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ドンバス大隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドンバス大隊
Батальйон Донбас
エンブレム
創設 2014年4月15日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ国家親衛隊
部隊編制単位 大隊
兵科 歩兵
兵種/任務 国家憲兵、国家安全保障
人員 900人[1]
所在地 ドネツィク州スラヴャンスク
愛称 リトル・ブラック・メン
上級単位 第15独立連隊
担当地域 ドネツィク州
戦歴 イロヴァイスクの戦い
デバルツェボの戦い
シロキネの戦い
ヴォルノヴァーハの戦い
セベロドネツクの戦い
指揮官 オレクサンドル・ポリシュチュク中佐
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第2特務大隊ドンバス(だい2とくむだいたいドンバス、ウクライナ語: 2-й батальйон спеціального призначення НГУ «Донбас»)は、ウクライナ国家親衛隊大隊のひとつ。第18旅団隷下。

概要

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ドンバス危機以降の春にドンバスの親ロシア派分離主義勢力に対抗するため、地元ドンバスの住民によって義勇兵大隊ドンバス大隊として創設され[2][3]、創設者のセンメン・センメンセンコウクライナ語版英語版は元ウクライナ軍予備役将校であり、彼や創設メンバーはウクライナ軍ソビエト連邦軍での戦闘経験があった[4]。部隊はメンバーをインターネット、新聞、勧誘電話など様々な媒体で募集していた。集まったメンバーらはドニプロペトロウシク州に送られて訓練を受け、戦闘へと参加していった。

2014年6月、ウクライナ内務省管轄のウクライナ国家親衛隊に編入し、第2特務大隊ドンバスに改称した。

2014年8月、同部隊はイロヴァイスクの戦いに投入され、戦闘に参加した。またこの戦闘で、指揮をとっていたセンメン・センメンセンコが負傷した[5]

2015年4月2日、マリウポリ駐屯の第18特務連隊に配属された。

2016年9月9日、スラヴャンスク駐屯の第15独立連隊に転属された。

報告によると、2016年までに108人もの隊員が戦死しているという[6]

装備はAK-74SVDなど。また、スペツナズに対抗する部隊とするため戦車や装甲車の配備も行われている。

『ウクライナ・クライシス』として映画化されている。

ロシアのウクライナ侵攻

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2022年2月から、ロシアのウクライナ侵攻ヴォルノヴァーハの戦いに投入された。

2022年5月、セヴェロドネツィクの守備をしていると推測されていた[7]

支援

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ウクライナの富豪リナト・アフメトフにより支援を受けている[8] 。また、初期の訓練教官はジョージア軍の退役軍人である[9]

編制

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ギャラリー

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脚注

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出典

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  1. ^ Volunteers Bolster Ukraine's Fighting Force Institute for War and Peace Reporting
  2. ^ 大隊「ドンバス」は国家警備隊の一部になります-セメンチェンコ LIGA
  3. ^ Ukrainian Donbas Battalion ambushed in Donetsk Oblast village; at least five killed” (英語). KyivPost. 2014年12月29日閲覧。
  4. ^ “Ukraine civil war fears mount as volunteer units take up arms” (英語). The Guardian. (2014年5月15日). https://www.theguardian.com/world/2014/may/15/ukraine-civil-war-fears-mount-volunteer-units-kiev-russia 
  5. ^ “Ukrainian troops inch closer to rebel city Donetsk” (英語). Associated Press. Hindustan Times. (2014年8月19日). http://www.hindustantimes.com/world/ukrainian-troops-inch-closer-to-rebel-city-donetsk/story-KA7czuKo0ILwVW4WWKVAEI.html 2015年11月25日閲覧。 
  6. ^ “Avakov speaks of losses of National Guard” (英語). UNIAN. (2016年4月18日). http://www.unian.info/war/1322880-avakov-speaks-on-losses-of-national-guard-interior-ministry-in-donbas.html 
  7. ^ 【日曜スクープ】ロシア軍猛攻・・・ウクライナ重要局面(2022年5月29日) テレ朝news 28分ごろ
  8. ^ Warning of humanitarian catastrophe comes as trucks with humanitarian aid turned back on way to Donbas” (英語) (18 December 2014). 27 January 2015閲覧。
  9. ^ “"We are trying to come to power through elections, but we have all sorts of possibilities" - as "Azov" becomes party” (ウクライナ語). Hromadske.TV. (2016年10月13日). http://hromadske.ua/posts/my-namahaiemosia-pryity-do-vlady-cherez-vybory-khocha-maiemo-vsiaki-mozhlyvosti-iak-azov-staie-partiieiu 

外部リンク

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