石部駅
石部駅 | |
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駅舎(2007年9月) | |
いしべ Ishibe | |
◄甲西 (3.3 km) (5.1 km) 手原► | |
所在地 | 滋賀県湖南市石部西三丁目5-35 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■草津線 |
キロ程 | 27.6 km(柘植起点) |
電報略号 | イシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,613人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1889年(明治22年)12月15日[2] |
備考 | 業務委託駅 |
石部駅(いしべえき)は、滋賀県湖南市石部西三丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)草津線の駅である。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)12月15日:関西鉄道の創業路線である三雲駅 - 草津駅間開業時に、唯一の中間駅として設置[2]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道国有化により、帝国鉄道庁の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。草津線の所属となる[3]。
- 1971年(昭和46年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 1999年(平成10年)1月19日:自動改札機を設置し、供用開始[4]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2022年(令和4年)9月30日:新駅舎(南口駅舎)の供用を開始する[5][6]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持ち[1]、列車交換が可能な地上駅。日中は当駅で上りと下りの電車が交換するダイヤになっている。駅舎は下りホーム(2番のりば)側にあり、反対側の上りホーム(1番のりば)へは跨線橋で連絡している。自動改札機は簡易式のものが設置されている。かつては中線があり、貨物列車の待避などに使われたが、現在は廃止されている。
2021年(令和3年)度から2024年(令和6年)度にかけて駅舎の改築が行われる予定で、駅の北側(上りホーム側)にも駅舎や駅前広場の設置し、両側に改札口を設ける予定である[7][8]。なお、駅の南北は自由通路で結ばれる[8]。
草津駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅で、窓口が設置されているが、早朝と深夜は無人となる。ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
当駅で1978年(昭和53年)6月まで使用されていた腕木式信号機は、使用後に交通博物館の前庭に閉館まで展示された[9]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 草津線 | 上り | 貴生川・柘植方面[10] |
2 | 下り | 草津・京都方面[10] |
- 長らくのりば番号の設定がなかったが、2009年頃にのりば番号標が設置された。
石部駅コミュニティハウス
[編集]1997年に旧東海道石部宿の旅籠をデザインした待合室が設置された(石部駅コミュニティハウスとして整備)[11]。駅のバリアフリー化工事の妨げになるため2020年12月末で閉鎖する予定だったが、2021年2月末まで延期された[11]。
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石部駅コミュニティハウス(2006年12月)
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石部駅コミュニティハウス(左奥)と駅舎(右手前)
利用状況
[編集]「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
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1992年 | 2,115 | [統計 1] |
1993年 | 2,178 | [統計 2] |
1994年 | 2,123 | [統計 3] |
1995年 | 2,125 | [統計 4] |
1996年 | 2,237 | [統計 5] |
1997年 | 2,315 | [統計 6] |
1998年 | 2,392 | [統計 7] |
1999年 | 2,343 | [統計 8] |
2000年 | 2,261 | [統計 9] |
2001年 | 2,212 | [統計 10] |
2002年 | 2,108 | [統計 11] |
2003年 | 2,083 | [統計 12] |
2004年 | 2,107 | [統計 13] |
2005年 | 2,063 | [統計 14] |
2006年 | 2,015 | [統計 15] |
2007年 | 1,972 | [統計 16] |
2008年 | 1,908 | [統計 17] |
2009年 | 1,845 | [統計 18] |
2010年 | 1,857 | [統計 19] |
2011年 | 1,803 | [統計 20] |
2012年 | 1,783 | [統計 21] |
2013年 | 1,805 | [統計 22] |
2014年 | 1,783 | [統計 23] |
2015年 | 1,789 | [統計 24] |
2016年 | 1,811 | [統計 25] |
2017年 | 1,876 | [統計 26] |
2018年 | 1,878 | [統計 27] |
2019年 | 1,871 | [統計 28] |
2020年 | 1,533 | [統計 29] |
2021年 | 1,519 | [統計 30] |
2022年 | 1,613 | [統計 31] |
駅周辺
[編集]旧石部町の中心街から西へ1 km程離れた所にあり、駅と中心街は滋賀県道118号線で結ばれている。同県道の南側を通る旧東海道は駅前を通らないが、街道に沿って西へ進むと鍛造工場に至り、その西側で国道1号バイパス(栗東水口道路)と交差する。そこから更に西へ進むと名神高速道路との交差を経て、伊勢落(栗東市)に至るが、同地は駅からやや離れた所にある。駅北側にはヒューム管の工場が隣接しており、その北側を滋賀・三重県道4号線が通る。先述した鍛造工場を除く各工場や運輸倉庫はこちら側に多く建つ。当駅は東海道石部宿歴史民俗資料館の最寄り駅でもあるが[1]、同施設は駅から南へやや離れた所にあり、その付近には石部宿場の里・雨山文化運動公園・湖南市立石部中学校がある。
北側
[編集]南側
[編集]- 湖南市役所西庁舎
- 石部文化総合センター
- 湖南市いしべ交流センター - コミュニティセンター
- ゴーシュー[15]
- 吉御子神社 - 少し北へ離れた所に御旅所がある。
- JAこうか石部支所
- 石部郵便局
- 滋賀銀行石部支店
- 里山しょうらい公園
- 滋賀県道113号石部草津線
- 滋賀県道118号石部停車場線
- 滋賀県道119号長寿寺本堂線
- 市道石原線 - 滋賀県道118号線と滋賀・三重県道4号線を結ぶ道路[7]。
- 旧東海道
バス路線
[編集]駅前に「石部駅」停留所があり、滋賀バスと湖南市コミュニティバスの各路線が発着する。
石部駅 | ||
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運行事業者 | 系統または路線名・行先 | 備考 |
滋賀バス | 草津伊勢落線:草津駅 | 平日に2便(午前・午後に各1便ずつ)運行。他は「伊勢落」停留所発着 |
湖南市コミュニティバス | 石部循環線:石部駅 菩提寺線(石部駅ルート):石部駅 / 甲西駅北口 下田線(石部ルート):三雲駅 雨山ルート:雨山 |
石部循環線:旧石部町内循環路線。スクール循環は平日に1往復のみ運行 菩提寺線(石部駅ルート):甲西駅北口行きは平日の朝晩に各1便ずつ運行 下田線(石部ルート):1日2便(午前・午後に各1便ずつ)のみ 雨山ルート:デマンド路線。土曜・日曜・祝日のみ運行 |
- 付記事項
- 駅付近にあった停留所
- デマンドタクシー
- 予約制小型乗合タクシーの「あいのりこなん」(医療センターエリア[17])も、駅前に停留所を設けている。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]- ^ 三雲西交差点まで旧国道1号を通る。同交差点 - 朝国交差点間も旧国道1号であるが、県道の名称は滋賀県道13号彦根八日市甲西線に変わる。
出典
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、24頁。
- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、348頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第8号、朝日新聞出版、2009年8月30日、20頁。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 「石部駅の改札口が新駅舎に移動します」『広報こなん』湖南市秘書広報課、2022年10月1日、11面。オリジナルの2023年8月3日時点におけるアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
- ^ “石部駅改札口が新駅舎に移動しました”. 湖南市 (2022年10月1日). 2022年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月4日閲覧。
- ^ a b c 湖南市建設経済部都市政策課. “石部駅周辺のまちづくり計画 -湖南市都市計画審議会資料-” (PDF). 湖南市. 2022年12月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月11日閲覧。
- ^ a b 「JR石部駅舎を改築へ 北側にも改札新設、東海道の風情感じるデザインに 滋賀・湖南市」『京都新聞』2020年7月9日。オリジナルの2021年8月6日時点におけるアーカイブ。2020年7月11日閲覧。
- ^ 鉄道ピクトリアル 1980年4月号 83頁
- ^ a b “石部駅|時刻表”. 西日本旅客鉄道. 2022年9月16日閲覧。
- ^ a b “待合室、愛されて利用延長 湖南のJR石部駅”. 中日新聞Web. 中日新聞社 (2021年1月28日). 2021年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月13日閲覧。
- ^ “物流拠点案内”. 石部運輸倉庫. 2023年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “会社概要”. 甲西高周波工業. 2022年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “【甲賀高分子スタジアム】フットサル滋賀石部スタジアムのネーミングライツを取得しました!”. 甲賀高分子 (2019年12月18日). 2022年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月28日閲覧。
- ^ “株式会社ゴーシュー 公式ホームページ”. ゴーシュー. 2022年4月20日閲覧。
- ^ “石部宿入り口 西縄手”. びわこビジターズビューロー. 2023年11月10日閲覧。
- ^ “あいのりこなん 医療センターエリア” (PDF). 湖南市 (2023年4月1日). 2023年4月30日閲覧。
利用状況
[編集]- ^ 平成4年滋賀県統計書[リンク切れ]
- ^ 平成5年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成6年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成7年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成8年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成9年滋賀県統計書[リンク切れ]
- ^ 平成10年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成11年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成12年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成13年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成14年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成15年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成16年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成17年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成18年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成19年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成20年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成21年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成22年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成23年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成24年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成25年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成26年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成27年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成28年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成29年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 平成30年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和元年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和2年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和3年滋賀県統計書 (PDF)
- ^ 令和4年滋賀県統計書 (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 石部駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道