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Tokyoholic

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Tokyoholic
関ジャニ∞楽曲
リリース2017年1月25日
規格関ジャニ∞
マキシシングル
デジタル・ダウンロード
錦戸亮
スタジオ・アルバム
デジタル・ダウンロード
ジャンル
時間
  • 3分36秒(関ジャニ∞)
  • 3分29秒(錦戸亮)
レーベル
作詞者錦戸亮
作曲者錦戸亮
その他収録アルバム
錦戸亮(ソロ)
なぐりガキBEAT[注 1] 収録曲
なぐりガキBEAT
(1)
Tokyoholic
(2)
BJ
(3)
Note 収録曲
Top note
(1)
Tokyoholic
(2)
キッチン
(3)
ミュージックビデオ
「Tokyoholic」(錦戸亮) - YouTube
ライブ映像
「Tokyoholic」(錦戸亮 ONLINE LIVE "不撓不屈" at 日本武道館) - YouTube

Tokyoholic』(トーキョーホリック)は、関ジャニ∞の楽曲。2017年1月25日に38枚目のシングルなぐりガキBEAT』のカップリングとしてINFINITY RECORDSから発売された[1]。作詞・作曲・編曲は錦戸亮が担当[1]2021年1月27日には、錦戸の2枚目のフル・アルバムNote』にセルフカバーが収録された[2][3][4]

概要

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  • 本曲は、東京と言う街への思いをストレートにぶつけ、挑む気持ちをアグレッシブに表現している[5]、ガレージ・サウンドのロックナンバー[6]
  • ギターベースのスラップやカッティングが印象的な楽曲となっている[7]
  • 作詞・作曲・編曲を全て当時メンバーの錦戸亮が担当[1][4]
  • 関ジャニ∞の音源では、メンバー7人(当時)全員の演奏で収録されている[8]
  • 楽曲を制作した錦戸は、自身が制作した楽曲の中で「ベスト3に入るくらい好きな曲」と語っている[5]
  • 当初は、関ジャニ∞の37thシングル『NOROSHI』初回限定盤Aの特典映像「2016.10.26 session movie」で、メンバー7人がセッションしているタイトル未定の「錦戸が立ち上げた楽曲」だった[9][10]
  • その後、2016年から2017年にかけて開催された関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ'sエイターテインメント』では、前述のインストゥルメンタルの楽曲に「Tokyoholic」と言うタイトルを付け、錦戸が歌詞とアレンジを加えて初披露された[11][12][10]
  • 錦戸の独立後は、錦戸自身がライブ等でセルフカバーをして披露しており[13]、2021年1月には、錦戸のソロ2ndアルバム『Note』にて、そのセルフカバーが収録された[2][3][14]

楽曲制作

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  • 最初はリフから制作しており、錦戸が自身の家でベースラインを思いつき、すぐ録音し、そこから何日かに渡って基礎を制作していった[8]
  • その後、基礎の段階からより膨らませていき、「2016.10.26 session movie」(関ジャニ∞の37thシングル『NOROSHI』初回限定盤Aの特典映像)で演奏したレベルのデモが完成し、そのデモをメンバーに覚えてもらい、同映像でセッションを行った[8]
  • 後日、Cメロ部分の丸山隆平のセリフパートと、大倉忠義ボサノバパートを作り上げ、メロディーと歌詞も一気に完成させた[8]
  • そこから、完成した音源をメンバーに覚えてもらい、1人ずつ演奏を録音していった[8]
  • 2016年から2017年にかけて開催された関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ'sエイターテインメント』での初披露の際には、丸山隆平の「アカンわ」というセリフパートをライブでは「日によって変えてほしい」ということや、「Tokyo!!」のコーラス部分を「もう少し厚くしたい」ということなど、錦戸が頭で思い描いているものをメンバーに伝えながらライブアレンジされた[12]
  • 関ジャニ∞の9thアルバム『ジャム』に本曲と同じく錦戸が制作した「Traffic」が収録された際に、同曲の歌詞を制作する上で「言いたいことを言ってるだけじゃ意味がない」「好きなことをストレートに何でも言えるわけじゃない」「言いたいことがあったら、その縛りをくぐり抜けて、ホンマに言いたいことを忍ばせた歌詞を書いてます」と語っており、同曲と共に本曲のことも挙げ、「『Tokyoholic』はよく出来たなと思ってます(笑)」と本曲を賞賛した[15]
  • 関ジャニ∞の作品にメンバーの自作曲を収録することに対して錦戸は「色んなミュージシャンの方からええ曲を提供していただくのも嬉しいですけど、自分たちで作った曲、メンバーで演奏した曲を(作品に)入れることにはこだわりたいです」と語っている[15]
  • 2021年1月には、錦戸のソロ2ndアルバム『Note』にて、本曲の錦戸のセルフカバーが収録されている[2][3][14]
    • これは、自身のソロ1stアルバム『NOMAD』に、関ジャニ∞の5thアルバム『FIGHT』に収録された自身のソロ曲「スケアクロウ」を収録したこともあり、2ndアルバムの『Note』には「今(2021年当時)の自分がブラッシュアップしたものを届けたい」との想いから収録された[5]
    • 本曲のセルフカバーに対して、錦戸は「デモの段階から自分が全部歌ってるわけですし、そういう意味でも"自分の曲"という感覚」であり、セルフカバーが「"原曲"みたいなイメージ」としつつも、「作った人がまず一番上手くやるべきだろう」との意識は常に持っていると語っている[14]

変更点

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  • 制作当初のテーマは全く異なっており、錦戸いわく「もっと下世話な歌詞」だった[8]
    • しかし、「ソロやったらまだしも、グループで歌うのに、それがグループの意見として受け止められるのは、他のメンバーにも申し訳ない」との想いから、当初の歌詞を書き直して、現在の歌詞となった[8]
    • 例として、「Tokyo!!」の掛け声が「To go!!」だった[8]
  • 関ジャニ∞の38thシングル『なぐりガキBEAT』への音源収録にあたり、デモ音源や「2016.10.26 session movie」(関ジャニ∞の37thシングル『NOROSHI』初回限定盤Aの特典映像)ではギターを担当していた渋谷すばるのパートをタンバリンに変更した[8]
    • これは、錦戸の「ずっとシャッフルで鳴っているタンバリンの音が欲しい」との希望があったためである[8]
    • 『なぐりガキBEAT』発売前に開催された関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ'sエイターテインメント』でも渋谷はタンバリンを担当している[12][10]
    • 尚、渋谷脱退後の2019年に開催された関ジャニ∞のライブツアー『十五祭』では安田章大がギターと共に担当した。

年譜

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  • 2016年10月26日、錦戸が制作した本曲のデモ音源をメンバー7人でセッションしている映像を撮影[8]
  • 同年12月7日、関ジャニ∞の37thシングル『NOROSHI』の初回限定盤Aに前述のセッションの映像を「2016.10.26 session movie」として特典映像に収録[9]
  • 同年12月10日 - 2017年1月15日、関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ'sエイターテインメント』にて、本曲がライブ初披露され、本曲のタイトルが発表された[9][12][10]
  • 2017年1月25日、関ジャニ∞の38thシングル『なぐりガキBEAT』の通常盤に本曲が収録され、初のCD化となった[1]
  • 2018年1月2日、NHKワールド JAPANSONGS OF TOKYO』にて本曲をテレビ初披露[16][注 3]
  • 2019年11月1日 - 12月19日、錦戸のソロライブツアー『錦戸亮 LIVE TOUR 2019 "NOMAD"』にて、本曲のセルフカバーを初披露[13]
  • 2021年1月27日、錦戸亮の2ndアルバム『Note』にセルフカバーが収録された[2][3][4]

クレジット

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作詞・作曲・編曲

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参加ミュージシャン

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関ジャニ∞

収録作品

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シングル

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関ジャニ∞

アルバム

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関ジャニ∞
  • 2ndベストアルバム『GR8EST』(201∞限定盤 特典CD)
※メドレーの1曲として収録。
錦戸亮
  • 2ndアルバム『Note
※錦戸のセルフカバーバージョンを収録。

映像作品

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ライブ映像

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関ジャニ∞
錦戸亮
※通常盤の特典CDにはライブ音源を収録。
※特典CDにはライブ音源を収録。
※通常盤の特典CDにはライブ音源を収録。
※通常盤の特典CDにはライブ音源を収録。
※通常盤の特典CDにはライブ音源を収録。
※特別仕様Untitled盤の特典Blu-ray/DVDにも収録。
※特別仕様Untitled盤・通常盤の特典CDにはライブ音源を収録。

その他

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関ジャニ∞
  • 37thシングル『NOROSHI』(初回限定盤A 特典DVD)
※「2016.10.25 session movie」として、インストのみのデモ音源のセッション映像を収録。

ライブ披露

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テレビ番組

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ライブ

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関ジャニ∞
錦戸亮

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 通常盤のみ。
  2. ^ 錦戸のセルフカバー。
  3. ^ 同番組の地上波放送での本曲の放送は無し。
  4. ^ 関ジャニ∞のデモ音源や「2016.10.26 session movie」(37thシングル『NOROSHI』初回限定盤Aの特典映像)ではギターを担当[8]

出典

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  1. ^ a b c d 【あけましておめでとうございます!】 ニューシングル「なぐりガキBEAT」 商品詳細決定!”. 関ジャニ∞ / INFINITY RECORDS 公式サイト (2017年1月1日). 2017年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月21日閲覧。
  2. ^ a b c d 2ndアルバム『Note』収録曲公開&リリースイベント日程決定!”. 錦戸 亮 オフィシャルサイト (2020年12月8日). 2022年8月21日閲覧。
  3. ^ a b c d “錦戸亮が語る、ソロ活動一年半の"現在地"「自分で動かないと」”. ORICON NEWS. (2021年1月29日). https://www.oricon.co.jp/special/55806/ 2022年8月21日閲覧。 
  4. ^ a b c Rolling Stone 2020, p. 21.
  5. ^ a b c LINER NOTE 2021, p. 52.
  6. ^ a b “関ジャニ∞ / 「METROCK2017」2日目(新木場・若洲公園)”. rockinon.com. (2017年5月21日). https://rockinon.com/live/detail/161035 2022年8月21日閲覧。 
  7. ^ Rolling Stone 2020, p. 17.
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t レンジャーBOOK 2019, p. 1188.
  9. ^ a b c d “関ジャニ∞、シングル『NOROSHI』発売! 錦戸亮立ち上げ楽曲のセッション映像も”. rockinon.com. (2016年10月26日). https://rockinon.com/news/detail/150543 2022年8月21日閲覧。 
  10. ^ a b c d e FOR EIGHTER 2017, p. 11.
  11. ^ “【関ジャニ∞ライブレポート】「関ジャニ∞はまだまだです」7人が貪欲であり続ける理由”. ORICON NEWS. (2016年12月19日). https://www.oricon.co.jp/special/49676/2/ 2022年8月21日閲覧。 
  12. ^ a b c d FOR EIGHTER 2017, p. 6.
  13. ^ a b c “錦戸亮、総動員数3万6000人の初ソロツアー完走「めちゃめちゃ期待してもらって大丈夫」”. 音楽ナタリー. (2019年12月20日). https://natalie.mu/music/news/360224 2022年8月21日閲覧。 
  14. ^ a b c Rolling Stone 2020, p. 15.
  15. ^ a b 音楽と人 2017, p. 8.
  16. ^ a b “「SONGS OF TOKYO」でPerfume、Linked Horizon、X JAPAN、久石譲ら熱演”. 音楽ナタリー. (2017年12月2日). https://natalie.mu/music/news/259240 2022年8月21日閲覧。 
  17. ^ “関ジャニ∞「エイタメ」ツアー映像化、特典にメンバーコメンタリー収録”. 音楽ナタリー. (2017年3月13日). https://natalie.mu/music/news/224335 2022年8月21日閲覧。 
  18. ^ “関ジャニ∞「ジャム」ツアーが映像化、ユニット曲のマルチアングルも”. 音楽ナタリー. (2017年12月25日). https://natalie.mu/music/news/262667 2022年8月21日閲覧。 
  19. ^ “関ジャニ∞、15周年で累計総動員数1000万人突破 東京Dに"8色"咲いた「ずっと愛し続けて」”. ORICON NEWS. (2019年9月4日). https://www.oricon.co.jp/news/2143465/full/ 2022年8月21日閲覧。 
  20. ^ “錦戸亮、バンドと共に"不撓不屈"のスタンス見せた武道館無観客ライブ2日目”. 音楽ナタリー. (2020年10月9日). https://natalie.mu/music/news/399865 2022年8月21日閲覧。 
  21. ^ “錦戸亮、2nd AL『Note』を引っさげて行ったFC限定ライブのファイナル公演の模様が映像化”. BARKS. (2021年10月4日). https://www.barks.jp/news/?id=1000208911 2022年8月21日閲覧。 
  22. ^ “錦戸亮、ホールツアーを経て「Note」に書き足した誇り「素敵な経験ができました」”. 音楽ナタリー. (2021年6月17日). https://natalie.mu/music/news/432936 2022年8月21日閲覧。 
  23. ^ “「僕は僕を全うしていく」錦戸亮、ライブ三昧の2021年を幕張で締めくくる”. 音楽ナタリー. (2021年12月19日). https://natalie.mu/music/news/458400 2022年8月21日閲覧。 
  24. ^ “錦戸亮「Nocturnal」ツアーが映像化、ドキュメンタリーや全公演MC集も収録”. 音楽ナタリー. (2023年8月21日). https://natalie.mu/music/news/537710 2024年5月7日閲覧。 
  25. ^ “錦戸亮、鎖骨骨折で迎えたFC限定ツアー 独立前の曲も披露し「僕の過去も僕」”. 音楽ナタリー. (2023年10月25日). https://natalie.mu/music/news/546501 2024年5月7日閲覧。 
  26. ^ “錦戸亮、独立5周年を前に充実のツアーファイナル「いろんなことは変わるけど自分自身は変わらずに」”. 音楽ナタリー. (2024年4月14日). https://natalie.mu/music/news/569357 2024年5月7日閲覧。 

参考文献

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  • 関ジャニ∞「『関ジャニ'sエイターテインメント』LIVE REPORT」『FANCLUB MAGAZINE『FOR EIGHTER』』VOL.20、ジャニーズ事務所、2017年、1-16頁。 
  • 金光裕史「関ジャニ∞ 諦めなかった7人」『音楽と人』2017年8月号、株式会社 音楽と人、2017年8月1日、4-17頁。 
  • 錦戸亮「2017 錦戸亮」『完全保存版!関ジャニ戦隊∞レンジャーBOOK』、ジャニーズ事務所、2019年、1187-1200頁。 
  • 上野拓朗「錦戸 亮 さすらいの道」『Rolling Stone Japan』2021年2月号、CCCミュージックラボ株式会社、2020年12月25日、10-25頁。 
  • 錦戸亮「LINER "NOTE"」『RYO NISHIKIDO LIVE TOUR 2021 "Note" PHOTO BOOK』[A]、NOMAD RECORDS、2021年4月、1-54頁。 

外部リンク

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