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* [https://www.baystars.co.jp/players/detail/1300031 平良 拳太郎] - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト |
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2023年1月27日 (金) 04:59時点における版
横浜DeNAベイスターズ #59 | |
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2021年3月6日、横浜スタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 沖縄県国頭郡今帰仁村 |
生年月日 | 1995年7月12日(29歳) |
身長 体重 |
180 cm 80 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2013年 ドラフト5位 |
初出場 | 2016年4月7日 |
年俸 | 2000万円(2023年)[1][2] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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派遣歴 | |
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この表について
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平良 拳太郎(たいら けんたろう、1995年7月12日 - )は、沖縄県国頭郡今帰仁村出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。
経歴
プロ入り前
今帰仁村立今帰仁中学校時代からエースとして活躍[3]。
沖縄県立北山高等学校時代はチームを沖縄県春季大会優勝・2013年春季九州大会8強に導き、センバツ出場の創成館を相手に16奪三振の2安打完封勝ちを収めている[4]。
2013年のプロ野球ドラフト会議で読売ジャイアンツに5位で指名され、入団した。背番号は92。
巨人時代
2015年、4月28日に同僚の岡本和真、和田恋と共に[5]「侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜」のNPB選抜に選出されたことが発表された[6]。
2016年、4月7日の対阪神タイガース戦でプロ初登板・初先発。3回までは4者連続三振を奪うなど無失点の好投で、3回裏の初打席ではランディ・メッセンジャーから右前に運んだが、前進守備の右翼手福留孝介が一塁に素早く送球し「ライトゴロ」となった[7]。直後の4回表にはその福留に先制2点本塁打を打たれ、さらにメッセンジャーに2点適時打を打たれるなど4回途中4失点で降板した。オフにはチームメイトの岡本和真・高木勇人と共に、プエルトリコのウインターリーグへ派遣された[8]。
DeNA時代
2017年、1月5日にFAで巨人へ移籍した山口俊の人的補償として横浜DeNAベイスターズへの移籍が発表された[9][10]。背番号は59。開幕は二軍スタートだったが、離脱が相次いだ先発ローテーションの穴を埋める形で5月10日に一軍昇格。対中日ドラゴンズ戦に移籍後初登板・初先発し、5回を1失点に抑えてプロ初勝利を手にした[11][12]。
2018年、キャンプで右膝を負傷して開幕を二軍で迎えたが[13]、シーズン初登板となった5月18日の阪神タイガース戦では5回1失点で初勝利を挙げた[14]。その後も先発ローテーションの一角として13試合に登板し、5勝3敗を記録した。
2019年も怪我の影響で開幕を二軍で迎えたが、5月29日に一軍登板を果たすと、7月終了までで7試合に先発して防御率1.58と好投を続け、四死球も40イニングを投げて5つしかなかった。しかし、8月に入ると早いイニングから連打されて失点するケースが多くなり、最終的に防御率4.11と悪化した。右の先発としてはシーズンを通して上茶谷大河に次ぐ70イニングを投げた。
2020年、プロ入り後初めて開幕ローテーション入りを果たし、登板2戦目にシーズン初勝利を挙げた。翌週の東京ヤクルトスワローズ戦でも好投を見せると、防御率は0点台に突入[15]するなどシーズン序盤は好調をキープ。しかし、その後は好投していても打線の援護に恵まれず、また援護をもらっても後続の投手陣が打ち込まれて勝ちを消されるなどの不運が続き、最終的な成績は4勝6敗で負け越しとなった。それでも防御率は2点台前半、QS率も71.4%と、指標的には安定した成績を残した。
2021年、開幕ローテーション入りを果たし、3月28日の読売ジャイアンツ戦に先発したが、右肘の異常を訴え6回途中で降板し[16]、翌29日に登録抹消[17]。再調整後の4月8日の中日ドラゴンズ戦後にも異常を訴え再度登録抹消[18]。6月7日に横浜市内の病院で右肘内側側副靱帯再建手術を受けたことが球団から発表された[19]。シーズンオフには自由契約となったが、12月9日に育成選手として再契約した[20]。年俸は前年より600万円減となる2700万円で、背番号は059に変更となった[20]。
2022年は、リハビリを経て、昨年5月23日の二軍戦以来となる7月中の実戦復帰を予定していたが、7月22日に発熱や頭痛症状を訴え、新型コロナウィルスの陽性判定を受けた[21]。その後、実戦復帰の目処が立ったとして7月30日、 同じく育成選手である宮城滝太と共に支配下選手として登録され、背番号も59になることが球団から発表された[22][23]。感染症の療養が終了し、8月26日のヤクルトとのイースタン・リーグ公式戦(ヤクルト戸田球場)で実戦復帰登板を果たし、2回を完全に抑え込む投球を見せた[24]。シーズン中の一軍登板はせず、シーズン終了後はみやざきフェニックス・リーグで登板し、リハビリプログラムを終えた[25]。
選手としての特徴
長い手足と柔軟性を生かしたトルネード気味の変則サイドスローから、最速148km/h[26]・平均140km/h前後のストレートを投げ込む。変化球を低めに集め、打者のバランスを崩し、ゴロを量産する投球が持ち味[27]。球種は130km/h台後半のツーシーム気味のシンカー、カットボール、120km/h台後半のスライダーを巧みに使い分ける[28]。投球の3 - 4割を占めるスライダーには、浮くスライダーと三振を取りに行く落ちるスライダーの2種類がある[28]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 巨人 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 18 | 3.2 | 4 | 1 | 3 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 4 | 9.82 | 1.91 |
2017 | DeNA | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 71 | 14.0 | 21 | 4 | 9 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 | 16 | 11 | 7.07 | 2.14 |
2018 | 13 | 13 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 0 | 0 | .625 | 284 | 67.0 | 65 | 9 | 29 | 2 | 0 | 53 | 2 | 0 | 29 | 26 | 3.49 | 1.40 | |
2019 | 15 | 14 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 | 0 | 0 | .455 | 289 | 70.0 | 68 | 9 | 17 | 2 | 0 | 55 | 0 | 1 | 34 | 32 | 4.11 | 1.21 | |
2020 | 14 | 14 | 1 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 0 | .400 | 335 | 83.1 | 75 | 3 | 17 | 2 | 2 | 65 | 0 | 0 | 24 | 21 | 2.27 | 1.10 | |
2021 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 39 | 10.0 | 6 | 0 | 3 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0.90 | 0.90 | |
通算:6年 | 49 | 48 | 1 | 0 | 0 | 15 | 19 | 0 | 0 | .441 | 1036 | 248.0 | 239 | 26 | 78 | 6 | 3 | 189 | 2 | 1 | 108 | 95 | 3.45 | 1.28 |
- 2022年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | 巨人 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2017 | DeNA | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1.000 |
2018 | 13 | 6 | 13 | 0 | 1 | 1.000 | |
2019 | 15 | 3 | 11 | 1 | 1 | .933 | |
2020 | 14 | 4 | 16 | 0 | 1 | 1.000 | |
2021 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
通算 | 49 | 13 | 42 | 1 | 4 | .982 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2016年4月7日、対阪神タイガース3回戦(東京ドーム)、3回2/3を4失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、1回表にマット・ヘイグから見逃し三振
- 初勝利・初先発勝利:2017年5月10日、対中日ドラゴンズ8回戦(ナゴヤドーム)、5回を1失点
- 初完投:2020年11月5日、対中日ドラゴンズ24回戦(ナゴヤドーム)、8回2失点で敗戦投手
- 打撃記録
- 初打席:2016年4月7日、対阪神タイガース3回戦(東京ドーム)、3回裏にランディ・メッセンジャーから右翼ゴロ
- 初安打:2017年5月10日、対中日ドラゴンズ8回戦(ナゴヤドーム)、4回表に小笠原慎之介から右前安打
- 初犠打:2018年8月7日、対ヤクルトスワローズ15回戦(明治神宮野球場)、4回表に小川泰弘から投犠打
背番号
- 92(2014年 - 2016年)
- 59(2017年 - 2021年、2022年7月30日 - )
- 059(2022年 - 同年7月29日)
登場曲
- 「それでも信じてる」FUNKY MONKEY BABYS(2014年 - 2016年)
- 「ハイサイ!沖縄ぬちゅらかーぎー」伊禮俊一(2017年 - )
脚注
- ^ “DeNA - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2022年11月22日閲覧。
- ^ “DeNA・平良 700万円減で更改「来年勝負できる形はできた」昨年6月に右肘手術”. デイリースポーツ (2022年11月21日). 2022年11月21日閲覧。
- ^ “参加チーム 第26回全日本少年軟式野球大会”. 財団法人 全日本軟式野球連盟. 2019年12月1日閲覧。
- ^ “北山、初陣8強 九州高校野球”. 琉球新報. (2013年4月21日) 2022年11月24日閲覧。
- ^ “NPB選抜に平良、岡本、和田の3選手が選出 6月に侍ジャパン大学日本代表の壮行試合”. 読売巨人軍公式サイト (2015年4月28日). 2015年5月24日閲覧。
- ^ “出場メンバー | ユニバーシアード日本代表壮行試合「侍ジャパン大学日本代表 対 NPB選抜」”. 日本野球機構 (2015年4月28日). 2015年5月24日閲覧。
- ^ “巨人・平良ライトゴロ “初安打”幻に”. デイリースポーツ (2016年4月7日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “巨人岡本、高木らプエルトリコ派遣 12月帰国予定”. 日刊スポーツ (2016年10月26日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “DeNAが平良の入団を発表 山口の人的補償として”. デイリースポーツ (2017年1月5日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “平良拳太郎選手 獲得のお知らせ”. 横浜DeNAベイスターズ (2017年1月5日). 2017年1月5日閲覧。
- ^ “人的補償で巨人から加入のDeNA・平良、移籍後初先発でプロ初勝利「嶺井さんに助けられながら”. サンケイスポーツ. (2017年5月10日) 2017年6月18日閲覧。
- ^ “プロ初勝利の平良 初勝利は「祈っていました」”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2017年5月10日) 2017年6月18日閲覧。
- ^ “DeNA平良「驚きの方が強い」17日今季初先発へ”. 日刊スポーツ. (2018年5月14日) 2018年10月16日閲覧。
- ^ “DeNA平良、ウイニングボールは恩師・神谷監督へ”. 日刊スポーツ. (2018年5月18日) 2018年10月16日閲覧。
- ^ “DeNA・平良が7回3安打無失点で2勝目 3戦連続好投、防御率0点台に突入”. デイリースポーツ. (2020年7月5日) 2020年7月5日閲覧。
- ^ “DeNA平良が負傷交代「申し訳ない」右肘に張り”. 日刊スポーツ (2021年3月28日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “DeNA・平良、右肘の張りで登録抹消 川村コーチ「まだ張りが強いと…」”. サンケイスポーツ (2021年3月29日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “DeNA平良が抹消、右肘張り 中6日では「厳しい」三浦監督”. 日刊スポーツ (2021年4月10日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “DeNA平良トミー・ジョン手術無事終了「早く投げられるよう」”. 日刊スポーツ (2021年6月7日). 2021年6月7日閲覧。
- ^ a b “DeNA平良が育成選手契約 6月右肘TJ手術、600万円減「仕方ない」”. 日刊スポーツ. (2021年12月9日) 2021年12月9日閲覧。
- ^ “DeNA平良が育成選手契約 6月右肘TJ手術、600万円減「仕方ない」”. サンスポ. (2022年7月23日) 2022年7月31日閲覧。
- ^ “平良拳太郎選手、宮城滝太選手 支配下選手として契約”. 横浜DeNAベイスターズ (2022年7月30日). 2022年7月30日閲覧。
- ^ “【DeNA】平良拳太郎を支配下登録へ 昨年6月に右肘手術、過密日程の後半戦重要なピースに”. 日刊スポーツ. (2022年7月30日) 2022年7月31日閲覧。
- ^ “DeNA・平良拳太郎、右肘手術乗り越え、ヤクルトとの2軍戦で460日ぶり実戦登板 坂口、川端ら斬り2回完全”. サンスポ. (2022年8月26日) 2022年8月26日閲覧。
- ^ “DeNA・平良拳太郎「開幕ローテーションに入る」 21年6月の右肘手術から復活へ”. サンスポ. (2022年11月5日) 2022年11月24日閲覧。
- ^ “6戦連続QS中のDeNA・平良拳太郎。成績向上の陰には、新女房・戸柱恭孝の存在が!”. THE DIGEST (2020年8月2日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ “ベイスターズ平良拳太郎の変化とは。登板2戦でQS、老練な投球の秘密。”. Number Web. p. 1 (2020年7月5日). 2020年7月5日閲覧。
- ^ a b “ベイスターズ平良拳太郎の変化とは。登板2戦でQS、老練な投球の秘密。”. Number Web. p. 2 (2020年7月5日). 2020年7月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 平良拳太郎 - NPB.jp 日本野球機構
- 平良 拳太郎 - 横浜DeNAベイスターズ公式サイト