ガムシュー賞
表示
ガムシュー賞(ガムシューしょう、The Gumshoe Awards)は、人気のある推理小説に贈られるアメリカ合衆国の文学賞。毎年アメリカのインターネットマガジン「ミステリー・インク (Mystery Ink)[1] 」で最も功績のあった推理小説が発表される。ノミネート作品は、アメリカ国内で最初に英語で出版された作品(もしくは英語に翻訳された作品)から選ばれる。2002年より以下のカテゴリ別に授与されている[2]。
- 最優秀ミステリ賞
- 最優秀スリラー賞
- 最優秀新人賞
- 最優秀ミステリウェブサイト賞
- 生涯功労賞
2005年に、最優秀ヨーロッパミステリ賞が新設された[2]。
部門
[編集]部門 | タイトル | 開始年 | 備考 |
---|---|---|---|
最優秀小説賞 | 最優秀ミステリ賞 | 2002年 | 2002-2003年は「最優秀小説賞」という名であった |
最優秀スリラー賞 | 2005年 | ||
最優秀ヨーロッパミステリ賞 | 2005年 | ||
最優秀新人賞 | 2002年 | ||
生涯功労賞 | 2002年 | ||
最優秀ミステリウェブサイト賞 | 2002年 | 2002-2003年は「最優秀著者ウェブサイト賞」という名であった |
部門別の受賞者
[編集]最優秀ミステリ賞
[編集]年 | 受賞作 | ノミネート作 |
---|---|---|
2002年 | トマス・ペリー "Pursuit" |
|
2003年 | ジョージ・P・ペレケーノス 『終わりなき孤独』 |
|
2004年 | スティーヴ・ハミルトン "Blood is the Sky" |
|
2005年 | ジム・フジーリ "Hard, Hard City" |
|
2006年 | ローラ・リップマン 『永遠の三人』 |
|
2007年 | ジュリア・スペンサー=フレミング "All Mortal Flesh" |
|
2008年 | ジェイムズ・リー・バーク "The Tin Roof Blowdown" |
|
最優秀スリラー賞
[編集]年 | 受賞作 | ノミネート作 |
---|---|---|
2005年 | バリー・アイスラー 『雨の罠』 |
|
2006年 | ジョゼフ・フィンダー 『解雇通告』 |
|
2007年 | ロバート・フェリーニョ "Prayers for the Assassin" |
|
2008年 | ロバート・クレイス 『天使の護衛』 |
|
最優秀ヨーロッパ・ミステリ賞
[編集]年 | 受賞作 | ノミネート作 |
---|---|---|
2005年 | ヘニング・マンケル 『タンゴステップ』 |
|
2006年 | ロバート・ウィルスン "The Vanished Hands" |
|
2007年 | カリン・フォッスム "When the Devil Holds the Candle" |
|
最優秀新人賞
[編集]年 | 受賞作 | ノミネート作 |
---|---|---|
2002年 | C・J・ボックス 『沈黙の森』 |
|
2003年 | エディー・ミューラー 『拳よ、闇を払え』 |
|
2004年 | P・J・トレイシー 『天使が震える夜明け』 |
|
2005年 | ディラン・シェーファー "Misdemeanor Man" |
|
2006年 | ランドール・ヒックス "The Baby Game" |
|
2007年 | ジョン・ハート 『キングの死』 |
|
2008年 | ショーン・チャコーヴァー "Big City, Bad Blood" |
生涯功労賞
[編集]年 | 受賞者 | 出身国 |
---|---|---|
2002年 | ロス・トーマス | アメリカ合衆国 |
2003年 | ディック・フランシス | イギリス |
2004年 | ルース・レンデル | イギリス |
2005年 | ローレンス・ブロック | アメリカ合衆国 |
2006年 | エド・マクベイン | アメリカ合衆国 |
2007年 | ロバート・B・パーカー | アメリカ合衆国 |
2008年 | ドナルド・E・ウェストレイク | アメリカ合衆国 |
最優秀ミステリウェブサイト賞
[編集]年 | 受賞者 | ウェブサイト | 備考 |
---|---|---|---|
2002年 | リー・チャイルド | Official Site of Lee Child and Jack Reacher[3] | 著者サイト |
2003年 | マイクル・コナリー | Official Website of Bestselling Author Mike Connelly [4] | 著者サイト |
2004年 | サラ・ワインマン | Confessions of Idiosyncratic Mind[5] | ブログ |
2005年 | January Magazine's Crime Fiction Section | January Magazine[6] | オンラインマガジン |
2006年 | CrimeSpot.net (Graham Powell) | CrimeSpot.net[7] | ブログ |
2007年 | Demolition Magazine | Demolition Magazine[8] | オンラインマガジン |
2008年 | The Thrilling Detective Web Site | Thrilling Detective[9] | ウェブサイト |
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ "Mystery Inc"とは異なる。紙媒体でない、世界初のオンラインマガジンの一つ。
- ^ a b Mystery Ink list of awards
- ^ “Official Site of Lee Child and Jack Reacher”. 2009年2月27日閲覧。,
- ^ “Official Website of Bestselling Author Mike Connelly”. 2009年2月27日閲覧。
- ^ “Confessions of Idiosyncratic Mind”. 2009年2月27日閲覧。
- ^ “January Magazine Crime Fiction”. 2009年2月27日閲覧。
- ^ “CrimeSpot.net”. 2009年2月27日閲覧。
- ^ “Demolition Magazine”. 2009年2月27日閲覧。
- ^ “Thrilling Detective”. 2009年2月27日閲覧。