ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム
国籍 | 日本 |
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チーム代表 | 島田 次郎 |
関係者 | 長谷見昌弘(元監督) |
活動期間 | 2011年 - 現在 |
カテゴリ | 全日本F3、SUPER GT |
チームズ タイトル | 全日本F3選手権(2016年) |
ドライバーズ タイトル | 全日本F3選手権(2017年) |
公式サイト | NISSAN DRIVER DEVELOPMENT PROGRAM |
2024年のSUPER GT (GT500) | |
エントリー名 | NISMO NDDP |
レーサー |
高星明誠 三宅淳詞 |
マシン | 3. Niterra MOTUL Z |
タイヤ | ブリヂストン |
ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム(英: NISSAN DRIVER DEVELOPMENT PROGRAM)は、日産自動車が主催する、「世界に通用する若手ドライバーの育成」を目標にしたスカラシップ・プロジェクトである。略称は「NDDP」。
概要
[編集]F1に参戦をしていたトヨタやホンダは、それぞれ独自の若手ドライバーの育成プログラムとして、トヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)やホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)を展開し、若手ドライバーをメジャーカテゴリー(F1、インディカー・シリーズ など)に送り出すなどの成果を挙げていた。
それまで同様のプログラムを行なっていなかった日産は、2006年にトヨタ、ホンダと共に新しいジュニア・フォーミュラカーシリーズであるフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)立ち上げた際、独自の育成プログラムである「NDDP」を開始した。以後、毎年数名のドライバーに対し支援をおこなっていて、2007年以降はFCJでの成績上位者に対し「日産アドバンススカラーシップ」として全日本F3選手権およびSUPER GTへのステップアップも支援していた。
2011年から全日本F3選手権・Nクラスに「NDDP RACING」の名称で参戦を開始し、監督に長谷見昌弘を起用。2014年からは「B-MAX Racing Team with NDDP」として全日本選手権クラスに参戦を開始した。なお、全日本F3選手権では日産がF3用エンジンのワークス供給を行っていないことから[1]、2015年までは競争相手のTOM'Sエンジンを使用していたが、2016年からはフォルクスワーゲンにエンジンをスイッチし、このようなねじれ現象は解消された。全日本F3選手権への参戦は2017年をもって終了した。
SUPER GTへは、2012年から2017年までFIA GT3仕様のGT-RでGT300クラスに参戦。2018年からは前年までのMOLAの参戦枠を事実上引き継ぐ形で、GT500クラスに参戦を開始したが[2]、2019年はドライバーが育成選手以外の2人(平手晃平、フレデリック・マコヴィッキィ)に交代されている。
実際のチーム運営は外部委託しており、2013年まではノバ・エンジニアリング[3]、2014年からはB-MAX RACING TEAM、2022年からはNISMOが担当している[4]。
2024年からエントラント名を「NDDP RACING」から「NISMO NDDP」に変更した。
日産が『グランツーリスモシリーズ』(SCEI)とのタイアップで、主に欧州で展開しているGTアカデミーとも協力しており、ルーカス・オルドネス、ヤン・マーデンボローらが、過去にGTアカデミーからNDDPに参加している。
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CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(2020年)
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B-MAX NDDP GT-R (2017年)
脚注
[編集]- ^ スリーボンド(東名エンジン)のように、プライベーターが独自に日産製エンジンをチューニングして使用している例はある。
- ^ 日産/ニスモ、2018年のモータースポーツ活動を発表 - 日産自動車ニュースルーム・2018年2月12日
- ^ 現在のレース活動 - ノバエンジニアリング
- ^ “NDDP RACING”. SUPERGT.net. 2022年5月15日閲覧。