Wikipedia:査読依頼/ミトラガイナ属 20211229
将来的なWikipedia:良質な記事への自薦を念頭に置き、こちらでの査読を依頼致します。査読の方向性として私が求めているのは
- とっつきにくい点がないか
- 注釈が必要な用語がないか
- 読んでみて説明にぼやけた点やもっと平易な内容に書き換える余地のある点はないか
- 盛り込んでしかるべきトピックが欠けていないか
主にこれらの点です。この記事は実は一度メインページに掲載される新着記事の候補として推薦されていたのですが、結局落選しました。〈他の候補がより魅力的なものばかりであった〉、あるいは〈記事名がキャッチーではなかった〉のが落選の理由だったのであれば私にはこれ以上どうする事もできませんが、そうではなく〈読んでみたは良いが馴染みのない用語が多く、内容が頭に入ってこない〉といった事等が原因である場合は私の書き方に改善の余地があるという事になります。「とっつきにくい」と感じられる点があれば何でも良いので指摘して下さい。私は先述の落選が「とっつきにくさ」のせいであると考えており、「とっつきにくい」とすれば具体的に何がその原因となるのか自身で考えた結果、私の説明の仕方に問題があるのではないかと考えました。馴染みのない用語に関しては主に注釈を設ける形で解説を行ったつもりですが、関連ページへのリンクでは不十分でなおも解説が必要な事柄があると感じられた場合は是非ご指摘下さい。また曖昧な点は極力排除したつもりですが、良質な記事とするには不足のある点や読みにくい点があるのであれば全部解消したいので何が問題であるのか指摘して下さい。そして私は植物の一属を主題とした記事としては考え付く限りのトピック(属名の由来、歴史、上位の分類であるアカネ科内での位置付けの変遷 (他属とどの様な点が異なるのかまで明記)、本属の全構成種の判別方法および分布情報、一部の構成種の利用について)を網羅したつもりですが、なおも足りないものがあるのであれば是非ご指摘下さい。--Eryk Kij(会話) 2021年12月29日 (水) 07:22 (UTC)
- 【査読】 ──専門家の方による審査結果。
- 【検証】 ──参考文献などと照合しつつ正確性を評価。
- 【書評】 ──専門外の方による評価および助言。
- 【感想】 ──専門外の方による感想。
- 拝読しました。詳細で読み応えがある労作であり、その分、誠に失礼ながら丸カッコ注が入り乱れていて読みづらいです。ちなみにパソコン画面とスマホ画面の両方で拝読しています。
- 足りないものをご懸念のようですが、むしろ中身が濃すぎて、どこが面白いか気づく前に読むのを断念しそうになりました。おそらく植物事典の要素と、エピソードの要素がうまく住み分けていないからでしょうか。
- 整理するなら植物学の記載で使う注記(記載者名と年)を残すのか、状況説明の要素を残すのか。種名直後の丸カッコ内に新種記載の順序や現在の同定との違いなど示され、なるほど面白く読みました。そこだけ拾い読みしたいぐらいですが、本文に埋もれているし探しづらいです。注釈に追い出すもの、丸カッコを開いて本文に平文で示すものの整理をお願いします。
- 利用者が個人設定で指定すると、脚注や注釈マークの使い方が変わります。マークにカーソルや指を当てると、ページ内に小窓が現れて注の内容が読めます。ですから本文の記述と文末脚注は、必ずしも泣き別れになりません。--Omotecho(会話) 2021年12月31日 (金) 19:18 (UTC)
- @Omotechoさん ありがとうございます。まさに私が待ち望んでいた答えです。つまり丸括弧の乱用で可読性を損なっていた、という事ですね。これは新着記事選出の票が伸び悩んだ理由として大いに納得が行くものです。早速ある程度手を打ちました(差分)。ここまで丸括弧を多用していたのは、ここに出てくる人名や分類名は一般的な百科事典でもなかなか載っていないもので不安になってしまった為です。注釈の形としても読者によっては注釈やリンク先をいちいち確認するとは限らないので、視力を持つ方であればどなたが見ても一発で目に入る形にしようとしていたのですね。それは冷静に考え直せばそういったところにさほど関心がない読者に対しても「お前は私が読んで欲しいところを絶対に読め。お前に拒否権などは無い」と押し付ける形に他なりません。要は他人に自身の意図したものを何としてでも読ませようとするあまりに過度の心配性に陥ると共に傲慢・独善的となっていたという事です。読者の関心の度合いは人によって様々なので細かく柔軟に対応できるようにしなければいけません。それが理想です。人名の方の原語表記はOmotechoさんが【その他】で仰せの様に仮リンクで確保できます上、出典として示した諸々の文献の著者として示す形で事足りていますのでほぼ削る事ができました。ただ中国語圏の人名(鄧雲飛 = Deng Yunfei)に関しては読者側に直感で理解してもらえるかまだ不安である為、括弧付き表記を撤去する勇気が湧きません。更に撤去する勇気が湧かないのは日本語による分類名(特に属名)の併記です。属名は色々探しても漸く探し当てる事ができた一握り程の文献にしか見られず、しかも属名のもととなる種に分類がコロコロ変わってきたものもある為、あまり定着しない性質のものに仮リンクを使用したくないという抵抗感を覚えております。たとえば『日本の野生植物 木本II』(平凡社、初版1989年) におけるアカネ科の「ヒジハリノキ属」・「シロミミズ属」はぞれぞれ Oxyceros・Tricalysia ですが、これらは属名の由来であるヒジハリノキ・シロミミズがその後に他属に組み替えられたせいで『新維管束植物分類表』(米倉浩司 著、北隆館、2019年) ではそれぞれ Benkara・Diplospora という全く異なる属にあてられたものとなってしまっています。故に日本語の属名を記事中で扱う際は視力を持っている方であればどなたがどう見てもすぐ学名が目に見える場所に学名を一緒に置いておかないと全く誤った伝わり方をしてしまう恐れがあるのです。
- ところで仰せの「種名直後」等Omotechoさんが面白くお読みになられた箇所ですが、実は私はどこの事であるか把握できておりません。その箇所を探しやすくする改善は、恐らくここまでの編集では達成できていないと思われますので、お手数をお掛け致しますが具体的な節をご教示下さい。
- また異なるデバイスでの検証お疲れ様です。棲み分けに関しても具体的な対策を取りたいところですが今のところ良い策は思い浮かんでおりません。--Eryk Kij(会話) 2022年1月2日 (日) 11:49 (UTC)
- 「種名直後」等Omotechoが面白く読んだ箇所
- たいへん目障りかと案じますが、一例申し上げます。冒頭部です。単に注釈の「efn」構文、典拠タグ「ref」などウィキ記法の操作で、同じ内容の見せ方が変わります。凝りすぎると混乱しますが、なにができるかお見せします。また、出過ぎたことながら、カタカナ人名の区切り子の「・」に曳きずられ、過去の属名の列挙には普通の「、」が読みやすく感じます。
- 〔転記ここから〕名付けられたものである{{efn|
なおこの属を最初に設けた[[:d:Q987654321|ピーテル・ウィレム・コルトハルス]]が示していたのは Mitragyna africana [≡ Mitragyna inermis]、・Mitragyna parvifolia、・アヘンボク(Mitragyna speciosa)の3種である<ref>[[#歴史]]を参照。</ref>。}}。この形態的特徴は今日にoおいてもミトラガイナ属をほかのタニワタリノキ連から区別する際の手がかりの一つとして通用する<ref>[[#属の位置付け]]を参照。</ref>。〔ここまで転記〕
- 〔転記ここから〕名付けられたものである{{efn|
- ↓ ↓ ↓
- ご提示の「なんのためにこの記事を読むか」で、おのずから読みたい「深さ」が分かれるのではないか。すなわち目次の構成が重要なのは紙版と同じでも、電子版は縦横に読者を誘導できます。百貨店の店内案内ではありませんが、情報の売り場の階を分ける(注釈など脚注に置く)と読む人に親切です。そこは電子媒体の良さとして活用できます。あるいは仮想空間ですから、別館(上記の例でウィキデータ)へも案内できます。
- 「注釈」節に見せる箇所。便宜上、二重山カッコを使いますが、実際の記法では見えず、リンク文字の青色で示されます。この例ではウィキデータへのリンクに変換済みと仮定。
- 「出典」節に見せる内容。
- 注釈
- ^ この属を最初に設けた《ピーテル・ウィレム・コルトハルス》が示していたのは Mitragyna africana [≡ Mitragyna inermis]、Mitragyna parvifolia、アヘンボク(Mitragyna speciosa)の3種である[1]。
- 出典
--Omotecho(会話) 2022年1月3日 (月) 20:55 (UTC)
- これから以下はお求めの解でないと拝察します。もしかして、リンクとテンプレートで整理ができるでしょうか? 脚注、注釈よりもダイナミックに見出しから見出しへ誘導できるからです。それは振り返ると、かなうなら次の加工かと感じます。
- これらを使うと、おそらくは紙版の牧野と『平凡社百科事典』の良いとこどりができます。なおかつ保育社ポケットシリーズのように最低限のことが導入部でわかると、そのくらいの知識で満足な読者は助かります。
- どんなに遠隔でもジャンプできます。同一記事内の別の見出しでも、別記事でも、他言語版でも。種名台帳のウィキペスピーシーズ、あるいは原典集のウィキソースでも。浅く広い導入部から、ごくピンポイントの属名の変遷などは、基礎知識を求められる話題ですので、注釈に書くとそこをもっぱら読む楽しみ方すらできます。お手伝いするには浅学のため、冒頭の例の程度にとどまってしまいます。--Omotecho(会話) 2022年1月3日 (月) 20:57 (UTC)
- コメント #属の位置付けは、ラテン語が多くて推敲を断念しました。まず日本語版であるため、中学生または日本語学習の中級者に読めるかどうか、ご検討願えないでしょうか? 他の節も、「M.」で略記するなど欧文を減らすと、心理的にもまた視覚も逃げにくくなります。
- ラテン語名は大切で、この記事の節の肝です。そのことと、分類学の素養のない読者が調べ物をするときに使いやすいかは、専門用語や術語で弁別するどの分野でも悩ましいところです。思いつきですが、系統樹で図示できませんか? 1839年、ウイーン、深圳、この3つの時点で分類をごっそり動かしたように読み取りました。
質問 「利用」について。この属の木の自生地は人里から離れていますか、それとも身近な植物でしょうか? 日本ほか消費地で高く売れるか、それなら植林してでも売りたい経済性がありますか? チーク材の伐採規制は極端でしたが、この属は出荷量の統計を取るなど原産地または輸入地で関心を惹きますか? おもな積出港、そこに通じる鉄道など想像したくなります。
- 素人の思いつきながら、木材取引は絶滅危惧種の保護規定の強化と、ゆるく連動しているように感じます。木を切り出す量により森が荒れて、下草や他の樹種、動物、水の循環に響くのかと考えました。
- SDGsの視点におもねないまでも、パームヤシは儲からない、ナタデココブームで野菜畑を潰して植えたのに暴落したり、加工で使った薬品で水が汚れたなど、植物の消費者は自分の目に見えない圧を産地にかけます。この木のある森と、私たちの暮らしはどう結びついているか。まるで中学生の社会科の宿題めいてきましたが、機会があれば文献を探してみます。
- 情報「関連資料」を拡充する方法。ウィキペディア図書館(TWL=ウィキペディアのリンク失念)に登録されていますか? ウィキペディアのアカウントを流用してリンク先の50ほどの出版各社のデータベースを検索できます。惜しむらくは日本語の版元が皆無(2021年末時点)。無償のデータベースは資料の梗概が読めて、私は翻訳記事で手詰まるとキーワードの連想に使っています。有償サイトも利用料が免除され、人気の版元の場合は定員があるのですが、満席でも登録済みのウィキ利用者に検索を代行してもらう決まりがあります。--Omotecho(会話) 2022年1月10日 (月) 08:02 (UTC)
- @Omotechoさん ありがとうございます。略記についてですが、実は私は以前に他の方から〈属名を略記されると分かり辛い〉という旨のコメントを頂いた事がございまして、それ以来一つの節内で再登場する場合を除き、むしろ意識的に一切略記せず書くようにして参りました。またラテン語が多いのでカナ転写すれば日本語話者にとって読みやすくなるであろうという事は承知してはおりますが、カナ転写の実例が乏しい学名に勝手にカナ転写を与える事もウィキペディアで禁じられている独自研究にあたるものとの考えからカナ転写を行う事は故意に殆ど自粛してしまったという次第です。今回の主題であるミトラガイナ属に関してはアヘンボクこと Mitragyna speciosa が厚生労働省のページにおいて「ミトラガイナ スペシオーサ」と転写された例以外は日本語資料で言及された例は残念な事に未確認でございます。また話は少し逸れますが、Omotechoさんに手直し頂くまでコンゴ共和国の言語名を原綴りや別称まで蛇足と思わせるほど事細かにわざわざ併記していた理由も、それらの言語が日本語名で言及された例が乏しく(東洋書林の『世界民族言語地図』という書籍くらいしか実例が見当たりません)、誰もが一目見て分かるところに原語綴りを置いておかないと理解されないのではという過度の不安に陥っていた為です。これに関してはOmotechoさんが思い切って色々ばっさり切り捨てて下さったのを拝見して、〈私が無駄に心配し過ぎていただけ〉という結論に落ち着きました。なおバイヤと Mitragyna stipulosa のコンゴ共和国における現地語名を示したのは、かつて Hallea(あるいは Fleroya)という別属に分割された共通項を持つこの2種が欧米の植物学から離れた伝統社会でも互いに殆ど区別されない存在であったという事が窺え、独自研究にならない範囲で自身が興味深いと思えた視点を盛り込みたいとの意図からです。
- 産業・経済的な視点に関してはさほど詳しい情報は把握していないのですが、仮に情報の把握・吟味が進んだとしても将来アヘンボクやバイヤの独立記事を作成した場合にそちらに詳しく記し、今回の属レベルの記事にはむしろあまり事細かに書き過ぎない方が良いのではないかと考えております。なおアヘンボクに関しては本文にありますようにタイでは一度非合法化されているのですが、そこから人里もしくは人里近い場所で娯楽目的で栽培されていたという事は推定可能です。--Eryk Kij(会話) 2022年1月26日 (水) 10:58 (UTC)
- 丁寧なご解説をありがとうございます。
- 初読でアジアからアフリカ大陸まで広く分布する植物だという理解ができましたので、さて、どのようにすると私の知っているものへ結びつくだろうかと欲張りました。
- 〆切が迫りましたね。検索表で、「見よ項」(別項の続き)へ進むしかけは瑣末でしょうか。アンカーという擬似的なリンクを置くなら、スマホなど画面が小さくても、興味を持った続きが読めます。
- 「ミトラガイナ属#Mamboga Blanco, nom. rej. および Bamboga orth. var.」の「なに?」テンプレートを貼った点がまだ気になっております。ひょっとして冒頭に、命名規約の基本(早い者順)を示すと面白さが半減するでしょうか。フィリピンの先例は丁寧な記名がなく「検証可能でない」ためみすみす名を廃れさせたというのは、なんとも身につまされます。
- 当初のご構想から大幅に譲歩してくださり、専門外の者ゆえの失礼があったかと思うのですが、耳を傾けていただき深謝申します。--Omotecho(会話) 2022年1月26日 (水) 12:22 (UTC)
- 【その他】 ──表記・文体など
- 本文中の丸カッコ注による補足箇所。いずれ、典拠のrefタグと、注釈のefnタグを使い分けると、文意文脈をより正確に読み取れそうです。
- 丸カッコを開いて、本文に平文で書く。もしくは注釈に追い出す。
- 丸カッコ注釈の部分に典拠や内部リンクがない点を補う。
- 雑誌でいうコラムのように、別記するには注釈をお使いください。
- 赤リンクの場合は他言語版のウィキペディアに仮リンクをおすすめします。記事がないならウィキスピーシーズ、ウィキデータにリンクする方が便利。原文表記は不用(以下と同じ)
- 青リンクの人名。リンクを開くと原語表記があり、本文には不用では? 丸カッコを少しでも減らせると思います。
--Omotecho(会話) 2021年12月31日 (金) 19:18 (UTC)/仮リンクほか補足--Omotecho(会話) 2021年12月31日 (金) 19:26 (UTC)
- こちらの論点に関しては【感想】節の返信をご参照下さい。--Eryk Kij(会話) 2022年1月2日 (日) 11:49 (UTC)
- 大幅にefn注釈で記述を切り出しました。「Refnest注」かどちらか迷いましたが、group またはnameの指定は不用と判断。
- 言語ごとの呼び方。言語名に内部リンクがあるので、欧文表記はご無用に願います。読者が知りたければリンクを開くのです。実は世代のせいか、和文に埋め込まれた横文字はややこしいことが書いてあると察知して、目が逃げてしまいがちのため。
- 「参考文献」はWikiCite 構文をcite book に付け替えました。フランス語資料を英語+ラテン語の後へ移動。
--Omotecho(会話) 2022年1月10日 (月) 08:02 (UTC)
- 【感想】 ──専門外の方による感想。
ど素人の感想です。導入部に 「東南アジア原産のアヘンボク(Mitragyna speciosa」 といった丁寧なリンク表記がありますが、 「「東南アジア原産のアヘンボク みたいに、情報量よりも可読性を重視して、リンクに埋め込んでしまってもいいんじゃないかと思いました。 それと、「2 分類」からしばらくは精緻な解説が続きますが、植物学に詳しくない人にとっては難しすぎる気もするので、「3 利用」の項目を先に持ってくるのはどうでしょうか?人間との関りや利用法は誰にとっても身近なところなのでわかりやすく、またこの種の利用法は特徴的なところもあるので読んでいて面白いなと思いました。他の植物の記事がどうなっているかはわからないのですが、学術的な内容よりも人との関りみたいな読みやすいところを上の方に持ってくるほうが読んでくれる確率が高くなりそうな気がします。以上、通りすがりの些末な感想でした。--狄の用務員(会話) 2022年1月21日 (金) 16:49 (UTC)
- 横から失礼 :「東南アジア原産のアヘンボク(Mitragyna speciosa」に関しては、学名を載せる今のままが、生物学記事として望ましいと考えます。読みづらいのは事実ですが、利用節を最初に持ってくるのは、生物学ではなく、民族学などの領分になるでしょう。遺伝子を含む形態節が無いのは不十分に感じます。これこそ最初に持ってくるものと考えます。--Falcated(会話) 2022年1月24日 (月) 12:15 (UTC)
- @狄の用務員さん、Falcatedさん ありがとうございます。形態に関しましては「属の位置付け」節に書いた検索表で十分かと考えておりましたが、Falcatedさんの訴えを受けて Ridsdale (1978a: 56–57) にある属全体の定義を「属名」節と「分類」節の間に「(形態的)特徴」節として挟んでおく事にしようと考えております。狄の用務員さんが提案された読みやすいものを最初に持ってくるという発想は重要です。ただ生物学分野の記事では生物としての形態や分布・学名が前の方に置かれるという傾向があり、今回はそうした傾向を敢えて破る必要性は今のところ無いという認識でございます。一方で今回は属名が同じ科の別属からの区別の手掛かりとなる形態的特徴をそのまま表すという性質もあり、形態的特徴もこれまたどう工夫したとしても専門的で読みにくい内容となる見通しが強い為、語源的解説を行う役割の「属名」節を最初とする配置は変更せず、他属との関連性などを説明する役割の「分類」節の上に形態節を挟み込めば、「属名」節が「(形態的)特徴」節のための良い前座として機能してくれるのではないかという事を考え付きました。ただ、リズデイルが全くといって良い程考慮していない遺伝子に関する側面はまだまだ私自身の知識が浅く、今のところタニワタリノキ連の構成属の変遷を調べる過程で入手した情報を「属の位置付け」節にまとめたもので手一杯でございます。実を申し上げますと私と致しましては導入部で分布・形態的特徴・利用といった主要な情報の簡潔な説明をおさえたつもりになっておりましたが、これに関してお二方から肯定的な評価を頂けなかった点を重く受け止め、本属固有の形態的特徴やアヘンボクが麻薬扱いされる場合もある存在である事への言及も追加致しました(Special:Diff/87451193/87716708)。とはいえ、最後のコメントから丸11日以上空いた後の短期間の内にお二方から立て続けに意見が寄せられる事となったのはそもそも本文が全体的に読みにくく、それでいて生物学分野の記事であれば盛り込んでしかるべき節が欠けている事こそが根本的な原因であり、今回行った様な小手先の姑息な処置で全てが解消する訳などないとも考えております。まずは現時点で確保済みである形態的定義の反映を急ぐ事と致します。
- ところで私がこのコメントを書いている時点で既に3名(+家族1名)の方々に査読して頂いている状況であるのですが、ここまでの全員により〈悪い意味で専門的過ぎて読みにくい〉という旨の苦情を頂いた事になります。これは則ちこのままの状態で「良質な記事」への自薦を行ったとしても通らない見込みが強いという事を意味しています。昨年12月分の月間新記事賞を受賞し良質な記事の選考対象となった記事に切餅事件がありますが、これは極めて早い段階で〈出典付きの記述は良いが、聊か専門的過ぎて一般的な読者には読みにくい〉という事を理由の一つとした反対票が投じられ、結局その1票が響いて落選しています。地の文なり注釈なりで新たに説明文を加えるなりしない限り、今の状態のままではもし自薦したとしても切餅事件の記事と同じ理由で即反対票が入る事は目に見えて明らかである為、打開策を検討中でございます。先述の選考を垣間見た際に(さほど拘束力のあるものではないとはいえ)Wikipedia:専門的な記事も分かり易くという文書が存在する事も初めて知りましたので、これも熟読しておく事と致します。--Eryk Kij(会話) 2022年1月26日 (水) 11:03 (UTC)
- 報告 予告しておりました通り「特徴」節を新設して花粉関係の他属との区別のくだりを「属の位置付け」節からそちらへと移し、更にこれまで注釈等で遠回しに類似性を取り沙汰しようとしていた種同士の比較例に関して噛み砕いた説明を追加致しました(Special:Diff/87716708/87789015)。Omotechoさんが改善措置を保留された「属の位置付け」節は読みにくさが依然そのまま残ってしまっている状態という事になりますので、ここにも何らかの工夫を加えていきたいところでございます。現段階で考え付く具体的な策は「内部転写スペーサー」の簡潔な用語解説を注釈に追加する事ぐらいですが……。--Eryk Kij(会話) 2022年1月30日 (日) 11:02 (UTC)
- 報告 「内部転写スペーサー」の用語解説に関しては未着手ですが、「属の位置付け」節にも前置きを追加致しました(Special:Diff/87815949/next)。この節で私が最も関心を持って説明してきたのはミトラガイナ属がどの連であるのかという位置付けについてであるのですが、そもそも亜科や連といった上位分類群に言及している一般的な日本語の植物図鑑自体、例が少ない(せいぜい平凡社の『日本の野生植物』シリーズ程度)という事に今更ながら思い至りました。亜科や連の存在自体あまり一般的ではないであろうという推測から、記事に必要であるのはそういった分類群に関する前提の共有であるという事に漸く思い至ったのです。 また検索表を利用する上で良かれと思って用意した注意事項(ヤマタマガサ属やヨヒンベノキ属が云々のくだり)も、冷静に考え直してみれば本筋からは外れた物であり、「これから検索表を見て下さい」という前置きの文章と検索表本体との間にその様なものを置いていたのも文章の流れや可読性を損なう原因なのではという事に思い至り、この度注釈へと回す事と致しました。--Eryk Kij(会話) 2022年2月3日 (木) 10:55 (UTC)
終了 結局「内部転写スペーサー」の注釈に関しては依然未着手ですが、掲載期限が過ぎた為、本依頼を終了する事と致します。
この依頼を行うまで私の活動は書き手一辺倒で「読み手側の不便なんざ知るか、最新の分類学の趨勢を掴むために私が苦労してまとめた私の記事の内容についていけないお前らが悪い」と言わんばかりの善意の押しつけと逆恨みと何よりも思い上がりに満ちた態度であり、依頼文も新着記事の落選で頭に血が昇った状態で不特定多数に対する八つ当たりも同然の態度で殴り書きしたもので、何とか怒りを建設的な方向に持っていこうと自制するので精一杯な状況でした。しかし依頼を行ったのは逆ギレしながらも内心〈自分の記事には何か必ず不味いところがある、そしてそれは自分では分からないので他人の意見を仰ぐしかない〉と薄々思っていた為です。現に異口同音に満場一致で出された〈専門的過ぎて読みにくい〉という感想は問題の指摘として極めて明快かつ的確で、自身の傲慢さも雲散霧消し、受け入れる事ができました。他に特に目から鱗であったのはOmotechoさんによる「和文に埋め込まれた横文字は (...) 目が逃げてしまいがち」という視点で、これはずっと外国語は読めて当たり前、読めなければ後でたとえどの様な不利益を被ったとしても文句を言う筋合いはないという強迫観念で凝り固まってきた私が絶対に持ち得なかった見え方です。やはり基本的に独善的な性格である私には、他の方々からの視点が可視化されるこの査読依頼を利用する事は正解でした。私は先月末にミトラガイナ属の上位分類であるタニワタリノキ連の記事も投稿致しましたが、これは当初は今回の依頼対象の記事(昨年12月末投稿)から間髪置かずに続けて投稿予定であったものを、今回の査読依頼で炙り出された問題点を踏まえて公開を見送っていたものです。読み手側にとって不都合となり得る要素や逆に馴染みやすい要素とはどの様なものであるかを意識し、前者は潰し、後者を極力多く盛り込むよう心掛けて新たな記事作りに臨む事ができました。
さて、今回のミトラガイナ属の記事に関しましてはかなりの方々から様々な改善案を頂き検討、反映を進めて参りましたが、検索表はこれまたOmotechoさんから提案された{{visible anchor}}を使用した方が良さそうなのに未適用であったり、コモンズに挙げられている画像を安易に使用して良いのかとの迷いから写真が少ない状態であったり、検索表から特定の図版を参照させる構成も本当にそれしか選択肢が無いのか等「本当にこの内容で推薦なんぞして良いのだろうか」とまだまだ思い悩む点があり、今回の査読を経たからといって直ちに「良質な記事」への自薦を行うには躊躇すべき点があり過ぎる状況です。結局私は本質的に独善的である為、自分自身が良いと思える様になるまで自薦を行う事は無いでしょう。最後となりますがOmotechoさん、狄の用務員さん、Falcatedさんは改めましてご協力ありがとうございます。--Eryk Kij(会話) 2022年3月2日 (水) 07:05 (UTC)