UEFAチャンピオンズリーグ 2007-08 決勝
大会名 | UEFAチャンピオンズリーグ 2007-08 | ||||||
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PK戦にて6–5でマンチェスター・ユナイテッドの勝利 | |||||||
開催日 | 2008年5月21日 | ||||||
会場 | ルジニキ・スタジアム(モスクワ) | ||||||
最優秀選手 | エトヴィン・ファン・デル・サール (マンチェスター・ユナイテッド) | ||||||
主審 | ルボシュ・ミヘル (スロヴァキア) | ||||||
観客数 | 67,310 | ||||||
天気 |
曇り 14 °C (57 °F) 96% 湿度[1] | ||||||
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UEFAチャンピオンズリーグ 2007-08 決勝は、2008年5月21日にロシア・モスクワにあるルジニキ・スタジアムで開催され、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドと同じくイングランドのチェルシーが対戦した。イングランドのクラブ同士でのチャンピオンズリーグ決勝戦は史上初である。試合はマンチェスター・ユナイテッドがPK戦の末勝利し、通算3度目の優勝となった。
概要
[編集]2度の優勝経験があるマンチェスター・ユナイテッドは1999年以来の9年ぶりの決勝であり、チェルシーはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝となった。マンチェスター・ユナイテッドは無敗で決勝まで勝ち上がった。一方のチェルシーはシーズン当初にジョゼ・モウリーニョ監督が解任されチーム状態が崩壊寸前であったが、後を受け継いだ新監督アヴラム・グラントの下で選手達が1つとなり、2005年と2007年に準決勝で敗れた因縁の相手リヴァプールを準決勝で延長戦の末に破っての決勝進出だった。
試合はモスクワ夏時間で夜11時という非常に遅い時刻に始まり、試合中に翌日の22日を迎えた。大会得点王となったクリスティアーノ・ロナウドのゴールでマンチェスター・ユナイテッドが前半26分に先制し、前半終了前にフランク・ランパードのゴールでチェルシーが追いついた。その後は一進一退の攻防を繰り広げながら延長戦に突入。延長戦もゴールが生まれずPK戦に突入した。また延長戦の終了前にチェルシーのディディエ・ドログバがネマニャ・ヴィディッチの頬を叩き、退場となっている。雨降りしきる中行われたPK戦は、先攻のマンチェスター・ユナイテッドの3人目のキッカーであるクリスティアーノ・ロナウドが、チェルシーのGKペトル・チェフに止められ失敗。後攻のチェルシーがリードし、これを決めれば優勝という場面で5人目のジョン・テリーに回ったが、ボールを蹴る寸前に雨で濡れたピッチで軸足を滑らせてしまい、ポストにはじかれて失敗。その後は6人目は共に決めたものの、チェルシーの7人目ニコラ・アネルカが、マンチェスター・ユナイテッドのGKエトヴィン・ファン・デル・サールに止められマンチェスター・ユナイテッドの優勝が決まった。試合終了後、PKを失敗したクリスティアーノ・ロナウドはピッチにうつ伏せになったまま涙し、ジョン・テリーも監督やチームメイトに抱かれながら涙した。
詳細
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マンチェスター・ユナイテッド | 1 – 1 (a.e.t.) | チェルシー |
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クリスティアーノ・ロナウド 26分 | Report | フランク・ランパード 45分 |
PK戦 | ||
テベス キャリック C・ロナウド ハーグリーヴス ナニ アンデルソン ギグス |
6 – 5 | バラック ベレッチ ランパード A・コール テリー カルー アネルカ |
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ギャラリー
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決勝の舞台となったルジニキ・スタジアム
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ルジニキ・スタジアムのピッチ(1)
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ルジニキ・スタジアムのピッチ(2)
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試合前のセレモニー