アンドレアス・メラー
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名前 | ||||||
本名 |
アンドレアス・ヴァルター・メラー Andreas Walter Möller | |||||
愛称 | アンディ、ターボ | |||||
ラテン文字 | Andreas Möller | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | ドイツ | |||||
生年月日 | 1967年9月2日(57歳) | |||||
出身地 | フランクフルト | |||||
身長 | 180cm | |||||
体重 | 70kg | |||||
選手情報 | ||||||
ポジション | MF | |||||
利き足 | 右足 | |||||
代表歴 | ||||||
1988-1999 | ドイツ | 85 | (30) | |||
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
アンドレアス・ヴァルター・メラー(Andreas Walter Möller、1967年9月2日 - )は、ドイツ・フランクフルト出身の元サッカー選手。選手時代のポジションは攻撃的ミッドフィールダー。
クラブ経歴
[編集]アイントラハト・フランクフルトですぐに頭角を現した。ボルシア・ドルトムントへの移籍を経て、フランクフルトへ複帰。1992年にセリエAのユヴェントスFCに移籍し、2シーズンを過ごした。1992-93シーズンのUEFAカップ決勝のドルトムント戦では1stレグでは2アシストを決めて3-1での勝利に貢献[1]、2ndレグでは1ゴール1アシストの活躍で[2]優勝に貢献した(決勝2試合でユベントスが奪った全6ゴールのうち、4ゴールに絡んだ。)。セリエAではMFとして2シーズンで19得点を挙げたが、ロベルト・バッジョの陰に隠れがちだった。
1994年に再びボルシア・ドルトムントに復帰、1994-95シーズンにはクラブ史上初のリーグ優勝を果たすと、翌1995-96シーズンもリーグ優勝を果たした。1996-97シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝では古巣ユベントスと対戦、この試合でリードレの決勝ゴールとリッケンのダメ押しゴールをアシストして[3]、チーム初の欧州制覇に大きく寄与した。1997年のトヨタカップ優勝(大会MVPを獲得した[4]。この年のバロンドール投票では自己最高位となる6位に入った[5]。しかし、1999-00シーズンに不振に陥り、出場機会が半減[6]、同時にチームは低迷した。また、自身もドイツ代表に招集されなくなり、クラブでもベンチで暖める日々が続いた。
2000-01シーズンにドルトムントのライバルチームであるシャルケ04へ移籍をした。このシーズンは好調を維持し、11アシストを決めるなど[7]、バイエルンとの優勝争いを演じ、DFBポカールの連覇に貢献、Kiker誌が選ぶベストイレブンに選出された。
2003-04シーズンに古巣フランクフルトに在籍したのを最後に現役を引退。ブンデスリーガでは429試合110ゴールの成績を残した[8]。また1989-90シーズンには14アシスト[9]、1995-96シーズンには13アシストで[10]ブンデスリーガの最多アシスト者となるなど、多くのアシストも決めた。現在はドイツ4部のクラブでサッカー指導者としての道を歩んでいる。
代表経歴
[編集]1988年9月21日のソビエト連邦戦で代表デビューを果たす。1990年のワールドカップ・イタリア大会では準々決勝の1試合(7分)の出場ながら[11]優勝を経験。それまでは控えであったが、90年大会以降ピエール・リトバルスキーから背番号「7」を受継ぎ、1994年のワールドカップ・アメリカ大会、1998年のワールドカップ・フランス大会にもそれぞれドイツ代表として出場し、1996年のUEFA欧州選手権1996ではグループリーグ初戦のチェコ戦でゴールを決めるなど[11]、中心選手としてドイツの優勝に貢献した。
プレースタイルなど
[編集]高いテクニック、スピード、パスセンスを持ち、ゲームを組み立てた[12]。強烈なシュートを武器とし[12]、チャンスメーカとして優れていただけではなく、得点能力も兼ね備えていた[13]。またセットプレーのスペシャリストでもあった[13]。
フランツ・ベッケンバウアーは、1990年代のドイツで最も優れた才能の持ち主だと評価していた[14]。また、オットー・レーハーゲルからはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに例えられた[14]。
指導歴
[編集]- ビクトリア・アシャッフェンブルク 2007-2008
- キッカーズ・オッフェンバッハ 2009-
獲得タイトル
[編集]- 1990年 ワールドカップ・イタリア大会優勝:1回
- UEFA欧州選手権
- トヨタカップ:1回 1997
- UEFAチャンピオンズリーグ優勝:1回 1997
- UEFAカップ優勝:1回 1993
- ブンデスリーガ優勝:2回 1995、1996
- DFBポカール優勝:3回 1989、2001、2002、1995
脚注
[編集]- ^ “Dortmund x Juventus : May 5 1993 Match sheet”. www.transfermarkt.com. 2020年5月18日閲覧。
- ^ “Juventus x Dortmund : May 19 1993 Match sheet”. www.transfermarkt.com. 2020年5月18日閲覧。
- ^ “Juventus x Dortmund : May 27 1997 Match sheet”. www.transfermarkt.com. 2020年5月18日閲覧。
- ^ “FIFA CLUB WORLD CUP の歴史”. NTV. 6 June 2020閲覧。
- ^ “European Footballer of the Year ("Ballon d'Or") 1997”. RSSSF. 2023年2月26日閲覧。
- ^ “Möller 1990-00”. www.kicker.de. 6 June 2020閲覧。
- ^ “Möller 2000-01”. www.kicker.de. 6 June 2020閲覧。
- ^ “Möller”. www.kicker.de. 6 June 2020閲覧。
- ^ “Möller 1989-90”. www.kicker.de. 6 June 2020閲覧。
- ^ “Möller 1995-96”. www.kicker.de. 6 June 2020閲覧。
- ^ a b “Andres Moller National team”. www.transfermarkt.com. 6 June 2020閲覧。
- ^ a b サッカーフェスタ92 日本代表xユベントスFC 大会公式パンフレット p.8-9
- ^ a b “MOLLER ANDREAS”. www.tuttocalciatori.net. 9 June 2020閲覧。
- ^ a b “Ex' per eccellenza: Andy Möller, il 'Mozart' della Germania passato per Juve e Dortmund”. GOAL (2022年9月2日). 2023年7月29日閲覧。