マイケル・グーリアン
マイケル・グーリアン Michael Goulian | |
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生誕 |
1968年9月4日(56歳) マサチューセッツ州ウィンスロップ |
国籍 | アメリカ合衆国 |
レース経歴 | |
初出場 | 2004 |
最高順位 | 1位(2009年) |
機体 |
ジブコ エッジ540 Extra 330SC[1] |
公式サイト | |
mikegoulian.com |
マイケル・グーリアン(Michael Goulian、1968年9月4日 - )は、アメリカ合衆国のパイロット。マサチューセッツ州ウィンスロップ出身。2004年からレッドブル・エアレース・ワールドシリーズに参戦していた[2]。
経歴
[編集]実家は1964年に創立された、アメリカ合衆国北東部で最大の航空学校の1つである「エグゼクティブ・フライヤーズ・アビエーション」。父マイロン・グーリアンは連邦航空局の検査官だった。高校生の時にテレビ観戦したモナコGPでF1に魅了された[3]。子供の頃から、機体の洗浄や格納庫の掃除などをしながら育ち、車の運転より先に飛行機の操縦を覚え、1984年の16歳の誕生日にはセスナ 150で単独飛行を遂げた。
1985年、パイロットの訓練と同時に曲技飛行の訓練を始め、実家の航空学校内に曲技飛行学校を設立する。航空ショーの展示飛行や曲技飛行の大会でトップランクに入るようになり、パイロットとして生計を立てられるようになり、22歳の時に国内の大会でチャンピオンになった。国内の男性曲技飛行パイロットでは最高位に位置し、1992年と1993年にはアンリミティッド部門で銀メダルを獲得。1995年には全国大会でチャンピオンになった。1994年、1996年、1998年にはアメリカ代表に選ばれた。
2006年、国際航空ショー協議会でその手腕を認められ表彰された。また、「Art Scholl Memorial Award」、「Bill Barber Award」、「ICAS Sword of Excellence」の3個の賞を受賞している[3]。
マグロウヒルから出版されている曲技飛行の入門書"Basic and Advanced Aerobatics" は共著者として名前が挙がっている。
超軽量ジェット機のエクリプス500を使用したエアタクシー会社「リネア・エアー」の共同設立者である。
レッドブル・エアレースでは「Team Goulian」として活動していた。
レースではジブコ エッジ540(機体記号:N540BF)を使用しているが、実家の航空学校やリネア・エアーにはシーラス SR-22を導入しており、プライベートでも使用している。このため製造元のシーラス・エアクラフトは、レッドブル・エアレース・ワールドシリーズの2014年と2015年両シーズンにチーム・グーリアンのスポンサーになることを発表し[4][5]、2017年も引き続きスポンサーとなっている。この他、腕時計会社のアルピナ、グッドイヤー、ボーズなどがスポンサーとなっている。また、公式エンジンを供給するライカミング・エンジンズと規定のプロペラを供給するハーツェル・プロペラもスポンサーとなっている。
2012年、アメリカ海軍所属のアクロバット飛行隊「ブルーエンジェルス」と編隊飛行を行った。民間人パイロットによる編隊飛行は史上初である[3]。
私生活では、2000年に結婚。妻カリンとスキーやアイスホッケー、ゴルフを楽しんでいる。2006年に娘エミリーが誕生。
戦績
[編集]レッドブル・エアレース
[編集]2004年 - 2010年
[編集] マイケル・グーリアン レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ戦績 | |||||||||||||||
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開催年 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | ポイント | 勝利数 | 最終 順位 |
2004年 | 不参加 |
不参加 |
4位 3 |
3 | 0 | 6位 | |||||||||
2006年 | 6位 1 |
9位 0 |
5位 2 |
中止 |
DNS |
4位 3 |
5位 2 |
5位 2 |
6位 1 |
11 | 0 | 5位 | |||
2007年 | 7位 0 |
DNS |
11位 0 |
7位 0 |
中止 |
6位 1 |
DNS |
9位 0 |
9位 0 |
9位 0 |
中止 |
2位 5 |
6 | 0 | 8位 |
2008年 | 11位 0 |
5位 5 |
8位 2 |
中止 |
7位 3 |
11位 0 |
8位 2 |
6位 4 |
中止 |
10位 0 |
16 | 0 | 8位 | ||
2009年 | 14位 0 |
14位 0 |
6位 6 |
1位 12 |
9位 3 |
11位 1 |
22 | 1 | 10位 | ||||||
2010年 | 4位 8 |
11位 1 |
8位 4 |
6位 6 |
7位 5 |
13位 0 |
24 | 0 | 9位 | ||||||
2011年から2013年はレース休止 |
2014年 - 2019年
[編集]金色 | 銀色 | 銅色 | ポイント圏内完走 | ポイント圏外完走 |
1位 | 2位 | 3位 | 4- 4-10位[注 1](2016年 - 2018年) 4-13位(2019年 - [注 2]) |
8位(2014年・2015年)11位以下[注 1](2016年 - 2018年) 14位(2019年 - ) | 9位以下(2014年・2015年)
マイケル・グーリアン レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ戦績 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
開催年 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ポイント | 勝利数 | 最終 順位 |
2014年 | DNS |
12位 0 |
12位 0 |
9位 0 |
12位 0 |
11位 0 |
10位 0 |
6位 3 |
3 | 0 | 12位 |
2015年 | 12位[7] 0 |
6位[8] 3 |
4位[9] 5 |
11位[10] 0 |
9位[11] 0 |
7位[12] 2 |
9位[13] 0 |
6位[14] 3 |
13 | 0 | 10位 |
2016年 | 5位[15] 5 |
10位[16] 1 |
13位[17] 0 |
10位[18] 0.75 |
4位[19] 7 |
6位[20] 5 |
10位[21] 1 |
中止[22] |
19.75 | 0 | 10位 |
2017年 | 6位[23] 5 |
8位[24] 3 |
5位[25] 6 |
12位[26] 0 |
3位[27] 9 |
10位[28] 1 |
14位[29] 0 |
7位[30] 4 |
28 | 0 | 9位 |
2018年 | 1位[31] 15 |
3位[32] 9 |
2位[33] 12 |
4位[34] 7 |
2位[35] 12 |
12位[36] 0 |
1位[37] 15 |
8位[38] 3 |
73 | 2 | 3位 |
2019年 | 3位 20+1 |
位 |
位 |
位 |
位 |
位 |
位 |
位 |
21 | 0 | 3位 |
曲技飛行大会
[編集]開催期間 | 競技名 | 開催場所 | クラス | 順位 | 使用機 | 機体記号 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1994年 8月2日 - 14日 | 第17回 FAI曲技飛行世界選手権 | ハンガリー デブレツェン | Unlimited | 33位 | Staudacher S 300 | [39] | |
1996年 8月18日 - 30日 | 第18回 FAI曲技飛行世界選手権 | アメリカ合衆国 オクラホマシティ | Unlimited | 16位 | EA-300S | [40] | |
フリースタイル | 13位 | [41] | |||||
1998年 | 第19回 FAI曲技飛行世界選手権 | スロバキア トレンチーン | Unlimited | 9位 | EA-300S | N25EX | [42] |
フリースタイル | 9位 | [43] | |||||
2002年 | 第35回アメリカ選手権 | アメリカ合衆国 | Unlimited | 7位 | CAP 232 | [44] |
脚注
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ http://mikegoulian.com/aircraft/extra-330sc
- ^ “PILOT BIO”. redbullairrace.com. 2014年3月2日閲覧。
- ^ a b c “マイケル・グーリアン:10のトリビア”. レッドブル・エアレース (2018年2月19日). 2018年2月25日閲覧。
- ^ Cirrus Aircraft Announces 2014 Red Bull Air Race World Championship Sponsorship http://finance.yahoo.com/news/cirrus-aircraft-announces-2014-red-182000673.html
- ^ Cirrus Aircraft News (2015年2月11日). “Cirrus Aircraft Deliveries in 2014 Drive Strongest Performance in Six Years” 2015年3月1日閲覧。
- ^ “2019シーズン:ルール&チーム変更詳細”. Red Bull Air Race (2019年1月30日). 2019年2月10日閲覧。
- ^ “Reactions: Race Day from Abu Dhabi”. Red Bull Air Race (2015年2月14日). 2016年2月3日閲覧。
- ^ “6万人の大観衆を前にボノムが優勝”. Red Bull Air Race (2015年5月17日). 2015年10月10日閲覧。
- ^ “第3戦ロヴィニ:決勝レース終了後パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2015年5月30日). 2015年9月9日閲覧。
- ^ 浅田真樹 (2015年7月8日). “【エアレース】室屋義秀が強くなったからこそ味わう「勝つことの難しさ」”. Web Sportiva. 集英社. 2015年8月18日閲覧。
- ^ 浅田真樹 (2015年8月19日). “【エアレース】今季初の表彰台獲得。室屋義秀が「さらに上を狙える」根拠”. Web Sportiva. 集英社. 2015年9月6日閲覧。
- ^ “第6戦シュピールベルク:決勝レース後リアクション”. Red Bull Air Race (2015年9月6日). 2015年9月15日閲覧。
- ^ “Bonhomme takes decisive win in Fort Worth”. Red Bull Air Race (2015年9月27日). 2015年9月29日閲覧。
- ^ “第8戦ラスベガス:決勝レース後リアクション”. Red Bull Air Race (2015年10月18日). 2015年10月20日閲覧。
- ^ “アブダビ決勝: パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2016年3月12日). 2016年3月14日閲覧。
- ^ “シュピールベルク決勝:パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2016年4月24日). 2016年4月25日閲覧。
- ^ “Muroya celebrates stunning home victory”. Red Bull Air Race (2016年6月5日). 2016年6月6日閲覧。
- ^ “Dolderer unstoppable in Budapest”. Red Bull Air Race (2016年7月17日). 2016年7月18日閲覧。
- ^ “アスコット:決勝レース・リアクション”. Red Bull Air Race (2016年8月14日). 2016年8月15日閲覧。
- ^ “Lausitz 2016: Master Class Race Day reactions”. Red Bull Air Race (2016年9月4日). 2016年9月5日閲覧。
- ^ “インディアナポリス:決勝レース・リアクション”. Red Bull Air Race (2016年10月2日). 2016年10月3日閲覧。
- ^ “NEWS UPDATE: Las Vegas race cancelled due to desert wind”. Red Bull Air Race (2016年10月17日). 2016年10月17日閲覧。
- ^ “アブダビ:決勝後・パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2017年2月11日). 2017年2月19日閲覧。
- ^ “サンディエゴ:室屋義秀が優勝!”. Red Bull Air Race (2017年4月16日). 2017年4月17日閲覧。
- ^ “千葉:室屋がホームレース2連覇を達成”. Red Bull Air Race (2017年6月4日). 2017年6月4日閲覧。
- ^ “ブダペスト:チャンブリスが優勝 室屋は3位”. Red Bull Air Race (2017年7月2日). 2017年7月3日閲覧。
- ^ “カザン:チャンブリスが2連勝”. Red Bull Air Race (2017年7月23日). 2017年7月24日閲覧。
- ^ “Sonka stuns rivals with Porto win”. Red Bull Air Race (2017年9月3日). 2017年9月4日閲覧。
- ^ “Muroya the master of Lausitz”. Red Bull Air Race (2017年9月17日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ “インディアナポリス:室屋が優勝&ワールドチャンピオン獲得”. Red Bull Air Race (2017年10月15日). 2017年10月16日閲覧。
- ^ “2018シーズン開幕戦アブダビ:優勝はグーリアン 室屋は2位”. Red Bull Air Race (2018年2月3日). 2018年2月4日閲覧。
- ^ “Hall has the Edge in Cannes with historic win”. Red Bull Air Race (2018年4月22日). 2018年4月26日閲覧。
- ^ “千葉:マット・ホールが優勝”. Red Bull Air Race (2018年5月27日). 2018年5月28日閲覧。
- ^ “ブダペスト:ソンカが優勝 室屋は11位”. Red Bull Air Race (2018年6月24日). 2018年6月26日閲覧。
- ^ “Sensational scenes in Kazan as Sonka takes dramatic victory”. Red Bull Air Race (2018年8月26日). 2018年8月27日閲覧。
- ^ “ウィーナー・ノイシュタット:決勝レース後 パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2018年9月15日). 2018年9月27日閲覧。
- ^ “Goulian becomes a home race hero in Indy”. Red Bull Air Race (2018年10月7日). 2018年10月8日閲覧。
- ^ “フォートワース:決勝レース後 パイロットリアクション”. Red Bull Air Race (2018年11月18日). 2018年12月3日閲覧。
- ^ “Contest Profile - Aerobatic Contest Archive”. Aerobatic Contest Archive. 2018年6月21日閲覧。
- ^ “Contest Profile - Aerobatic Contest Archive”. Aerobatic Contest Archive. 2018年6月21日閲覧。
- ^ “Contest Profile - Aerobatic Contest Archive”. Aerobatic Contest Archive. 2018年6月21日閲覧。
- ^ “Contest Profile - Aerobatic Contest Archive”. Aerobatic Contest Archive. 2018年6月21日閲覧。
- ^ “Contest Profile - Aerobatic Contest Archive”. Aerobatic Contest Archive. 2018年6月21日閲覧。
- ^ “Contest Profile - Aerobatic Contest Archive”. Aerobatic Contest Archive. 2018年6月21日閲覧。
外部リンク
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