ザ・バロン (テレビドラマ)
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『ザ・バロン』(英: The Baron)は、1966年から1967年までイギリスで放送されていたインコーポレイテッド・テレヴィジョン・カンパニー配給のテレビドラマシリーズである。
概要
[編集]1937年にイギリスで発表されたアンソニー・モートン(本名:ジョン・クリーシー)の作品『Meet the Baron』をベースに、1966年から30本制作された一話完結型のスパイドラマ。この原作は、戦前にも日本で雑誌『新青年』特別増刊号で『暗闇男爵』として紹介されている。
日本では、1966年5月4日から同年8月3日までフジテレビで放送されていた。放送時間は毎週水曜 22:00 - 23:00 (日本標準時)。
ストーリー
[編集]アメリカのテキサス出身のジョン・マネリングは、ロンドン・パリ・ワシントンD.C.の三大都市を股にかけて国際的に活躍する美術骨董品商。そのエレガントな物腰からバロン(男爵)と呼ばれている。その裏の顔は、イギリスの国際諜報部のよき協力者であり、助手のデビッド、やり手の諜報員インテリのジョン・アレクサンダーと女スパイのコーデリア等3人であらゆる国際問題を解決している。
キャスト
[編集]- ジョン・マネリング(通称バロン)
- 演:スティーヴ・フォレスト / 日本語吹き替え:小林修
- コーデリア・ウィンフィールド
- 演:スー・ロイド / 日本語吹き替え:森ひろ子
- ジョン・アレクサンダー・テンプルトン=グリーン
- 演:コリン・ゴードン / 日本語吹き替え:不明
- デビッド・マーロウ
- 演:ポール・フェリス / 日本語吹き替え:城達也
スタッフ
[編集]- 制作指揮プロデューサー:モンティ・バーマン
- 音楽:エドウィン・アストリー
エピソード
[編集]日本での 放送順 |
エピソード | 制作順 | エピソード原題 |
---|---|---|---|
01 | ファバジェの宝石 | 04 | Diplomatic Immunity |
02 | 勇者に捧ぐる詩 | 01 | Epitaph for a Hero |
03 | 黄金の脱出 | 02 | Red Horse, Red Rider |
04 | 悪魔の遺産 | 13 | A Memory of Evil |
05 | 10万ポンドの脅迫 | 07 | The Persuaders |
06 | 祖国の敵 | 10 | Enemy of the State |
07 | 俺がバロンだ | 14 | Masquerade |
08 | 王冠を狙う男 | 15 | The Killing |
09 | 死を売る女 | 12 | And Suddenly You're Dead |
10 | 出獄者を追え | ||
以降は、フジテレビでの初回放送時にタイトルとして「バロン登場」とされた[要説明]。 | |||
11 | 黒真珠の影 | ||
12 | 脅迫者は誰だ | ||
13 | 狂気の執念 | ||
14 | ローマの女 | ||
15 | 証人を消せ | ||
16 | コーデリア行方不明 | ||
17 | わな | ||
18 | 賭け | ||
19 | 死神に憑かれた女 | ||
20 | 呪いの館 | ||
21 | 謎の微笑 | ||
22 | 呪いの宝石 | ||
23 | 緑の迷路 | 23 | The Maze |
24 | 大統領夫人の悩み | ||
25 | 嵐の前夜(前編) | 25 | Storm Warning |
26 | 謎の島(後編) | 26 | The Island |
27 | 美女と麻薬 | ||
28 | 悪霊は招く | 29 | The Man Outside |
29 | 600万ポンドの偽札 | 30 | Countdown |
30 | コレリーの剣 | 05 | Farewell to Yesterday |
備考
[編集]- モートンの原作ではバロンは生粋のイギリス人であり、既婚者である。
- CSチャンネルのスーパー!ドラマTVで全話が繰り返し再放送されている。
外部リンク
[編集]フジテレビ 水曜22:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ザ・バロン
(1966年5月4日 - 1966年8月3日) |
高倉健シリーズ
(1966年8月10日 - 1966年9月28日) |