コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ボルチン・オレッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オレッグ・ボルチンから転送)
ボルチン・オレッグ
Boltin Oleg
ボルチン・オレッグ Boltin Olegの画像
2024年8月
プロフィール
リングネーム ボルチン・オレッグ
本名 オレッグ・ボルチン[1]
ニックネーム バース[2]
身長 186cm[3]
体重 120kg[3]
誕生日 (1993-02-10) 1993年2月10日(31歳)
出身地 カザフスタンの旗 カザフスタンリッダー英語版[1]
所属 新日本プロレス
スポーツ歴 レスリング[1]
柔術[4]
トレーナー 永田裕志
デビュー 2023年4月2日[5]
テンプレートを表示
獲得メダル
男子 レスリング

[6]

アジア選手権
2021 アルマトイ 125kg級
全日本大学レスリング選手権大会
2013 フリー120kg級
2014 フリー125kg級
2015 フリー125kg級
2016 フリー125kg級
全日本大学グレコローマンスタイル選手権大会
2015 グレコローマン130kg級
全日本学生レスリング選手権大会
2016 フリー125kg級
2016 グレコローマン130kg級
全日本社会人レスリング選手権大会
2017 フリー125kg級
2017 グレコローマン130kg級

ボルチン・オレッグBoltin Oleg[3]1993年2月10日 - )は、カザフスタン男性プロレスラーリッダー英語版出身[1][3]

本名はオレッグ・ボルチンOleg Boltin[1]。2022年より新日本プロレス所属[3]

来歴

[編集]

レスリング選手時代

[編集]

11歳の時点で身長が185センチメートルに達していたが虚弱であり、これを心配した両親の意向もあってレスリングを始める[1]。2013年に縁があって山梨学院大学へ留学し、2013年から2016年までの全日本大学選手権フリースタイル125キロ級で4連覇を果たすなど、グレコローマンも含めた2スタイルで実績を重ねる[1][6]

卒業後は2020年東京オリンピック出場を目標にして、大学の監督であった高田裕司の紹介により、永田裕志が監督するレスリングチーム「ブシロードクラブ」(現「TEAM NEW JAPAN」)に2018年4月3日付で加入する[1]。2019年には地元で行われた世界選手権のカザフスタン代表に選ばれたほか、2021年にはレスリングアジア選手権で優勝するなど結果を残す[6]。しかし東京オリンピックは代表選出とならず、2022年の世界選手権を最後にレスリング選手のキャリアを終了する[7]

プロレスラー時代

[編集]

ブシロードクラブ加入時よりアマレス引退後の進路として新日本プロレスへの入門を明言しており[1]、2022年10月10日の両国国技館大会前に永田とリングに上がって正式に入団を発表する[8]

2023年1月4日の東京ドーム大会では「ボルチン・オレッグ」のリングネームで大岩陵平とのエキシビションマッチが実施され、同年4月2日の後楽園ホール大会で本格的なプロレスデビューを果たす[5]。同年8月12日、両国国技館大会の第0試合として実施された『CSテレ朝チャンネル Presents ヤングライオン THREE CONSECUTIVE BATTLE』に出場し、5分1本勝負の勝ち抜き戦で中島佑斗オスカー・ロイベ大岩陵平に3連勝する[9]。この結果、NJPW WORLD認定TV王座を保持するザック・セイバーJr.への挑戦権を獲得し、10月24日[注 1]の後楽園ホール大会でキャリア初のタイトルマッチに臨むが、13分38秒でタップアウト負けを喫する[11]

2024年4月14日、台湾にて開催されたNEVER無差別級6人タッグ王座新王者決定トーナメントで棚橋弘至および矢野通とタッグを組み、第27代王者組としてキャリア初となるベルト戴冠を果たす[12]

同年の「G1 CLIMAX 34」では、事前に開催される出場者決定トーナメントにエントリーされ、1回戦で矢野、2回戦で棚橋、決勝戦でタイチを撃破し、Bブロック出場枠を勝ち取る[13]。同大会にはコスチュームと入場曲を新調して臨み[2]KONOSUKE TAKESHITAなどに勝利するが[14]、4勝5敗でブロック敗退となる[15]

得意技

[編集]
カミカゼ
相手をファイヤーマンズキャリーで持ち上げた後に、そのまま前転しながら投げ落とすフィニッシャー[16]

入場曲

[編集]
「BARS」[17]
「G1 CLIMAX 34」より使用。

タイトル歴

[編集]
新日本プロレス
プロレス大賞
  • 新人賞(2024年)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 当初は9月24日の後楽園ホール大会での挑戦が予定されたが、試合当日に左手首の負傷により欠場となり、代打で大岩陵平が出場した[10]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i 東京五輪後にプロレスラー転向を決めている異色の男」『日刊スポーツ』2019年3月9日。2024年7月28日閲覧。
  2. ^ a b 【新日本・G1】初出場のボルチン・オレッグが成田蓮撃破!カラムも海野翔太から殊勲の勝利」『東京スポーツ新聞』2024年7月20日。2024年7月28日閲覧。
  3. ^ a b c d e ボルチン・オレッグ”. 新日本プロレス公式サイト. 2024年7月28日閲覧。
  4. ^ ライガー G1本命にボルチン・オレッグ指名「お前は人生の勝者だってたたえてやりたいよ」」『東京スポーツ新聞』2024年7月9日。2024年7月28日閲覧。
  5. ^ a b 【新日本】レスリング世界選手権5位のオレッグ・ボルチンが入門「必ず世界チャンピオン目指します」」『東京スポーツ新聞』2023年4月2日。2024年7月28日閲覧。
  6. ^ a b c オレッグ・ボルチン”. 日本レスリング協会. 2024年7月28日閲覧。
  7. ^ 【2022年世界選手権・特集】後悔は残るが、プロレスで世界一を目指す!…男子フリースタイル125kg級・オレッグ・ボルチン(新日本プロレス職)”. 日本レスリング協会 (2022年9月19日). 2024年7月28日閲覧。
  8. ^ 【新日本】レスリング世界選手権5位のオレッグ・ボルチンが入門「必ず世界チャンピオン目指します」」『東京スポーツ新聞』2022年10月10日。2024年7月28日閲覧。
  9. ^ ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33”. 新日本プロレスリング株式会社. 2024年7月28日閲覧。
  10. ^ カンタン酢 Presents Road to DESTRUCTION”. 新日本プロレスリング株式会社. 2024年7月28日閲覧。
  11. ^ FULL MATCH! ボルチン・オレッグ vs ザック・セイバーJr.|NJPW WORLD認定TV選手権試合』NJPW WORLD Official、2023年10月26日https://www.youtube.com/watch?v=RgJFewTR5eM2024年7月28日閲覧 
  12. ^ 【新日本】ボルチン・オレッグ初戴冠! 棚橋弘至&矢野通とNEVER6人タッグ新王者に」『東京スポーツ新聞』2024年4月14日。2024年7月28日閲覧。
  13. ^ NEW JAPAN SOUL 2024 第5試合 時間無制限1本勝負 『G1 CLIMAX 34』Bブロック出場者決定トーナメント決勝戦”. 新日本プロレスリング株式会社. 2024年7月28日閲覧。
  14. ^ 【新日本・G1】ボルチン・オレッグが竹下幸之介から殊勲の3勝目「また次、いつでもやりましょう」」『東京スポーツ新聞』2024年8月10日。2024年8月17日閲覧。
  15. ^ ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 34 静岡・浜松アリーナ”. 新日本プロレスリング株式会社. 2024年8月17日閲覧。
  16. ^ 8/12【新日本】“強すぎるヤングライオン"オレッグがYL企画で初の3人抜き達成 TV王座挑戦権獲得…”. プロレス格闘技DX (2023年8月12日). 2024年7月28日閲覧。
  17. ^ Boltin Oleg / BARS (Entrance Video & Theme)』新日本プロレスリング株式会社、2024年7月24日https://www.youtube.com/watch?v=-UHapipBcLs2024年7月28日閲覧 
  18. ^ NEVER OPENWEIGHT 6-MAN TAG TEAM”. 新日本プロレスリング株式会社. 2024年7月28日閲覧。

外部リンク

[編集]