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2023年1月27日 (金) 05:20時点における版
阪神タイガース #27 | |
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2022年6月11日 京セラドーム大阪 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県山武郡横芝町(現:横芝光町) |
生年月日 | 1996年5月8日(28歳) |
身長 体重 |
178 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2020年 ドラフト2位 |
初出場 | 2021年3月31日 |
年俸 | 8000万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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伊藤 将司(いとう まさし、1996年5月8日 - )は、千葉県山武郡横芝町(現:横芝光町)出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。阪神タイガース所属。
経歴
プロ入り前
横芝光町立横芝小学校入学と同時に「横芝フェニックス」に入団し野球を始め[3]、2年時から本格的に投手を務める[4]。横芝光町立横芝中学校時代は同校の軟式野球部に所属、3年春には選抜チームの「オール山武」で県大会優勝[5]、千葉県選抜にも選出された[4]。軟式野球部の2学年下に早川隆久がいる[6]。
横浜高等学校に進学。1年秋からベンチ入りし、2年春からエース[7]。2年夏に出場した第95回全国高等学校野球選手権大会では、丸亀との初戦(2回戦)に先発し、14奪三振で1失点完投勝利[8]。3回戦では髙橋光成擁する前橋育英を相手に先発したが、6回5失点で敗れた[9]。3年春もエースとして第86回選抜高等学校野球大会に出場。八戸学院光星との1回戦に先発したが、3度の登板で合計7失点し初戦敗退した[10]。同年夏は神奈川県大会準決勝で東海大相模に敗れ、3季連続の甲子園出場を逃した[7]。同学年に淺間大基、髙濱祐仁、渡邊佳明、2学年下に藤平尚真がいる。
国際武道大学に進学後、1年春から救援投手としてベンチ入り。肩肘への負担を考慮され、1年の間は1試合1イニングに限定して起用された[7]。2年からは先発に定着し、以降エースとして活躍[7]。2年春には3完封を含む6勝を挙げ、夏の第40回日米大学野球選手権に出場する日本代表に選出された[7]。3年春にはリーグMVP、最多勝など4冠を獲得し、大学選手権準優勝にも貢献、夏の第29回ユニバーシアードに出場する日本代表に2年連続で選出された[7]。しかし、4年春に左肘を故障した影響もあり、その年のドラフト会議では指名漏れとなった[11]。リーグ戦通算50試合登板で、24勝5敗、防御率1.92、92奪三振。
JR東日本に入社。1年目から主に先発として公式戦に出場し、第90回都市対抗野球大会に出場。NTT西日本との3回戦に救援で大会初登板し、3回を無失点に抑えたが、チームは敗れた[12]。2年目になると、本格的に取り組んでいたウエイトトレーニングにより球速が最速146km/hを記録するなど飛躍[11]。2020年10月5日の第91回都市対抗野球大会の東京都第一代表決定戦に先発し、NTT東日本を相手に9回途中まで無安打に抑える好投を見せ、1安打完封勝利で本戦出場を決めた[13]。同社勤務時には施設部工事課に所属した[14]。
2020年のドラフト会議にて阪神タイガースから2巡目指名を受けた[15]。契約金7000万円、年俸1300万円で仮契約(金額は推定)[16]。背番号は27[17]。
ドラフト指名後に出場した都市対抗本戦では、同じく阪神から6巡目指名を受けた中野拓夢擁する三菱自動車岡崎との1回戦に先発し、9回2失点と完投してチームのサヨナラ勝利に貢献[18]。Honda熊本との2回戦では、3点ビハインドの7回一死から4番手として救援し1回 2/3を無失点に抑えるも、チームはそのまま敗退した[19]。
阪神時代
2021年、ルーキーながら開幕ローテーション入りを果たした。3月31日の広島東洋カープ戦(Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島)でプロ初先発し、5回2失点という内容で初登板初勝利とはならなかったが[20]、4月7日の読売ジャイアンツ戦(阪神甲子園球場)での登板で7回1失点でプロ初勝利を挙げた[21]。4月24日の横浜DeNAベイスターズ戦(甲子園)では、9回1失点でプロ初完投勝利を挙げた[22][注 1]。10月24日の広島戦(マツダ)で5回2/3を1失点に抑えて勝ち星を挙げたことで、球団の新人では2013年の藤浪晋太郎以来9人目、球団の新人左腕としては1967年の江夏豊以来3人目のシーズン10勝目に到達した[23]。また、10月は5試合で3勝負けなし1ホールド・防御率0.98と好成績を残し、10月・11月度のセ・リーグ月間MVP投手部門を受賞した。シーズン通じて10勝7敗、規定投球回には僅か2回2/3足りないながら防御率2.44を記録し[24]、特に横浜相手に相性がよかったとされる[25]。新人王は受賞できなかったものの、佐藤輝明、中野拓夢、牧秀悟、奥川恭伸と共に新人特別賞を受賞した[26]。オフに3100万円増の推定年俸4400万円で契約更改した[27]。
2022年、5月22日の巨人戦(甲子園)でプロ初となる完封勝利を挙げた[28]。最終的には2年連続で規定投球回に到達できなかったものの、両リーグ最多となる6完投を記録、阪神のAクラス入りに貢献した。シーズン終了後、トレードにより髙濱祐仁と高校以来再びチームメイトとなる。今季は先発ローテ唯一の左腕として20試合に登板し、9勝5敗、防御率2・63。両リーグ最多6完投の成績を残す[29]。12月1日には8000万円で契約を更改した[30]。
選手としての特徴・人物
球の出どころが見えづらい投球フォームから[31]、最速146km/hのストレートを軸にツーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークなどの多彩な変化球を投げる[32][33]。低めへの制球力に優れ[15]、ゲームメイク能力に長ける[6][34]。
プロゴルファーを目指していた父親の影響で、幼少期からゴルフにも触れていた(ベストスコアは80)[4]。名前の由来は「ジャンボ尾崎」こと尾崎将司から[4]。弟もタイガー・ウッズから取って「大雅(たいが)」と名付けられている[4]。
祖母からは「マシ」と呼ばれている[36]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021 | 阪神 | 23 | 22 | 1 | 0 | 0 | 10 | 7 | 0 | 1 | .588 | 557 | 140.1 | 119 | 15 | 34 | 3 | 3 | 79 | 1 | 0 | 42 | 38 | 2.44 | 1.09 |
2022 | 20 | 20 | 6 | 2 | 2 | 9 | 5 | 0 | 0 | .643 | 539 | 136.2 | 119 | 10 | 22 | 3 | 2 | 92 | 1 | 0 | 45 | 40 | 2.63 | 1.03 | |
通算:2年 | 43 | 42 | 7 | 2 | 2 | 19 | 12 | 0 | 1 | .613 | 1096 | 277.0 | 238 | 25 | 56 | 6 | 5 | 171 | 2 | 0 | 87 | 78 | 2.53 | 1.06 |
- 2022年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2021 | 阪神 | 23 | 10 | 25 | 1 | 0 | .972 |
2022 | 20 | 7 | 28 | 1 | 0 | .972 | |
通算 | 23 | 17 | 53 | 2 | 0 | .972 |
- 2022年度シーズン終了時
表彰
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発:2021年3月31日、対広島東洋カープ2回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、5回2失点で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、1回表に菊池涼介から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2021年4月7日、対読売ジャイアンツ2回戦(阪神甲子園球場)、7回1失点
- 初完投・初完投勝利:2021年4月24日、対横浜DeNAベイスターズ5回戦(阪神甲子園球場)、9回1失点
- 初ホールド:2021年10月13日、対読売ジャイアンツ24回戦(東京ドーム)、4回裏に3番手で救援登板、3回無失点
- 初完封勝利:2022年5月22日、対読売ジャイアンツ12回戦(阪神甲子園球場)、9回8安打無四球無失点2奪三振
- 打撃記録
- 初打席:2021年3月31日、対広島東洋カープ2回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、3回表に床田寛樹から左飛
- 初安打:2021年4月24日、対横浜DeNAベイスターズ5回戦(阪神甲子園球場)、1回裏に上茶谷大河から中前安打
- 初打点:2022年4月6日、対横浜DeNAベイスターズ2回戦(阪神甲子園球場)、5回裏に石田健大から左前適時打
- その他の記録
背番号
- 27(2021年 - )
登場曲
- 「My Resort」¥ellow bucks(2021年)
- 「GIOTF feat. JP THE WAVY」¥ellow Bucks(2022年 - )
代表歴
- 第40回日米大学野球選手権大会日本代表
- 第29回夏季ユニバーシアード野球競技日本代表
脚注
注釈
出典
- ^ “阪神 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ (2022年12月1日). 2022年12月1日閲覧。
- ^ “阪神・伊藤将 テーマは直球「左右、高低を意識」4日エキシビ先発へ”. デイリースポーツ (2021年8月3日). 2021年8月4日閲覧。
- ^ “【阪神新人連載】伊藤将 運命変えた1球のキャッチボール 左投げの捕手、幼少期には伝説の数々”. Sponichi Annex (2020年12月15日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ a b c d e “【阪神新人紹介】ドラフト2位・伊藤将司【1】”. デイリースポーツonline (2020年11月15日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神、JR東日本・伊藤将司投手を2位指名 成熟された名門のエース 左腕対決で完勝の勝負強さ”. Sponichi Annex (2020年10月26日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ a b “阪神D2位・伊藤、早大・早川に負けん!1年目からローテ定着&2桁勝つ”. SANSPO.COM (2020年10月29日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ a b c d e f “【阪神新人紹介】ドラフト2位・伊藤将司【2】”. デイリースポーツonline (2020年11月16日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “横浜vs丸亀 横浜、「タレント力」で丸亀を制圧!”. 高校野球ドットコム (2013年8月13日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “前橋育英・高橋光3連続完投で横浜撃破 - 高校野球ニュース”. 日刊スポーツ (2013年8月18日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “八戸学院光星、15安打9得点で横浜下す/センバツ”. SANSPO.COM (2014年3月27日). 2020年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
- ^ a b “【阪神新人紹介】ドラフト2位・伊藤将司【3】”. デイリースポーツonline (2020年11月17日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “NTT西日本 vs JR東日本 テキスト速報-第90回都市対抗野球大会”. 一球速報.com | OmyuTech. 2020年10月27日閲覧。
- ^ “JR東日本ドラフト候補左腕・伊藤将司、1安打完封…都市対抗都第1代表決定戦”. スポーツ報知 (2020年10月5日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神2位伊藤将司は希望の光「猛虎魂の片隅にJR魂も忘れず」同僚ら応援”. 日刊スポーツ (2021年4月7日). 2021年10月7日閲覧。
- ^ a b “阪神2位のJR東日本・伊藤将司はポスト能見目指す”. 日刊スポーツ (2020年10月26日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神ドラ2伊藤将司が仮契約「目標は大きく10勝」”. 日刊スポーツ (2020年12月2日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神ドラ2伊藤将司は「27」/新人背番号一覧”. 日刊スポーツ (2020年12月7日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “都市対抗で阪神の新人対決実現! ドラ2・伊藤将がドラ6・中野を封じるも「打撃はすごく上手い」”. Sponichi Annex (2020年11月25日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “【都市対抗野球】JR東日本は2年ぶり8強入りならず 阪神2位・伊藤の好救援実らず”. スポーツ報知 (2020年11月29日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神ルーキー・伊藤将は上々デビューも初勝利ならず 5回2失点で同点のまま降板”. デイリースポーツ. (2021年3月31日) 2021年5月8日閲覧。
- ^ “阪神伊藤将司プロ初勝利、勝利球は「両親にあげたいと思います」”. 日刊スポーツ. (2021年4月7日) 2021年5月8日閲覧。
- ^ a b “阪神ドラ2伊藤将プロ初完投で2勝目「いや~最高です!」1回には初安打も”. 日刊スポーツ. (2021年4月24日) 2021年5月8日閲覧。
- ^ “矢野監督絶賛の強心臓!阪神伊藤将司「投球スタイル崩さず」力まず10勝目”. 日刊スポーツ (2021年10月24日). 2021年10月26日閲覧。
- ^ “阪神・伊藤将 “能見流”全部吸収で「最多勝獲る」 志願の弟子入りで開眼”. デイリースポーツ online (2022年1月15日). 2022年1月15日閲覧。
- ^ “阪神連勝へ 先発はDeNAキラー伊藤将、小幡が2試合連続スタメン”. デイリースポーツ online (2022年4月6日). 2022年4月6日閲覧。
- ^ “阪神伊藤将司が新人特別賞 球団新人左腕では江夏以来54年ぶり10勝評価”. 日刊スポーツ (2021年12月16日). 2022年1月29日閲覧。
- ^ “阪神伊藤将司、赤星超え238%増4400万円「来年も2桁勝利」”. 日刊スポーツ (2021年12月14日). 2021年12月14日閲覧。
- ^ “阪神復刻ユニで巨人に2連勝 伊藤将が復帰登板で今季初勝利をプロ初完封で飾る”. デイリースポーツ (2022年5月22日). 2022年5月22日閲覧。
- ^ “阪神・伊藤将“岡田の考え”吸収で規定到達へ基盤作る 毎日ブルペン「監督が言っているなら」”. デイリースポーツ online (2022年10月30日). 2022年10月30日閲覧。
- ^ “阪神・伊藤将 8000万円で更改 おしゃれスーツで会見「一丸になって“アレ”を」”. デイリースポーツ (2022年12月1日). 2022年12月1日閲覧。
- ^ “阪神D2位指名のJR東日本・伊藤将司、“能見魂”で奪三振王!”. SANSPO.COM (2020年10月27日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神2位伊藤将司指名あいさつに「2桁はいきたい」”. 日刊スポーツ (2020年10月28日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “ドラフト候補のJR東・伊藤が1安打完封! 11年連続の都市対抗本戦出場決める”. Full-Count (2020年10月5日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神 ドラ2伊藤将司の活躍に太鼓判「内海や浜口のようなタイプ」内田順三氏の視点”. デイリースポーツonline (2020年12月1日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “阪神・伊藤将 能見師匠へ恩返し誓う 2年連続2桁星で“教え”体現する” (2022年9月16日). 2022年9月16日閲覧。
- ^ “阪神・伊藤将の祖母・功子さん 初めて叶った“夢”の聖地観戦 「マシ」にエール”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年12月20日) 2022年12月20日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 伊藤将司 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手プロフィール - 阪神タイガース公式サイト
- 伊藤将司 (@M050827M) - X(旧Twitter)
- 伊藤将司/ Masashi Itoh (@masashiiim0508) - Instagram