 | 6勝 | 18位 | .206 | 555万2200 |
※金額の単位はUAEディルハム。
出典:[8]
主な勝ち鞍
[編集]- 2012年
- ドバイデューティーフリー (Cityscape)
- 2013年
- タタソールズゴールドカップ (Al Kazeem)
- プリンスオブウェールズステークス (Al Kazeem)
- エクリプスステークス (Al Kazeem)
- モイグレアスタッドステークス (Rizeena)
- 2014年
- アイリッシュ2000ギニー (Kingman)
- タタソールズゴールドカップ (Noble Mission)
- セントジェームスパレスステークス (Kingman)
- サンクルー大賞 (Noble Mission)
- サセックスステークス (Kingman)
- ジャック・ル・マロワ賞 (Kingman)
- チャンピオンステークス (Noble Mission)
- 2015年
- マクトゥームチャレンジラウンド3 (African Story)
- ジェベルハッタ (Hunter's Light)
- ロッキンジステークス (Night Of Thunder)
- タタソールズゴールドカップ(Al Kazeem)
- ファルマスステークス (Amazing Maria)
- 2017年
- セントジェームスパレスステークス (Barney Roy)
- アスコットゴールドカップ (Big Orange)
- ムーラン・ド・ロンシャン賞 (Ribchester)
- マルセルブサック賞 (Wild Illusion)
- 2018年
- ジェベルハッタ (Blair House)
- アルクォズスプリント (Jungle Cat)
- プリンスオブウェールズステークス (Poet's Word)
- アイリッシュオークス (Sea Of Class)
- キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス (Poet's Word)
- ヨークシャーオークス (Sea Of Class)
- サールパートクラークステークス (Jungle Cat)
- 2019年
- キングズスタンドステークス (Blue Point)
- ダイヤモンドジュビリーステークス (Blue Point)
- スプリントカップ (Hello Youmzain)
- ノーザンダンサーターフステークス (Old Persian)
- 2020年
- プリンスオブウェールズステークス (Lord North)
- バーデン大賞 (Barney Roy)
- クリテクリウムドサンクルー (Gear Up)
- 2021年
- カドラン賞 (Trueshan)
出典:[7]
脚注
[編集]- ^ a b “QIPCO British Champions Series | James Doyle” (英語). British Champions Series. 2014年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月6日閲覧。
- ^ “Godolphin‐James Doyle” (英語). Godolphin. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月31日閲覧。
- ^ “【世界の騎手紹介 Vol.1】ジェームズ・ドイル”. JRA-VAN Ver.World. 2018年4月6日閲覧。
- ^ “James Doyle Named Retained Rider for Juddmonte in the UK”. PAULICK REPORT (Aug 29, 2013). 2017年8月31日閲覧。
- ^ “モハメド殿下 来季は若手2騎手で挑む”. スポニチアネックス (2014年11月13日). 2016年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月31日閲覧。
- ^ “James Doyle: Jockey to leave Godolphin for Wathnan Racing” (英語). BBC Sport. (2023年10月30日) 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b James Doyle|Ststistical Summary|Racing Post Racing Postより 2018年4月6日閲覧
- ^ Statics|Emirates Racing Authority Emirates Racingより 2018年4月6日閲覧
外部リンク
[編集]- james doyle (@the_doyler) - X(旧Twitter)
- James Doyle (@the_doyler1) - Instagram