第61回日本レコード大賞
第61回輝く!日本レコード大賞 | |
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会場として使われる新国立劇場 | |
ジャンル | 特別番組 |
演出 |
原田薫(総合演出) 柴田猛司(ライブ演出) |
司会者 | 安住紳一郎・土屋太鳳(総合司会) |
出演者 | 各賞ノミネート歌手 ほか |
ナレーター | ジョン・カビラ |
オープニング | 『上を向いて歩こう』(作曲 - 中村八大) |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー | 大木真太郎、服部英司、髙宮望、時松隆吉 |
制作プロデューサー | 落合芳行 |
制作 | TBS |
放送 | |
映像形式 | リアルタイム字幕放送 データ放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2019年12月30日 |
放送時間 | 月曜17:30 - 22:00 |
放送枠 | 日本レコード大賞 |
放送分 | 270分 |
回数 | 1回 |
第61回輝く!日本レコード大賞 |
第61回 輝く!日本レコード大賞 | |
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ジャンル | 音楽番組 / 特別番組 |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 2019年12月30日 |
放送時間 | 月曜18:00 - 22:00 |
放送回数 | 1回 |
放送局 | TBSラジオ |
ネットワーク | JRN系列 |
出演 |
土屋太鳳・安住紳一郎(総合司会) 駒田健吾(ラジオ中継進行) 各賞ノミネート者 ほか |
第61回日本レコード大賞(だい61かいにほんレコードたいしょう)は、日本作曲家協会が主催する61回目の日本レコード大賞。2019年(令和元年)12月30日に、新国立劇場にて開催された[1]。令和最初の日本レコード大賞で[2]、発表会の模様はTBSテレビ・TBSラジオをキーステーションに全国で生中継された。
概要
[編集]ノミネートおよび各賞は11月16日に主催者から発表され[3][4][5][6]、総合司会は12月6日にTBSテレビから発表された[7][8][9]。また、12月16日にはTBS放送センターで記者会見が開かれ、各々が意気込みを語った[10][11][12][13]。
大賞は、Foorinが歌唱した「パプリカ」に決定した。平均年齢11.2歳、メンバーのちせの9歳はいずれも大賞受賞の最年少記録となり、前保持者・岩田華怜(AKB48)の記録である14歳7カ月を全員が下回った[14][15][16]。なお、大賞を受賞したFoorinは全員が15歳未満かつ21世紀生まれであり、未成年者の労働を禁止する労働基準法に基づく自主規制にあたるため曲披露後に帰宅、メンバーのもえのが発表前後に電話出演[14][16][17]、例年は歌唱を披露するシーンも事前に歌ったVTRが放送され、会場にいた優秀作品賞を受賞した乃木坂46、欅坂46、日向坂46、AKB48、純烈、DA PUMPらが客席で「パプリカ」のダンスを踊る姿がワイプで放送された[14][15]。本人不在での受賞は第36回(1994年)に受賞したMr.Children以来となる[18]。
最優秀新人賞はハロー!プロジェクトに所属する女性アイドルグループのBEYOOOOONDSが受賞[19]。ハロー!プロジェクト所属(または過去に所属していた)グループの最優秀新人賞の受賞は、第59回(2017年)のつばきファクトリー以来、2年ぶり6組目の受賞[20][注 1]。
大賞のプレゼンターは例年通り司会の安住が担当。最優秀新人賞は元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗が務めた。
関東地区での平均視聴率は前年の16.7%から2.7%下落の14.0%(19:00 - 22:00)を記録[21]。17:30 - 19:00の平均視聴率は11.5%だった[22]。 また、この日の夜の最高視聴率は、テレビ朝日の『アメトーーク!年末5時間SP』の14.3%(19:00 - )で「レコ大」が「アメトーーク!」に敗れたのは2015年以来4年ぶりになる。
放送時間
[編集]- テレビ放送
- 17:30 - 22:00(JNN28局ネット)
- ラジオ放送
司会
[編集]総合司会
[編集]進行アナウンサー
[編集]- 江藤愛(TBSアナウンサー)
ラジオ中継進行
[編集]- 駒田健吾(TBSアナウンサー)
受賞作品・受賞者一覧
[編集]日本レコード大賞
[編集]- 「パプリカ」
- 歌手 - Foorin
- 作詞・作曲・編曲・プロデューサー - 米津玄師
- 所属事務所 - ジョビィキッズ / アイリンク / ホリプロ・インプルーブメント・アソシエーション / 劇団ひまわり
- レコード会社 - MASTERSIX FOUNDATION(ソニー・ミュージックレーベルズ)
優秀作品賞(大賞ノミネート作品)
[編集]- Little Glee Monster 「ECHO」
- 三浦大知 「片隅」
- 欅坂46 「黒い羊」
- AKB48 「サステナブル」
- 純烈 「純烈のハッピーバースデー」
- 乃木坂46 「Sing Out!」
- 氷川きよし 「大丈夫」
- 日向坂46 「ドレミソラシド」
- DA PUMP 「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」
- Foorin 「パプリカ」
最優秀新人賞
[編集]新人賞(最優秀新人賞ノミネート)
[編集]最優秀歌唱賞
[編集]特別賞
[編集]最優秀アルバム賞
[編集]優秀アルバム賞
[編集]- 矢沢永吉 「いつか、その日が来る日まで…」
- あいみょん 「瞬間的シックスセンス」
- King Gnu 「Sympa」
- 夏川りみ 「美らさ愛さ」
日本作曲家協会選奨
[編集]功労賞
[編集]特別功労賞
[編集]特別音楽文化賞
[編集]作曲賞
[編集]- 岩崎貴文 「限界突破×サバイバー」(歌唱: 氷川きよし)
作詩賞
[編集]編曲賞
[編集]企画賞
[編集]- 森口博子 「GUNDAM SONG COVERS」
- 高田夏帆 「大航海2020 〜恋より好きじゃ、ダメですか?ver.〜」
- ちあきなおみ 「微吟」
- 伊藤蘭 「My Bouquet」
- ジェジュン 「Love Covers」
- ゴールデンボンバー 「令和」
TV中継の主なスタッフ
[編集]- ナレーション:ジョン・カビラ
- 〈新国立劇場〉
- TM:森和哉
- TP:高岡崇靖
- TD:中野啓
- カメラ:小笠原朋樹
- カムリモート:野坂和恵
- テクノクレーン:坂野昇
- VE:鈴木昭平
- 照明:原昇
- 照明デザイン:中川清志
- ムービング:鹿野功
- 音声:相馬敦、中村全希
- 音声アドバイザー:保土田剛
- PA:井上忠紀、花田敦史
- 音効効果:岡本智宏
- 連絡回線:小池真一
- プロンプター:田中晶子、伊藤明日香
- 美術プロデューサー:山口智広
- 美術デザイナー:宇野宏美
- 美術制作:桂善和、古賀福太郎
- 装置:古川俊一、西川昌和、鶴岡史織
- 大道具操作:村上武志、大澤拓、長島正行
- フロアー装飾:青木剛、古川明音
- 美術メガシステム:庄子泰広
- 電飾:森田光俊、石井誠吾、鈴木達也、増山祥太
- LEDグラフィクス:細田竜司
- リアルタイムVFX:青木貴則
- 花装飾:儀同博子
- 特殊効果:畑中力、樋口志保
- 装飾:野呂利勝
- 楽器:高井啓光
- 衣装:原口恵理
- 持道具:波多野弘明
- 化粧:岡口真美
- CGプロデューサー:團野慎太郎
- CGデザイナー:森須裕紀
- 〈OAサブ〉
- TD:鈴木康雄
- VE:宮本民雄
- MIX:藤井勝彦
- 音響効果:太田誠也
- テロップ:望月貴仁
- VFE:森田勝巳
- 回線:清水陽平、後藤ありす
- 収録センター:大江剛史、菅野淳悟
- 編集:新井直樹
- MA:和田真由美
- TK:飯塚愛美
- 演出:樋江井彰敏
- JNN技術応援:MBS、itv、RBC
- 技術協力:東通、TBSテックス、ティエルシー、エヌ・エス・ティー、TAMCO、アックス、テクト、NEXION、ラ・ルーチェ、PRG、J-crew、MTPLANNING、RISING、Twitter Japan、三穂電機
- 資料協力:CANシステム、USEN、レコチョク
- 映像提供:SLOW TRAIN Inc.、創通・サンライズ
- 写真提供:ビクターエンタテインメント、マルベル堂、ロイター/アフロ
- 協力:新国立劇場運営財団
- 音楽協力:荒木浩三、横尾隆、茂住亮介、小山雄貴 (FACE MUSIC)
- 構成:伊藤正宏、中野俊成・小泉泰成、羽柴拓
- 編成:加藤丈博、佐藤美紀
- 宣伝:山岸信良、小林恵美子、眞鍋武
- 公開:廣中信行、松元裕二、齋藤絵梨子、橋本祐太
- TK:長谷川道子
- デスク:小川伸子
- MC担当:金原将公、安永洋平、赤阪千明、上野海卯
- プロンプター:塩谷暁充
- アナブース:深谷俊介
- 網元:田邊和弘、中島浩喜
- ステージ:永留佑城、久川奈緒子、大塚亮輔、久米慶一郎、阿部凌、佐藤康昭、近藤靖
- 制作協力:BMC
- 演出スタッフ:鈴木秀昭、渡辺沙織、大賀ゆかり、橘信吾、岩崎翔、熊谷侑菜、廣瀬大亮、工原紅音、赤塚結唯、田邉佳奈実、小関美保子、松本幸子
- MP:吉橋隆雄・篠塚純、伊藤雄介
- AP:鹿渡弘之、神田祐子・原田康弘
- VTR編集:細谷知世、清宮嘉浩、有田直美、黒川展寛、橋本詳吾
- 舞台監督:植木修一
- ライブ演出:柴田猛司
- 総合演出:原田薫
- プロデューサー:大木真太郎、服部英司、髙宮望、時松隆吉
- 制作プロデューサー:落合芳行
- 制作著作:TBS
ゲスト
[編集]今年は特別企画として、以下の4組が平成に亡くなった歌手の楽曲のカバーを披露した[27][28]。
- EXILE ATSUSHI(EXILE) - 尾崎豊の「I LOVE YOU」を歌唱。
- 島津亜矢 - 河島英五の「酒と泪と男と女」を歌唱。
- 吉田羊、鈴木梨央 - ZARDの「揺れる想い」を歌唱。
- 亀梨和也(KAT-TUN) - ザ・テンプターズ(萩原健一)の「神様お願い!」を歌唱。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “2019年度事業計画書” (PDF). 日本作曲家協会. 2019年11月6日閲覧。
- ^ “嵐とKing&Princeのサプライズ登場も!? レコード大賞で水面下に意外な動きが”. 日刊サイゾー (サイゾー). (2019年11月13日) 2019年11月26日閲覧。
- ^ “今年の「日本レコード大賞」候補はリトグリやFoorin、最優秀アルバム賞はイエモン”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年11月16日) 2019年11月16日閲覧。
- ^ “『日本レコード大賞』各賞受賞者決定 乃木坂V3なるか”. ORICON NEWS. (2019年11月16日) 2019年11月16日閲覧。
- ^ “『第61回輝く!日本レコード大賞』、各賞受賞者発表”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2019年11月16日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “『第61回輝く!日本レコード大賞』各賞受賞者&曲が決定”. rockin'on. ロッキング・オン (2019年11月18日). 2019年12月11日閲覧。
- ^ “『第61回輝く!日本レコード大賞』、司会は安住紳一郎アナと土屋太鳳”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2019年12月6日). 2019年12月18日閲覧。
- ^ “土屋太鳳「すてきな時間共有」 2年連続レコ大司会に決定”. 中日スポーツ (中日新聞社). (2019年12月6日) 2019年12月9日閲覧。
- ^ “土屋太鳳「おこがましくて…」安住アナとレコ大“タッグ”にハラハラ”. サンケイスポーツ (産経デジタル). (2019年12月6日) 2019年12月9日閲覧。
- ^ “DA PUMP・ISSAがレコ大会見で「ゆきりんとFoorinに負けないように」”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年12月17日) 2019年12月18日閲覧。
- ^ “乃木坂46「レコ大3連覇?」の声に恐縮 齋藤飛鳥「2年連続でも奇跡…」”. ORICON NEWS. (2019年12月17日) 2019年12月18日閲覧。
- ^ “DA PUMP、乃木坂46、日向坂46ら『日本レコード大賞』への意気込み語る”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク (2019年12月17日). 2019年12月18日閲覧。
- ^ “ISSA、レコ大は「ゆきりんとFoorinに負けないように」”. サンケイスポーツ (産経デジタル). (2019年12月17日) 2019年12月17日閲覧。
- ^ a b c “令和初の『レコ大』は「パプリカ」 Foorinが史上最年少で大賞の快挙”. ORICON NEWS. (2019年12月30日) 2020年1月7日閲覧。
- ^ a b “『レコ大』乃木坂&欅坂&日向坂ら「パプリカダンス」で不在のFoorin祝福 会場が温かい空気に”. ORICON NEWS. (2019年12月30日) 2020年1月7日閲覧。
- ^ a b “Foorin「パプリカ」で史上最年少レコード大賞”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年12月30日) 2019年12月30日閲覧。
- ^ “Foorin「日本レコード大賞」受賞、電話中継で喜び語る”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年12月30日) 2020年1月7日閲覧。
- ^ “Foorin、最年少レコ大「パプリカ」みんな踊った 令和初は平均年齢11・2歳5人組”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年12月31日) 2021年12月30日閲覧。
- ^ “「日本レコード大賞」最優秀新人賞はBEYOOOOONDS”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年12月30日) 2020年1月7日閲覧。
- ^ a b “『レコ大』BEYOOOOONDSが最優秀新人賞 ハロプロで6組目の快挙”. ORICON NEWS. (2019年12月30日) 2020年1月7日閲覧。
- ^ “令和初「レコ大」視聴率14・0% Foorinが史上最年少戴冠 前年から2・7Pダウン”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年1月2日) 2020年1月12日閲覧。
- ^ “週間高世帯視聴率番組10 VOL.1 2019年12月30日(月)〜2020年1月5日(日)”. ビデオリサーチ. 2020年1月18日閲覧。
- ^ “「日本レコード大賞」、ジャニー喜多川氏が「特別音楽文化賞」を受賞”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年12月3日) 2019年12月3日閲覧。
- ^ “ジャニー喜多川氏に「レコ大」特別音楽文化賞”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2019年12月3日) 2019年12月3日閲覧。
- ^ “ジャニーさんありがとう、新設のレコード大賞「特別音楽文化賞」を受賞 代理受賞はマッチ”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年12月3日) 2019年12月3日閲覧。
- ^ “レコ大、ジャニー氏の「特別音楽文化賞」取り消し 性加害問題を受け”. 朝日新聞デジタル. (2023年10月13日)
- ^ “「レコ大」特別企画でEXILE ATSUSHIが尾崎豊、亀梨和也がザ・テンプターズをカバー”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年12月24日) 2019年12月25日閲覧。
- ^ “亀梨和也がショーケン、ATSUSHIが尾崎豊の名曲を歌う 『レコ大』特別企画”. ORICON NEWS. (2019年12月24日) 2019年12月25日閲覧。
関連項目
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 2019年の音楽
- 第70回NHK紅白歌合戦(翌日に開催)
外部リンク
[編集]- 公益社団法人日本作曲家協会
- 第61回輝く!日本レコード大賞2020年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ - TBSテレビ公式サイト