タケニグサ
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タケニグサ | |||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Macleaya cordata (Willd.) R.Br. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
タケニグサ(竹似草) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Plume poppy(直訳 - 羽毛ケシ) |
タケニグサ(竹似草、学名 : Macleaya cordata (Willd.) R.Br.)はケシ科の多年草である。 成長すると高さ1 - 2メートルになる。伐採地や崩壊地の先駆種となり、都市の空地などにも見られる。
タケニグサ属植物の概要
タケニグサはケシ科 タケニグサ属 に属し、ケナシチャンパギク(毛無占城菊、学名 :Macleaya cordata.(Willd.)R.Br.f.glabra.H.Ohoba /synonym Macleaya cordata.(Willd.)var.thunbergii.auct.non(Miq.)Miq./synonym Macleaya cordata.(Willd.)R.Br.f.thunbergii auc.)およびマルバタケニグサ(丸葉竹似草、学名 : Macleaya cordata.(Willd.)R.Br.f.koaraii takeda et honda.)とともに原産および自生地は、本州以南の日本各地(本州・淡路島、四国・瀬戸内、九州・薩南諸島、沖縄・南西諸島・先島諸島、その周辺の各諸島、伊豆諸島、佐渡、隠岐、壱岐、対馬、五島などが自然の自生地である。日本国内でも、東洋のガラパゴスといわれる小笠原諸島には分布自生はなく[注 1]、津軽海峡以北の北海道とその周辺の各諸島、奥尻、天売、礼文・利尻などは原産地ではなく自生していなかった)の日当たりのよい草原、空地、崩壊地、林道脇、山地などでの鉄道路線の敷地脇といった、ほかの植物が生育していない場所の崩れたり、人手の入ったりした箇所によく見られるパイオニアプランツ(初生植物)の性質を持つ多年生草本である。1995年ごろには、貨物輸送の鉄道貨物、トラック輸送、船舶貨物、航空貨物いずれも、付着した種子を持ち込み、北海道のこれらの施設や、これによって運ばれた園芸植物とともに根茎が混入しての栄養繁殖で、北海道[1][2]内の各地のおもに人工法面に、本州以南から運ばれて来た土中に混入の種子または根茎により、北海道にも、生育が見られはじめている。Macleaya cordata(意味は下記)各種の原産は日本で、中国大陸原産種が、もう1種(小果博落廻、Macleaya microcarpa. =小さい果実のタケニグサの意味)存在があり東アジア、中国大陸、台湾一帯に自生する。日本原産種に比べ果実が小さいだけでなく、大まかな状態を示すと、多少全体も小形になる傾向がある。ほかは、葉の裏面、葉脈、地上茎が白いこと、根茎が橙色で、鮮紅色の年輪があり、橙色の乳汁を出すことなど、ほとんど同じ性質である。遺伝子は異なるので、同一種ではない。日本原産種、中国大陸原産種ともに欧米ではイングリッシュガーデンなどに植栽する人気のある園芸植物で、日本が原産のタケニグサ(ケナシチャンパギク、マルバタケニグサ含む)も、中国大陸が原産の小果博落廻もすべての英名がPlume poppy(プルームポピー、羽毛ケシ)である。また、欧米での園芸品種改良で両種を掛け合わせているために、両種の雑種も生育し、ケシ粒状の種子で種子枕で蟻が餌として収穫後、必要な種子枕を採取後に種子を廃棄するために、庭園外にも両(日本原産のタケニグサ、ケナシチャンパギク、マルバタケニグサと、中国大陸原産種の小果博落廻)原種とその雑種の生育が見られる。
学名の“Macleaya”(マクレイヤ、またはマクリアヤ)は、スコットランド - オーストラリアの昆虫学者アレクサンダー・マクレイ(Alexander Macleay)の名を記念してつけられた、タケニグサ属の植物を意味する。そして、cordataはラテン語のハート形の意味で、切れ込みと鋸歯の一番外周だけを繋いだ葉全体の形がハート形となっていることで、特に基部の葉柄に着く部分が心臓型になっているために、“M,cordata”(M=マクリアヤ)コルダータ(cordata=ハート形)となった(※ドクダミなどの葉がハート形の植物の学名にも、cordataが付いている)。
タケニグサ属の植物は植物体に傷を付けると、人等に対する毒性(味見に少し舐めるくらいでは大丈夫で、青臭く苦い[注 2]。非常にまずく、人にはとても食べることができない味である。食べる生物は存在し(後述)、種によっては大丈夫であるが、人には有毒成分として反応するため、多量の摂取は危険である)のある橙色で透化性の乳汁を出すので、ペットや子供などが口に入れないように注意が必要である。場合によっては子供などにはオレンジジュースのように見える可能性がある。白色の乳汁を出す植物の乳汁を、牛乳が出てきていると、舐める子供も存在している[4]。
タケニグサ(Macleaya cordata)の全草の特徴
平滑な白い薄い表皮に覆われた茎を伸ばして夏の開花時期に草丈1500 - 2500mmに達する高さになり、なかには時として3000㎜に育つ株も出る、大型の多年生草本である[5]。茎を折ったりすると、茎を覆う白い薄い表皮が軽く剥けるので、ひらひらと残っている場合もある。発芽の初年は、まだ茎が細いためにタケニグサの名の由来のひとつの特徴である中空の部分が、個体差で茎が肉厚の株は、この空の部分が散出する橙色の乳汁が多く、見えない時にも出会わすこともある。単葉の葉は互生して、葉の形状がキクに似た形でもあるが、小形の多年生草本で同じケシ科のカナダケシ (Sanguiniaria Canadensis) の葉の形と白い葉柄に、葉の裏面と葉脈がよく似ている形状(カナダケシには出ない地上茎も白い)をし、越年株の春の発芽時に極薄い紫色を帯びることや、根茎が橙色から赤色を呈しており、1年ごとに鮮紅赤色の年輪ができている。麻酔薬の成分でもあるが、有毒物質になるプロトピン、ホモグリドニンや、サンギナリンを生すること、数年間育つと、1本の根茎から地上に2本以上の芽を出して来る栄養繁殖をすることも似ている性質である。葉の形状大きさと色合いは、本種は上部に着く葉は小形だが下部に着いた葉ほど大きく300mm - 400mmくらいまで育つ。上部ではそれほどでもないが、下部に着いた葉の葉柄は長く、400mmくらいの葉柄をもつ。葉の表面は濃鮮灰緑色で、その表面の葉脈、裏面、葉柄、地上茎は、白色を呈する。葉の形状は基本的に葉身の葉縁両側に大体4箇所(片側2箇所)中裂または個体差で深裂し、頂部の裂辺は2箇所浅裂をし、それぞれすべての裂辺に不規則な波状の浅裂の鋸歯(きょし)がある。鋸歯の裂片の先は鈍く丸みを帯びており、それの合わさった形状を呈する。まれに鋸歯のとがり気味の葉の個体も存在する。葉の切れ込みの奥部は広く円くなるものや、細目であまり円みを帯びない形状で、個体差がある。葉の全体の形状の葉身は心臓形ともいうハート形が基本形で、特に葉柄の基部が心臓形となって、普通の切れ込みは浅裂部分の箇所が深裂になって、切れ込みが多くあるように見える葉を付けている柏葉状と表現される場合もある。裏面には細かい綿毛が密生している。姿形がほとんど同じであるが、葉の裏面にまったく毛の生えていないものが存在している。その個体はケナシチャンパギク( Macleaya Cordata f.glabra / Macleaya coldata.R,Br.ver Thunberg iiMiq)という。葉の形状に繋がる葉脈の伸び形も共通している性質があり、葉柄から葉身になる部分の基部でまず5分裂するものが多く、水平向きに両側へ一本づつ基部の裂片に向かい、すぐに二つに分かれ斜め下方に向かう。この部分までは下部に葉身がない。葉脈はまっすぐ左右に伸びる分と、斜め下方に向かう葉脈との中間部の位置が、浅く凹むように切れ込みができる。その斜め上向きに両側へ一本づつ左右中ほどの裂片に向かい、先端手前で二つに分かれるので、葉身は浅く凹むように切れ込みができる。中央の一本がそのまま上部に向かったあとに三分裂する。そのため、葉身の頭頂部の裂片には、二箇所凹むような浅裂に切れ込みができる。また、基部で左右に水平向きに両側へ向かう葉脈には、下部には葉身の部分がなく、少しだけ葉脈だけの部分がある。葉脈が二つに分かれ斜め下方に向かう葉脈の場所から葉身ができる。大きな葉では、下方へ分かれる葉脈が伸びる位置まで、左右10mm - 15mmくらいの葉脈だけの部分ができている。地上茎の下部で色が変わる箇所から地下茎であり根茎である。この部分から下部は、秋になり気温が下がっても枯死はしない。その根茎は一年目は実生苗の時の糸より細い状態から15mmくらいの太さまで生育し、さらに年を重ねるごとに太く育っていく。実生の発芽時には、非常に小さく細い双葉に茎、本葉であるが、特に生育が早く巨大化していく。はじめは地上の茎と同じくらいの12mmくらいであるが長めに伸びていく。色は橙色で、割ると、木本植物の年輪のような鮮紅色の輪ができている。地上茎や葉の傷から出る乳汁は橙色だが、根茎から出る乳汁の色は、多少橙色が濃く赤みが強く濃い色をしている。カナダケシのように根茎が枝分かれし、地上部が2本以上の芽を出す栄養繁殖をすることがある[6]。
生長
タケニグサの葉の形と色彩が似ているカナダケシ (Sanguinaria Canadensis) は地上の芽に葉を各1枚ずつ出し、菊は同じ大きさの葉が、基部から上部まで着生するが、本種は下部に着生している葉ほど大きく育つ。初夏に茎の頭頂部に花芽を抱きはじめる。花柄を持つ花は夏に開花を始めるが花弁はなく、蕾時の生熟時には花弁状になり、基部に桃色を帯びている白色の萼(がく)片は2枚づつで、朝方に開花をした時に分離し落下をする。雄蘂は多数で約30本づつくらいあり、長さは15mmくらいで白色の糸状であり、葯(やく)は5mmくらいで開花当初は白色で、薄黄褐色から褐色になり、夕方に分離落下をする一日花である。雄蘂のヤクに花粉を生ずる。雌蘂は白色で基部が桃色を帯びて長さ10mmくらい、頭頂部に二つに分かれる桃色の柱頭がある。受粉をした雌蘂の胚乳がある花柱の子房は、山吹色になっていく。無限円錐花序をつくる。この時には、葉の大きさも併せて下部より円錐状に育っている。春の芽出しのときの、形のいびつな小さい葉は枯れ落ちなくなり、最初に切れ込みと鋸歯が細かくできて展開した葉は大きく育ち、葉柄と併せ7 - 80㎝くらいまで[7]生長するので、全体が円錐状になる。受粉した雌蘂は子房が生育を始め果実となる。雄蘂が落ちた受粉した雌蘂は最初、山吹色で5 - 10mmだが、熟すにつれ白緑色に代わり、長さ20mmほどになり扁平である。植物体の先端頭頂部の生長点以外にも、上部の葉柄の付け根から、枝が伸びていき、そこへも花芽が着く。葉、葉柄、地上茎など植物体を傷付けると、同じケシ科の植物で越年草のクサノオウ (Cheridonium majus) や多年生草本のカナダケシ (Sanginaria Canadensis) などと同じような橙黄色の乳汁が出てくるが、これらの植物もタケニグサと同じアヘン系アルカロイドの有毒物質を含み麻酔薬の成分のプロトピン、サンギナリンなどの他アルカロイド(下記参照)を含む。光陽に当たるタケニグサの葉を裏から見ると、乳汁の色が透けて、葉脈が橙色に見える。
同じ位置で永年生育している株の場所は、いくつもの芽を出している場合がある。これは大量に開花し実を結び種子が発芽した有性生殖による子孫の場合と、枝分かれした根茎による栄養繁殖の結果、一箇所で暁生をしている場合がある。鑑賞用に栽培が行われている欧米では、ここまで行かずに枯死をすることが多いため、このような状態にまで育てば喜ばれる。
茎の内部には空洞があり中空、数年生育した株の太い茎を、斜めに切断すると、門松に添えられた竹のように見える。茎の外側に近い部分には、動管が通っているために、橙色に染まっており、場合によっては、乳汁が垂れてくる。茎の空洞の内側には柔らかい白いモケット状で、茎の外側表面は粉白色で平滑である。茎はこすれたりすると、粉白色の極く薄い皮の部分が剥がれ、緑色の内部が出現する。この部分に触ると、乳汁があるので、乳汁自体が見えなくても、表皮が剥けているために橙色に染まる。茎の表面は粉のように見えるが、粉ではない。根(根茎とも地下茎ともいわれる部分から出ている、細く細かなものが本来の根である)は橙色(だいだいいろ)で、年を重ねるほど太くなり、樹木のような外観になるが、木質化はせずにもろい。太くなった根茎を切断すると樹木の年輪に似た鮮紅色の輪ができている。固くはなく、鮮紅色の輪の部分で分離して剥がれたりする。越年後の新芽は年を重ねた株ほど、より太い茎となり、細かな切れ込みと鋸歯を持つ葉を出す。茎の太さが60mmくらいの株もある。実生苗の大きさ(小ささ)が想像できない大きさの芽となって出てくる。
実生苗の発芽生長、越年根茎からの発芽と栄養繁殖での小 - 中群落の形成
土中に混入していた種子がある土地が、他の植物の伐採、大規模な除草、崩落や造成等が行われて、植物がない状況になり、陽光が種子に到達することにより休眠打破が行われ、土中に混入して休眠状態であった種子が一斉に芽吹く、パイオニアプランツ(先駆け植物)として知られている。もともとケシ科の植物であるため、種子もいわゆるケシ粒で、微細である。そのため、実生(みしょう)苗の新芽も非常に小さく、双葉(子葉)はそれぞれ2 - 3mmの楕円形[8]で、双葉の着く茎も非常に細い。根も糸状で細く3 - 5mm長くらい。茎の形状も糸状で高さ3 - 5mmくらいで、最初に出て来る本葉には、細い糸状の長さ3 - 5mmくらいの葉柄があり葉身の大きさは3 - 4mmくらいの長さと幅で、葉縁の形状は、鋸歯が少なく全縁に近いものが多い。個体差で1枚目の本葉にも浅裂を呈して星形状になる個体[9]も存在している。
育つにつれ出葉する本葉の葉身の葉縁に浅裂の切れ込みが多く入ってくる。深裂または中裂が4つくらいできて5裂片くらいで、はじめはただ凹むだけであるが、生育を続けるほどに、だんだんと葉縁に細かな切れ込みも増え、深裂または中裂と浅裂の鋸歯が混ざっていく。初年の葉の切れ込みや鋸歯は鈍めで粗く丸みを帯びている[10]この初年時の茎の径は、生育して高さが2000mmくらいになっても、直径15mmくらいまでである。この初年の茎はまだ細いので、個体差によって茎の中心部の空洞が細く、中が空ではないように見える個体も存在する。固体差もあるが、葉の切れ込みや鋸歯は初年は粗めで鈍形である。多年生草本であるので、晩秋には地上部は枯死するが、地中の根(根茎)は生存している。真冬の寒気によって休眠打破が行われ、温度の上昇を待つことになる。春季になり気温が上がりだすと、2年目以降では前年に枯死した茎の脇から、既に前年に種子から発芽して、双葉は出し終わっているために、芽吹きから本葉の芽を出してくる。このときの茎は内部にはっきりと空洞が認められる中空の茎である。越年の根(根茎または地下茎。先に挙げた「大人世代の優しい暮らし『タケニグサの乳汁と地下茎根に苦戦』の写真も参照)[11]から出る新芽の葉は、葉縁に波状の不規則で細かなな浅裂状の鋸歯がある葉を出し、生育するに従い出して来る葉の葉縁には、はっきりとした切れ込みが細かく入り始め、芽の時の葉縁に細かく鋸歯が確認できる葉が出て来ていると、その葉が育つと大型化して、普通のタケニグサに見られるような菊の葉状になる。上記の通りに、近い種類にケナシチャンパギクと呼ばれる、葉の裏に毛のまったく生えていない株がある。葉の裏に毛が生えていない他は同形状で、個体差の形状も生育もタケニグサと同様である。種子にはアリロイドという種子枕がありエライオソームというアミノ酸、脂肪酸、糖分でできている種子枕があり、蟻によって収穫され、蟻に好まれるエライオソームが取り外され、巣に持ち帰られると、種子は廃棄される。そのことによって播種が行われる。蟻散布植物の一つである。その時の場所が、適している陽光地であれば、翌春に直ぐに発芽をし、適していなければ、休眠状態に入り、最適な状況を待つことの可能な植物である。適した陽光向地に種子が落ちた場合には、翌春にすぐに花芽をして生育し、夏期に開花結実し秋に休眠に入り、地上部は枯死するが、地下の根茎は生きており、真冬の寒気で休眠打破が起きる。翌春に本葉の芽を出す。あるていど生育をすると、根茎から2つ以上の芽を出す栄養繁殖を始める。開花結実は毎年続くので、ケシ粒の種子を多く散布し、数年を得た株は、1つの根茎から2つ以上の芽を出す栄養繁殖も行うために、1箇所から束生をする他に、周囲に種子が撒かれて発芽するので、しばしば小 - 中群落を形成する。場合によって最敵地であり、幾株かが数年生育をしてきていて、おのおのが栄養繁殖を行い、最敵地で種子が休眠に入らずに、適当な位置に蟻の巣が点在し、種子枕(アリロイドのエライオソーム)を収穫して種子を周囲に廃棄していく。そのために、小 - 中群落を形成していくことがあるが、まれに一面に生育をしている大群落を形成して、初夏から猛夏に掛けて生長した茎頂に白花を一面に開花をさせている箇所に出会うこともある。
花芽分化と開花
タケニグサが1mくらいまでの生長の過程で、黄色い花芽を形成して延長してくるが、生長点だけでなく互生する葉の付け根からも枝を出しはじめる。花芽を持つまでは先端が折れて、切り取れたときなどに、葉の付け根から腋芽を出す。それ以外では、花芽を持ったときから腋芽にも小形の葉を着ける場合もあるが、蕾を着けるのが普通である。枝とあわせてクラスター状の円錐花序を形成して2mに達するくらいから、蕾が1.5cm - 2cmのガクが白い花弁状に生育するが、一度に全てが開花するのではなく、下部より順に開花を始めて行く無限花序でもある。成熟した蕾時に花を覆う花弁状に見える白い2枚のガクは開花と同時に脱落する。朝の開花時には大きな葉の上に、この花弁状の白く美しいガク片が乗っているのを見ることができる。ガク片が外れて開花した花は、柱頭が2つに分裂しこの部分と基部は桃色で、花柱は白い雌蘂に、その周囲に細い糸状で開花時は白く黄褐色になり花粉の散布をする。ヤクも細く白い雄蘂が多数(約30本くらい)着いている。この様子が鳥の羽毛の下部になるダウンに似ているので、英名は直訳で羽毛ケシ(Plume Poppy=プルームポピー)と呼ばれるのである。開花当日の夕方には雄蘂は脱落し、1日で花は終了する1日花である。下から順次開花を続けるために、無限花序には下部の果実、その当日に開花した花、翌日に咲くガク片が花弁状になっている成熟した蕾、そのさらに翌日以降に咲いていく蕾、生育して伸びつつある花芽と、1本の花序で、花の始めから終わるまでの状況のすべてを観察することが可能である、まれな植物でもある。受粉が成功した花は果実となる雌蘂の柱頭の胚乳が山吹色になり、種子を育む。熟してくるにつれ下垂して色が白みがかった薄緑になる。このころには開花も終了し受粉の成功した花が果実となっており、花序であったことから、数多くの果実を枝に垂している。英名は、開花中の花の様子の、羽毛ケシ(Plumepoppy=プルームポピー)、日本名は、このときの果実の様子が、平たく薄い竹の葉のような形状で、竹に似ている様子から、竹似草と名付いた。花の果実の種子が完熟する頃には秋の寒気で、休眠に入るために、地上部の地上茎、葉などは枯死するので、茶褐色に果実も変色する。そのころには種子が完熟して、種子枕に惹かれた蟻に収穫されて運ばれたり、小形のケシ坊主であるので、ほかのケシ同様に先端からケシ粒状の種子を排出する。
乳汁の成分
タケニグサ属である植物の葉、葉柄、地上茎などの植物体に、伐り傷を付けたり、折ったりすると滲出してくる、橙黄色の乳汁の中の成分には、ケシ科の植物に特有のアヘン系植物アルカロイド(Alkaloid)である、モルヒネ類似物質で麻酔薬成分のプロトピン(protopine)[注 3]、ホモケリドニン(homochelidonine)、サンギナリン(sanguinarine)、ボッコニン(bocconine)、ボッコノリン(bocconoline)、ケレリスリン(あるいはケレリトリン、chelerythrine)塩[12]、αーアロクリプトフィン(α-allocryptopine)等の麻酔薬と同じ成分を含み、そのままでは有毒となる。また、かつては民間療法で皮膚病や虫さされに、外用薬として生の乳汁を塗布して使用されていたが、逆に炎症を発症することもある。なお、サンギナリン、プロトピン、ケレリスリンは同じように、橙 - 黄色の乳汁を含むケシ科の植物であるクサノオウ(草の王/草の黄)、カナダケシにも含まれている。麻酔薬、鎮痛剤の成分であり、外用薬や一部内服薬にも用いるとされるが、タケニグサ属と同一物質であるので、そのままでは同じく有毒である[12]。
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晩春 - 初夏に掛けてのタケニグサの草姿。菊の葉を大きくしたような形の葉の形と、白い茎がわかる。
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晩夏のタケニグサの未熟果。
日本名と別名(日本原産種の近似種)
- 「竹似草」の日本名の語源には2つの説がある。1つは茎が中空[13]で、竹に似ているからという説で、もうひとつは秋の落葉後に果実だけが残っている姿が、竹の姿に似ているという説である。また、タケニグサの漢字表記には、同音異字のものもある[14]。
- タケニグサ属の葉の形(別名とされるチャンパギクといわれるように、菊の葉の形状を巨大化したような形である)は竹(竹はイネ科の草本であり、ケシ科であるタケニグサ属の植物とはまったく違う種である)とはまったく似ていないが、このタケニグサ属は有性生殖での種子繁殖の他にも、生長をした株は竹が地下茎で殖えるのと同じく、タケニグサも根茎から枝分かれして芽を出す無性生殖である栄養繁殖もするようになるために、しばしば小 - 中群落を造り、まれに大群落を形成するが、中 - 大群落状態で夏に花序が伸長しているときの、花序部分の枝の張り方などが、竹が葉を着けている枝の張り方に、タケニグサの花序の様子が似ているために、竹藪を離れた位置から竹の先端部が風に揺れている姿を見ているときと、タケニグサの群落の花序の先端が風に揺れる姿を見ているときが、竹と同じで地下茎ででも殖えていくことも、実際に竹藪の竹によく似ているから「竹似草」だ、ともいわれている。
- 迷信のひとつに、竹細工をする前に、このタケニグサと一緒に竹を煮ると、竹が柔軟になって加工がしやすくなるから「竹煮草」だという俗説もある。幾人もの実験により、柔らかくなることがない事実が判明しているが、かたくなに竹を「竹煮草」と一緒に煮沸をすると確かに竹は柔らかくなると、迷信を言い張る人がいる[15]。しかし、竹とタケニグサを一緒に煮ても、竹は柔軟になることはない。竹を煮る前に先に竹庇護にしてから、竹似草を入れて煮沸をするので、普通に水分で、柔軟になったものを「竹煮草」で、柔軟になったと勘違いをしているにすぎない。しかし、別の目的でこの草と竹を、煮沸をしている場合がある。ただし、これは日本では簡単に入手できるからであり、製薬会社がこの草を原料に粉末(もしくは液状)の、サンギナリン殺虫剤または着色剤でもよい。竹細工師によると、竹の着色料として「草木染め」として、使用する場合は一緒に煮沸することもあるが、おすすめはできない(※見せ掛けのいんちきとなる)とのことである。タケニグサを発酵させて草木染め[16]を行うと、綺麗な黄色に染まる[17]そうである。
- 別名は「占城菊(チャンパギク)」という。キク科ではないが、葉の形状が菊の葉の形に似た特徴で、葉の周囲の切れ込みに鋸歯が併わさることなどが似ており、その葉が巨大に生長するので、占城(チャンパ)の国(南ベトナム付近)からやってきた帰化植物の菊であると思われていたためであったらしい。ケシ科、タケニグサ属の植物は東アジアに2種が原産して、そのうち1種類が日本の原産でタケニグサ (Macleaya coldata.(Willd)R.Br.) で近似種が、ケナシチャンパギク (Macleaya coldata.(Willd)R.Br.f.glabra.H.Ohoba) 、マルバタケニグサ (Macleaya coldata.(Willd)R.Br.f.koaraii.Takeda et Honda) である。もう1種類が中国大陸 - 台湾付近の東南アジア一帯が原産の小果博落廻 (Macleaya microcarpa) である。遺伝子の違いからタケニグサ、ケナシチャンパギク、マルバタケニグサは日本が原産の在来種であることが判明している。このタケニグサ属の植物の葉の形状は菊の葉に似ているかもしれないが、花の構造は小さくても雌蘂の花柱の子房が、受粉成熟後に芥子坊主の形状になる。熟した果実からはアリロイドのエライオソームである種子枕を持つ、細かく小さい種子ができる。いわゆる「芥子粒」である。蕾のときまでは、萼が花に被っているが、開花と同時に剥がれて落ちる。芥子の特徴をもっているので菊ではなく芥子の仲間であることもわかる。名称は占城菊(ちゃんぱぎく)のほうが古来からの名であったが、芥子の仲間であることから、別名のなかで、一番名の通っていた「竹似草(たけにぐさ)」と入れ替えた。遺伝子の研究により、日本原産の竹似草が、ベトナムに生育している事実はない。中国大陸の原産の小果博落廻の生育していた様子もない。
- 葉の裏面には普通は細い綿毛が密生しているが、葉の裏面に細い綿毛がまったく生えていない無毛の株が存在している。一見同形であるために、葉の裏面を観察しないと見付けられない。「毛無占城菊(ケナシチャンパギク)(Macleaya coldata(Willd.)R br.f.glabra H Ohoba./or/synonym M,c(Willd.)R.Br.ver thunbergii auct.non(Miq.)Miq)」という日本名をもつ株である。約40%くらいの確率で見つかった地区があるという。
- 葉の形が切れ込みのある円形状のものがあり、「丸葉竹似草(マルバタケニグサ、学名 : Macleaya coldata.R.Br.f.koaraii takeda et honda)[18]という。
- インキ草(インク草) - 植物体に傷をつけると、橙黄色の乳汁が、傷口から滲出する。実生苗は小さすぎるので、2年目以降の根茎から発芽して小さいときは、生長しているので朱色に見えるくらいの濃い乳汁を多く湧出する。この乳汁を使って落書きをする子供がいたので、「インキ草」または「インク草」ともいわれる。この乳汁には有毒物質が含まれているので、傷つけた植物体の傷口や、出てきた乳汁を素手で触れることは避けたほうがよい。付着した乳汁はすぐに拭き取って洗い流す必要がある。植物体に傷を付けていなければ、または、傷を付けて乳汁が滲出していても、多量の乳汁自体に触らなければ、植物体には触っても差しつかえはない。付着した乳汁は放置せずに、すぐに拭き取れば、色が残っていても大丈夫である。
- 囁き草 - 秋に熟した果実には種子が大量に入っている。風で揺れるとかさかさと音が出るため、誰かがひそひそ話をしているように聴こえるので、「囁き草」(ささやきくさ)ともいう。
- 狼草 - 全草に含まれている乳汁が有毒物質を含んでいたため、殺虫剤、殺菌剤として使われていた。そのため「狼草」(おおかみくさ)とも呼ばれる。
- 裏白 - 葉の裏面が真っ白いから「裏白」(うらじろ)という。
- 赤チンキ - 赤(橙)色の乳汁が植物体に傷を負わせると滲出するから「赤チンキ」(あかチンキ)という。
- 山チンキ - 山裾に生育し、植物体に傷を負わせると、赤チンやヨーチンのような赤(橙)色の乳汁を滲出するから「山チンキ」(やまチンキ)であるという。
- トートガラ - 塔が立つように背が高く、茎の中が空であるから「トートガラ」(塔々空)だという。
ほかにも別名はあるが、代表的にこれを示しておく。
英名など
タケニグサはとくに欧米[19]では、イングリッシュガーデンの作成にあたり、日本のタケニグサを植え付けることが古来より行われている。英名の由来は花の開花時の姿が名の素になる。タケニグサ属の花は、白色の花弁状のガクに蕾のときに被われているが、開花と同時にガクは離脱をして、極細い糸状の雄蘂でヤクも極細く糸状になる。この糸状である多数の雄蘂が雌蘂の周囲にあり、雌蘂の柱頭は2つに分裂しており全体は白いが、基部と柱頭は桃色 - 薄い紫を呈し、受粉すると山吹色 - 橙色になり、雌蘂の胚乳の中に種子を育む。ケシ坊主の小形の状態となるが、垂れ下がる。この花の開花時の姿が羽毛のダウンに似ているので、Plume Poppy(プルームポピー=羽毛ケシの意味)と名付けられた。園芸品種も創られており、人気の園芸植物[20]となっている。日本に、ケシ科の野草で、ナガミヒナゲシやアツミゲシが、貿易のコンテナに付着した種子で帰化したように、タケニグサを庭園用に植えるために、アメリカやカナダでは、ガーデニング用に持ち込み、庭園に植栽していたPlume Poppyが、アリロイドの種子枕に誘引された蟻に種子を持ち出されたりして、庭園の外でタケニグサやケナシチャンパギクの種子が発芽し、ケシ科の野草として、帰化植物となって繁殖しはじめている。
チェコでは、Bocconia japonica(ボコニアヤポニカ[21])という名称で、タケニグサは園芸植物としての販売や、園芸植物のガイド書物に記載され、愛好されている。
利用
日本国内での一番の利用は、盛土高架の道路や、鉄道の法面緑化の先駆けに利用することが、多く研究発表されている[22]。タケニグサ(ケナシチャンパギク)は日本が原産地であるために、特定外来生物として環境に悪影響は与えない。パイオニアプランツ(先駆植物[=せんくしょくぶつ]または,先駆け植物[=さきがけしょくぶつ]という)の性質を利用した緑化を計画実施。裸地緑化用として栽培および、緑化用途専用として種子の販売も専用業者で行われ、種子の吹き付け散布播種が行われている。鉄道の新設や高速道路の新設などでの盛土高架や堀割の新設法面に、しばしば当草が群落を形成する状況があるが、種子の吹き付け散布播種が行われて、芽生えたものである。この草は裸地状態で、植物の生育に適していなかった土地に、他の植物が生育できる環境を作り出す性質があるため、そのまま放置[23][24]しておくと、やがてタケニグサは生育不能になり枯死していき、ほかの植物と置き換わっていく。鹿による植物の食害が多い地域では、このタケニグサ、ケナシチャンパギクの含毒性質などや味がおいしくないらしく、よほど食草がなくなって困らない限り、ニホンジカによって食べ尽くされることも少ない。それで新たに造られた法面の緑化にこのタケニグサ(同じく日本原産の近似種のケナシチャンパギク含む)の種子を、人工的に吹き付け播種を行って、緑化を促進させるとともに、土砂の崩壊防止とさせる。多年生草本であり、冬季に地上部分が枯死し、表面に枯死した前年の枯死体が残存するために、他の草本や木本植物の種子が定着することが可能となることで、初年度の一面のタケニグサとケナシチャンパギク[25][26]だけの人工的群落に、他種の植物が発芽が見付かったという。優れた緑化のパイオニアプランツとしての働きをするという。
害虫駆除や外用薬に使用されていた。葉、葉柄、茎を煎じ、殺虫剤として作物に散布をしていた。「タケニグサの抽出エキス」を原料としたサンギナリン殺虫剤が、天然素材の殺虫剤として橙色の粉末状態のものから、液体状態のものまで、製品が多数紹介されている。製品名称に天然サンギナリン-サプリメントと名付けられているが、有毒物質である[27]。ほかに、汲み取り式トイレにはハエが繁殖するので、屎尿(しにょう)の落とし瓶のなかへ、生の茎や葉などを入れて、うじを駆除していた。殺菌剤としての利用で、タムシなどの皮膚病の外用薬に、生の汁を塗布していた。一部地域の迷信[28]で、この草の橙黄色の汁を脚(ふくらはぎとアキレス腱のあいだの部分)に塗布すると、運動会での徒競走で、早く走ることができるようになる[29]といって、実際に塗布をしていた。本来は危険であるため、病変部以外塗布することは止めるべきである。
竹煮草の意味は、竹細工時に一緒に茹でると柔らかくなるというのは迷信で、一緒に煮沸しても決して柔らかくなることはない。地区によって筍を収穫したが固く育ったものを竹煮草と一緒に煮込むと、柔らかくなり食すことができるようになるともいわれているが、柔らかくならないばかりか、有毒成分が混ざることになるために、危険を発生させることになる。しかし、別の意味で竹とタケニグサを一緒に煮込んで使う場合がある。実際に竹の煮沸にタケニグサを入れる場合は、新しい青竹を竹細工に使うときに、十分に干して乾燥させている竹の色に似せるために、タケニグサの乳汁の橙黄色の色素を利用して、新しい青竹を枯らした茶色に変えるために、カットをした竹のパーツと一緒にタケニグサを入れて煮沸をして、竹細工に使う竹のパーツを、乾燥している茶色に変えるために利用をすることもあるのだというが、この場合は、細工物を造る際に新しい竹を古いものに見せかけるように使用しているという。時間が経つと変形をすることもあるので、積極的に利用を薦めることは避けたほうがよいと、竹細工師がいうことがある。天然の着色料として使用されていた。いわゆる青竹の色から古いもののように、色を変えるために一緒に煮沸をしたという。草木染めの原料とされていたのである。そのため足りなくなった場合に、もしくはあらかじめ切断をしたパーツを、他のパーツの色と合わせるために草木染めを行って、見た目の違和感を取り除く非常手段である。
いわゆる汁の成分(色素も含む)の利用以外には、中空の茎を繋ぎ合わせ、樋(とい)やホースのようようにして使用したという。飲料水を引くためには、乳汁は毒性が強いため、冬以降の乳汁が抜けている、よく枯れた古い(前年以前の)茎を十分に洗浄してから使用されていた。タケニグサが自生していない海外では、栽培をしていても、その場合も、よく枯れた十分に乾燥をしている茎で、笛を製作していたが、これも乳汁は毒性が強いため、生の新鮮なものは決して使わない。ただし、成分的に味は苦く、まずいはずである。自殺をするためなどでない限り、口にできない味だといわれる。吹き矢の筒等にも使われたという。
欧米では庭園用園芸植物[30]として、タケニグサ属(日本原産のタケニグサ、ケナシチャンパギク、マルバタケニグサと、中国大陸東アジア原産の小果博落廻および、園芸品種)の植物が栽培[31]されている。玄関に通じる門から庭を通る通路の両サイドに植え付けて、アクセントにしたり、庭園の芝生のところどころに植え付けている[32]。「はるか東の日本原産で、芸術的な葉の形と、葉の表面以外は白色の植物体で、蕾の時に美しいガクに包まれて、開花すると羽毛のような花になる。」と英国の園芸植物の書籍に紹介されている。ただし、根茎から次々と芽を出す栄養繁殖が、花の後の実からこぼれるケシ粒ともども発芽するために、はびこりやすいので、生えてほしくない場所で、芽を見付けた場合には、小さなうちに抜き取ることが勧められている。英国の園芸書籍にもよるがどくろのマークを付け、有毒植物であることが示されている。花卉植物や花壇、庭への直植えなどガーデニングにも奨められている[33]。
日本原産種タケニグサの海外での紹介と植栽、中国大陸原産種と園芸品種
日本では野生植物[34]であるので雑草として嫌われる傾向もあるのだが、俳句や、短歌の夏の季語であり、文学の世界や、日本画のモデルとして、屏風や、襖の絵の図柄として、描かれていることが多くあり、古来より好む人たちもいる。そして、なかには、日本でも植栽をする人たちもいるといった、二面性を持っている植物である。
欧米[35]では観賞用にイングリッシュガーデン[36]や花壇の植え込みなどへ、日本原産のタケニグサ(およびケナシチャンパギク、マルバタケニグサ)を植栽[37]しており、欧米では大型庭園用に植栽をされる園芸植物として人気で好まれ、花壇などへの植栽にあたっては、この白色の花の日本原産の在来種タケニグサだけで植栽する場合と、いろいろな園芸品種と混植の場合と、植え分けを行う場合とがある。品種改良(園芸品種はマクレイヤ ミクロカルパと中国産の小果博落廻の学名がついているが、日本原産のタケニグサ;Macreaya cordataもしくはケナシチャンパギク;M c.R.Br.ver thunbergiiMiq(マルバタケニグサ含む)などをもとに作り出されている)をもされており、大きさや花色を変えた種が作出されている。おもな園芸品種は、下記のとおり。
- マキシム (Maxm) Macleaya miclocarpa Feddeは、高さ1500 - 2000㎜までで、小型であり、桃色掛かったベージュの花をつける(英名はどれもPlume poppy)。この園芸品種は中国で作出された。
- 欧米では花色が桃色の園芸品種が、数多く作出されておりピンク マクリアヤ ミクロカルパ(Pink Macleaya microcarpa)は、葉の表面は灰緑で、茎、葉柄、葉の裏面と葉脈は白く根茎は橙色をしていて、ピーチピンクの花を着けるMacleaya miclocarpa。
- スペットチェリールビー(Spet Cherry Ruby)は草丈2500㎜以上の大型種で、紫色の花芽を出してくる。
- コーラルプルーム(Colal plume)は濃い桃色の花序を出してくる。Macleaya miclocarpa colal plume.
- 『ケルウェイのコーラルプルーム(Kelweys coral plume) 』RHS(英国王立園芸協会)植物セレクター[38]は、この品種に「ガーデンメリット賞」を与えた。この品種の葉の表面の色は青銅色、葉の裏面、葉柄、葉脈、茎は白い。花はベージュにピンクが掛かっているMacleaya miclocarpa kelweys coral plume.。
- マクレイヤ ミクロカルパ フラミンゴ (Macleaya microcarpa Flamingo) 、現地ではフラミンゴ マクレイヤ ミクロカルパ (Flamingo Macleaya microcarpa、Macleaya cordata,Kewensis.) [39]と呼ばれているMacleaya kewensis。桃色の花を咲かせる。
- ディェモンス、ムェーヴェレス (Demons&Merveilles) - 葉脈、葉柄が桃色がかっている。茎は白く薄桃色がかっている。花は花茎、雌蘂、花柱が濃桃色、ガクと雄蘂は薄桃色。葉の形の切れ込みは同じであるが、裂片の鋸歯は尖るので、鈴掛の木の葉にも少し似ている(現在、これらの園芸品種で創られた紫色やベージュや桃色の花の竹似草には、輸入されることはないために和名は付けられていないが、名付けられている場合には、例えば紫竹似草や桃色花竹似草やモモイロチャンパギクとなっているか)という。桃色花の園芸品種の写真映像は、当(英文サイト)サイトのMacleaya microcarpa(小さい果実のタケニグサの意味で、小果博落廻であるので、果実や大きさが多少小型化している中国大陸の原産種のものが植栽展示種である。日本原産のものは、単にMacleayaと呼ばれ、英名は日本原産種も、中国大陸原産種も、どの種でも区別なしでPlume poppyである)のページに、ドイツのベルリン=ダーレム植物園[40]に植栽の株の写真が掲載されている。ほかのサイトや、書籍では欧米の園芸植物図鑑[41]、[42]にも掲載されている。7種類の園芸品種と、中国大陸原産の小果博落廻の8種類。日本原産の竹似草、毛無占城菊、丸葉竹似草の3種類の、合計11種類のプルームポピー(羽毛ケシ)を、庭園や公園などの植え込みに、欧米全体(ラテン語の学名のほか、英語圏の英国、アメリカ合衆国、オーストラリアやニュージーランドでも植えられ、ドイツ語、フランス語、スペイン語圏でも植えられている)で植栽をされている。英名以外の言語で、名称があることでわかる。◎Macleaya cordata。(Willd。)R。Br。.○MacleayayedoensisAnere.○Macleayacordatavar。yedoensis(Anere)Fedde。.○Bocconia cordataWilld。.また、通信販売のカタログサイトの写真には、真っ赤な花を着ける株[43]、桃色の花、橙色の花、黄色の花、紫色の花、朱色の花、赤と白の混ざった花を着ける株、葉や葉柄、茎の色が花と同じ様な色を呈する株が、薄青掛かった色の葉、葉柄、茎を出し同色の花を着ける株や、紫掛かった色の葉、葉柄、茎を出し同色の花を着ける株[44]が確認できる。学名または英名を英文字で検索すれば、見付けることができる。
食する生物
本種は、ヒトなど哺乳類の多数に対して、有毒となる成分を含んでいるが、ニホンカモシカや、ニホンジカ[45]が他の普段よく食べている食草がなくなると、タケニグサ(ケナシチャンパギク含む)を食べるときがある。ニホンカモシカやニホンジカにとっておいしい他の食草が繁っているときには、この草の人などへの有毒成分で味がまずいらしく、この草には見向きもしないのであるが、ニホンカモシカや、鹿に対してのその好物の食草がなくなると、空腹には耐えられないようで、タケニグサやケナシチャンパギクを食しはじめるという。さらには、ニホンカモシカや、鹿の好物の食草が生えてこないときには、この草でも丸坊主に食すこともあるという。例えば、他にもチョウやガなど鱗翅目の昆虫、ミツバチ、ハナアブなどの蜜を採る昆虫や鳥類と、哺乳類ではニホンカモシカやニホンジカなどが、この草の成分が毒としては働かない。ユリ科の野菜であるタマネギ、ネギ、ラッキョウやニンニクは人が食べることができるが、ほかの動物には有毒植物となる。カカオも人はチョコレートなどで食するが、鳥類の特にオウム、インコには猛毒として働く。生物の種類で、毒にも薬にもなる場合もある。ヒトなどには有毒植物として存在しているタケニグサであるが、ほかにも、この草本の成分が有毒として働かない鱗翅目の昆虫の中ではヨトウムシの仲間が数種類食草としている。キバラモクメキリガ[46][47]が卵をすべての植物が有毒成分を含むケシ科の中のタケニグサ、ケナシチャンパギクの他にも有毒植物が多いナス科のタバコなどの強い有毒成分をニコチン含む植物にも産みつける。果樹等の農作物にも卵を産み、卵から孵化した幼虫が葉を食する。タケニグサ、ケナシチャンパギクに、これらの幼虫が着くと、この虫は食さない白い茎と、葉は白い葉柄、白い葉脈を残して、葉の表面が呈鮮青灰緑色をしている部分は裏面は白いが、丸坊主に食べつくされる。ほかにも、茎に穴を開けて、茎の中に卵を産み付けるゴボウトガリヨトウの幼虫が茎の中に潜み、タケニグサ、ケナシチャンパギクの茎の内側を食する[48][49]。このタケニグサ属の植物の特徴である純白の茎に、この虫によって開けられていた産卵のための穴から、幼虫の茶色の糞[50]が出てきているために、それが目立つことで虫に食されている様子が判明する。ほかにナメクジがタケニグサ(やケナシチャンパギクなど)の春に、実生ではなくすでに越年をした株が出してくる、本葉で出て来る芽を食草[注 4]としている。実生ではナメクジといえども小さすぎるようで、二年目以降の芽を出して来たものを食している。
文学
タケニグサは古来から夏の季語で、俳句や短歌などの唄に「竹煮草」[51]の煮の文字で多くの俳句が読み込まれているし、短歌でも読まれている。また、タケニグサは古来より屏風や襖の絵画のモデルに多く、日本画に描かれてきている。俳句に唄われるタケニグサが読み込まれている多くの作品の中から一部の作例を示す。俳句の作者のなかには北原白秋が、短歌の作者では若山牧水の名もある。
多くの作品が読み込まれる煮の文字での作例を示す。
- 公園の出口違えて‘竹煮草’(満田玲子)
- 十一面の一つの悪相‘竹煮草’(山田涼子)
- ‘竹煮草’昔鉄道官舎かな(北見さとる)
- 馬飼いも馬柵して住めり‘竹煮草’(前田普羅)
- いつよりを夕方といふ‘竹煮草’(片山由美子)
- 切り倒す露もろともの‘竹煮草’(草間時彦)
- 吹く風の葉裏へばかり‘竹煮草’(井沢政江)
- 秋天へ白き葉裏を‘竹煮草’(佐野良太)
- 竹の根の‘竹煮草’など刈るやらん(北原白秋)
- 背伸びして目立ちたがりの‘竹煮草’(川下かつえ)
- ‘竹煮草’一番先に刈らりけり(下間ノリ)
- 名を知ればどこにでもあり‘竹煮草’(関根章子)
- これが‘竹煮草’かと四五人を先へやる(細見綾子)
- 肉身やとどろいてゐる‘竹煮草’(桑原三郎)
- 五輪までせめて早足‘竹煮草’(踏青徒然日記~竹煮草)
など多数存在し、竹煮草は旧来から、人気のある夏(七月)の季語として使用されてきていた。
竹煮草の文字でのほかに、本来の意味とされる「竹似草」の綴りを使用しての俳句の唄を読み込んでいて、 [52]「似」の文字を使用しての作例も存在している。
- 背伸びして花を確かむ‘竹似草’(“花の俳句”より)
- 雑野には何より高き‘竹似草’(“行く川のながれ”より)
短歌での作例を示す。
- ‘竹煮草’あをじろき葉の広き葉のつゆをさけつつ小蟻あそべり(若山牧水)
脚注
注釈
- ^ よって、タケニグサ属等のケシ科の植物の種子は、いわゆるケシ粒と呼ばれるほど小さく、実生苗も、5㎜くらいで目立たないが、定着すれば、あっという間に巨大に生長し、種子を多数散布するので、持ち込まないように注意を要する。
- ^ 麻薬性鎮痛剤のモルヒネなどのオピオイド鎮痛剤が非常に苦くまずいが、モルヒネ類似物質であるので、同じようにまずい[3]。
- ^ 麻薬、麻酔薬はその有毒成分を、逆に有効性分として利用する医薬品である。神経を麻痺させることで、痛みを感じさせないで、手術を行ったり、慢性疼痛や、癌等の激しい痛みを遮断させる鎮痛剤である。手術時に執刀医のほかに、麻酔科の医師が着くのも、手術中に麻酔を専門に扱っているからである。
- ^ 英国で、園芸植物として育てている場合に誤って口にしたりすると害があるので、英国王立園芸協会のプルームポピーの取り扱い上の注意として記されている。
出典
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- ^ 「北方山草会論文『タケニグサ』志田祐一郎」 http://hoppousansokai.web.fc2.com
- ^ 東邦大学薬学部附属,薬用植物園,見本園.園内解説.
- ^ 「『樹の散歩道』乳液を出す植物達ち」 ほか。
- ^ 『石黒の昔の暮らし』「柏崎・石黒の動植物」ー タケニグサ
- ^ 「『三河の植物観察』ケシ科タケニグサ属」 開いて索引検索でタケニグサを出す。タケニグサの色々な部首が写真で見られる。
- ^ 「大人世代の優しい暮らし『タケニグサの乳汁と地下茎根に苦戦』」 1枚目の写真はタケニグサが大きく生育するのがよくわかる。特に葉が大きく、切れ込みや鋸歯がはっきりしている株。隣に細い茎の株が、写り込んでいるので、数年間は越年をしている株のはずである。さらに、2枚目〈ここの奥にある、大きな葉の雑草がタケニグサ〉の写真で、下部の大きく生育した葉には虫に喰べられており、穴が数多く空いている。キバラモクメキリガに卵を産まれ、幼虫が孵化し葉を喰べているようである。3枚目〈カットするとこのような汁が出る〉の写真を拡大して確認をすると、葉の裏面に毛が生えていないケナシチャンパギクのようである。また茎の太さや空洞がよくわかる。
- ^ 「在来種で緑化(エスペミック㈱)」『タケニグサの発芽実験』(シャーレの中で小さな双葉を出している)
- ^ 『芽生え図鑑』「タケニグサ」ー本来非常に小さなタケニグサの実生苗の拡大写真。左下に爪楊枝の頭が写り込んでいるので、大きさの比較が可能である。 茎の切断写真は『三河の植物』で細い茎の切断写真があり、『タケニグサの乳汁と地下茎根に苦戦』に大きな株に育ったものと、太く育った株の茎の切断写真があるので、どれだけ太くなるか比較も可能。
- ^ 「karintoeさんのバルコニー/ベランダ、タケニグサ.キュンキュン乙女倶楽部」ー実生苗の本葉の様子である。越年の発芽時には、葉の切れ込みや鋸歯が、もっと細かく出来た葉を出してくるはずである。 年を得ることに発芽時に出す葉に、より細かな切れ込みと鋸歯が現れてくる。
- ^ 『おおきくなあれ』八木澤薫(越年をして根茎からの発芽)検索で出すと、越年した株の発芽が写されている。年を経るごとに出してくる本葉は、細かな切れ込みと鋸歯を持って発芽してくる。
- ^ a b 三橋博 監修『原色牧野和漢薬草大圖鑑』北隆館、1998年。
- ^ くま『川場の森林(やま)づくり』「タケニグサの花」 - テレビ局も欲しがる中空の茎が竹に似ていることが、よくわかる。 http://kawabano-yamadukuri.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-393a.html
- ^ 『牧野日本植物図鑑』北隆館(参考資料で使用している本は古くISBN記号はなし。牧野日本植物大図鑑には復刻版がある。こちらはISBNが付与されている)。
- ^ 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0。 p.351
- ^ 『草木染めガイド』-「たけにぐさ」 http://sakuraironoie.com/kusakizome/some-syokubutu-itiran/takenigusa/index.html
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- ^ 「『小辞典(植物編)』- 植物生態学・環境保全学,露崎史朗」 https://hosho.ees.hokudai.ac.jp/tsuyu/top/plt/poppy/macleaya/cor.html
- ^ 『フランスの園芸植物,自然庭園』「ボッコニア=ジャポニカ;タケニグサ」 http://nature.jardin.free.fr/vivace/nmauric_Macleaya_cordata.html 園芸品種のカラー図版が複数掲載されている。
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- ^ 「俳句季語一覧ナビ『季語/竹煮草(たけにぐさ)を使った俳句』」 https://www.haiku-kigo-ichiran.net/takenigusa/
- ^ この‘似’の文字では「花の俳句」 https://hananohaik.exblog.jp/5965920/ の中に
外部リンク
- タケニグサ画像(広島大学)
- 大人世代の優しい暮らし『タケニグサの乳汁地下茎根に苦戦』タケニグサの大きさがよくわかる。