フッ化銀(I)
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フッ化銀(I) | |
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組成式 | AgF |
式量 | 126.87 g/mol |
形状 | 赤褐色固体 |
CAS登録番号 | 7775-41-9 |
密度と相 | 5.852 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | 180 g/100 mL (20 °C) |
融点 | 435 °C |
沸点 | 1159 °C |
フッ化銀(I) (フッかぎん、silver(I) fluoride)は銀とフッ素の化合物である。赤褐色の固体であるが、湿った空気に晒すことで黒色に変化する。融点は435℃[1]。他のハロゲン化銀とは異なり、水に非常に溶けやすく(水1Lに対して1.8kg以上[1])、アセトニトリルにもいくらか溶ける。炭酸銀とフッ化水素酸から作られる。
フッ化銀(I) は、多重結合に対してフッ素を付加させる際に広く用いられている。たとえば、フッ素で置換されたアルケン に対してアセトニトリル中でフッ化銀(I)を作用させると、有機銀誘導体が得られる[2]。
1価以外のフッ化銀も存在する(記事 フッ化銀 を参照のこと)。
参考文献
[編集]- ^ a b Greenwood, N. N.; Earnshaw, A. Chemistry of the Elements; Pergamon Press: Oxford, 1984.
- ^ Miller, W. T.; Burnard, R. J. "syn-7-Bromobenzonorbornadiene. Synthesis and solvolytic reactivity". J. Am. Chem. Soc. 1968, 90, 7367–7368. doi:10.1021/ja01028a046