第8普通科連隊
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第8普通科連隊 | |
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レンジャー集合訓練(ロープ訓練)の様子 | |
創設 | 1954年(昭和29年)7月1日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 連隊 |
兵科 | 普通科 |
人員 | 約650名 |
所在地 | 鳥取県 米子市 |
編成地 | 米子 |
上級単位 | 第13旅団 |
担当地域 |
山陰地方 鳥取県(警備隊区) |
第8普通科連隊(だいはちふつうかれんたい、JGSDF 8th Infantry Regiment(Light))は、鳥取県米子市の米子駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第13旅団隷下の普通科連隊(軽)である。
概要
[編集]山陰地方の防衛・警備及び災害派遣任務等を担任する[1]。連隊長は1等陸佐(三)が充てられ、米子駐屯地司令を兼ねる。連隊本部、本部管理中隊および3個普通科中隊により編成される。
1999年(平成11年)3月に第13師団の第13旅団への改編により軽普通科連隊化された。
国内最西端・最南端の積雪地部隊であり、訓練は主に日光演習場や日本原演習場で実施する。
沿革
[編集]第8連隊
- 1951年(昭和26年)5月1日:第3管区隊第8連隊が編成完結。
- ※ 編成:連隊本部・第1大隊(広島県呉市広)、第2大隊(海田市駐屯地)、第3大隊(米子駐屯地)
- 1952年(昭和27年)1月19日:第8連隊第3大隊(米子駐屯地)が第7連隊第2大隊に、第7連隊第2大隊(福山駐屯地)が第8連隊第3大隊にそれぞれ改称。
- 1952年(昭和27年)10月時点での部隊配置
- ※ 編成:連隊本部・第1大隊(水島駐屯地)、第2大隊(海田市駐屯地)、第3大隊(信太山駐屯地)
- 1954年までの主要編成
- 第1大隊、第2大隊、第3大隊、第14中隊(特車中隊:海田市駐屯地)
第8普通科連隊
- 1954年(昭和29年)7月1日:陸上自衛隊発足により、第8普通科連隊に称号変更。
- 1955年(昭和30年)10月21日:第3大隊が第7普通科連隊第2大隊に、第7普通科連隊第2大隊(米子駐屯地)が第8普通科連隊第3大隊にそれぞれ改称。
- 1962年(昭和37年)1月18日:第13師団創設により、連隊再編。第3大隊を基幹として連隊本部が海田市駐屯地から、第1大隊が出雲駐屯地から移駐し、第8普通科連隊が米子駐屯地に新編[2]。本部管理中隊および4個普通科中隊、重迫撃砲中隊編成となる。
- 1975年(昭和50年)3月26日:連隊本部および本部管理中隊を改編。
- 1991年(平成 3年)3月29日:第13師団近代化への改編により、自動車化。
- 1999年(平成11年)第13師団の第13旅団への改編。
- 3月28日:第4普通科中隊および重迫撃砲中隊が廃止。
- 3月29日:第13師団の第13旅団への改編に伴い、普通科連隊(軽)(本部管理中隊及び3個普通科中隊の4個中隊編成)に改編。
- 2004年(平成16年)3月29日:後方支援体制変換に伴い、整備部門を第13後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊へ移管。
- 2008年(平成20年)1月:第13旅団の即応近代化旅団への改編により、第3普通科中隊に軽装甲機動車を配備(第13旅団管内で初の配備)。
部隊編成
[編集]- 第8普通科連隊本部
- 中隊本部
- 本部班:82式指揮通信車
- 重迫撃砲小隊:120mm迫撃砲 RT、重迫牽引車
- 情報小隊:軽装甲機動車、偵察用オートバイ
- 施設作業小隊:小型ドーザ、資材運搬車
- 通信小隊
- 補給小隊:3 1/2tトラック
- 衛生小隊:1トン半救急車
- 狙撃班
- 本部管理中隊「8普-本」:軽装甲機動車、偵察用オートバイ、120mm迫撃砲 RT
- 第1普通科中隊「8普-1」:高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
- 第2普通科中隊「8普-2」:高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
- 第3普通科中隊「8普-3」:軽装甲機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
整備支援部隊
[編集]- 第13後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊「13後支-2整」(米子駐屯地):2004年(平成16年)3月29日から
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第8普通科連隊長 兼 米子駐屯地司令 |
1等陸佐 | 中尾圭介 | 2024年12月20日 | 東部方面総監部防衛部防衛課長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 田中盛隆 (1等警察正) |
1951年 | 5月 1日 - 1953年 4月 7日警察予備隊海田市駐とん地部隊長 | 保安隊関西地区補給しよう長 兼 宇治駐とん地部隊長 |
2 | 林司馬男 (1等保安正) |
1953年 | 4月 8日 - 1956年 8月15日第7連隊副連隊長 | 陸上自衛隊富士学校共通教育部長 |
3 | 多田潔 | 1956年 | 8月16日 - 1959年 7月31日陸上自衛隊幹部候補生学校副校長 | 第5管区副総監 兼 帯広駐とん地司令 (陸将補昇任) |
4 | 大槻光武 | 1959年 | 8月 1日 - 1961年 7月31日陸上幕僚監部第1部人事班長 | 中部方面総監部付 |
5 | 種光明 | 1961年 | 8月 1日 - 1963年12月 3日自衛隊島根地方連絡部長 | 中部方面総監部付 |
6 | 三島徹 | 1964年 | 3月16日 - 1966年 3月15日札幌駐とん地業務隊長 | 自衛隊兵庫地方連絡部長 |
7 | 山村和夫 | 1966年 | 3月16日 - 1968年 3月15日統合幕僚学校教務課教務班長 | 陸上自衛隊幹部学校学校教官 |
8 | 八木正忠 | 1968年 | 3月16日 - 1970年 3月15日空挺教育隊長 | 普通科教導連隊長 兼 滝ヶ原分とん地司令 |
9 | 西浦道之祐 | 1970年 | 3月16日 - 1972年 3月15日陸上自衛隊富士学校普通科教育部 戦術班長 |
中部方面総監部第3部長 |
10 | 荒木一 | 1972年 | 3月16日 - 1974年 7月15日陸上幕僚監部第1部人事班長 | 西部方面総監部第3部長 |
11 | 木嶋新八郎 | 1974年 | 7月16日 - 1977年 7月31日陸上自衛隊富士学校勤務 | 第10師団司令部勤務 |
12 | 高田滋 | 1977年 | 8月 1日 - 1979年 3月15日第6師団司令部第3部長 | 陸上幕僚監部教育訓練部訓練課 訓練班長 |
13 | 舟越紀久馬 | 1979年 | 3月16日 - 1980年 7月31日中部方面総監部調査部調査課長 | 中部方面総監部勤務 |
14 | 山下善昭 | 1980年 | 8月 1日 - 1982年 8月 1日第5陸曹教育隊長 | 第3教育団副団長 |
15 | 春日信人 | 1982年 | 8月 2日 - 1984年 6月30日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 中部方面総監部人事部長 |
16 | 新井均 | 1984年 | 7月 1日 - 1986年 3月16日陸上幕僚監部教育訓練部教育課 企画班長 |
陸上幕僚監部人事部人事計画課長 |
17 | 寺本典也 | 1986年 | 3月17日 - 1988年 3月15日西部方面総監部防衛部訓練課長 | 北部方面総監部人事部長 |
18 | 木村征男 | 1988年 | 3月16日 - 1990年 7月31日東北方面総監部防衛部防衛課長 | 北部方面総監部調査部長 |
19 | 川井武彦 | 1990年 | 8月 1日 - 1992年 6月15日陸上幕僚監部教育訓練部訓練課 訓練班長 |
陸上幕僚監部監理部総務課長 |
20 | 西村長治 | 1992年 | 6月16日 - 1994年 7月31日陸上幕僚監部人事部厚生課 厚生班長 |
中部方面総監部人事部長 |
21 | 関芳雄 | 1994年 | 8月 1日 - 1997年 7月31日東北方面総監部人事部厚生課長 | 自衛隊長野地方連絡部長 |
22 | 塚田章 | 1997年 | 8月 1日 - 1999年 3月28日陸上幕僚監部教育訓練部教育課 学校第1班長 |
自衛隊香川地方連絡部長 |
23 | 佐藤正 | 1999年 | 3月29日 - 2001年 3月26日第13師団司令部付 | 陸上幕僚監部防衛部防衛課 防衛調整官 |
24 | 小川清史 | 2001年 | 3月27日 - 2003年 3月26日陸上幕僚監部防衛部運用課勤務 | 陸上幕僚監部防衛部防衛課 業務計画班長 |
25 | 渡部博幸 | 2003年 | 3月27日 - 2004年 8月29日陸上幕僚監部防衛部防衛課勤務 | 陸上幕僚監部防衛部 情報通信・研究課研究班長 |
26 | 日根野伸一 | 2004年 | 8月30日 - 2006年12月 5日陸上自衛隊幹部学校付 | 統合幕僚監部運用部運用第1課 特殊作戦室長 |
27 | 出水田正志 | 2006年12月 | 6日 - 2009年 3月31日西部方面総監部総務部広報室長 | 中部方面総監部総務部総務課長 |
28 | 豊留廣志 | 2009年 | 4月 1日 - 2011年 7月31日西部方面総監部総務部広報室長 | 陸上自衛隊研究本部研究員 |
29 | 渡邉茂和 | 2011年 | 8月 1日 - 2013年 7月31日第9師団司令部監察官 | 西部方面総監部総務部 地域連絡調整課長 |
30 | 池田博司 | 2013年 | 8月 1日 - 2014年 8月 4日西部方面総監部総務部 地域連絡調整課長 |
西部方面総監部付 |
31 | 小見明之 | 2014年 | 8月 5日 - 2016年 7月31日陸上自衛隊富士学校普通科部 研究課長 |
陸上自衛隊富士学校総務部 総務課長 |
32 | 福岡和博 | 2016年 | 8月 1日 - 2018年11月30日陸上幕僚監部副監察官 | 久留米駐屯地業務隊長 |
33 | 天内一雄 | 2018年12月 | 1日 - 2021年 3月14日陸上自衛隊富士学校 | 第2陸曹教育隊長 |
34 | 堀田朗伸 | 2021年 | 3月15日 - 2023年 3月12日陸上自衛隊教育訓練研究本部付 | 陸上総隊司令部総務部人事課長 |
35 | 阿部正昭 | 2023年 | 3月13日 - 2024年12月19日統合幕僚監部首席法務官付法務班長 | 東北方面総監部法務官 |
36 | 中尾圭介 | 2024年12月20日 - | 東部方面総監部防衛部防衛課長 |
主要装備
[編集]- 軽装甲機動車
- 高機動車
- 1/2tトラック / 73式小型トラック
- 1 1/2tトラック / 73式中型トラック
- 3 1/2tトラック / 73式大型トラック
- 78式雪上車
- 軽雪上車
- 89式5.56mm小銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 対人狙撃銃 レミントン M24 SWS
- 84mm無反動砲
- 81mm迫撃砲 L16
- 120mm迫撃砲 RT
- 01式軽対戦車誘導弾
警備隊区
[編集]- 本部管理中隊:米子市、境港市、南部町、日吉津村
- 第1普通科中隊:大山町、伯耆町、日野町、日南町、江府町
- 第2普通科中隊:鳥取市、岩美町、八頭町、智頭町、若桜町
- 第3普通科中隊:倉吉市、湯梨浜町、三朝町、北栄町、琴浦町
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 【公式】米子駐屯地オフィシャルサイト 第8普通科連隊
- ^ 米子駐屯地の沿革
- ^ “防衛省防災業務計画(令和6年3月28日)”. pp. 69. 2024年12月20日閲覧。
- ^ 観閲行進 陸上自衛隊米子駐屯地創設74周年記念行事 2024年10月6日. YouTube. 6 October 2024. 2024年12月20日閲覧。
出典
[編集]- “防衛省人事発令”. 2014年8月5日閲覧。