西澤昭夫
西澤 昭夫(にしざわ あきお)は日本の経営学者。東北大学名誉教授。元日本ベンチャー学会会長。産学技術移転などに貢献し、アメリカ人以外としては初めてBayh-Dole Awardを受賞した。
人物・経歴
[編集]新潟県上越市出身[1]。神奈川県立湘南高等学校を経て[2]、1973年新潟大学人文学部経済学科卒業[3]。1975年東京教育大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了[4]。1980年筑波大学大学院社会科学研究科経済学専攻博士課程満期退学[3]、マネジメントインテリジェンス非常勤研究員[5]。
1982年日本合同ファイナンス入社。1989年日本合同ファイナンス企画部長。1991年Nomura/JAFCO Investment (Asia) Ltd.,取締役。1993年敬和学園大学人文学部国際文化学科助教授。1997年東北大学経済学部教授[3]。1999年東北大学大学院経済学研究科教授、東北大学未来科学技術共同研究センター副センター長[3][6]。
2004年東北イノベーションキャピタル監査役。2005年東北大学総長特任補佐、東北テクノアーチ代表取締役社長[3]。同年アジアでの産学技術移転制度整備や、IFTTO(国際技術移転組織連合)の設立への貢献が評価され、AUTM(大学技術管理者協会)のBayh-Dole Award 2005を、アメリカ人以外として初めて受賞した[7]。
2013年東北大学名誉教授、東洋大学経営学部教授。2016年東洋大学大学院経営学研究科長[3]、日本ベンチャー学会会長[4]。文部科学省科学技術・学術審議会技術・研究基盤部会産学官連携推進委員会利益相反ワーキング・グループ委員[8]、独立行政法人工業所有権情報・研修館契約監視委員会委員長[9]、「大学発ベンチャー表彰2018」選考委員なども務めた[10]。
著作
[編集]- 『バイオベンチャーの事業戦略 : 大学発ベンチャーを超えて』(大滝義博と共編)オーム社 2003年
- 『大学発ベンチャー企業とクラスター戦略 : 日本はオースティンを作れるか』(福嶋路と共編著)学文社 2005年
- 『ハイテク産業を創る地域エコシステム』(忽那憲治, 樋原伸彦, 佐分利応貴, 若林直樹, 金井一賴と共著)有斐閣 2012年
- 『大学発バイオベンチャー成功の条件 : 「鶴岡の奇蹟」と地域eco-system』(大滝義博と共編著)創成社 2014年
脚注
[編集]- ^ 「大学発バイオベンチャー成功の条件―「鶴岡の奇蹟」と地域Eco‐system」 紀伊國屋書店
- ^ 「西澤 昭夫」
- ^ a b c d e f 西澤 昭夫 独立行政法人経済産業研究所
- ^ a b 「西澤 昭夫 ニシザワ アキオ (Akio Nishizawa)」 researchmap
- ^ 経歴 researchmap
- ^ 「経営ひと言/東北大経済学研究科・西澤昭夫教授「研究と仕事は分離」」 日刊工業新聞2008/4/1 05:00
- ^ 「西澤昭夫教授がBayh-Dole Award 2005受賞」 東北大学2005年5月27日
- ^ 利益相反ワーキング・グループ 委員名簿 文部科学省
- ^ 独立行政法人工業所有権情報・研修館契約監視委員会 委員名簿 工業所有権情報・研修
- ^ 「大学発ベンチャー表彰2018」選考委員一覧 経済産業省
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