白川町
しらかわちょう 白川町 | |||||
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広野地区の白川茶の茶畑と水田 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
都道府県 | 岐阜県 | ||||
郡 | 加茂郡 | ||||
市町村コード | 21506-6 | ||||
法人番号 | 8000020215066 | ||||
面積 |
237.90km2 | ||||
総人口 |
6,493人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 27.3人/km2 | ||||
隣接自治体 | 中津川市、恵那市、下呂市、加茂郡七宗町、八百津町、東白川村 | ||||
町の木 | ヒノキ | ||||
町の花 | 岩つつじ | ||||
白川町役場 | |||||
町長 | 佐伯正貴 | ||||
所在地 |
〒509-1192 岐阜県加茂郡白川町河岐715番地 北緯35度34分55秒 東経137度11分16秒 / 北緯35.58186度 東経137.18783度座標: 北緯35度34分55秒 東経137度11分16秒 / 北緯35.58186度 東経137.18783度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
白川町(しらかわちょう)は、岐阜県加茂郡にある町。東濃ひのき、白川茶、麦飯石を産する。
地理
白川町は岐阜県南部に位置し、すぐ北には美濃国と飛騨国の境がある。中津川市との境には二ツ森山(標高1,223メートル)が、東白川村および中津川市との間には尾城山(標高1,133メートル)がそびえ立つ。この地は山間部に当たるため、気候は内陸性のもので、年間平均気温がおよそ12℃、年間降水量が2,250mmほどとなっている。町域の9割を山林が占め、標高の高低差は激しく、居住に適する地は川沿いのごくわずかである。町の西部に北から流れる飛騨川があり、東から流れる佐見川、白川、黒川、赤川などを合流して南西へと流れる。市街地は飛騨川と白川の合流付近の白川沿いの狭隘地に立地する。
歴史
- 1889年(明治22年)7月1日 - 町村制の施行により加茂郡西白川村、蘇原村、黒川村、佐見村、武儀郡坂ノ東村が成立する。
- 1953年(昭和28年)4月1日 - 西白川村が単独で町制を施行し白川町となる。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 白川町が坂ノ東村を合併する。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 白川町が黒川村、佐見村、蘇原村を合併し、新たに白川町が発足する。
人口
白川町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 白川町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 白川町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
白川町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
町長
- 細江茂樹(2021年9月12日就任 1期目)
- 歴代町長
- 横家敏昭(2013年9月12日 - 2021年9月11日、2期)[1]
議会
- 定数:9名
- 任期:2025年8月27日
姉妹都市・友好都市
- 白川町に在住していたオルガン製作家の辻宏(1933年-2005年)[4]がピストイアにある教会の、バロック時代のものという古いパイプオルガンを修復したのがきっかけで両者の間に友好関係が生まれた。現在でも青少年を相互に派遣する活動などが行われており、白川町がイタリア色をとり入れた街づくりをしたり、白川町とピストイア市が共催で白川・イタリアオルガン音楽アカデミーを開いたりするまでに至っている[3]。
経済
2000年(平成12年)の国勢調査
- 第1次産業就業者数 542名
- 第2次産業就業者数 2,742名
- 第3次産業就業者数 2,124名
産業
基幹産業は林業および農業である。林業では東濃ひのきが、農業では白川茶が知られている。しかしながら近年は林業や農業からサービス業や生産業に転向する人も多く、特に専業農家の減少が顕著である。山間部にあり気候が冷涼であるため、夏秋トマトなどの生産も始まったが、前述のとおり専業農家は減りつつある。
教育
高等学校としては岐阜県立加茂高等学校白川校(前身は岐阜県立白川高等学校)があったが、2009年(平成21年)3月1日に閉校となった。
中学校
小学校
- 白川小学校(白川町坂ノ東4310) - 2020年4月1日に(旧)白川小学校と白川北小学校が統合され、新たに(新)白川小学校が発足した。校舎は旧白川北小学校の校舎を使用している。
- 蘇原小学校(白川町赤河1079)
- 黒川小学校(白川町黒川2808)
- 佐見小学校(白川町上佐見487)
交通
飛騨川の流れに沿って、国道41号や高山本線が走り、南西の美濃加茂市や北の下呂市、飛騨地方へと繋がる。町の北部には国道256号が走り、東に隣接する東白川村に接続する。また、町の中心部の白川に沿った岐阜県道62号下呂白川線も東白川村と直結している。
鉄道
町内には東海旅客鉄道(JR東海)高山本線が走っている。代表駅は一部の特急が停車する白川口駅で、白川町市街地とは飛騨川を隔てた対岸にあるが、橋を渡れば町役場なども近い。町内には白川口駅のほかに下油井駅も存在する。
路線バス
2016年3月まで町内には白川線、黒川線、蘇原線、佐見線の4路線があったが、必要なバスドライバーを確保できなくなったことから2016年4月に大幅に減便され、土日祝日は全便運休となった結果、蘇原地区、佐見地区は高校生の通学ができなくなった[5]。その後町の職員が通学する高校生の輸送、白川タクシーが高齢者の輸送を担うようになった[6]。その後2018年より濃飛バスは白川東白川線、白川中央線の2路線に集約され、空白となる地域には黒川ハッピー号、佐見いこカー(以上自家用有償運送)、そはら号(白川タクシーに委託)が運行されるようになった[7]。しかしタクシー会社は2020年4月をもって休業となり[8]、こちらも自治体による自家用有償運送となった。2021年10月より病院送迎バスを町営バス・濃飛バスの路線に統合した。
道路
施設
- 岐阜県警察加茂警察署
- 白川駐在所
- 黒川駐在所
- 蘇原駐在所
- 下油井駐在所
- 可茂消防事務組合東消防署
- 白川町役場
- 白川北出張所
- 蘇原出張所
- 黒川出張所
- 佐見出張所
- 白川町町民会館
- 清流国体記念運動公園
- 美濃白川楽集館 - 図書館と資料館を兼ねる施設。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡
観光スポット
- 飛水峡
- 道の駅美濃白川「ピアチェーレ」(国道41号線)
- 美濃白川ふるさと体験村
- 水戸野のしだれ桜
- 中部北陸自然歩道
- 道の駅清流白川クオーレの里/クオーレふれあいの里/大正川原キャンプ場
- 東座
- 上麻生ダム
- 佐見川峡
- 大山白山神社
- 白川橋
- 白川温泉
イ祭事・催事
その他
- 乙女の碑(旧黒川村などから吉林省陶頼昭に入植した黒川開拓団で1945年9~11月に起きた事案「性接待」にまつわる慰霊碑。1982年に建立され、2018年に当時の経緯を説明する碑文が加えられた)
- 天心白菊の塔(飛騨川バス転落事故慰霊碑)
出身関連著名人
出身者
- 金石昭人 - プロ野球選手。
- 藤井丙午 - 新日本製鉄副社長。参議院議員。
- 藤井孝男 - 運輸大臣。衆議院議員。
- 尾崎秀実 - ジャーナリスト。
- 日比野玲 - 歌手、アーティスト、俳優。
- 中山七里 - 小説家。
- 野尻哲史 - エコノミスト。
- 田口俊平 - 幕末期の砲術・測量術の技術者。
- 新田猫子 - プロレスラー。
ゆかりのある人物
脚注
- ^ 町長プロフィール - ウェイバックマシン(2020年9月24日アーカイブ分)
- ^ “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2013年3月30日閲覧。
- ^ a b c d e “白川町との交流”. 白川町. 2013年3月30日閲覧。
- ^ “辻宏氏死去 パイプオルガン建造家”. 47NEWS. 2014年1月9日閲覧。
- ^ 白川町の公共交通の現状について - 第1回白川町地域公共交通会議、おでかけしらかわ
- ^ 濃飛バス減便に伴う代替バス等の対策状況 -
- ^ 第9回白川・東白川地域公共交通活性化協議会 - おでかけしらかわ・ひがししらかわ
- ^ 第14回白川・東白川地域公共交通活性化協議会会議録 - おでかけしらかわ・ひがししらかわ