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『雪に映える薔薇のごとく 』 (ゆきにはえるばらのごとく、Roses in the Snow)は、カントリーミュージック・アーティストエミルー・ハリスが1980年に発表したアルバムで、ハリスにとっては7枚目のアルバムである。
1979年の前作『ブルー・ケンタッキー・ガール』はそれ以前のカントリーロックへの努力とは対照的に伝統的でストレートなカントリーを特徴としていたが、本アルバムではハリスがフラット・アンド・スクラッグス、ポール・サイモン、カーター・ファミリーやジョニー・キャッシュと言った楽曲をブルーグラスに触発された音楽として演奏していることがわかる。キャッシュ、ドリー・パートン、リンダ・ロンシュタット、ザ・ホワイツ、リッキー・スキャッグス、ウィリー・ネルソン、トニー・ライスらが客演している。「見知らぬ旅人 (Wayfaring Stranger)」が1980年に最初のシングルとしてリリースされ、ビルボードカントリーチャートで第7位となった。2枚目のシングルである サイモン&ガーファンクルの「ボクサー」のリメイクは13位に達した。 バックミュージシャンとしてアルバート・リーとジェリー・ダグラスが参加している。
# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「雪に映える薔薇のごとく」(Roses in the Snow) | ラス・フランクス | |
2. | 「見知らぬ旅人」(Wayfaring Stranger) | トラディショナル; ブライアン・エイハーン編曲 | |
3. | 「緑の牧場」(Green Pastures) | トラディショナル; ブライアン・エイハーン編曲 | |
4. | 「ボクサー」(The Boxer) | ポール・サイモン | |
5. | 「夜明けをこがれて」(Darkest Hour is Just Before Dawn) | ラルフ・スタンリー | |
6. | 「さすらう心」(I'll Go Stepping Too) | トム・ジェームズ、ジェリー・オーガン | |
7. | 「別れの朝」(You're Learning) | アイラ・ルーヴィン、チャーリー・ルーヴィン | |
8. | 「ヨルダン越えて」(Jordan) | トラディショナル; ブライアン・エイハーン編曲 | |
9. | 「ミス・ミシシッピー」(Miss the Mississippi and You) | ビル・ヘイリー | |
10. | 「金時計と鎖」(Gold Watch and Chain) | A.P. カーター | |
11. | 「ユーヴ・ゴナ・チェンジ」(You're Gonna Change, bonus track on 2002 CD reissue) | ハンク・ウィリアムス | |
12. | 「ルート・ライク・ア・ローズ」(Root Like a Rose, bonus track on 2002 CD reissue) | ナンシー・エイハーン | |
- ブライアン・エイハーン – 12弦ギター、アダマスギター、アーチトップギター、ガットギター、ベース、パーカッション
- ブライアン・バウアーズ – オートハープ
- ジョニー・キャッシュ – バッキング・ボーカル
- ハンク・デヴィート – ペダルスチールギター
- ジェリー・ダグラス – ドブロ
- スティーブ・フィッセル – ペダルスチールギター
- エモリー・ゴーディ・ジュニア – ベース
- エミルー・ハリス – ボーカル、アコースティックギター
- アルバート・リー – エレクトリックギター、マンドリン
- ウィリー・ネルソン – ガット弦ギター
- ドリー・パートン – バッキングボーカル
- トニー・ライス – アコースティックギター、バッキングボーカル
- リンダ・ロンシュタット – デュエットボーカル、バッキングボーカル
- リッキー・スキャッグス – アコースティックギター、バンジョー、フィドル、マンドリン、デュエットボーカル、バッキングボーカル
- ジョン・ウェア – パーカッション
- バック・ホワイト – ピアノ、バッキングボーカル
- シェリル・ホワイト – バッキング・ボーカル
- シャロン・ホワイト – バッキング・ボーカル
技術
- ブライアン・エイハーン – プロデューサー、エンジニア
- ドニヴァン・コウォート – エンジニア
- スチュアート・テイラー – エンジニア
- Emmylou Harris Roses in the Snow のライナーノーツ
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