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設立 | 1960年4月22日 |
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種類 | 一般社団法人 |
本部 | 東京都千代田区神田駿河台1-5 化学会館4F |
座標 | 北緯35度41分56.5秒 東経139度45分41.5秒 / 北緯35.699028度 東経139.761528度座標: 北緯35度41分56.5秒 東経139度45分41.5秒 / 北緯35.699028度 東経139.761528度 |
貢献地域 | 日本 |
会員数 |
16,147名(正会員・名誉会員) 3,477名(学生会員) 223社(賛助会員) 2015年3月末現在 |
会長 | 江村克己 |
ウェブサイト | http://www.ipsj.or.jp/ |
公益社団法人日本工学会(にほんこうがっかい、英称:The Japan Federation of Engineering Societies、略称:JFES)は、明治12年(1879年)に設立された日本で最初の工学系学術団体である。現在、約100学協会により構成されており、その目的は会員学協会の相互の協力を通じて、工学および工業の進歩発展を図ることにある。(2019.04.05現在 文責:西田)
概要
公益社団法人 日本工学会(にほんこうがくかい、英:The Japan Federation of Engineering Societies, 略称: JFES)は、明治12年(1879年)に工部大学校(現東京大学工学部)第1回卒業生23名(*)により卒業生の懇親と情報交換を目的に創立され、当初は工学会と称した。その後、我が国の工学の発展に伴い、分野ごとに個別の学会が設立されるのに伴って、大正11年に個人会員制から学協会を会員とする体制に変更され、現在に至っている。 現在、約100学協会により構成されており、会員学協会の相互の協力を通じて、工学および工業の進歩発展を図ることを目的に活動している。 *創立時のメンバー 高峰譲吉、森省吉、中村貞吉、深堀芳樹、岸真次郎、鳥居烋夫(以上化学科)、荒川新一郎、 高山直質、三好晋六郎、今田清之進、宮崎航次(以上機械科)、近藤貴蔵、麻生政包(以上鉱山科)、辰野金吾、曾禰達蔵、片山東熊、佐立七次郎(以上造家科)、志田林三郎(電信科)、南清、杉山輯吉、石橋絢彦(以上土木科)、小花冬吉、栗本廉(以上冶金科)
沿革
- 1879年(明治12年)11月18日 - 工部大学校第1期卒業生23名により創立。初代幹事:高峰譲吉
- 1884年(明治15年) - 会長制に変更 初代会長:原田寅三
- 1901年(明治34年) - 社団法人となる
- 1922年(大正11年) - 個人会員制から団体会員制に変更。当初会員は12学会
- 1930年(昭和 5年) - 日本工学会に改称
- 1972年(昭和47年) - 世界工学団体連盟(WFEO)に日本学術会議とともに日本代表として加盟
- 1979年(昭和54年) - 100周年記念式典。皇太子(現上皇)ご夫妻にご臨席賜る
- 2012年(平成24年) - 公益社団法人に移行
歴代会長
- 山下英男(1960年 - 1962年)
- 後藤以紀(1963年 - 1964年)
- 山内二郎(1965年 - 1966年)
- 出川雄二郎(1967年 - 1968年)
- 高橋秀俊(1969年 - 1970年)
- 清野武(1971年 - 1972年)
- 尾見半左右(1973年 - 1974年)
- 北川敏男(1975年 - 1976年)
- 穂坂衛(1977年 - 1978年)
- 小林宏治(1979年 - 1980年)
- 猪瀬博(1981年 - 1982年)
- 坂井利之(1983年 - 1984年)
- 尾関雅則(1985年 - 1986年)
- 大野豊(1987年 - 1988年)
- 三浦武雄(1989年 - 1990年)
- 萩原宏(1991年 - 1992年)
- 水野幸男(1993年 - 1994年)
- 野口正一(1995年 - 1996年)
- 戸田巖(1997年 - 1998年)
- 長尾真(1999年 - 2000年)
- 鶴保征城(2001年 - 2002年)
- 益田隆司(2003年 - 2004年)
- 安西祐一郎(2005年 - 2006年)
- 佐々木元(2007年 - 2008年)
- 白鳥則郎(2009年 - 2010年)
- 古川一夫(2011年 - 2012年)
- 喜連川優(2013年 - 2014年)
- 富田達夫(2015年 - 2016年)
- 西尾章治郎(2017年 - 2018年)
- 江村克己(2019年 - )
日本将棋連盟への挑戦状
2010年4月2日、白鳥則郎会長により、社団法人日本将棋連盟・米長邦雄会長に「人間名人に匹敵するコンピュータ将棋が完成した」という内容の挑戦状が手渡された。同年10月11日に東京大学本郷地区キャンパスにて第1戦が行われた。情報処理学会側は、この挑戦の為に「あから2010」を構築(ソフト部ではBonanza、激指、GPS将棋、YSSの4つの将棋プログラムによる合議制。ハードウェア部では東京大学のクラスターマシンを利用、Intel Xeon 2.80GHz 4コアが109台、Intel Xeon 2.40GHz 4コアが60台というもの)。
- 対戦結果
学会誌
学会誌「情報処理」は、会員の知識の向上に資すること、参画意識を高め、情報交換の場を提供すること等を目的に、1960年より発行されている。毎月全会員に配布されている。各分野のトップレベルの方々が、最新技術を分かりやすく解説している。著名人による巻頭コラムは、たびたび話題となっている。いくつか記事はWebサイトで無料で公開されている。
- 『情報処理』(国立情報学研究所収録)
- 学会誌『情報処理』無料で読める記事
- 巻頭コラム
- 2020年6月号 「世界のあしたが見えるまち」から民主主義へのささやかな貢献を(五十嵐立青)
- 2020年4月号 インターネット文明を創る(村井純)
- 2020年2月号 ゲームAIの進歩から見る,AI時代で大切なもの(木原直哉)
- 2019年12月号 劉慈欣『三体』と人列コンピュータ(大森望)
- 2019年11月号 E-mailとの長い長い戦い(青野慶久)
- 2019年10月号 清々しいほどの敗北の中(八谷和彦)
- 2019年8月号 物質世界の情報化(舘暲)
- 2019年6月号 AIは進化するのに,なぜ人間は進化しないのか(前刀禎明)
- 2019年5月号 小説工学(阿川大樹)
- 2019年4月号 VR,その過去から未来へ(樹林伸)
- 2019年2月号 ディジタル機器,誰もが買った日から使える機器であってほしい(若宮正子)
- 2019年1月号 してみて良きにつくべし(野村万蔵)
- 2017年10月号 私と情報処理(河野太郎)
- 2016年2月号 ネット社会とモノのデザイン(山中俊治)
- 2015年12月号 国際的ソフトウェアへの道(まつもとゆきひろ)
- 2014年12月号 アラカン漫画家,統計学に挑む(すがやみつる)
- 2012年6月号 情報化の時代に(羽生善治)
刊行物
- 『情報処理学会刊行物』(国立情報学研究所収録)
IPSJ-ONE
「IPSJ-ONE(アイピーエスジェー・ワン)」は、情報科学分野において国内外で活躍する日本の若手トップ研究者が、5分間のライトニングトーク形式でプレゼンするイベントである[1]。2015年から、毎年3月に開催される情報処理学会全国大会に併わせて開かれている。若手研究者が、最先端の技術に限らず、今後期待される技術や、社会への波及効果など、わかりやすく解説する。発表の様子はニコニコ生放送で視聴可能である。また、通常の学会とは違い、無料で参加(聴講)可能である。
- IPSJ-ONE
- IPSJ-ONE (@ipsjone) - X(旧Twitter)
脚注
出典
- ^ “これがITの未来だ! 若手研究者が大プレゼン大会”. Yahoo!ニュース. 2020年5月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 一般社団法人 情報処理学会
- 情報処理学会公式Twitter (@ipsjcom) - X(旧Twitter)