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2019年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ 千葉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯35度38分23秒 東経140度01分55秒 / 北緯35.63972度 東経140.03194度 / 35.63972; 140.03194

大会の様子

2019年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ 千葉では、通算14シーズン目となるレッドブル・エアレース・ワールドシリーズの内、2019年9月7日 - 8日日本千葉県千葉市幕張海浜公園で行われた2019年シーズン第4戦について述べる。

概要

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2019年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ 千葉 会場

2019年1月30日2019年シーズンの第5戦として日本および千葉県で開催されることが発表された[1]。 これにより、2015年シーズンから5年連続かつ5度目の千葉大会の開催が決定した。

2019年5月29日、レッドブルエアレースの運営が見直しが発表され、2019年大会をもってレッドブルエアレースが終了されること、千葉大会が第4戦で最終となることが発表された。これにより本大会で2019年のチャンピオンが決定することになった[2]

今大会も幕張海岸での海上レースである。

レースエアポートおよびハンガー(格納庫)について、昨年(2018年)までは浦安市総合公園に設置していたが、同年に開業した東京ベイ東急ホテルとの高さ制限が問題になったこともあり[3]、今大会は防衛省日米合同委員会の協力で木更津市陸上自衛隊木更津駐屯地に設置された[4]

今大会のテーマソングはDragon Ashの書き下ろし新曲『Fly Over』となった[5]

本大会では2016年大会以来のチャレンジャーカップが開催された。

結果

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マスタークラスは室屋義秀が優勝して年間総合2位となった。3位はマット・ホールで2019年チャンピオンとなった。第3戦 バラトン大会まで年間総合1位だったマルティン・ソンカは13位で年間3位となった。

チャレンジャークラスは令和元年房総半島台風(台風15号)接近に伴い決勝が中止となり、9月7日に行われた予選の結果で順位が確定となった。フロリアン・バーガーが予選1位のまま優勝となった。

日程

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  • 2019年令和元年)
    • 1月30日 - 大会日程が発表。
    • 9月6日 - フリープラクティス(テスト飛行)
    • 9月7日 - 大会1日目。予選日。
      • 開場 10:00、閉場 18:00
    • 9月8日 - 大会2日目。決勝日。
      • 開場 10:00、閉場 15:00[6]

観戦エリア

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幕張海浜公園の観戦エリア・座席は以下の種類が用意される。価格は税込み。昨年まで設定されていたスタートエリアは設定されなかった。

券種 2日券 予選・単日券 決勝・単日券 記事
プレミアムスカイラウンジ 400,000 屋内・屋外席、ハンガーツアー付き
スカイラウンジ 250,000円 屋内・屋外席
クラブラウンジ by X-mobile 120,000円 屋内・屋外席
デラックスシートエリア 30,000円 リクライニングチェアあり
カメラマンエリア 22,000円 10,000円 15,000円 三脚使用可能
室屋応援 特設スタンド 60,000円 応援グッズあり。臨時スタンドの座席指定。
ファミリーエリア(4名) 20,000円(当日:21,000円) (当日:11,000円) 海浜幕張公園Gブロック
一般エリア 16,000円(当日:17,000円) 8,000円(先行・4名:24,000円、当日:9,000円) 12,000円(先行・4名:40,000円、当日:13,000円)

当日券も発売された。

そのほか、招待客専用の「INSTYLE GROUP PRIVATE PADDOCK」、「FORB AREA」(フレンズ・オブ・レッドブル)も設けられた。

イベント

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以下のイベントが行われた。

レースエアポートでのハンガーウォーク・公式サイン会は開催されなかった。

主催・スポンサー等

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  • 主催
    • レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会
  • 大会MC[7]

マスタークラス

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予選

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No. パイロット タイム ペナルティ
1 26 スペインの旗 フアン・ベラルデ 0:56.760
2 8 チェコの旗 マルティン・ソンカ 0:56.879
3 12 フランスの旗 フランソワ・ルボット 0:57.052 +2秒
4 21 ドイツの旗 マティアス・ドルダラー 0:57.159 +2秒
5 31 日本の旗 室屋義秀 0:57.570
6 18 チェコの旗 ペトル・コプシュタイン 0:57.777
7 95 オーストラリアの旗 マット・ホール 0:58.056
8 99 アメリカ合衆国の旗 マイケル・グーリアン 0:58.060 +1秒
9 11 フランスの旗 ミカエル・ブラジョー 0:58.389 +1秒
10 24 イギリスの旗 ベン・マーフィー 0:58.663 +3秒
11 84 カナダの旗 ピート・マクロード 0:59.015 +3秒
12 5 チリの旗 クリスチャン・ボルトン 0:59.298
13 27 フランスの旗 ニコラス・イワノフ 0:59.317 +2秒
14 10 アメリカ合衆国の旗 カービー・チャンブリス 1:00.549 +4秒

ラウンド・オブ・14

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ヒート 順位1 パイロット1 タイム1 タイム2 パイロット2 順位2
1 5 イギリスの旗 ベン・マーフィー 0:57.897 0:57.912 日本の旗 室屋義秀 6
2 4 カナダの旗 ピート・マクロード 0:57.4511 0:58.409 ドイツの旗 マティアス・ドルダラー 12
3 8 フランスの旗 ミカエル・ブラジョー 0:59.021 DNF2 チェコの旗 ペトル・コプシュタイン 14
4 11 チリの旗 クリスチャン・ボルトン 0:58.252 0:57.408 フランスの旗 フランソワ・ルボット 3
5 9 アメリカ合衆国の旗 マイケル・グーリアン 0:58.032 0:57.029 オーストラリアの旗 マット・ホール 1
6 7 フランスの旗 ニコラス・イワノフ 0:58.518 0:58.8083 チェコの旗 マルティン・ソンカ 13
7 2 アメリカ合衆国の旗 カービー・チャンブリス 0:57.306 0:58.180 スペインの旗 フアン・ベラルデ 10
凡例
ラウンド・オブ・8進出
ノックアウト(敗退)
敗者の中で最速(=進出)
  • ^1 +1秒のペナルティ
  • ^2 スタート時のスピード違反で失格
  • ^3 ゲート9でオーバーGによる+1秒のペナルティ

ラウンド・オブ・8

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ヒート 順位1 パイロット1 タイム1 タイム2 パイロット2 順位2
8 8 イギリスの旗 ベン・マーフィー 1:04.2481 0:58.349 カナダの旗 ピート・マクロード 2
9 1 日本の旗 室屋義秀 0:57.895 1:02.9632 フランスの旗 フランソワ・ルボット 7
10 5 フランスの旗 ニコラス・イワノフ 0:59.096 0:58.726 アメリカ合衆国の旗 カービー・チャンブリス 3
11 6 フランスの旗 ミカエル・ブラジョー 0:59.7313 0:58.606 オーストラリアの旗 マット・ホール 4
凡例
ファイナル4進出
ノックアウト(敗退)
  • ^1 合計+5秒のペナルティ
  • ^2 合計+5秒のペナルティ
  • ^3 ゲート9でオーバーGによる+1秒のペナルティ

ファイナル4

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No. パイロット タイム ペナルティ
1 2 31 日本の旗 室屋義秀 0:58.630
2 3 10 アメリカ合衆国の旗 カービー・チャンブリス 0:59.601
3 4 95 オーストラリアの旗 マット・ホール 1:00.052
4 1 84 カナダの旗 ピート・マクロード 1:04.028 +5秒1
  • ^1 ゲート2でパイロンヒット、ゲート6でインコレクトレベル

最終結果

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パイロット ポイント
1 日本の旗 室屋義秀 25
2 アメリカ合衆国の旗 カービー・チャンブリス 22
3 オーストラリアの旗 マット・ホール 20+2
4 カナダの旗 ピート・マクロード 18
5 フランスの旗 ニコラス・イワノフ 14
6 フランスの旗 ミカエル・ブラジョー 13
7 フランスの旗 フランソワ・ルボット 12+1
8 イギリスの旗 ベン・マーフィー 11
9 アメリカ合衆国の旗 マイケル・グーリアン 5
10 スペインの旗 フアン・ベラルデ 4+3
11 チリの旗 クリスチャン・ボルトン 3
12 ドイツの旗 マティアス・ドルダラー 2
13 チェコの旗 マルティン・ソンカ 1+2
14 チェコの旗 ペトル・コプシュタイン 0

チャレンジャークラス

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予選

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No. パイロット タイム ペナルティ
1 62 ドイツの旗 フロリアン・バーガー 1:00.483
2 48 アメリカ合衆国の旗 ケヴィン・コールマン 1:02.244
3 15 フランスの旗 バティスト・ヴィーニュ 1:03.065
4 6 ポーランドの旗 ルーク・チェピエラ 01:05.027
5 87 スイスの旗 ヴィト・ウィプラチェッティガー 1:05.419 +3秒
6 7 香港の旗 ケニー・チャン 1:06.627 +4秒

決勝

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令和元年房総半島台風(台風15号)接近に伴い決勝が中止となり、9月7日に行われた予選の結果で順位が確定となった。

最終ランキング

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マスタークラス

パイロット トー
タル
1 オーストラリアの旗 マット・ホール 81
2 日本の旗 室屋義秀 80
3 チェコの旗 マルティン・ソンカ 68
4 カナダの旗 ピート・マクロード 50
5 イギリスの旗 ベン・マーフィー 48
6 アメリカ合衆国の旗 カービー・チャンブリス 48
7 フランスの旗 ニコラス・イワノフ 47
8 フランスの旗 ミカエル・ブラジョー 44
9 アメリカ合衆国の旗 マイケル・グーリアン 42
10 スペインの旗 フアン・ベラルデ 39
11 フランスの旗 フランソワ・ルボット 34
12 チリの旗 クリスチャン・ボルトン 27
13 チェコの旗 ペトル・コプシュタイン 10
14 ドイツの旗 マティアス・ドルダラー 6

放送

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出典

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  1. ^ Red Bull Air Race World Championship 2019シーズンカレンダーが発表”. レッドブルエアレース (2019年1月30日). 2019年9月23日閲覧。
  2. ^ Red Bull Air Race 2019 シーズン限りで終了へ”. レッドブルエアレース (2019年5月29日). 2019年9月23日閲覧。
  3. ^ 滑走路脇ホテル貸し切る 安全確保のため3日間 エアレース 浦安”. 千葉日報(2018年5月11日作成). 2019年11月6日閲覧。
  4. ^ 日米合同委員会、レッドブル・エアレース千葉で木更津飛行場の使用に合意”. FlyTeam(2019年8月24日作成). 2019年11月6日閲覧。
  5. ^ レッドブル・エアレース千葉2019 大会テーマソングにDragon Ashの書き下ろし新曲「Fly Over」決定!”. レッドブルエアレース (2019年6月5日). 2019年9月23日閲覧。
  6. ^ 当初スケジュールは18:00。令和元年房総半島台風(台風15号)接近に伴い短縮。
  7. ^ レッドブル・エアレース千葉2019の熱気をさらに加速させる大会MCたちを紹介”. レッドブルエアレース (2019年9月5日). 2019年9月23日閲覧。
  8. ^ エアレース世界選手権2019 最終戦 in 千葉”. 日本放送協会. 2019年12月29日閲覧。
  9. ^ a b 【レッドブル・エアレース】今回で見納め・・・最終戦・千葉大会の練習始まる。王者を争う室屋義秀が登場”. TopNews(2019年9月6日作成). 2019年12月30日閲覧。
  10. ^ エアレース世界選手権2019”. NHK福島放送局. 2019年12月29日閲覧。
  11. ^ TBS「クレイジージャーニー」 生物発見、実はやらせ”. 朝日新聞(2019年9月11日作成). 2019年12月30日閲覧。
  12. ^ クレイジージャーニー休止に阿曽山大噴火も反応 「今夜の室屋さんはどこかで放送して欲しい!」”. J-CASTニュース(2019年9月11日作成). 2019年12月29日閲覧。
  13. ^ 「クレイジージャーニー」番組終了のお知らせ”. TBSテレビ(2019年10月21日作成). 2019年12月29日閲覧。
  14. ^ TBSやらせなど2番組打ち切り 「信頼損ない継続は困難」”. 共同通信(2019年10月21日作成). 2019年12月29日閲覧。

外部リンク

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前レース
第3戦 アメリカ合衆国の旗 バラトン湖
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ
2019年シーズン
第3戦 日本の旗 千葉
次レース
終了