スズキ・ビターラブレッツァ
ビターラ ブレッツァ(VITARA BREZZA)は、スズキの子会社であるマルチ・スズキ・インディアがインド市場で生産・販売しているクロスオーバーSUVである。また、ブレッツァ(BREZZA)は、2代目からの商標である。
初代 YFB1S型(2016年 - 2022年)
[編集]スズキ・ビターラブレッツァ(初代) YFB1S型 | |
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2016年発売型 フロント | |
2016年発売型 リア | |
インテリア | |
概要 | |
別名 | トヨタ・アーバンクルーザー(2代目) |
製造国 | インド |
販売期間 | 2016年3月 - 2022年6月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
1.5 Lガソリン: K15B型 1,462 cc 直4 DOHC (2020年-) 1.3 Lディーゼル: D13A型 1,248 cc 直4 ターボ (2016年-2020年) |
最高出力 |
1.5 Lガソリン: 77 kW (105 PS)/6,000 rpm 1.3 Lディーゼル: 60 kW (90 PS)/4,000 rpm |
最大トルク |
1.5 Lガソリン: 138 Nm (14.1 kgf・m)/4,400 rpm 1.3 Lディーゼル: 200 Nm (20.4 kgf・m)/1,750 rpm |
変速機 |
5速MT(ガソリン車:2016年-) 5速AMT(AGS)(ディーゼル車:2016年-2020年) 4速AT(ガソリン車:2020年-) |
前 |
前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
後 |
前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,500 mm |
全長 | 3,995 mm |
全幅 | 1,790 mm |
全高 | 1,640 mm |
車両重量 |
1,110 - 1,130 kg (5MT) 1,135 - 1,150 kg( 4AT) |
概要
[編集]2016年のニューデリーオートエクスポで発表された[1][2]。2013年に公開されたコンセプトカー・マルチ・XAアルファを市販化したモデルで[3]、マルチ・スズキが開発を手がけた初のSUVでもある。
ビターラ(エスクード)の姉妹モデルで、税制優遇があるインド市場にあわせて全長を4.0 m未満に抑え、エンジンは1.3 Lターボのディーゼルエンジンを搭載。トランスミッションは5速MTと5速AGS(オートギヤシフト)から選択可能である。
2017年のインディアン・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2020年1月には販売台数が50万台を突破した[4]。
2020年のニューデリーオートエクスポで改良新型が発表された[2]。エンジンは1.5Lのガソリンエンジンに変更され、トランスミッションは5速MTと5速ATに変更された。
同年9月、トヨタ自動車より本車のOEMとして、「トヨタ・アーバンクルーザー(Urban Cruiser)」が発売された[5]。トヨタへのOEM供給は「グランツァ」(インド市場)および「スターレット」(南アフリカ市場)として発売されたバレーノに続く2車種目である。なお、アーバンクルーザーの名称はかつてトヨタが ist の欧州仕様に使用していたものである。
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VXI(フロント)
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VXI(リア)
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ZDi Plus(フロント)
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ZDi Plus(リア)
2代目(2022年 - )
[編集]スズキ・ブレッツァ(2代目) | |
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ZXi+グレード(フロント) | |
ZXi+グレード(リア) | |
ZXi+グレード(インテリア) | |
概要 | |
製造国 | インド |
販売期間 | 2022年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
パワートレイン | |
エンジン | K15Cデュアルジェット |
最高出力 | 97 PS (71 kW; 96 hp)/5,600 rpm |
最大トルク | 135 N⋅m (14 kg⋅m; 100 lb⋅ft)/4,400 rpm |
変速機 | 5速MT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,500 mm |
全長 | 3,995 mm |
全幅 | 1,790 mm |
全高 | 1,640 - 1,685 mm |
2022年6月30日に初のフルモデルチェンジを行い、「ビターラ」から独立した「ブレッツァ」へ改名された[6]。
外観はエンジンフードやベルトラインを強調した意匠を採用。内装はブラックとブラウンの2トーンに統一され、インパネにシルバー加飾を採用。インドのコンパクトSUVで初となる全方位モニター[7] [8]やヘッドアップディスプレイが採用され、コネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応。後部座席はシートの幅を拡げ、エアコン吹き出し口やUSB電源ソケットも装備された。
発売時はガソリンエンジンのみであり、新採用のK15C型 1.5 Lデュアルジェットエンジンに加え、マイルドハイブリッド化により燃費向上が図られた。
脚注
[編集]- ^ 『スズキ、インド・オートエキスポで新型コンパクトSUV「ビターラ ブレッツァ」を発表』(プレスリリース)スズキ株式会社、2016年2月3日 。
- ^ a b “スズキ『ビターラ ブレッツァ』、インド最量販SUVに改良新型…デリーモーターショー2020”. レスポンス(Response.jp). 2021年3月3日閲覧。
- ^ “Maruti Brezza to Hyundai Creta: What these SUVs looked like when they were concepts”. CarToq (2018年12月27日). 2021年3月3日閲覧。
- ^ “マルチスズキの ビターラ ブレッツァ、発売4年で50万台販売…小型SUVの新記録”. Response. (2020年1月14日). 2021年3月6日閲覧。
- ^ “トヨタの小型SUV、スズキからOEM供給…『アーバンクルーザー』をインド発売”. レスポンス(Response.jp). 2021年3月3日閲覧。
- ^ 『スズキ、インドでコンパクトSUV新型「ブレッツァ」を発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2022年6月30日 。2022年7月1日閲覧。
- ^ “全方位モニター用カメラ”. スズキ. 2023年8月16日閲覧。
- ^ “全方位モニターってなに?”. スズキ自販静岡 (2021年10月28日). 2023年8月16日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Vitara Brezza - マルチ・スズキ・インディア