コンテンツにスキップ

スズキ・GSX1300Rハヤブサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スズキ・ハヤブサから転送)

GSX1300Rハヤブサ(ジーエスエックスせんさんびゃくアール ハヤブサ)はスズキ1999年から製造販売しているオートバイ(大型自動二輪車)である。

日本向け仕様は (ハヤブサ)の名称で発売されている。当初はGSX1300R Hayabusaの車名で発表され、9年にわたるモデルライフの途中、Hayabusa 1300に変更されたが、テールカウルにはそのままGSX1300Rの表示がなされており、現行モデルも同様である。なおスズキ内のモデルナンバー(型番)はGSX1300RAとなっている。

GSX1300Rハヤブサ

概要

[編集]
モチーフとなったハヤブサ

その圧倒的な動力性能とは裏腹に、意外にも扱いやすいメガスポーツバイクとして広く知られている。メーカーでは、スーパースポーツを超える究極のマシンという意味をこめて「アルティメットスポーツ」と呼称している。

名称のハヤブサは、小型の猛禽類であるハヤブサが、300 km/h以上の速度で飛ぶことができることや、食物連鎖の頂点に位置していることから、最高速度300 km/hを超える性能を持って君臨するようにと名づけられた。最初期モデルは速度計の目盛が350 km/h(数字は)まで刻まれていた。

最大の特徴は何といっても最高速度であり、それまで量産市販車最速だったホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードの持つ最高速度約300 km/h[注釈 1]を大幅に超える312 km/h(ミラー無し時)の性能を発揮し、20世紀最速の市販バイクとなった。発売時には二輪マスコミ各社が特集を組み、それまでの最速マシンであったホンダ・CBR1100XXスーパーブラックバードカワサキ・ZZR1100との比較テストを行ったが、ハヤブサ以外の既存の最速マシン達はいずれも300 km/hの大台には全く届かず、ハヤブサの圧倒的な勝利であった。

以上の結果、1990年代前半より二輪メーカー各社がしのぎを削ってきた300 km/h競争についに決着がついた形となり、また後述する規制問題もあり、その後の各社のフラッグシップモデル開発の方向性に大きな影響を与えることとなった。

2000年にはカワサキからも最高速度300 km/h超のニンジャZX-12Rが発表されたが、2001年EUの行政関係者からEU各国に、最高速競争は危険であり、規制が必要との意見が投げかけられたため、2輪メーカー各社は2001年モデルより最高速度を300 km/hに抑えるスピードリミッターの装備とスピードメーターの目盛自粛(目盛を300 km/hまでに抑え、かつ300は記さない)という自主規制を実施している。そのため、リミッターなし、かつ350 km/h(220 mph)表示の速度計を装備するのは1999年式および2000年式のみである(カワサキZX-12Rは2000年式のみ)。なお、ZX-12R発売時に二輪マスコミ各社が同車とハヤブサの性能比較を行い紙面を賑わせたが、加速性能はZX-12Rに軍配が上がったものの最高速はハヤブサに軍配が上がり、世界最速の地位をより一層強固なものとした。

ちなみに自主規制開始後のハヤブサも単にリミッターが装着されただけで潜在能力としての最高速性能は全く同じであり、モデル末期まで世界最速のハイスピードマシンとして世界中で人気を集めていた。自主規制が始まる2001年モデルからシートレールがそれまでのアルミ製からスチール製に変更されているが、これは体重の重い欧米のライダーによるタンデム走行に耐えられなかったためと言われている。

最も大きな変更が行われたのは2002年モデルであり、ECUがそれまでの16 bitから32 bitに進化し、エンジン制御がより緻密なものになった。この進化の結果、スロットル操作に対するエンジンの反応(レスポンス)が非常にリニアなものとなり、変更前とは別物と思えるほどに乗りやすく、洗練された。この2002年の年次変更をもって初代は完成し、以降はカラーリング変更やフロントフォークインナーチューブのチタンコーティングといった外観や細かな部品の改善のみで2007年まで製造が続けられた。

アルティメットスポーツの名に恥じずレースシーンでも活躍し、ヨシムラジャパンは1999年と2000年シーズンの全日本選手権をハヤブサで参戦。鈴鹿8時間耐久レースでは総合6位に入賞、1999年には全日本ロードレースで鎌田学がS-NKクラスで王座を獲得している。一方、ストリートユースでは豊富なトルクとクセのない割と素直なハンドリングから、初心者からベテランまで幅広い層に支持されている。また絶大な直進安定性は、スポーツライドはもちろんツアラーとしても優れた性能を発揮する。

1999年の発売以来、2007年まで大きなモデルチェンジは行われず、カタログ上の最高出力では、進化を続けるGSX-R1000等のスーパースポーツマシンが上回る結果となっていた(ただし潜在的な最高速ではハヤブサが上回っていた)。しかし、モデル最終年の2007年でも人気は衰えず、新規登録台数も逆輸入スポーツバイクにおいては上位に入っており、オートバイ雑誌「ヤングマシン」誌上の2005年の読者による人気投票では総合1位にも選ばれた。

車両解説

[編集]
世界最速のオートバイと呼べるだけあってタイムアタックなどのベース車両に用いられることも多い。
ニュルブルクリンク最速車として知られるRadical SR8
スズキのコンセプトカースズキ・GSX-R/4

同車の高性能なエンジンは四輪車にも流用され、ジムカーナ競技やワンメイクレースに用いられた。例としてスズキ製のフォーミュラカーであるフォーミュラ・スズキ隼やイギリスのレーシングマシン&スポーツカーコンストラクターであるRadical Sportscars社が製造したSR4が挙げられる。なお、ニュルブルクリンク北コースにおける2009年9月28日時点での市販車最速記録を保有していた同社のSR8では、ハヤブサのシリンダーヘッドを2基使い、同社が開発したクランクケースと組み合わせてV型8気筒化したオリジナルエンジンが搭載されていた。この車両のエンジンを搭載し、公道走行可能な「RST-V8 Levante」がケータハムから8台限定で販売された。

デザインはスズキ二輪商品企画部デザイン課の吉浦耕司(多摩美術大学卒、1985年入社)のデザインチーム[1]

加速性能

[編集]

発進加速はゼロスタートから各速度に到達するまでのタイム。中間加速は60 km/hからフル加速し、各速度に達するまでの時間で、ギアはトップ(6速)を使用している。計測は車体にセットされたセンサーからの信号を車載コンピューターで読み取って行なう方式でドイツモトラッド社が実施した。

発進加速

  • 0 → 100 km/h 2.6秒
  • 0 → 120 km/h 3.3秒(ここまで1速ギアで加速)
  • 0 → 140 km/h 4.0秒
  • 0 → 160 km/h 5.2秒
  • 0 → 180 km/h 6.4秒(ここまで2速ギアで加速)
  • 0 → 200 km/h 7.9秒(3速ギア)

中間加速(6速固定)

  • 60 → 100 km/h 3.7秒
  • 60 → 140 km/h 7.2秒
  • 60 → 160 km/h 9.0秒
  • 60 → 200 km/h 12.9秒

400 m加速(ゼロヨン

  • 0 - 400 m 9.9秒(1999年モデル)

最高速度(実測値)

  • 312 km/h(1999/2000年モデル:ミラー無し)
  • 302 km/h(1999/2000年モデル:ミラー有り)

各速最高速度

  • 1速 → 128 km/h
  • 2速 → 173 km/h
  • 3速 → 220 km/h
  • 4速 → 261 km/h
  • 5速 → 295 km/h
  • 6速 → 321 km/h

モデル一覧

[編集]

初代

[編集]
GSX1300R Hayabusa[2]
2006年モデル
パールグラスホワイト×メタリックソニックシルバー
(リミテッドエディション)
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
車体型式 GW71A
エンジン W701型 1,298.6 cm3 4ストローク
水冷DOHC4バルブ直列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 81.0 mm × 63.0 mm / 11.0:1
最高出力 128.7 kW (175 PS) / 9,800 rpm
最大トルク 138 N·m (14.1 kgf·m) / 7,000 rpm
乾燥重量

(1999‐2000)215 kg

(2001‐2007)217 kg
テンプレートを表示

1998年9月に開催された、ドイツインターモトショー98で発表され、1999年に発売された。

スーパースポーツとしては珍しい茶系統の配色がなされた初代のカラーリングは、短命で終わったものの、その存在感を際だたせた。

1999年仕様

[編集]
1999年 Metalic Saturn Black×Metalic Light Charcoal

以下のカラーバリエーションで発売された[4]

  • メタリックライトカッパーブラウン×メタリックエクルーシルバー
  • メタリックサターンブラック×メタリックライトチャコール
  • キャンディアンタレスレッド×キャンディサターンブラック

2000年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[4]

  • パールスズキディープブルー×メタリックソニックシルバー
  • キャンディベルベティーレッド×メタリックアーバングレイ
  • メタリックサターンブラック×メタリックライトチャコール
  • メタリックソニックシルバー(リミテッドエディション)[5]

2001年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[4]

  • パールスズキディープブルー×メタリックソニックシルバー
  • キャンディベルベティーレッド×メタリックギャラクシーシルバー
  • パールノベルティブラック×メタリックギャラクシーシルバー
  • ソリッドブラック(リミテッドエディション)[5]

2002年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[4]

  • パールスズキディープブルー×メタリックソニックシルバー
  • キャンディグランドブルー×パールノベリティブラック
  • メタリックソニックシルバー×メタリックギャラクシーシルバー
  • メタリックファイングレー(日本向け特別色)

2003年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[4]

  • パールスズキディープブルー×メタリックソニックシルバー
  • メタリックソニックシルバー×メタリックフリントグレイ
  • メタリックフリントグレー×パールノベリティブラック
  • ソリッドブラック(リミテッドエディション)[5]
  • パールディープシーブルー(リミテッドエディション)[5]
  • キャンディバーニングカッパー(リミテッドエディション)[5]

2004年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[6]

  • パールスズキディープブルーNo.2×メタリックソニックシルバー
  • パールスズキディープブルーNo.2×パールネブラブラック
  • メタリックプラムパープル×パールネブラブラック
  • キャンディグランドブルー(リミテッドエディション)[5]
  • パールクリスタルレッド(リミテッドエディション)[5]

2005年仕様

[編集]

バッテリー負担を軽減するスターターモーター稼動時にヘッドランプを自動で消灯する機能が追加され、タンクロゴがSUZUKIからSのエンブレムへ変更、ターンランプレンズをアンバーからクリアタイプに変更、加えて限定色の発売とカラーバリエーションが以下のように改められた[6][7]

  • パールスズキディープブルーNo.2×メタリックソニックシルバー
  • パールクリスタルレッド×パールネブラブラック
  • メタリックオートグレー×パールネブラブラック
  • メタリックファントムグレイ(リミテッドエディション)[5]

2006年仕様

[編集]

限定仕様が発売され、カラーバリエーションが以下のように改められた[6][8]

  • メタリックオートグレー×キャンディインディブルー
  • パールネブラブラック×キャンディソノマレッド
  • パールネブラブラック×メタリックファントムグレー
  • パールグラスホワイト×メタリックソニックシルバー(リミテッドエディション)[5]

2007年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[6][9]

  • パールビガーブルー
  • キャンディソノマレッド
  • パールネブラブラック

リコール

[編集]

1999年及び2000年モデルのチェーンテンショナー(アジャスター)交換。リコール対策済み車両はOKシールが貼ってある。

2代目

[編集]
HAYABUSA1300[2]
2008年モデル
パールミラージュホワイト×メタリックミスティックシルバー
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
車体型式 GX72B
エンジン X704型 1,340 cm3 4ストローク
水冷DOHC4バルブ直列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 81.0 mm × 65.0 mm / 12.5:1
最高出力 145 kW (197 PS) / 9,500 rpm
最大トルク 155 N·m (15.8 kgf·m) / 7,200 rpm
乾燥重量 220 kg
テンプレートを表示

2007年7月発売。モデルイヤーとしては2008年モデルになり、最初のフルモデルチェンジとなった。

エンジンはストロークが2 mm延長され、排気量が1,299 ccから1,340 ccに拡大。最高出力は197 PSまでパワーアップされた。SDTV (Suzuki Dual Throttle Valve)、ツインフューエルインジェクター、チタン製吸排気バルブ、S-DMS[注釈 2]なども新たに導入された。フロントブレーキはラジアルマウントとなり、車体も各部が改良を受けている。

2009年3月タイヤメーカーのピレリはイタリアのナルドテストコースにおいて、同社のANGEL STを装着したHAYABUSA 1300により、24時間連続走行における平均速度の最速記録に挑戦し、走行距離5135.071 km 平均時速213.96 km/hの世界新記録を樹立した。

最高速

400 m加速(ゼロヨン

  • 0 - 400 m 9.678秒[11] 

2008年仕様

[編集]

フルモデルチェンジが行われ、カラーバリエーションは以下のように改められた[6][12]

  • キャンディマックスオレンジ×パールネブラブラック
  • メタリックファントムグレー×パールネブラブラック
  • パールミラージュホワイト×メタリックミスティックシルバー
  • キャンディインディブルー×パールネブラブラック

2009年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[13]

  • グラススプラッシュホワイト×メタリックミスティックシルバー
  • パールネブラブラック×メタリックファントムグレー
  • メタリックオートグレー×メタリックミスティックシルバー
  • ソリッドブラック×メタリックマジェスティックゴールド

2010年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[14]

  • パールネブラブラック
  • キャンディインディブルー
  • パールミラージュホワイト

2011年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[15]

  • パールネブラブラック
  • パールネブラブラック(一部に赤)
  • キャンディインディブルー
  • パールミラージュホワイト

2012年仕様

[編集]
2012年モデル Pearl Glacier White

カラーバリエーションが以下のように改められた[16]

  • パールネブラブラック
  • キャンディソノマレッド
  • パールグレイシャーホワイト

2013年仕様

[編集]

ブレーキシステムが大きく改良され、フロントブレーキキャリパーが同車初のブレンボ製(モノブロック・ラジアルマウント対向4ポット)となり、同車初のABSも搭載された。

また、カラーバリエーションが以下のように改められた[17]

  • パールグレイシャーホワイト×メタリックオールトグレー
  • グラススパークルブラック×メタリックオールトグレー
  • マーブルデイトナイエロー×グラススパークルブラック

リコール

[編集]

FMC後初のリコールが発生。(対象車台番号: JS1GX72A*82100020~JS1GX72A*82112289)

不具合の内容

車両組み立て時におけるイグニッションスイッチ電気配線が不適切で、ハンドル操作の繰り返しにより、電気配線が屈曲の大きな部分で断線することがあり、最悪の場合、ヘッドランプが消灯し、エンジンが停止して再始動できなくなる可能性がある。

改善措置の内容

イグニッションスイッチの配線を点検し、組付け位置が不適切なものは、当該配線部分を交換すると共に、正規の組付け位置にする。

日本仕様

[編集]
[18]
(ハヤブサ)
2014年日本仕様
パールビガーブルー×パールグレッシャーホワイト
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー 日本の旗スズキ
車体型式 EBL-GX72B
エンジン X704型 1,339 cm3 4サイクル
水冷DOHC4バルブ直列4気筒
内径×行程 / 圧縮比 81 mm × 65 mm / 12.5:1
最高出力 145 kW (197 PS) / 9500 rpm
最大トルク 155 N·m (15.8 kgf·m) / 7200 rpm
車両重量 266 kg
テンプレートを表示

2013年までに16万5千台が生産され、うち2万台が逆輸入[19]により日本で販売されたほどの人気モデルであるが、日本国内では平成13年騒音規制により正規の販売が行えない状況下にあった。しかし平成26年騒音規制が施行され、騒音の数値基準が欧州と同等になり、欧州仕様車の正規発売が可能となったことから、2014年2月10日より日本国内でも正式に発売された。

車両は2013年の欧州モデルと同一のスペックで、エンジン出力は日本メーカーが正規で発売する車両としては最大の197 PSとなる。なお日本向け仕様としてETCが国内二輪車としては初めて標準で搭載される。

日本国内での車名は (ハヤブサ)で、 漢字表記の車名はスズキとしては「」「薔薇」以来のものとなる。

2014年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[20]。なお、本年より日本仕様が発売されたが、輸出仕様限定のリミテッドエディションを除き共通の塗り分けとなっている[20]

  • メタリックサンダーグレー×グラススパークルブラック
  • パールミラレッド×パールグレッシャーホワイト
  • パールビガーブルー×パールグレッシャーホワイト
  • キャンディダーリングレッド×グラススパークルブラック(リミテッドエディション)

2015年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[21]

  • サンダーグレーメタリック×グラススパークルブラック
  • パールブレーシングホワイト×ミスティックシルバーメタリック
  • パールビガーブルー×ミスティックシルバーメタリック

2016年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[21]

  • サンダーグレーメタリック×グラススパークルブラック
  • パールブレーシングホワイト×ミスティックシルバーメタリック
  • キャンディダーリングレッド×ミスティックシルバーメタリック

2017年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[21]

  • グラススパークルブラック
  • パールグレッシャーホワイト×グラススパークルブラック
  • パールビガーブルー×グラススパークルブラック

3代目

[編集]
ハヤブサ
2021年仕様
概要
販売期間 2021年-
ボディ
乗車定員 2名
パワートレイン
エンジン DXA1・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
最高出力 138 kW〈188 PS〉 / 9,700 rpm
最大トルク 149 N·m〈15.2 kgf·m〉 / 7,000 rpm
車両寸法
ホイールベース 1480 mm
全長 2180 mm
全幅 735 mm
全高 1165 mm
車両重量 264 kg
その他
最低地上高 125 mm
総排気量 1,339 cm3
テンプレートを表示

日本仕様は、2021年4月発売。

2021年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[21]

  • マットソードシルバーメタリック/キャンディダーリングレッド
  • グラススパークルブラック/キャンディバーントゴールド
  • ブリリアントホワイト/マットステラブルーメタリック

また、オプションで、以下のボディカラーも選択できるようになった。また、オプションでは、ボルドールレッドメタリックの、ホイールも選べる。

  • █マットソードシルバーメタリック/マットステラブルーメタリック
  • マットソードシルバーメタリック/キャンディバーントゴールド
  • グラススパークルブラック/マットステラブルーメタリック
  • グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド
  • ブリリアントホワイト/キャンディバーントゴールド
  • ブリリアントホワイト/キャンディダーリングレッド

2022年仕様

[編集]

カラーバリエーションが以下のように改められた[22]

  • ブリリアントホワイト/パールビガーブルー
  • グラススパークルブラック/マットブラックメタリック
  • サンダーグレーメタリック/キャンディダーリングレッド

また、オプションで、以下の組み合わせも選択できるようになった。また、オプションでは、ボルドールレッドメタリック、ビガーブルーのホイールも選べる。(一部例外あり)

  • グラススパークルブラック/キャンディダーリングレッド
  • グラススパークルブラック/パールビガーブルー
  • ブリリアントホワイト/マットブラックメタリック
  • ブリリアントホワイト/キャンディダーリングレッド
  • サンダーグレーメタリック/マットブラックメタリック
  • サンダーグレーメタリック/パールビガーブルー

エピソード

[編集]
  • 第二次世界大戦後のエンジン付自転車全盛時には、ホンダトーハツなどのエンジンともに「ハヤブサ」という名称のエンジンが存在した[23]
  • ハヤブサをベースとしたカスタムマシンも枚挙に暇がなく、中でも加賀山就臣率いる「TEAM KAGAYAMA」では、2022年にハヤブサのフレームを鉄フレーム化した通称「鐵隼」(てつぶさ)を開発、筑波サーキットで行われる「TASTE OF TSUKUBA」に投入している[24]

参考画像

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ヤングマシン誌のテストでは303 km/hを記録
  2. ^ スズキドライブモードセレクター。出力特性を3段階から選べるシステム。
  3. ^ 4輪雑誌「Super EDGE」のテストにおいて高速アケボノテック高速周回路において記録。

出典

[編集]
  1. ^ 『モトレジェンド vol.7 GSX1300R HAYABUSA (開発ストーリーから読み取くバイクと人――スズキGSX1300Rハヤブサ編) 』三栄書房 (2017/2/24)
  2. ^ a b 「バイカーズステーション」第26巻第4号、モーターマガジン社、2012年4月号。 38頁
  3. ^ Moto Map 2005
  4. ^ a b c d e 『ハイパーバイク Vol.27』 p.45
  5. ^ a b c d e f g h i 『ハイパーバイク Vol.27』 p.47
  6. ^ a b c d e 『ハイパーバイク Vol.27』 p.46
  7. ^ Moto Map 2005 カラーバリエーション
  8. ^ Moto Map 2006 カラーバリエーション
  9. ^ Moto Map 2007 カラーバリエーション
  10. ^ Moto Map 2008
  11. ^ 2009年仕様ノーマル車両 JARIテストコース 月刊オートバイ誌計測
  12. ^ Moto Map 2008 カラーバリエーション
  13. ^ Moto Map 2009 カラーバリエーション
  14. ^ Moto Map 2010 カラーバリエーション
  15. ^ Moto Map 2011 カラーバリエーション
  16. ^ Moto Map 2012 カラーバリエーション
  17. ^ Moto Map 2013 カラーバリエーション
  18. ^ 隼|スズキ バイク”. スズキ. 2014年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月22日閲覧。
  19. ^ スズキ「隼」ついに国内デビュー 欧米で人気の大型二輪 - 朝日新聞2014年1月10日
  20. ^ a b 『バイカーズステーション』2017年6月号 p.54
  21. ^ a b c d 『バイカーズステーション』2017年6月号 p.55
  22. ^ スズキハヤブサカタログ22PH-JUH 99999-10107-136 2022年6月版より
  23. ^ 百年のマン島(p268, p269)より。
  24. ^ その名も”鐵隼(テツブサ)”! チーム加賀山が鉄フレームのハヤブサで5月15日のテイストオブツクバに参戦! - ヤングマシン・2022年4月10日

参考文献

[編集]
  • 大久保力『百年のマン島 - TTレースと日本人』三栄書房、2008年。ISBN 9784779604072 
  • 『SUZUKI GSX1300R Hayabusa No.2』ニューズ出版東京都〈ハイパーバイク Vol.27〉、2008年5月31日。ISBN 978-4-89107-553-8 
  • 『バイカーズステーション』31巻6号(2017年6月号(通巻357号))、発行:遊風社(発売:モーターマガジン社『バイカーズステーション』2015年1月号 p.33

関連項目

[編集]
  • フォーミュラ・スズキ隼 - 同車両のエンジンを流用した市販レーシングカー。
  • スズキ・GSX-R/4 - 2001年発表のコンセプトカー、同車両のエンジンを流用し、GSX-Rをそのまま4輪にしたような過激な構成をもつ。
  • 若桜鉄道 - 若桜線隼駅は当車オーナーの聖地として知られ、駅舎にポスター等が掲示されている。スズキ公認のグッズも販売。2016年3月20日からラッピング広告列車が運用開始した。鉄道車両に大型バイクのラッピング広告が施されるのは日本では初めてとなる。2009年より毎年8月8日にファンが集結する隼駅祭りが開催されている。
  • MTT・タービン・スーパーバイク - 2014年現在でギネスブックに「世界一最速の2輪車」「世界一高価な2輪車」として登録されている。

外部リンク

[編集]