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羽衣駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
羽衣駅
東口(2023年7月)
はごろも
HAGOROMO
地図
所在地 大阪府高石市羽衣一丁目15-16
北緯34度32分4.1秒 東経135度26分30.53秒 / 北緯34.534472度 東経135.4418139度 / 34.534472; 135.4418139座標: 北緯34度32分4.1秒 東経135度26分30.53秒 / 北緯34.534472度 東経135.4418139度 / 34.534472; 135.4418139
駅番号 NK 16
所属事業者 南海電気鉄道
電報略号 ハロ
駅構造 高架駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年次-
22,112人/日
-2019年-
開業年月日 1912年明治45年)3月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 南海本線
キロ程 15.6 km(難波起点)
NK15 浜寺公園 (0.8 km)
(1.7 km) 高石 NK17
所属路線 高師浜線
キロ程 0.0 km(羽衣起点)
(0.9 km) 伽羅橋 NK16-1
乗換 東羽衣駅
-JR阪和線東羽衣支線(羽衣線)
テンプレートを表示
仮線時代の南海本線上りホーム(2019年1月)
仮線時代の高師浜線ホーム(2019年1月)

羽衣駅(はごろもえき)は、大阪府高石市羽衣一丁目にある、南海電気鉄道駅番号NK16

利用可能な鉄道路線

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また、以下の路線とも徒歩連絡している。

歴史

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2015年に開催した大阪府の第3回建設事業評価審議会の資料によれば、本線の上りは2019年春に、高師浜線は2021年春に高架化する予定だった[11]

駅名の由来

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開業当時の駅所在地は泉北郡高石村大字今在家といったが、同じ泉北郡の郷荘村にも同名の大字があり(現・和泉市芦部町)、南海沿線では西成郡粉浜村の一部も旧称が今在家だった。そこで、松林が広がる浜寺公園の南半分を占める当地にあった羽衣松(浜寺三名松の一つ)から駅名を取った。1923年(大正12年)には駅所在地の大字も今在家から羽衣に改称されている。

駅構造

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南海本線は2面2線の相対式ホームであり、2番線のホーム向かい側の一部を切り欠き、高師浜線ホーム1線を加えた2面3線の高架駅である。トイレは2階の上下線エスカレーター間に設置。

高架化工事に伴い、2004年から駅舎西側部分の一部撤去が始まり2007年6月30日から西出口を、2013年5月20日には東出口を仮駅舎へ移行した。 長らく上下線及び東西出口と跨線橋で繋がる橋上駅舎の様相であったが、2016年5月14日の下り高架ホーム完成後は、新たに下り部分改札を東口中2階に設置した。なお上下線は連絡用跨線橋および旧下り仮設ホームを通じた連絡通路を伝って行き来できた。 2021年5月21日の本線の上り地上ホーム利用終了をもって旧来の橋上駅舎にあった改札口は廃止となり、上りホームが高架化された2021年5月22日からは下り高架ホーム完成時に供用開始した高架下中2階の改札口の1箇所に集約された。

2009年11月28日に上り線・高師浜線、2011年5月21日から下り線がそれぞれ仮線に移行した。高師浜線は羽衣付近で複線化用地が確保されていたため、仮線建設の際はこの用地が利用された。

高架ホームには液晶式列車案内表示機が設置されている。なお地上時代にはフラップ式列車案内表示機が設置されていたが、2021年5月21日の本線の上り地上ホーム利用終了をもって全て廃止された。

のりば(2021年5月21日まで)

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のりば 路線 方向 行先 備考
1 南海線 下り 和歌山市 関西空港方面
2 上り なんば方面
3 高師浜線 - 高師浜方面 初発のみ2番線から発車

1番線は単式ホーム。2番線の後方を切り欠いた部分に高師浜線ホーム(3番線)がある。なお、2・3番線の仮線移行以前(2009年11月27日まで)は後述の配線図の通り、3番線は切欠き式ホームではなく2番線のホーム後方反対側に発着していた。

堺駅以南の急行停車駅では唯一、上下線とも待避設備がない駅だったが、和歌山大学前駅が開業以後は同駅も該当する。なお、両隣の駅(浜寺公園駅、高石駅)で待避ができるようになっている。

のりば(2021年5月22日から)

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のりば 路線 方向 行先[12] 備考
1 南海線 下り 和歌山市 関西空港方面
2 上り なんば方面
3 高師浜線 下り 高師浜方面 2024年4月6日より使用開始
バスのりば 高師浜線(代行バス) - 高師浜方面 乗車場1ブース、降車場2ブース、バス駐車スペース1台程度
2024年4月5日を以て使用終了
高師浜線代行バス乗り場の改札口(2021年10月撮影)

2024年4月5日までは当駅 - 伽羅橋駅間の高架化工事に伴う高師浜線運行休止のため、高師浜線代行バスのりばを駅改札内の南海本線高架下に設置していた。駅改札内から接続するバスのりばへの連絡通路には伽羅橋駅用・高師浜駅用の代行バス乗換専用改札口が設置されており、当駅を経由して代替バスを利用する際にはこの乗換専用改札口を通過する必要があった[13]

乗換専用改札口には伽羅橋駅用・高師浜駅用それぞれの自動改札機自動精算機乗車駅証明書発行機が設置されており、当駅以遠から伽羅橋駅・高師浜駅まで乗車する場合はここで降車駅までの運賃精算や出場処理を行った。反対に伽羅橋駅・高師浜駅から乗車し当駅以遠まで向かう場合、有効な乗車券(ICカード乗車券定期乗車券回数乗車券等)を既に所持していればここで入場処理を行い、乗車券を所持していなければここで発行した乗車駅証明書で改札を通過し降車駅にて運賃精算を行った。当駅を経由する代行バス利用の場合、バス車内での運賃支払は発生しなかった[14]

配線図

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羽衣駅配線図(2009年11月27日まで)

南海本線
難波方面
羽衣駅配線図(2009年11月27日まで)
南海本線
和歌山市方面
↓ 高師浜線 高師浜方面
凡例
出典:鉄道ピクトリアル 2008年8月臨時増刊「南海電気鉄道」


利用状況

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2019年(令和元年)次の1日平均乗降人員22,112人(乗車人員:11,425人、降車人員:10,687人)である。

各年次の1日平均乗降人員数は下表の通り。

年次 1日平均
乗降人員
順位 出典
2000年 21,571 - [15]
2001年 20,909 - [16]
2002年 20,764 - [17]
2003年 20,461 - [18]
2004年 19,993 - [19]
2005年 19,848 - [20]
2006年 19,815 - [21]
2007年 20,072 - [22]
2008年 20,153 15位 [23]
2009年 19,739 - [24]
2010年 19,528 - [25]
2011年 19,131 15位 [26]
2012年 19,629 - [27]
2013年 20,612 14位 [28]
2014年 20,488 15位 [29]
2015年 20,992 15位 [30]
2016年 21,610 15位 [31]
2017年 21,579 15位 [32]
2018年 22,012 15位 [33]
2019年 22,112 15位 [34]

駅周辺

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東西の出口にロータリーがあるほか、周辺に商店街がある。至近にあるJR東羽衣駅へは、東出口の方が利便性が高い。駅前にはタクシーはおおむね常時待機しているものの、路線バスは乗り入れていない。

駅東側にはスーパーなどの商店が集まっている。西側へ100メートルほど歩くと府道204号線があるほか、高石警察署が立地している。

線路を隔てて西側は「羽衣」、東側は「東羽衣」と町名が変わる。堺市の浜寺地区から連なる住宅地として知られ、大規模な邸宅が多く見られる。JTB時刻表では、市役所側である隣駅の高石駅が市の中心駅と表記されているが、利用者は急行列車も停まる当駅の方が多い。南海電鉄も、羽衣駅を南海本線の主要駅としている。

公園

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  • 浜寺公園
    • 大阪国際ユースホステル
    • 大阪府羽衣青少年センター

学校

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金融機関

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商業施設

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その他

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バス路線

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岸和田観光バス

駅西側の府道204号「羽衣」交差点前、羽衣公民館1階に「羽衣バスターミナル」停留所がある[35]

  • 高石堺臨海ライン:堺市化学工業団地前方面(循環)

隣の駅

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南海電気鉄道
南海本線
特急サザン
通過
急行・空港急行・区間急行
堺駅 (NK11) - 羽衣駅 (NK16) - 泉大津駅 (NK20)
準急(難波行きのみ運転)・普通
浜寺公園駅 (NK15) - 羽衣駅 (NK16) - 高石駅 (NK17)
高師浜線
羽衣駅 (NK16) - 伽羅橋駅 (NK16-1)

※括弧内は駅番号を示す。

脚注

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  1. ^ [1]
  2. ^ 南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  3. ^ 南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
  4. ^ 南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業の下り線(関西空港・和歌山市方面行き)を高架に切り替えます。5月14日(土)の始発列車から高架運行を開始、羽衣駅と高石駅が高架駅に!』(PDF)(プレスリリース)大阪府/高石市/南海電気鉄道、2016年3月29日。オリジナルの2020年12月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201226112855/https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/160329.pdf2020年12月26日閲覧 
  5. ^ 南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業 - 大阪府都市整備部、2018年11月27日閲覧。
  6. ^ a b “大阪)南海とJR結ぶ歩行者デッキ完成 南海羽衣駅”. 朝日新聞. (2019年8月26日). オリジナルの2020年12月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201226113409/https://www.asahi.com/articles/ASM8T3PKNM8TPPTB004.html 2020年12月26日閲覧。 
  7. ^ a b 南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業 令和3年5月22日(土曜日)始発列車から上り線(難波方面)を高架化へ 高師浜線は高架化工事のためバス代行輸送を実施します』(PDF)(プレスリリース)大阪府/高石市/南海電気鉄道、2021年3月18日。オリジナルの2021年3月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210318063223/https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210318_2.pdf2021年3月18日閲覧 
  8. ^ a b 南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業 南海本線上り線の高架化に向け、工事が進捗しています』(PDF)(プレスリリース)南海電気鉄道、2020年12月11日。オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218084544/https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/201211.pdf2021年2月24日閲覧 
  9. ^ 南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業の進捗に伴い5月22日(土)から旅客運賃の一部を変更します(PDF:185KB)』(プレスリリース)南海電気鉄道、2021年4月20日http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210420_1.pdf2021年5月26日閲覧 
  10. ^ a b 大阪府; 高石市; 南海電鉄『南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業 高師浜線が4月6日(土)始発から全線高架化・運行再開』(PDF)(プレスリリース)2024年2月15日。オリジナルの2024年2月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240215131148/https://www.nankai.co.jp/lib/company/news/pdf/240215_1.pdf2024年2月15日閲覧 
  11. ^ 大阪府建設事業評価審議会「南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業」(PDF)『平成27年度 第3回建設事業評価審議会』議事録、2015年7月31日、10頁。2018年11月7日閲覧。
  12. ^ 羽衣駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
  13. ^ 羽衣駅と高師浜線内各駅の間のみ乗車する場合は、羽衣駅構内において通常の改札口と代行バス乗換専用改札口の2箇所で改札口を通過する必要があった。
  14. ^ 高師浜線 鉄道代行バスの運行内容・利用方法のご案内(バス時刻表掲載版)』(PDF)(プレスリリース)南海電気鉄道https://www.nankai.co.jp/library/traffic/jikoku/210522_daikoubus.pdf2021年5月22日閲覧 
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  23. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  28. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  30. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  32. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  34. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  35. ^ 高石堺臨海ライン - 岸和田観光バス 2017年10月14日閲覧

関連項目

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外部リンク

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