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AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
AKB48 > AKB48シングル選抜じゃんけん大会 > AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会
AKB48
19thシングル選抜じゃんけん大会
関係者 AKB48
場所 日本武道館
日付 2010年9月21日
結果

AKB48の19枚目のシングル「チャンスの順番」の選抜メンバー


-

AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会
(2010年)

AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会
(2011年)

AKB48 17thシングル 選抜総選挙
(2010年)


AKB48 22ndシングル 選抜総選挙
(2011年)

AKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会』(エーケービーフォーティエイト ナインティーンスシングルせんばつじゃんけんたいかい)は、AKB48の19thシングルの選抜メンバーをじゃんけんで決定するイベントである。この大会の16位までのメンバーが、19thシングル「チャンスの順番」(2010年12月8日発売)の選抜メンバーとなった。

概要

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この「19thシングル選抜メンバーを“じゃんけん”で決定する」というイベントは、2010年7月10日・11日に国立代々木競技場第一体育館で開催されたコンサート『AKB48 コンサート「サプライズはありません」』最終公演において発表された。

従来の選抜方式と異なり、実績や知名度などは一切考慮されず、「運」のみによる勝ち残りとなる。そのため、加入して間もないメンバー(特に研究生)やメディアにあまり露出していないメンバーも選抜メンバーを勝ち取れる可能性があり、「チャンスは全員平等」をコンセプトに開催される運びとなった。

参加資格はAKB48の正規メンバー全員と研究生のうち「サプライズはありません」での発表時に研究生同士で行われたじゃんけんで勝ち残った4名。ただし、出場権を持つメンバーのうち、小野恵令奈は卒業のため出場を辞退した。このじゃんけん大会には、選抜総選挙とは異なり、SKE48のメンバーはエントリーしていない[注釈 1]SDN48メンバーはミニライブやインタビュー担当として出演した。

発表後、抽選によりトーナメント表が作成されたが、トーナメントの抽選はコンサート最終盤に実施されたため、労働基準法第61条第5項の規定上終了時間を遅らせるわけにいかない中学生メンバーと、研究生を優先して行い、退場後、残るメンバーは年齢の若い順にくじを引いた。

同年9月21日、日本武道館においてじゃんけん大会が開催された。司会はジョン・カビラ、入場コールはレニー・ハート主審南海キャンディーズ山里亮太が、副審は戸賀崎智信、西山恭子、石谷靖彦、茅野しのぶの4名がそれぞれ務めた。ゲストとしてアントニオ猪木も来場し「1! 2! 3! ダァーッ!!」のパフォーマンスを披露した。

なお、このイベントの模様は同年6月9日に開催された『AKB48 17thシングル 選抜総選挙』の開票イベントと同様に、日本各地の映画館でも中継された。さらに、今回はイベントの開催時間を考慮し、生中継に加えて時間差中継も行われた。

入選枠

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ベスト16に残った16名が選抜メンバーに選ばれる。3回戦以降で敗れた者は順位決定戦に回り、16位まで完全に順位付けを行う。上位12名が「メディア選抜」と呼ばれ、テレビ番組や雑誌などでの新曲プロモーションに参加することができる。

ルール

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  • すべて一回勝負。
  • 掛け声は「じゃん・けん・ぽん」。「最初はグー」などは無し。
  • 中央に用意された緑のテーブルの上に手を出し、微妙は場合はVTR判定をおこなう。
  • あいこの場合、構えからもう一度やり直す。「あいこでしょ」のコールは無し。
  • 服装は私服・舞台衣装問わず自由だが、腕の装飾品は外して行う。
  • 相手の「手」が確定してから、「手」を出した場合「後出し」とする。
  • 後出しによる勝利は無効で、疑われる場合はVTR判定および審判によって、後出しがないか判断。 - 適用例なし。
  • マイクパフォーマンスでは相手の「手」を強要してはいけないが、自分が出す「手」の予告は認められる。事前に平嶋が峯岸に何を出すかを予告していた。

エントリーとトーナメントの流れ

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  • オープニングデモンストレーション
山里亮太vsアントニオ猪木(勝者:アントニオ)

太字は勝利者

ブロ
ック
1回戦 2回戦 3回戦
No. 氏名 所属 加入
A 1 佐藤すみれ B 7期 佐藤すみれ
篠田麻里子
佐藤すみれ
近野莉菜
2
3
中村麻里子
篠田麻里子

A
9期
1.5期
4
5
柏木由紀
近野莉菜
B
B
3期
5期
近野莉菜
平嶋夏海
6
7
平嶋夏海
峯岸みなみ
B
K
1期
1期
8 倉持明日香 A 4期 倉持明日香
秋元才加
倉持明日香
小嶋陽菜
9
10
秋元才加
仲谷明香
K
A
2期
3期
11 小嶋陽菜 A 1期 小嶋陽菜
野中美郷
12
13
野中美郷
奥真奈美
K
B
6期
2期
B 14 中田ちさと A 4期 中田ちさと
河西智美
河西智美
石田晴香
15
16
仲俣汐里
河西智美

B
10期
2期
17
18
石田晴香
板野友美
B
K
5期
1期
石田晴香
片山陽加
19
20
片山陽加
-[注釈 2] 
A
 
3期
 
21 梅田彩佳 K 2期 梅田彩佳
田名部生来
田名部生来
佐藤夏希
22
23
鈴木まりや
田名部生来
B
K
7期
3期
24 宮澤佐江 K 2期 宮澤佐江
佐藤夏希
25
26
佐藤夏希
菊地あやか
B
K
2期
7期
C 27
28
小森美果
松井咲子
B
K
7期
7期
松井咲子
松原夏海
松井咲子
高城亜樹
29 松原夏海 A 2期
30
31
藤江れいな
高城亜樹
K
A
4期
6期
高城亜樹
佐藤亜美菜
32 佐藤亜美菜 B 4期
33
34
高橋みなみ
中塚智実
A
B
1期
5期
中塚智実
指原莉乃
中塚智実
仲川遥香
35
36
大島優子
指原莉乃
K
A
2期
5期
37
38
米沢瑠美
仲川遥香
K
A
3期
3期
仲川遥香
北原里英
39 北原里英 B 5期
D 40
41
増田有華
渡辺麻友
B
B
2期
3期
渡辺麻友
前田敦子
前田敦子
前田亜美
42 前田敦子 A 1期
43
44
前田亜美
大家志津香
A
A
7期
4期
前田亜美
仁藤萌乃
45 仁藤萌乃 K 5期
46
47
多田愛佳
岩佐美咲
A
A
3期
7期
多田愛佳
内田眞由美
内田眞由美
小林香菜
48
49
宮崎美穂
内田眞由美
B
K
5期
5期
50
51
小林香菜
永尾まりや
B
2期
9期
小林香菜
小林茉里奈
52 小林茉里奈 10期
順位決定戦(9-16位)
負け残り 開始 勝ち残り
15・16位
13・14位
13-16位 9-16位 9-12位 11・12位
9・10位
近野莉菜
前田敦子

河西智美
松井咲子
近野莉菜
河西智美
倉持明日香
近野莉菜
倉持明日香
田名部生来
田名部生来
小林香菜

倉持明日香
中塚智実
河西智美
田名部生来
松井咲子
前田敦子
松井咲子
中塚智実
中塚智実
小林香菜
前田敦子
小林香菜
ベスト8
順位決定戦 開始 勝ち残り
7・8位
5・6位
5-8位 4回戦 準決勝 3位決定戦 決勝戦
佐藤夏希
高城亜樹

佐藤すみれ
前田亜美
佐藤すみれ
佐藤夏希
佐藤すみれ
小嶋陽菜
小嶋陽菜
石田晴香
小嶋陽菜
仲川遥香
石田晴香
内田眞由美
石田晴香
佐藤夏希
高城亜樹
前田亜美
高城亜樹
仲川遥香
仲川遥香
内田眞由美
前田亜美
内田眞由美

結果

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選抜回数はメジャーデビュー1stシングル「会いたかった」から、開催時点では発売されていなかった18thシングル「Beginner」までのシングル回数。カップリング曲は回数に含めない。(+)はインディーズの回数。

順位 No. 氏名 所属 加入 選抜回数 備考
1位 49 内田眞由美 K 5期 2010年昇格
2位 17 石田晴香 B 5期 2010年昇格
3位 11 小嶋陽菜 A 1期 18回(+2) 全作選抜入り記録継続
4位 38 仲川遥香 A 3期 1回 17thシングル以来
5位 43 前田亜美 A 7期 2010年昇格
6位 1 佐藤すみれ B 7期 2010年昇格
7位 25 佐藤夏希 B 2期 1回 3rdシングル以来
8位 31 高城亜樹 A 6期 3回
9位 34 中塚智実 K 5期
10位 8 倉持明日香 A 4期 2回 13thシングル以来
11位 50 小林香菜 B 2期 2回 3rdシングル以来
12位 23 田名部生来 K 3期
以上12名がメディア選抜
13位 16 河西智美 B 2期 17回
14位 28 松井咲子 K 7期 2010年昇格
15位 42 前田敦子 A 1期 18回(+2) 全作選抜入り記録継続
16位 5 近野莉菜 B 5期

優勝者の内田には、総合プロデューサーの秋元康より“グー・チョキ・パー”の黄金の腕を形取ったトロフィーが贈られた。内田にとっては初の選抜入りにして初のセンターポジションとなる。内田は「みなさん、こんばんは。私が内田眞由美です」と挨拶した[1]

その一方で、選抜常連組[注釈 3]とされている者の多くが2回戦までに敗退した。河西と前田敦は2回戦で勝利したものの、3回戦と順位決定戦で連敗したため、メディア選抜外での選抜メンバー入りとなった。この結果、第2回選抜総選挙から連続してメディア選抜メンバーとなったのは12名中小嶋のみであり、同時に小嶋以外のメジャーデビュー以来のメディア選抜入りが途絶えることとなった。

『AKB48 東京秋祭り』でのじゃんけん大会

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『Visit Zooキャンペーン応援プロジェクト AKB48 東京秋祭り supported by NTTぷらら』 2010年10月9日(於:葛西臨海公園

※並び左から対戦順。対戦者は指原が指名。石田と宮崎は前回のリベンジがしたいということで参戦した。山里役はバッドボーイズ・佐田正樹。

内田はじゃんけんが本当に強いのか?
相手 石田 宮崎 小森 前田敦 高橋 渡辺 小森
結果 × △△○

内田が、6勝1敗という結果になった。

放送

[編集]
  • 有吉AKB共和国特別編 全部見せます! 選抜じゃんけん大会 - TBS・2010年10月21日(22日未明)0:55 - 1:55
  • サンデージャポン
  • その他、地上波各局の各種ニュース番組などでも結果や大会の一部がダイジェストで適宜放送された。

書籍

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  • AKB48 じゃんけん選抜公式ガイドブック(2010年8月31日、光文社

DVD

[編集]

AKSにより販売。

  • AKB48 DVD MAGAZINE Vol.05A AKB48 19th シングル選抜 「じゃんけん大会」 51のリアル〜Aブロック編 AKB-D2077A
  • AKB48 DVD MAGAZINE Vol.05B AKB48 19th シングル選抜 「じゃんけん大会」 51のリアル〜Bブロック編 AKB-D2077B
  • AKB48 DVD MAGAZINE Vol.05C AKB48 19th シングル選抜 「じゃんけん大会」 51のリアル〜Cブロック編 AKB-D2077C
  • AKB48 DVD MAGAZINE Vol.05D AKB48 19th シングル選抜 「じゃんけん大会」 51のリアル〜Dブロック編 AKB-D2077D
    • いずれもじゃんけん札生写真(51人×3種=全153種の内5枚)付
  • AKB48 DVD MAGAZINE Vol.05 AKB48 19th シングル選抜 「じゃんけん大会」(2010年12月25日) AKB-D2077
    • 187分
    • 仕様:本編Disc×2+生写真(大会当日衣装<51人・各1種・全51種>ランダム5枚)+DVD付属中冊子20ページ
      • Disc1:試合直前リポート/オープニング/トーナメント1回戦/19thシングル選抜決定戦(2回戦)
      • Disc2:19thシングル選抜メンバー決定戦/ベスト16、8、4決定戦/ライブ/エンディング

注釈

[編集]
  1. ^ このSKE48メンバー不参加によって、松井珠理奈松井玲奈のAKB48シングルへの参加が自動的に途切れることになった。
  2. ^ 小野恵令奈の辞退により空席となった。
  3. ^ 前田敦・小嶋・河西・板野・大島・峯岸・高橋・秋元・宮澤・渡辺・篠田・柏木。

出典

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