ベイ型補助揚陸艦
ベイ型補助揚陸艦 | |
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RFA Cardigan Bay | |
基本情報 | |
種別 | ドック型揚陸艦(LSD(A)) |
運用者 |
イギリス海軍補助艦隊 オーストラリア海軍 |
建造期間 | 2000年 - 2005年 |
就役期間 | 2006年 - 就役中 |
建造数 | 4隻 |
前級 | ラウンドテーブル型支援揚陸艦 |
次級 | 最新 |
要目 | |
満載排水量 | 16,100トン |
全長 | 176m |
最大幅 | 26.4m |
吃水 | 5.8m |
機関方式 | ディーゼル・エレクトリック方式 |
主機 | |
推進器 |
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出力 |
(8L26)6,000 hp / 4.5 MW (12V26)9,000 hp / 6.7 MW |
速力 | 18ノット (33 km/h) |
航続距離 | 8,000海里 (15,000 km)/15ノット時 |
搭載能力 |
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乗員 | 59名 |
兵装 |
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ベイ型補助揚陸艦(ベイがたほじょようりくかん、英語: Bay class Landing Ship Dock (Auxiliary))は、イギリス海軍補助艦隊(RFA)のドック型揚陸艦。全ての艦が「- Bay」という名称であることから、ベイ型と通称されている。
来歴
[編集]RFAは、1997年より、ラウンドテーブル型支援揚陸艦(LSL)の更新を目的とした代替支援揚陸艦(Alternative Landing Ship Logistics, ALSL)計画を開始した。
2002年秋には、ベイ級として計画が認可され、艦種は補助ドック型揚陸艦(Landing Ship Dock (Auxiliary), LSD(A)とされた。
設計
[編集]本型ではL3000と呼ばれる設計案が採用されており、これはエンフォーサー型揚陸艦がベースとされている。ロイド船級協会の船級規則に則って、商船に準じた建造手法が採用されており、海事沿岸警備庁の分類ではクラス1の旅客船とされている[1]。
なお、兵装はさしあたってL7汎用機関銃や重機関銃(Mk.44ミニガン)などの軽兵器に限定されているが、ファランクスなど、より大口径で強力な火器の装備スペースも準備されている[2]。
能力
[編集]本級は、海軍のヘリコプター揚陸艦「オーシャン」やアルビオン級を補完する第二波以降の揚陸戦力とされており、揚陸部隊が沿岸を確保した後に接近して揚陸を行い、港湾の確保後はRO-RO船にその任務を譲ると想定されている。
輸送揚陸機能
[編集]車両甲板は、駐車レーンとして使った場合は総延長1,200mに及び、チャレンジャー2主力戦車24両または小型トラック150両を搭載できる。また貨物としては20フィートコンテナ換算で24個分を搭載できる[1]。兵員は、標準的には356名の乗艦が想定されているが、最大で700名まで増員できる[2]。
船体後部にはウェルドックが設けられている。上陸用舟艇として汎用揚陸艇(LCU Mk.10)1隻または小型揚陸艇(LCVP Mk.5)が収容されているほか、組立型動力ラフト(Mexefloat)2基が舷側に搭載されている[2]。
航空運用機能
[編集]原型艦と異なりハンガーを持たないが、後部上甲板がヘリコプター甲板とされている点は同一であり、チヌーク輸送ヘリコプターまでの機体規模のヘリコプターなら離着艦可能である。
また必要に応じて、マーリンないしそれ以下の機体規模のヘリコプターを一時的に収容するためのシェルターを設置することもできる[1]。
同型艦
[編集]イギリス海軍補助艦隊 | オーストラリア海軍 | |||||||||||
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# | 艦名 | 建造所 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 | # | 艦名 | 取得 | 就役 | 退役 | |
L3006 | ラーグスベイ RFA Largs Bay |
スワンハンター | 2001年 10月1日 |
2003年 7月26日 |
2006年 12月17日 |
2011年 4月 |
L100 | チョールズ HMAS Choules |
2011年 4月6日 |
2011年 12月13日 |
就役中 | |
L3007 | ライムベイ RFA Lyme Bay |
2000年 11月22日 |
2005年 9月3日 |
2007年 8月8日 |
イギリス海軍補助艦隊にて就役中 | |||||||
L3008 | マウンツベイ RFA Mounts Bay |
BAEシステムズ | 2002年 8月25日 |
2004年 4月9日 |
2006年 9月15日 | |||||||
L3009 | カーディガンベイ RFA Cardigan Bay |
2003年 10月13日 |
2005年 4月9日 |
2007年 3月6日 |
参考文献
[編集]- ^ a b c Scott, Richard (2011-08-03). “Sweating the asset: versatility is the key to LSD(A) multi-tasking”. International Defence Review (Jane's Information Group).
- ^ a b c Saunders, Stephen (ed.) (2008). Jane's Fighting Ships 2008–2009. Jane's Fighting Ships (111th ed.). Surrey: Jane's Information Group. ISBN 978-0-7106-2845-9. OCLC 225431774