第1回ベルリン国際映画祭
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第1回ベルリン国際映画祭は1951年6月6日から18日まで開催された。
概要
[編集]1950年10月からベルリンで国際映画祭を開くための委員会が開かれ、1951年6月に第一回が開催された。運営委員長には映画史家のアルフレッド・バウアーが任命され、6日にアルフレッド・ヒッチコックの『レベッカ』の上映でベルリナーレと呼ばれる映画祭の歴史が始まった。
選ばれた審査員により、映画のジャンルに合わせてドラマ、コメディ、ミュージカル、ドキュメンタリー、スリラー&アドベンチャーの5部門からそれぞれ金熊賞、銅熊賞が選ばれた。また、観客賞としてウォルト・ディズニーの『シンデレラ』が選ばれた。
受賞
[編集]- ドラマ部門
- 金熊賞:『ジープの四人』(レオポルド・リントベルク)
- 銀熊賞:『越境者』(ピエトロ・ジェルミ)
- 銅熊賞:『The Browning Version』(アンソニー・アスクィス)
- コメディ部門
- 金熊賞:『Sans laisser d'adresse』(ジャン=ポール・ル・シャノワ)
- 銅熊賞:『The Mating Season』(ミッチェル・ライゼン)
- ドキュメンタリー部門
- 金熊賞:『Beaver Valley』(ウォルト・ディズニー)
- 銅熊賞:『The Undefeated』(ポール・ディクソン)短編
- スリラー&アドベンチャー部門
- 金熊賞:『裁きは終りぬ』(アンドレ・カイヤット)
- 銅熊賞:『月世界征服』(アーヴィング・ピシェル)