ジェイムズ・リー・バーク
ジェイムズ・リー・バーク (James Lee Burke) | |
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誕生 |
1936年12月5日(87歳) テキサス州ヒューストン |
職業 | 作家 |
言語 | 英語 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
最終学歴 | ミズーリ大学コロンビア校 |
活動期間 | 1965年 - |
ジャンル | ミステリ |
代表作 | 『シマロン・ローズ』 |
主な受賞歴 |
エドガー賞 長編賞 1998年 シマロン・ローズ |
配偶者 | あり |
子供 |
4人 アラフェア・バーク(娘) |
ウィキポータル 文学 |
ジェイムズ・リー・バーク(James Lee Burke、1936年12月5日 - )は、アメリカ合衆国の推理作家。代表作はデイヴ・ロビショー・シリーズ。1990年に『ブラック・チェリー・ブルース』(原題:Black Cherry Blues )で、1998年に『シマロン・ローズ』(原題:Cimarron Rose )でエドガー賞 長編賞を受賞。
ロビショー・シリーズは2度映画化されており、「ヘブンズ・プリズナー」(1996年公開)はアレック・ボールドウィンが、「エレクトリック・ミスト 霧の捜査線」(日本劇場未公開)はトミー・リー・ジョーンズがそれぞれロビショーを演じた。ほかにもテキサス州の弁護士ビリー・ボブ・ホランドのシリーズや、彼のいとこでテキサス州保安官ハックベリー・ホランドらが主人公のミステリのシリーズや短編のアンソロジーを発表している。
生い立ち
[編集]1936年、テキサス州ヒューストンに生まれ、テキサスとルイジアナの州境のガルフ・コーストで幼少期を過ごした。ルイジアナ大学ラファイエット校、ミズーリ大学コロンビア校に進学し、ミズーリ大学で学士号及び修士号を取得した。石油関連、報道関係、社会福祉関連の仕事を経験。モンタナ州へ引っ越す少し前(1980年代)にはウィチタ州立大学でクリエイティブ・ライティングの教師をしていた。
私生活
[編集]モンタナ州ロロとルイジアナ州ニューイベリアに家があり、妻と暮らしている。妻との間に4人の子がおり、娘のアラフェア・バークも推理作家である。孫は4人いる。短編作家のアンドレ・デビュース三世は従弟である。
著書
[編集]デイヴ・ロビショー シリーズ
[編集]# | 邦題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 | 出版社 |
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1 | ネオン・レイン | The Neon Rain | 1987年 | 1990年10月 | 大久保寛 | 角川書店〈角川文庫〉 |
2 | 天国の囚人 | Heaven's Prisoners | 1988年 | 1991年12月 | ||
3 | ブラック・チェリー・ブルース | Black Cherry Blues | 1989年 | 1990年11月 | 佐和誠 | |
4 | フラミンゴたちの朝 | A Morning for Flamingos | 1990年 | 1992年11月 | 大久保寛 | |
5 | 過去が我らを呪う | A Stained White Radiance | 1992年 | 2001年1月 | 鈴木恵 | |
6 | エレクトリック・ミスト | In the Electric Mist with Confederate Dead | 1993年 | 1997年9月 | 大久保寛 | |
7 | ディキシー・シティ・ジャム | Dixie City Jam | 1994年 | 2001年4月 | ||
8 | 燃える天使 | Burning Angel | 1995年 | 2002年7月 | 鈴木恵 | |
9 | Cadillac Jukebox | 1996年 | ||||
10 | Sunset Limited | 1998年 | ||||
11 | Purple Cane Road | 2000年 | ||||
12 | Jolie Blon's Bounce | 2002年 | ||||
13 | Last Car to Elysian Fields | 2003年 | ||||
14 | Crusader's Cross | 2005年 | ||||
15 | Pegasus Descending | 2006年 | ||||
16 | The Tin Roof Blowdown | 2007年 | ||||
17 | Swan Peak | 2008年 | ||||
18 | The Glass Rainbow | 2010年 | ||||
19 | Creole Belle | 2012年 |
ビリー・ボブ・ホランド シリーズ
[編集]# | 邦題 | 原題 | 刊行年 |
刊行年月 |
訳者 | 出版社 |
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1 | シマロン・ローズ | Cimarron Rose | 1997年 | 1999年7月 | 佐藤耕士 | 講談社〈講談社文庫〉 |
2 | ハートウッド | Heartwood | 1999年 | 2001年7月 | ||
3 | Bitterroot | 2001年 | ||||
4 | In the Moon of Red Ponies | 2004年 |
ハックベリー・ホランド シリーズ
[編集]- Lay Down My Sword and Shield (1971)
- Rain Gods (2009)
- Feast Day of Fools (2011)
その他
[編集]- Half of Paradise (1965)
- To The Bright and Shining Sun (1970)
- Two for Texas (1982)
- The Lost Get-Back Boogie (1986)
- White Doves at Morning (2002)
短編アンソロジー
[編集]- The Convict (1985)
- Jesus Out to Sea (2007)
受賞・ノミネート
[編集]- 受賞
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- 1990年:『ブラック・チェリー・ブルース』でアメリカ探偵作家クラブが授与するエドガー賞 長編賞を受賞
- 1995年:『過去が我らを呪う』でドイツ・ミステリ大賞翻訳作品部門受賞(第3位)
- 1998年:『シマロン・ローズ』で2度目のエドガー賞 長編賞を受賞
- 1998年:"Sunset Limited" でゴールド・ダガー賞を受賞
- 2002年:文学活動における功績をルイジアナ作家協会に評され、同年11月2日にロサンゼルスのバトンルージュで開催されたルイジアナ・ブック・フェスティバルでルイジアナ州知事(当時)のキャスリーン・ブランコより賞を贈られる。
- 2008年:"The Tin Roof Blowdown" でガムシュー賞最優秀ミステリ賞受賞
- 2009年:アメリカ探偵作家クラブより巨匠賞を授与される。
- ノミネート
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- 1998年:『シマロン・ローズ』でバリー賞長編賞ノミネート
- 1999年:"Sunset Limited" でディリス賞ノミネート
- 2000年:"Purple Cane Road" でゴールド・ダガー賞ノミネート
- 2002年:"Jolie Blon's Bounce" でゴールド・ダガー賞ノミネート
- 2003年:"Jolie Blon Bounce" でエドガー賞 長編賞ノミネート、マカヴィティ賞長編賞ノミネート
- 2007年:"Pegasus Descending" でゴールド・ダガー賞ノミネート
- 2008年:"The Tin Roof Blowdown" でゴールド・ダガー賞ノミネート、アンソニー賞長編賞ノミネート
- 2011年:"The Glass Rainbow" でマカヴィティ賞長編賞ノミネート
参考
[編集]外部リンク
[編集]- James Lee Burke's Official Website
- "Why Bugsy Siegel Was a Friend of Mine", short story by James Lee Burke, The Southern Review, Winter 2005
- "The Man Behind Dave Robicheaux", James Lee Burke talks about violence, writing, littering, alcoholism, liberalism and bestsellers.