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イースタンアンセム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イースタンアンセム
ゴドルフィンの勝負服
欧字表記 Eastern Anthem[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2004年2月27日[1]
Singspiel[1]
Kazzia[1]
母の父 Zinaad[1]
生国 アイルランドの旗 アイルランド[1]
生産者 ダーレー[1][2]
馬主 ゴドルフィン
シェイク・ハムダン
→ゴドルフィン
→シェイク・ハムダン
→ゴドルフィン
[2]
調教師 サイード・ビン・スルール (UAE)
ムバーラク・ビン・シャフヤー (UAE)
→サイード・ビン・スルール (UAE)
マフムード・アッ=ザールーニー英語版
[2]
競走成績
生涯成績 16戦5勝[1]
獲得賞金 £2,406,144[2]
勝ち鞍
GI ドバイシーマクラシック 2009年
テンプレートを表示

イースタンアンセム (Eastern Anthem) [1]アイルランド生産の競走馬。主な勝ち鞍に2009年ドバイシーマクラシック

経歴

[編集]
  • 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[2]

2006年10月13日、ノッティンガム競馬場でのメイドン競走でランフランコ・デットーリの騎乗によりデビューし、1着。翌2007年リステッド競走のニューマーケットステークスから始動して3着、続くコックドハットステークス2着のあと1年におよぶ休養に入り、2008年6月のタップスターステークスで復帰。3戦目となる7月の条件ステークスで2勝目を挙げ、8月にはジェフリーフリアステークスに出走してシックスティーズアイコンの6着。4歳時まではゴドルフィンの所有馬でサイード・ビン・スルール厩舎に所属してイギリスを拠点に走っていたが、シェイク・ハムダン(ハムダーン・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム)にトレードされたことにともない、2008/2009年シーズンより厩舎を開業したムバーラク・ビン・シャフヤー厩舎に移籍することになった[3]

移籍初戦、2009年2月5日のアルハースハンデキャップをアーマド・アジュテビの騎乗により勝利を挙げて続く2月19日のCBDフィナンシャルサービスハンデキャップも勝ち、ハンデ戦2連勝の流れで臨んだドバイシーマクラシックではスパニッシュムーン、パープルムーンとの接戦をハナ差で制して重賞およびG1競走初勝利を挙げた[4]。ドバイシーマクラシックのあと、ドバイデューティーフリーを制した同じ厩舎のグラディアトラスとともにふたたびゴドルフィンの所有馬となり、サイード・ビン・スルール厩舎に再移籍[3]。再移籍後、6月5日のコロネーションカップに出走し6着。次いでゴールドカップではイェーツの5着。8月から9月にはドイツを転戦するが8月16日ラインラントポカルではヴィーナーヴァルツァーの3着[5]9月6日バーデン大賞はゲッタウェイの2着[6]9月27日オイロパ賞もジュークボックスジュリーのハナ差2着[7]と勝ち星はなく、休養に入る。2010年3月にマフムード・アッ=ザールーニー英語版厩舎に移り、連覇がかかったドバイシーマクラシックに出走したがダーレミの6着に終わって、この1戦を最後に現役を引退した。

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[2]の情報および記載法に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離(馬場) 頭数 枠番
(Draw)
馬番
(horse No.)
着順 騎手 斤量(st./lb./kg換算) タイム 着差 勝ち馬/(2着)馬
2006.10.18 ノッティンガム メイドン 芝1m (Sft) 13 05 03 01着 L. デットーリ 9-3(129/58.5) 1:50.95 5馬身 (Sagredo)
2007.05.05 ニューマーケット ニューマーケットS LR 芝1m2f (GF) 06 06 03 03着 L. デットーリ 8-12(124/56) (2馬身 1/4) Helen Mascot
0000.05.24 グッドウッド コックドハットS LR 芝1m3f (Gd) 03 03 03 02着 L. デットーリ 9-0(126/57) (1馬身 1/4) Halicarnassus
2008.06.08 グッドウッド タップスターS LR 芝1m4f (Gd) 10 06 03 02着 L. デットーリ 9-0(126/57) (アタマ) Peppertree Lane
0000.07.12 ヨーク シルヴァーC LR 芝1m6f (Hy) 10 11 01 03着 T. ダーカン 9-13(139/63) (5馬身 1/2) Yellowstone
0000.07.25 ニューマーケット 条件S 芝1m4f (GF) 03 02 01 01着 L. デットーリ 9-1(127/57.5) 2:34.12 10馬身 (Munsef)
0000.08.16 ニューベリー ジェフリーフリアS G3 芝1m5 1/2f (GS) 10 07 04 06着 L. デットーリ 9-3(129/58.5) (6馬身 1/2) Sixties Icon
2009.02.05 ナドアルシバ アルハースH 芝1m2f (Gd) 14 01 04 01着 A. アジュデビ 9-3(129/58.5) 2:05.75 1 1/4馬身 (Fiery Lad)
0000.02.19 ナドアルシバ CBDフィナンシャルサービスH 芝1m4f (Gd) 10 02 01 01着 R. フレンチ 9-6(132/60) 2:31.06 1/4馬身 (Crime Scene)
0000.03.28 ナドアルシバ ドバイシーマクラシック G1 芝1m4f (Gd) 15 02 02 01着 A. アジュデビ 9-0(126/57) 2:31.84 ハナ (Spanish Moon)
0000.06.05 エプソム コロネーションC G1 芝1m4f (Gd) 08 06 04 06着 L. デットーリ 9-0(126/57) (11馬身) Ask
0000.06.18 アスコット ゴールドC G1 芝2m4f (GF) 09 09 01 05着 A. アジュデビ 9-2(128/58) (23馬身 1/2) Yeats
0000.08.16 ケルン ラインラントポカル G1 芝1m4f (Gd) 07 01 01 03着 A. アジュデビ 9-6(132/60) (2馬身 1/2) Wiener Walzer
0000.09.09 バーデンバーデン バーデン大賞 G1 芝1m4f (Sft) 06 03 02 02着 L. デットーリ 9-6(132/60) (3馬身) Getaway
0000.09.27 ケルン オイロパ賞 G1 芝1m4f (Gd) 10 03 03 02着 L. デットーリ 9-6(132/60) (ハナ) Jukebox Jury
2010.03.27 メイダン ドバイシーマクラシック G1 芝1m4f (GF) 16 02 02 06着 A. アジュデビ 9-0(126/57) (3馬身 1/2) Dar Re Mi
  • Draw:枠番、Horse No.:馬番
  • 馬場状態: Fm=Firm, GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Y=Yielding, YSft=Yielding to Soft, Sft=Soft, Hy=Heavy
  • 着差:dht=dead heat(同着), nse=nose(ハナ), shd=short head(短頭), hd=head(アタマ), nk=neck(クビ), l=length(馬身), dist=distance(大差)

引退後

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引退後は、イングランドウィルトシャーにあるウィズリスレイド・ファーム(Withyslade Farm)で種牡馬となっている[2]

血統表

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イースタンアンセム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Singspiel
1992 鹿毛
父の父
In the Wings
1986 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
High Hawk Shirley Heights
Sunbittern
父の母
Glorious Song
1976 鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco

Kazzia
1999 鹿毛
Zinaad
1989 鹿毛
Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Time Charter Saritamer
Centrocon
母の母
Khoruna
1981 鹿毛
Lagunas *イルドブルボン
Liranga
Khora Corvaro
Kandia
母系(F-No.) (FN:5-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Shirley Heights 4 × 3 = 18.75% [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8][9]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l Eastern Anthem(IRE)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月18日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g Eastern Anthem(IRE) form”. Racing Post. 2020年4月18日閲覧。
  3. ^ a b イースタンアンセム叩き合いを制す/シーマクラシック”. 競馬ブックweb. ケイバブック. 2020年4月18日閲覧。
  4. ^ ドバイSC、良血馬イースタンアンセムがG1初制覇”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年3月29日). 2020年4月18日閲覧。
  5. ^ ラインラントポカル、独ダービー馬ヴィーナーヴァルツァーがV”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年8月17日). 2020年4月18日閲覧。
  6. ^ 独・バーデン大賞、ゲッタウェイがG1・2勝目”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年9月7日). 2020年4月18日閲覧。
  7. ^ ジュークボックスジュリーがG1初制覇/独G1”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2009年9月28日). 2020年4月18日閲覧。
  8. ^ a b c Eastern Anthem(IRE) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月14日閲覧。
  9. ^ a b Eastern Anthemの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月14日閲覧。

外部リンク

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