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國ノ濱源逸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
綾甲源逸から転送)

國ノ濱 源逸(くにのはま げんいつ、1906年7月3日 - 1986年12月20日)は、鹿児島県姶良郡(現・霧島市)出身で井筒部屋に所属した大相撲力士。本名は中馬 源逸(ちゅうま げんいつ)。現役時代の体格は身長170cm、体重109kg、得意手は押し。最高位は西前頭5枚目(1932年2月場所、3月場所)、血液型はB型。

略歴

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1931年5月場所は幕下筆頭で4勝4敗の五分、10月場所は3勝3敗のこれまた五分の成績だったが、1932年1月の春秋園事件で協会に残ったために2月場所でラッキーな新入幕を果たした。しかし実力が昇進についていかなかったために、1933年1月場所では早々と十両に転落している。四股名を綾甲と改めて返り咲きを目指したものの、その夢を果たすことなく、三段目まで転落した1934年1月場所を最後に廃業した。

経歴

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戦績

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  • 幕内在位:4場所
  • 幕内成績:8勝26敗6休 勝率.235

場所別成績

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國ノ濱 源逸
春場所 三月場所 夏場所 秋場所
1923年
(大正12年)
x x (前相撲) x
1924年
(大正13年)
西序ノ口29枚目
 
x 西序二段44枚目
 
x
1925年
(大正14年)
東序二段38枚目
 
x 西序二段15枚目
 
x
1926年
(大正15年)
東序二段37枚目
 
x 西序ノ口筆頭
 
x
1927年
(昭和2年)
東序二段49枚目
 
東序二段49枚目
 
西序二段4枚目
 
東序二段筆頭
 
1928年
(昭和3年)
東三段目28枚目
 
東序二段11枚目
 
西三段目33枚目
 
西三段目33枚目
 
1929年
(昭和4年)
西幕下33枚目
 
西幕下33枚目
 
西幕下13枚目
3–3 
西幕下13枚目
1–2–3 
1930年
(昭和5年)
西幕下31枚目
 
西幕下31枚目
 
東幕下16枚目
 
東幕下16枚目
 
1931年
(昭和6年)
東幕下6枚目
2–4 
東幕下6枚目
5–1 
東幕下筆頭
4–4 
東幕下筆頭
3–3 
1932年
(昭和7年)
西前頭5枚目
3–5[1] 
西前頭5枚目
3–7 
西前頭7枚目
2–9 
西前頭7枚目
0–5–6 
1933年
(昭和8年)
東十両9枚目
0–9–2 
東幕下10枚目
0–0–11 
西三段目11枚目
引退
––
x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)
  • 幕下以下の地位は小島貞二コレクションの番付実物画像による。

改名歴

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  • 國ヶ濱→國ノ濱(1926年1月場所-)→綾甲(1933年1月場所-)

脚注

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  1. ^ 春秋園事件による番付編成変更前の1932年(昭和7年)1月場所の番付は東幕下筆頭

関連項目

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外部リンク

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