國ノ濱源逸
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(綾甲源逸から転送)
國ノ濱 源逸(くにのはま げんいつ、1906年7月3日 - 1986年12月20日)は、鹿児島県姶良郡(現・霧島市)出身で井筒部屋に所属した大相撲力士。本名は中馬 源逸(ちゅうま げんいつ)。現役時代の体格は身長170cm、体重109kg、得意手は押し。最高位は西前頭5枚目(1932年2月場所、3月場所)、血液型はB型。
略歴
[編集]1931年5月場所は幕下筆頭で4勝4敗の五分、10月場所は3勝3敗のこれまた五分の成績だったが、1932年1月の春秋園事件で協会に残ったために2月場所でラッキーな新入幕を果たした。しかし実力が昇進についていかなかったために、1933年1月場所では早々と十両に転落している。四股名を綾甲と改めて返り咲きを目指したものの、その夢を果たすことなく、三段目まで転落した1934年1月場所を最後に廃業した。
経歴
[編集]戦績
[編集]- 幕内在位:4場所
- 幕内成績:8勝26敗6休 勝率.235
場所別成績
[編集]春場所 | 三月場所 | 夏場所 | 秋場所 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
1923年 (大正12年) |
x | x | (前相撲) | x | ||
1924年 (大正13年) |
西序ノ口29枚目 – |
x | 西序二段44枚目 – |
x | ||
1925年 (大正14年) |
東序二段38枚目 – |
x | 西序二段15枚目 – |
x | ||
1926年 (大正15年) |
東序二段37枚目 – |
x | 西序ノ口筆頭 – |
x | ||
1927年 (昭和2年) |
東序二段49枚目 – |
東序二段49枚目 – |
西序二段4枚目 – |
東序二段筆頭 – |
||
1928年 (昭和3年) |
東三段目28枚目 – |
東序二段11枚目 – |
西三段目33枚目 – |
西三段目33枚目 – |
||
1929年 (昭和4年) |
西幕下33枚目 – |
西幕下33枚目 – |
西幕下13枚目 3–3 |
西幕下13枚目 1–2–3 |
||
1930年 (昭和5年) |
西幕下31枚目 – |
西幕下31枚目 – |
東幕下16枚目 – |
東幕下16枚目 – |
||
1931年 (昭和6年) |
東幕下6枚目 2–4 |
東幕下6枚目 5–1 |
東幕下筆頭 4–4 |
東幕下筆頭 3–3 |
||
1932年 (昭和7年) |
西前頭5枚目 3–5[1] |
西前頭5枚目 3–7 |
西前頭7枚目 2–9 |
西前頭7枚目 0–5–6 |
||
1933年 (昭和8年) |
東十両9枚目 0–9–2 |
東幕下10枚目 0–0–11 |
西三段目11枚目 引退 –– |
x | ||
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
- 幕下以下の地位は小島貞二コレクションの番付実物画像による。
改名歴
[編集]- 國ヶ濱→國ノ濱(1926年1月場所-)→綾甲(1933年1月場所-)
脚注
[編集]- ^ 春秋園事件による番付編成変更前の1932年(昭和7年)1月場所の番付は東幕下筆頭