「維新の党」の版間の差分
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|解散年月日 = [[2016年]][[3月27日]]<ref>2016年(平成28年)4月28日総務省告示第201号「政治資金規正法の規定による政治団体の解散の届出があったので公表する件」</ref> |
|解散年月日 = [[2016年]][[3月27日]]<ref>2016年(平成28年)4月28日総務省告示第201号「政治資金規正法の規定による政治団体の解散の届出があったので公表する件」</ref> |
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|解散理由 = [[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]との合流([[民進党]]の結党) |
|解散理由 = [[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]との合流([[民進党]]の結党) |
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|後継政党 = |
|後継政党 =民進党<ref name="britannica"/><br />[[おおさか維新の会]]<ref name="britannica"/><br />[[改革結集の会]]<ref>[https://kotobank.jp/word/%E6%94%B9%E9%9D%A9%E7%B5%90%E9%9B%86%E3%81%AE%E4%BC%9A-1728492#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 デジタル大辞泉 - かいかくけっしゅう‐の‐かい〔カイカクケツシフ‐クワイ〕【改革結集の会】]. [[コトバンク]]. 2019年4月24日閲覧。</ref> |
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|郵便番号 = 542-0082 |
|郵便番号 = 542-0082 |
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|本部所在地 = [[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[島之内]]1-17-16 三栄長堀ビル |
|本部所在地 = [[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[島之内]]1-17-16 三栄長堀ビル{{ウィキ座標|34|40|29.4|N|135|30|28.4|E|region:JP|地図}}<ref>{{WAP|pid=9552500|url=ishinnotoh.jp/|title=維新の党|date=2015年12月11日}}<br />※この時点における党公式ウェブサイト最下部には大阪・東京両方の党本部の住所が記載せれている。</ref>(分裂前)<br />〒100-0014<br />[[東京都]][[千代田区]][[永田町]]二丁目9-6 十全ビル101{{ウィキ座標|35|40|31.3|N|139|44|29|E|region:JP|地図|name=維新の党東京本部}}<ref>{{WAP|pid=9586455|url=ishinnotoh.jp/|title=維新の党|date=2016年1月6日}}<br />※この時点における党公式ウェブサイト最下部に記載せれている党本部の住所は東京本部だけになっている。</ref>(分裂後) |
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|政治的思想・立場 = |
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|機関紙 = |
|機関紙 = |
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|シンボル = {{interlang|en|File:Japan Innovation Party logo.svg|白抜きで"ISHIN"と書かれた青の円の右上にメビウスの輪}} |
|シンボル = {{interlang|en|File:Japan Innovation Party logo.svg|白抜きで"ISHIN"と書かれた青の円の右上にメビウスの輪}} |
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|国際組織 = |
|国際組織 = |
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|その他 = ※ [[2014年]][[9月21日]]に[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]から党名変更 |
|その他 = ※ [[2014年]][[9月21日]]に[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]から党名変更 |
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⚫ | |代表=[[松野頼久]]|ウェブサイト=https://archive-ishinnotoh.minshin.or.jp|サイトタイトル=維新の党|政治的立場=[[中道右派]]<ref>{{cite magazine|last=Harris|first=Tobias|date=2016年4月22日|url=https://foreignpolicy.com/2016/04/22/make-japan-democratic-again/|title=Make Japan Democratic Again|magazine=Foreign Policy}}</ref><ref>{{cite journal|last=DeWit|first=Andrew|title=Japan's "National Resilience Plan": Its Promise and Perils in the Wake of the Election|journal=The Asia-Pacific Journal: Japan Focus|date=2014年12月21日|volume=12|issue=51|url=https://apjjf.org/-Andrew-DeWit/4240/article.pdf}}</ref><ref>{{cite thesis|author=Sung Jeongah|date=2016年5月14日|url=https://repository.library.georgetown.edu/bitstream/handle/10822/1050738/Sung_georgetown_0076M_14030.pdf|title=Becoming Electable: The Causes of the Success and Failures of Opposition Parties in Japan, South Korea, and Taiwan|type=MA|publisher=Georgetown University}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://foreignpolicy.com/2016/04/22/make-japan-democratic-again/ |title=Make Japan Democratic Again |accessdate=2020-11-08 |author=Tobias Harris |date=2016-04-22 |website=Foreign Policy|publisher=The Slate Group |quote=Officially translated as the Democratic Party, or DP, the new party is the result of a merger between the centrist DPJ and the smaller center-right Japan Innovation Party (JIP). |language=en }}</ref>|政治的思想=[[右派ポピュリズム]]<ref>{{Cite journal|title=維新の党 ― 右派ポピュリズムはリベラルを超えるか|author=|url=https://satoshi-fujii.com/wp/wp-content/uploads/2015/09/sympo3_murakami.pdf|journal=|date=2015-09-23}}</ref><br />[[保守|保守主義]]<ref name="digital">[https://kotobank.jp/word/%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%81%AE%E5%85%9A-1689629#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 デジタル大辞泉 - いしん‐の‐とう〔ヰシンのタウ〕【維新の党】] [[コトバンク]]. 2018年8月7日閲覧。</ref><br />[[統治機構]]改革{{refnest|name="outline"| {{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/about/outline|title=綱領|党について|維新の党|date=2016年4月15日}}}}<ref name="chiezo">[https://kotobank.jp/word/%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%81%AE%E5%85%9A-1689629#E7.9F.A5.E6.81.B5.E8.94.B5 知恵蔵] [[コトバンク]]. 2018年8月7日閲覧。</ref><br />[[民権]]{{refnest|name="outline"}}・[[地方分権]]<ref name="chiezo"/><br />[[自由民主主義]]{{refnest|name="outline"}}<br />[[小さな政府]]<ref name="chiezo"/><br />[[大阪都構想]]<ref name="chiezo"/>}} |
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|代表=[[松野頼久]]}} |
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'''維新の党'''(いしんのとう、{{lang-en-short|Japan Innovation Party}})とは、かつて存在した[[日本の政党]]。[[小さな政府]]、[[地方分権]]、[[官主主義|官僚主導]]の打破などを基本理念に掲げる<ref name="chiezo"/>[[保守政党]]である<ref name="digital"/>。略称は、'''維新'''。1字表記の際は、'''維'''。 |
'''維新の党'''(いしんのとう、{{lang-en-short|Japan Innovation Party}})とは、かつて存在した[[日本の政党]]。[[小さな政府]]、[[地方分権]]、[[官主主義|官僚主導]]の打破などを基本理念に掲げる<ref name="chiezo"/>[[保守政党]]である<ref name="digital"/>。略称は、'''維新'''。1字表記の際は、'''維'''。 |
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[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]共同代表で[[結いの党]]との合流に肯定的であった[[橋下徹]]らのグループは2014年[[8月1日]]に新たに「日本維新の会」の設立を届け出たうえで、改めて結いの党との合流に向けた交渉をスタートさせた。その後[[衆議院]]での統一会派結成などを経て、協議の結果9月21日に結党大会を開き、翌22日に[[大阪府]][[選挙管理委員会]]を通じて[[総務大臣]]に『'''維新の党'''』の設立を届け出ることとした。 |
[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]共同代表で[[結いの党]]との合流に肯定的であった[[橋下徹]]らのグループは2014年[[8月1日]]に新たに「日本維新の会」の設立を届け出たうえで、改めて結いの党との合流に向けた交渉をスタートさせた。その後[[衆議院]]での統一会派結成などを経て、協議の結果9月21日に結党大会を開き、翌22日に[[大阪府]][[選挙管理委員会]]を通じて[[総務大臣]]に『'''維新の党'''』の設立を届け出ることとした。 |
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発足から向こう1年は両党から1人ずつ共同代表を出すこと、東京と大阪の双方に本部を置くことなどが決められるなど、結い側にも譲歩した組織となったが、登記上政党の主たる本部を大阪本部とし、代表者を橋下徹とすること、さらに手続き上は日本維新の会が改称し、結いの党が解党したうえで合流する形となるなど、日本維新側に若干の優位が見られる<ref>{{ |
発足から向こう1年は両党から1人ずつ共同代表を出すこと、東京と大阪の双方に本部を置くことなどが決められるなど、結い側にも譲歩した組織となったが、登記上政党の主たる本部を大阪本部とし、代表者を橋下徹とすること、さらに手続き上は日本維新の会が改称し、結いの党が解党したうえで合流する形となるなど、日本維新側に若干の優位が見られる<ref>{{Wayback|url=http://www.asahi.com/articles/ASG975743G97UTFK33W.html|title=橋下・江田氏、共同代表へ 維新・結い、本拠地は大阪に:朝日新聞デジタル|date=20140907220344}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140918/stt14091819140009-n1.htm|title=新党「維新の党」、代表者の届け出は「橋下氏」 - MSN産経ニュース|date=20140919012932}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140907/stt14090718580008-n1.htm|title=橋下、江田両氏の共同代表制 維新・結い新党、党名に「維新」残す - MSN産経ニュース|date=20140908045743}}</ref>。 |
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しかし2015年11月、旧結いの党代表[[江田憲司]](橋下は2014年12月に共同代表辞任)から代表を引き継いだ[[松野頼久]]率いる執行部に反発したグループが[[日本維新の会 (2016-)|おおさか維新の会]]を、また同年12月に松野執行部にもおおさか維新にもつかない議員5人が[[改革結集の会]]を、それぞれ結成して離脱。 |
しかし2015年11月、旧結いの党代表[[江田憲司]](橋下は2014年12月に共同代表辞任)から代表を引き継いだ[[松野頼久]]率いる執行部に反発したグループが『'''[[日本維新の会 (2016-)|おおさか維新の会]]'''』を、また同年12月に松野執行部にもおおさか維新にもつかない議員5人が『[[改革結集の会]]』を、それぞれ結成して離脱。 |
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2016年3月27日に解党し、民主党を前身とする『[[民進党]]』に合流した<ref name="nikkei001" />。この民進党には改革結集の会の議員も[[小沢鋭仁]]を除いて合流している。 |
2016年3月27日に解党し、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]を前身とする『[[民進党]]』に合流した<ref name="nikkei001" />。この民進党には改革結集の会の議員も[[小沢鋭仁]]を除いて合流している。 |
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== 党名 == |
== 党名 == |
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党名に関して当初から「'''維新'''」の名称を残したい維新側と、全く新しい名称で党イメージの刷新を図りたい結い側で長く協議がもつれ、一時は橋下代表が「もう『あ党』でも『い党』でもなんでもいい」と発言したが<ref>{{ |
党名に関して当初から「'''維新'''」の名称を残したい維新側と、全く新しい名称で党イメージの刷新を図りたい結い側で長く協議がもつれ、一時は橋下代表が「もう『あ党』でも『い党』でもなんでもいい」と発言したが<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140909/stt14090922040013-n1.htm|title=橋下氏「もうどうでもいい」 維新・結いの新党名対立 - MSN産経ニュース|date=20140909150641}}</ref>、最終的に『'''維新の党'''』とすることで妥結した。一方、党名の英訳語には日本維新の会で用いられた{{lang|en|"[[wikt:restoration|Restoration]]"}}が「王政復古」を意味し、外国メディアの混乱や[[復古主義]]への警戒を招いていることが永らく指摘されていたが、今回{{lang|en|"[[wikt:innovation|Innovation]]"}}([[イノベーション]])と改められた<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140921/stt14092117330006-n1.htm|title=維新の党、ロゴマーク発表 - MSN産経ニュース|date=20140921170719}}</ref>。 |
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== 党史 == |
== 党史 == |
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江田らは従来から日本維新の会などとの選挙協力や将来的な政界再編を目指しており、[[2014年]]1月からは結いの党と日本維新の会の政策協議がスタート、さらに地方議会レベルでは[[東京都議会]]、[[神奈川県議会]]などで結いの党と日本維新の会の合同会派が続々と誕生した。これに対して今度は日本維新の会内で、結いの党との合流に肯定的な橋下のグループと否定的な[[石原慎太郎]]のグループとの党内対立が激化。結果、日本維新の会は[[7月31日]]に解党した。 |
江田らは従来から日本維新の会などとの選挙協力や将来的な政界再編を目指しており、[[2014年]]1月からは結いの党と日本維新の会の政策協議がスタート、さらに地方議会レベルでは[[東京都議会]]、[[神奈川県議会]]などで結いの党と日本維新の会の合同会派が続々と誕生した。これに対して今度は日本維新の会内で、結いの党との合流に肯定的な橋下のグループと否定的な[[石原慎太郎]]のグループとの党内対立が激化。結果、日本維新の会は[[7月31日]]に解党した。 |
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翌[[8月1日]]、石原らは[[日本のこころ (政党)|次世代の党]]を結党し離脱、残った議員が改めて日本維新の会(法的には、前日に解散された日本維新の会とは同名義の別団体)を再結党し総務大臣に設立届けを提出<ref>2014年(平成26年)10月3日総務省告示358号「政党助成法第二十三条第四項の規定による未交付金の交付を受けようとする分割政党の届出があったので公表する件」</ref>。[[8月3日]]、日本維新の会と結いの党が合流に向けて新党設立準備会を設立<ref>{{cite news |newspaper=[[日本経済新聞]] |title=維新・結いが新党設立準備会 9月合流へ7政策合意 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H04_T00C14A8PE8000/ |date=2014-08-03 |accessdate=2014-09-21}}</ref>。9月10日の合同[[両院議員総会]]で新党名が「'''維新の党'''」に正式決定された<ref>{{ |
翌[[8月1日]]、石原らは[[日本のこころ (政党)|次世代の党]]を結党し離脱、残った議員が改めて日本維新の会(法的には、前日に解散された日本維新の会とは同名義の別団体)を再結党し総務大臣に設立届けを提出<ref>2014年(平成26年)10月3日総務省告示358号「政党助成法第二十三条第四項の規定による未交付金の交付を受けようとする分割政党の届出があったので公表する件」</ref>。[[8月3日]]、日本維新の会と結いの党が合流に向けて新党設立準備会を設立<ref>{{cite news |newspaper=[[日本経済新聞]] |title=維新・結いが新党設立準備会 9月合流へ7政策合意 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS03H04_T00C14A8PE8000/ |date=2014-08-03 |accessdate=2014-09-21}}</ref>。9月10日の合同[[両院議員総会]]で新党名が「'''維新の党'''」に正式決定された<ref>{{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140911/stt14091107510001-n1.htm|title=新党名、結局「維新の党」に 不満募らす結い、〝破談〟寸前、禍根残して船出+(1/2ページ) - MSN産経ニュース|date=20140911002315}}</ref>。 |
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=== 結党 === |
=== 結党 === |
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2014年9月21日に結党大会を開き、正式に発足<ref name="発足">{{ |
2014年9月21日に結党大会を開き、正式に発足<ref name="発足">{{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140921/t10014767531000.html|title=維新の党結党大会 「野党再編進める」 NHKニュース|date=20140922102245}}</ref><ref>{{Wayback|url=https://www.sankei.com/smp/politics/news/140922/plt1409220015-s.html|title=維新の党、結党時から国家観などで距離感… 再編に水差す各党“お家事情” - 産経ニュース|date=20201103115305}}</ref>。旧日本維新の会の[[橋下徹]]代表と、旧結いの党の[[江田憲司]]代表が共同代表を務める形となった<ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140921-OYT1T50056.html|title=「維新の党」旗揚げ…橋下・江田氏が共同代表 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20140923081629}}</ref>。また、11日にみんなの党に離党届を出していた[[大熊利昭]]衆議院議員についても同日入党が認められた<ref>{{cite news |newspaper=MSN産経ニュース |title=大熊衆院議員が維新の党入り |url=https://www.sankei.com/smp/politics/news/140921/plt1409210014-s.html |date=2014-09-21 |accessdate=2014-09-21}}{{リンク切れ|date=2022年10月}}</ref>が、大熊の離党手続きが完了しておらず、10月14日まで党所属議員数への加算が見送られていた<ref name="届出">{{Wayback|url=http://www.asahi.com/articles/ASG9Q3602G9QPTIL002.html|title=維新の党への名称変更届を提出 党本部は大阪:朝日新聞デジタル|date=20140922124154}}</ref>。 |
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なお、「結いの党」はこれに先立つ同日午前、結党大会の会場と同じ |
なお、「結いの党」はこれに先立つ同日午前、結党大会の会場と同じ東京・高輪のホテルの隣の部屋で解党大会を開き、同日中に総務大臣に解散する届け出を行った<ref>2014年(平成26年)10月27日総務省告示第379号「政治資金規正法の規定による政治団体の解散の届出があったので公表する件」</ref><ref name="届出" />。 |
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翌22日、大阪府選挙管理委員会を通じて総務大臣に「日本維新の会」を「維新の党」に名称変更する届けを提出し、受理された<ref>2014年(平成26年)10月27日総務省告示第380号「政治資金規正法の規定による政治団体の届出事項の異動の届出があったので公表する件」</ref><ref name="届出" />。24日には[[議院事務局|衆議院事務局]]および参議院事務局に[[院内会派]]「'''日本維新の会・結いの党'''(会派略称:'''維結''')」を「維新の党(略称:'''維新''')」に変更することを届け出た。会派構成人数は衆院41人、参院11人で変更前と変わらず<ref>{{ |
翌22日、大阪府選挙管理委員会を通じて総務大臣に「日本維新の会」を「維新の党」に名称変更する届けを提出し、受理された<ref>2014年(平成26年)10月27日総務省告示第380号「政治資金規正法の規定による政治団体の届出事項の異動の届出があったので公表する件」</ref><ref name="届出" />。24日には[[議院事務局|衆議院事務局]]および参議院事務局に[[院内会派]]「'''日本維新の会・結いの党'''(会派略称:'''維結''')」を「維新の党(略称:'''維新''')」に変更することを届け出た。会派構成人数は衆院41人、参院11人で変更前と変わらず<ref>{{Wayback|url=http://mainichi.jp/shimen/news/m20140925ddm005010072000c.html|title=維新の党:会派変更届 - 毎日新聞|date=20141021012515}}</ref>。 |
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=== 第47回衆院選前後の動き === |
=== 第47回衆院選前後の動き === |
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10月27日には |
10月27日には民主党と維新の党の両国会対策委員長が会談し、衆院予算委員会にて両党であらかじめ質問のすみ分けを行った上で首相を追及することを確認した<ref>{{Wayback|url=https://www.sankei.com/politics/news/141028/plt1410280004-n1.html|title=【次期衆院選】民主と維新 難航必至の候補者調整 競合すでに30選挙区 維新は独走 100人以上擁立へ - 産経ニュース|date=20141031141100}}</ref>。また、次期衆院選に向けた民主党との選挙協力については、[[愛知12区]]や[[山梨1区]]などで候補者の一本化に成功し、30あった両党の競合区を21にまで減らした<ref>{{Wayback|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S11500782.html|title=(2014衆院選)民・維、砂上の一本化 愛知12区・山梨1区:朝日新聞デジタル|date=20150101150412}}</ref>。 |
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2014年12月、[[第47回衆議院議員総選挙]]が執行される。合併を巡る維新・みんな双方の党内対立や政党名変更から維新・橋下人気に陰りが出たとみられており、マスコミなどの事前予想では現有42議席からの大幅減は不可避、30台維持で大善戦、との見方であった<ref>{{ |
2014年12月、[[第47回衆議院議員総選挙]]が執行される。合併を巡る維新・みんな双方の党内対立や政党名変更から維新・橋下人気に陰りが出たとみられており、マスコミなどの事前予想では現有42議席からの大幅減は不可避、30台維持で大善戦、との見方であった<ref>{{Wayback|url=https://www.sankei.com/politics/news/141208/plt1412080024-n1.html|title=【衆院選2014】自民単独で3分の2うかがう 終盤情勢 過去最高議席上回る勢い。民主は低迷、共産躍進(1/2ページ) - 産経ニュース|date=20141209030420}}</ref><ref> {{Wayback|url=https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141203-OYT1T50109.html|title=自公、300議席超す勢い…衆院選序盤情勢 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20141203144300}}</ref>。投開票前日に、橋下は早々と敗北を認めるという異例の演説を行う。「もうみなさん、明日、[[自由民主党 (日本)|自民党]]、[[公明党]]、歴史的な大勝利となります。なるんです。もう維新の党、はっきり言って負けます」<ref>{{Twitter status|akahataseiji|543683869409419264}}</ref>「2014年12月14日、午後8時。開票が始まった瞬間、自民と公明が320を超える議席を獲って歴史的な勝利を収めます」「いやもう、参りましたよ」「勝ち目ありません!」。また「維新は皆さんを冷めさせてしまった」と頭をさげたが、一方でその後続けて「負けを認めたうえでね、このまま無くなっていくなんて、そんなヤワな根性してません。今まで何度も踏みつぶされても、ここまでやってきた」「もう一度(党内を)引き締めます。立て直さしてください。もう一回、チャンスをください。維新を立ち上げた時の気持ちでやります。ただ完全に負けたら次がなくなる。せめて10人でも20人でも維新の議員を残してください」とも述べ、次回選挙までに党勢拡大を図る旨の発言をした<ref name = daily-sports2011213>{{cite news | newspaper=[[デイリースポーツ]] |title=橋下氏 投開票待たず敗北宣言「完敗」|url=http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2014/12/13/0007581701.shtml|date=2014-12-13 |accessdate=2014-12-13}}</ref>。選挙の結果、維新の党は衆議院で従来の42議席から1議席減の41議席と事前情勢調査より善戦し、第3党に踏みとどまる形となった<ref>{{Cite news|url=https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_pol_election-syugiin20141215j-02-w420|title=自公圧勝、3分の2維持=首相「政権に信任」-民主上積み、代表落選|newspaper=|publisher=時事通信|date=2014-12-15|accessdate=2018-08-27}}</ref>。一方橋下は54議席を獲得した[[第46回衆議院議員総選挙|2012年の衆院選]]と比べ勢いを欠いている情勢について、「維新の党に対する信任、党代表の僕への信任がなかったということだ」と述べた<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H1A_U4A211C1000000/|title=維新・橋下氏「維新への信任なかった」|newspaper=|publisher=日本経済新聞|date=2014-12-14|accessdate=2018-08-27}}</ref>。 |
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この頃、維新の党是であった[[大阪都構想]]が佳境を迎えていた。23日、橋下が「大阪都構想の実現に専念したい」として翌年春の統一地方選挙まで「いったん」共同代表を辞任することを表明、松井一郎幹事長も橋下に同調して辞任した。これにともない、江田が単独の代表に、松野頼久国会議員団長が幹事長に就任。橋下は党の最高顧問、松井は党の顧問に就任したことが維新の党から発表された<ref>{{ |
この頃、維新の党是であった[[大阪都構想]]が佳境を迎えていた。23日、橋下が「大阪都構想の実現に専念したい」として翌年春の統一地方選挙まで「いったん」共同代表を辞任することを表明、松井一郎幹事長も橋下に同調して辞任した。これにともない、江田が単独の代表に、松野頼久国会議員団長が幹事長に就任。橋下は党の最高顧問、松井は党の顧問に就任したことが維新の党から発表された<ref>{{Wayback|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201412/2014122300305|title=時事ドットコム:維新・橋下氏、共同代表辞任=松井氏も同調、「都構想」に専念|date=20150403124141}}</ref>。一方で、橋下自身は同日の執行役員会で最高顧問就任を断っており、翌24日の[[大阪市役所]]における登庁[[記者会見]]においても「了承した覚えはない。一番嫌な肩書。死んでも嫌」と述べた<ref>{{Wayback|url=http://www.sankei.com/west/news/141224/wst1412240032-n1.html|title=橋下氏、最高顧問就任「一番イヤな肩書、死んでもイヤ」さらには「了承した覚えない」 - 産経WEST|date=20141224112044}}</ref>が、後に就任を受け入れている<ref>{{Cite news |title=橋下、松井両氏の代表、幹事長職続投を確認 大阪維新の会全体会議|newspaper=産経新聞|date=2015-05-20 |url=https://www.sankei.com/article/20150520-K523AAE3TJLLVGSZUEWKMAHLMQ/ |accessdate=2019-10-18}}</ref><ref>{{Cite news |title=発信強める橋下氏、復活の狼煙? 安保ツイッターやパーティー〝劇場〟さながら|newspaper=産経新聞|date=2015-06-18 |url=https://www.sankei.com/article/20150618-HBAOUAHKMZLK3HXB42PFDSOJIM/|accessdate=2019-10-18}}</ref>。 |
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統一地方選挙で党勢を拡大して迎えた2015年5月17日、 |
統一地方選挙で党勢を拡大して迎えた2015年5月17日、[[大阪市における特別区の設置についての投票|大阪都構想の住民投票]]が行われ、都構想は反対多数で否決された。橋下は大阪市長の任期終了後の政治家引退を表明した。同時に江田も代表を退くことを表明した。5月19日、[[幹事長]]の松野が代表に選ばれた<ref name="kokuji258">2015年(平成27年)7月28日総務省告示第258号「政党助成法第五条第三項の規定による政党の届出事項の異動の届出があったので公表する件」</ref>。 |
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=== 分裂 === |
=== 分裂 === |
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代表に就任した松野は5月24日の記者会見で「年内に100人以上の規模の新党を作る」と、野党再編に意欲を示した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H1A_U5A520C1PP8000/|title=維新代表、野党再編を明言 「100人規模で年内結集」 |newspaper=|publisher=日本経済新聞|date=2015-05-24|accessdate=2018-07-10}}</ref>。これに対し、橋下らは民主党[[右翼|右派]]などの政策の近いグループのみとの連携を模索しており<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H3I_U4A101C1PP8000/|title=前原・細野氏らに秋波 維新の橋下共同代表 |newspaper=|publisher=日本経済新聞|date=2014-11-05|accessdate=2018-07-10}}</ref>、「数合わせでは国民から信頼されない」と松野の発言をけん制した<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20150525-6KNCNWOWC5OLZNFGPGDRIPYPFM/|title=維新・松井氏「第2の民主党になるだけ」松野氏の野党再編発言を牽制|newspaper=|publisher=産経新聞|date=2015-05-25|accessdate=2018-07-10}}</ref>。また、[[平和安全法制|安全保障関連法案]]などへの対応をめぐっても両者間で路線対立が起きた<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20150618-Z3VJOT5TLBJW3G7GNFC44TIE7Q/2/|title=維新、路線対立が顕著…橋下氏「思想が全然伝わってこない」とバッサリ 松野氏「慣れない1カ月」とグチ|newspaper=|publisher=産経新聞|date=2015-06-18|accessdate=2018-07-10}}</ref>。 |
代表に就任した松野は5月24日の記者会見で「年内に100人以上の規模の新党を作る」と、野党再編に意欲を示した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H1A_U5A520C1PP8000/|title=維新代表、野党再編を明言 「100人規模で年内結集」 |newspaper=|publisher=日本経済新聞|date=2015-05-24|accessdate=2018-07-10}}</ref>。これに対し、橋下らは民主党[[右翼|右派]]などの政策の近いグループのみとの連携を模索しており<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H3I_U4A101C1PP8000/|title=前原・細野氏らに秋波 維新の橋下共同代表 |newspaper=|publisher=日本経済新聞|date=2014-11-05|accessdate=2018-07-10}}</ref>、「数合わせでは国民から信頼されない」と松野の発言をけん制した<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20150525-6KNCNWOWC5OLZNFGPGDRIPYPFM/|title=維新・松井氏「第2の民主党になるだけ」松野氏の野党再編発言を牽制|newspaper=|publisher=産経新聞|date=2015-05-25|accessdate=2018-07-10}}</ref>。また、[[平和安全法制|安全保障関連法案]]などへの対応をめぐっても両者間で路線対立が起きた<ref>{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20150618-Z3VJOT5TLBJW3G7GNFC44TIE7Q/2/|title=維新、路線対立が顕著…橋下氏「思想が全然伝わってこない」とバッサリ 松野氏「慣れない1カ月」とグチ|newspaper=|publisher=産経新聞|date=2015-06-18|accessdate=2018-07-10}}</ref>。 |
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8月14日、幹事長の |
8月14日、幹事長の柿沢未途が[[山形市|山形市長]]選挙において、民主党・[[日本共産党|共産党]]などが推薦する立候補者を独断で応援に訪れた<ref>{{Archive.today|url=http://yamagata-np.jp/news/201508/18/kj_2015081800359.php?keyword=柿沢未途|title=山形市長選、政党幹部相次ぎ来援 前哨戦ヒートアップ|山形新聞|date=20150829101447}}</ref>ことで、対立に火がつく。松井が柿沢の辞任を要求するが、柿沢は辞任を拒否し、松野も「公党の幹事長が辞する案件ではない」と柿沢を擁護する<ref>{{Wayback|url=http://www.sankei.com/politics/news/150821/plt1508210039-n1.html|title=柿沢幹事長辞任は「不要」 維新・松野氏 - 産経ニュース|date=20150828085908}}</ref>。27日、橋下・松井が役職の辞任と離党<ref>{{Cite news | url = https://www.sankei.com/article/20150827-LTIGPLBHKFJCPJLM7HMBLPQHLM/| title = 橋下氏も離党へ 維新〝分裂〟…松井顧問が離党意向を表明| newspaper = 産経WEST| publisher = 産経新聞| date = 2015-08-27| accessdate = 2015-08-29}}</ref>、翌28日には新党結成をそれぞれ表明した<ref>{{Cite news | url = https://www.sankei.com/article/20150829-QP6NOVKA3VOC5ICS3WJJXY6PZ4/| title = 橋下氏「年内に新党」 大阪維新を国政政党化へ 維新分裂は必至| newspaper = 産経WEST| publisher = 産経新聞| date = 2015-08-29| accessdate = 2015-08-29}}</ref>。橋下・松井に近い議員十数人がこれに追随し<ref>{{Cite news | url = https://www.sankei.com/article/20150829-Q52FVTETQ5IZVNYOOP2GKLNGSI/| title = 「橋下氏についていく」維新の党大阪系議員が来月にも集団離党へ| newspaper = 産経WEST| publisher = 産経新聞| date = 2015-08-29| accessdate = 2015-09-01}}</ref>、民主党との合流・野党再編を模索する松野・柿沢らとの分裂が決定的となった<ref>{{Cite news | url = https://r.nikkei.com/article/DGXLASFS30H2M_Q5A830C1PE8000| title = 維新・松野代表、野党再編巡り岡田氏と協議へ| newspaper = | publisher = 日本経済新聞| date = 2015-08-30| accessdate = 2015-09-01}}</ref>。 |
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橋下は新党を10月には結成すると述べ、また民主党出身者の参加を認めない方針を示し<ref>{{Cite news | url = http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150901/plt1509011538005-n1.htm| title = 維新の民主出身議員が崖っぷち “橋下新党”元民主の参加を原則認めない方針| newspaper = ZAKZAK| publisher = [[夕刊フジ]]| date = 2015-09-01| accessdate = 2015-09-08}}</ref><ref>実際には[[室井邦彦]]や[[小沢鋭仁]]などのように、民主党出身者が皆無というわけではない。</ref>、[[馬場伸幸]]国会対策委員長、[[片山虎之助]]総務会長らが新党への参加を表明した<ref>{{ |
橋下は新党を10月には結成すると述べ、また民主党出身者の参加を認めない方針を示し<ref>{{Cite news | url = http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20150901/plt1509011538005-n1.htm| title = 維新の民主出身議員が崖っぷち “橋下新党”元民主の参加を原則認めない方針| newspaper = ZAKZAK| publisher = [[夕刊フジ]]| date = 2015-09-01| accessdate = 2015-09-08}}</ref><ref>実際には[[室井邦彦]]や[[小沢鋭仁]]などのように、民主党出身者が皆無というわけではない。</ref>、[[馬場伸幸]]国会対策委員長、[[片山虎之助]]総務会長らが新党への参加を表明した<ref> {{Wayback|url=http://www.nikkansports.com/general/news/1532569.html|title=橋下氏の国政出馬を条件に片山氏が大阪組新党参加 - 社会 : 日刊スポーツ|date=20150905002742}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150902-OYT1T50141.html|title=橋下新党に18人参加意向…維新51議員調査 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20150904023109}}</ref>。これに対し、松野は9月8日に馬場・片山と分裂の原因を作った柿沢の役職解任を決定した<ref>{{Cite news | url = https://www.sankei.com/article/20150908-4C6WKPYGOFKRPLVYPFZHLKZSSQ/| title = 松野代表 馬場国対委員長と片山総務会長、柿沢幹事長に解任通告| newspaper = 産経ニュース| publisher = 産経新聞| date = 2015-09-08| accessdate = 2015-09-08}}</ref>。橋下は9月15日、新党名を『'''[[おおさか維新の会]]'''』にする考えを明らかにした<ref>{{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150916/k10010236391000.html|title=橋下氏 新党名を「おおさか維新の会」に NHKニュース|date=20150916011018}}</ref>。 |
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10月14日、分党協議が決裂し、松野ら執行部側は片山、馬場、[[東徹 (政治家)|東徹]]参議院議員を新党参加を理由に[[除名|除籍]]処分とした<ref>[http://www.news24.jp/articles/2015/10/15/04312217.html 維新の党 “橋下氏側”3人を除名処分]日本テレビ</ref>。これに対して片山ら新党組は松野の本来の代表任期は9月末であり、代表の効力は切れているため処分は無効であると主張した(維新の党は10月1日に党代表選挙を予定<ref>{{ |
10月14日、分党協議が決裂し、松野ら執行部側は片山、馬場、[[東徹 (政治家)|東徹]]参議院議員を新党参加を理由に[[除名|除籍]]処分とした<ref>[http://www.news24.jp/articles/2015/10/15/04312217.html 維新の党 “橋下氏側”3人を除名処分]日本テレビ</ref>。これに対して片山ら新党組は松野の本来の代表任期は9月末であり、代表の効力は切れているため処分は無効であると主張した(維新の党は10月1日に党代表選挙を予定<ref>{{Wayback|url=https://www.asahi.com/articles/DA3S11948864.html|title=維新が党費返還方針 代表選延期で:朝日新聞デジタル|date=20150908030026}}</ref>しており、そのため松野の任期は9月末までとなっていた。分裂を巡る混乱で代表選挙が延期されたことから、松野は10月13日の執行役員会で任期延長の手続きを取ったが、片山は党大会で選出されていないため無効と主張した)<ref>{{Wayback|url=https://www.asahi.com/articles/ASHBG64ZTHBGUTFK018.html|title=維新の分党協議、決裂 執行部、新党側3氏を除籍処分に:朝日新聞デジタル|date=20151016110546}}</ref>。翌15日には維新の党執行部は新党に参加する国会議員9人と地方議員153人を除籍処分にすることを決定<ref name="yomiuri20151015">{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151015-OYT1T50091.html|title=橋下新党に参加の議員ら160人、維新が除籍へ : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151015231033}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151015-OYT1T50129.html|title=維新の党、新たに国会議員9人ら除籍処分…分裂 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151015223115}}</ref>。一方で新党組は同日以降、大阪市の党本部にある[[政党交付金]]用の通帳や印鑑を国会議員が交代で死守するなど、両者の争いは泥沼化した<ref>{{Cite news |title=「残留組に通帳奪われるな!」大阪系が党本部で厳戒体制|newspaper=産経新聞|date=2015-10-17 |url=https://www.sankei.com/article/20151017-R6RCWHI5DZKBVMWHKFI55TD57U/|accessdate=2019-06-09}}</ref>。 |
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21日には、参院の会派代表は新党派の片山が握っていたため、執行部派の5人([[小野次郎 (政治家)|小野次郎]]、[[真山勇一]]、[[柴田巧]]、[[寺田典城]]、[[川田龍平]]、いずれも旧[[結いの党]]出身者)の会派離脱を参議院事務局に届け出、事実上の追放となった<ref>{{ |
21日には、参院の会派代表は新党派の片山が握っていたため、執行部派の5人([[小野次郎 (政治家)|小野次郎]]、[[真山勇一]]、[[柴田巧]]、[[寺田典城]]、[[川田龍平]]、いずれも旧[[結いの党]]出身者)の会派離脱を参議院事務局に届け出、事実上の追放となった<ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151021-OYT1T50103.html|title=維新の党参院会派、小野氏ら残留組5氏「追放」 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151021233755}}</ref>。5名は27日、新会派「維新の党(参議院)」を結成した(会派代表は寺田)<ref>[https://www.sankei.com/article/20151027-BKTTOFB3JBPXPNJTY7L76T6GQI/ 【維新分裂】「存続派」が参院に新会派届け]産経新聞</ref>。 |
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22日、松野、橋下両派と距離を置く[[小沢鋭仁]]、[[小熊慎司]]、[[村岡敏英]]、[[重徳和彦]]の4名が離党届を提出し<ref name="yomiuri20151022"> |
22日、松野、橋下両派と距離を置く[[小沢鋭仁]]、[[小熊慎司]]、[[村岡敏英]]、[[重徳和彦]]の4名が離党届を提出し<ref name="yomiuri20151022">{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151022-OYT1T50043.html|title=維新・小沢鋭仁氏ら4人、離党へ…当面は無所属 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151024235915}}</ref>([[12月21日]]、新党「[[改革結集の会]]」を結成<ref>{{Wayback|url=http://www.asahi.com/articles/ASHDP5JBDHDPUTFK00H.html|title=維新離党議員ら5人が新党 「改革結集の会」:朝日新聞デジタル|date=20151222103911}}</ref>)、以降も議員の離党届が相次いだ<ref> {{Archive.today|url=http://sp.mainichi.jp/select/news/20151023k0000e010244000c.html|title=維新の党:吉田氏が離党届を提出 - 毎日新聞|date=20151023222651}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201511/2015110200637&g=poll|title=時事通信ニュース:維新・鈴木氏ら離党届|date=20160304210046}}</ref>。 |
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大阪系の議員は、9月末をもって松野の任期は切れたため執行部による処分は無効、との解釈の下、24日、大阪市内のホテルで「臨時党大会」を開催、議決権を持つ特別党員の過半数に当たる233人(委任を含めると287人)が出席したため、「党大会」は成立と主張し、新代表に[[馬場伸幸]]衆議院議員を、幹事長に[[今井豊]]大阪府議を選出した上で、維新の党の解党を全会一致で決定した<ref> |
大阪系の議員は、9月末をもって松野の任期は切れたため執行部による処分は無効、との解釈の下、24日、大阪市内のホテルで「臨時党大会」を開催、議決権を持つ特別党員の過半数に当たる233人(委任を含めると287人)が出席したため、「党大会」は成立と主張し、新代表に[[馬場伸幸]]衆議院議員を、幹事長に[[今井豊]]大阪府議を選出した上で、維新の党の解党を全会一致で決定した<ref>{{Archive.today|url=http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00306554.html|title=www.fnn-news.com: 維新・大阪系の「臨時...|date=20151024112643}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151024-OYT1T50061.html|title=維新、大阪系が解党決議…総務省は不受理か : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151024184121}}</ref><ref name="NHK20151024">{{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151024/k10010281461000.html|title=維新の党 除籍処分の議員らが解党を決議 NHKニュース|date=20151024105121}}</ref><ref>{{Cite news |
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| url=https://www.sankei.com/article/20151024-TJZE4UBNBNIY7IFSKVUBIUIA3I/ |
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| title=「維新の党」解党決議 松野氏は無効主張 臨時党大会 |
| title=「維新の党」解党決議 松野氏は無効主張 臨時党大会 |
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| date=2015-10-24 |
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| accessdate=2015-10-25 |
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}}</ref>。これに対して松野側は、「党大会」は党の規約に基づいて行われていないので正式な大会ではなく、解党も含め全ての決議や人事を無効と断じた<ref name="NHK20151024" />。[[総務省]]に解党の届け出が出された場合には、[[告訴・告発|刑事告訴]]するとし<ref> |
}}</ref>。これに対して松野側は、「党大会」は党の規約に基づいて行われていないので正式な大会ではなく、解党も含め全ての決議や人事を無効と断じた<ref name="NHK20151024" />。[[総務省]]に解党の届け出が出された場合には、[[告訴・告発|刑事告訴]]するとし<ref>{{Wayback|url=http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000061155.html|title=「大阪の維新の党」解党決議へ 「東京」刑事告訴も|date=20151026181649}}</ref>、参加者の内、党籍の残る中間派の出席者も除籍とする方針を固めた<ref> {{Archive.today|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&rel=j7&k=2015102400254|title=時事ドットコム:維新、新党組が「解党」決定=臨時党大会で、執行部は黙殺|date=20151024112624}}</ref>。一方で馬場側も松野が代表任期が切れた後に政党の事務所所在地など変更する書類を「党代表者」として作成、関係各署に提出したことは「[[文書偽造の罪|有印私文書偽造]]にあたる」と指摘し告訴する方針を表明した<ref>{{Archive.today|url=http://jp.wsj.com/articles/JJ11931423785984214387917784302632435846788|title=「松野氏を刑事告訴」=大阪系が週明けに—橋下氏 - WSJ|date=20151024152530}}</ref>。更に30日には松野側が新党派の[[東徹_(政治家)|東徹]]参議院議員と事務局長に対し、大阪市の党本部で管理している党員名簿の返還を求める[[訴訟]]を[[大阪地裁]]に起こした<ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151030-OYT1T50122.html|title=維新・松野代表が大阪系提訴「党員名簿返還を」 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151031053152}}</ref>。11月2日、おおさか維新の会が結成される。 |
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| title=「松野氏を刑事告訴」=大阪系が週明けに—橋下氏 |
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| publisher=[[ウォール・ストリート・ジャーナル]] |
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| date=2015-10-24 |
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}}</ref>。更に30日には松野側が新党派の[[東徹_(政治家)|東徹]]参議院議員と事務局長に対し、大阪市の党本部で管理している党員名簿の返還を求める[[訴訟]]を[[大阪地方裁判所|大阪地裁]]に起こした<ref>{{Cite news|title=維新・松野代表が大阪系提訴「党員名簿返還を」|newspaper=読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=2015-10-30|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151030-OYT1T50122.html|accessdate=2015-10-30}}</ref>。11月2日、おおさか維新の会が結成される。 |
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11月17日、新党に参加した国会議員のうち維新の党に党籍の残る7名が除籍処分となり、離党を表明したが新党には参加しない6名の離党届は受理された<ref>{{ |
11月17日、新党に参加した国会議員のうち維新の党に党籍の残る7名が除籍処分となり、離党を表明したが新党には参加しない6名の離党届は受理された<ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20151117-OYT1T50148.html|title=維新の党、新党参加の国会議員7人を除籍処分 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20151117234838}}</ref>。 |
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両者の争いは長期化したが、12月8日、結党理念「維新の党を将来的に解党すること」<ref>前身政党[[結いの党]]から続く理念で、野党再編を目標とし、党の存続にはこだわらないとする党の方針</ref>を再確認するなどして、両者の円満解決合意が行われた。この合意によって、「野党再編に互いに協力」・「野党再編が実現した段階で、維新の党側が「維新」の名称使用をやめる」・「人件費など党運営に必要な経費を除いた政党交付金の国庫返納」・「双方が刑事訴訟や民事訴訟を取り下げる」などが約された<ref |
両者の争いは長期化したが、12月8日、結党理念「維新の党を将来的に解党すること」<ref>前身政党[[結いの党]]から続く理念で、野党再編を目標とし、党の存続にはこだわらないとする党の方針</ref>を再確認するなどして、両者の円満解決合意が行われた。この合意によって、「野党再編に互いに協力」・「野党再編が実現した段階で、維新の党側が「維新」の名称使用をやめる」・「人件費など党運営に必要な経費を除いた政党交付金の国庫返納」・「双方が刑事訴訟や民事訴訟を取り下げる」などが約された<ref name="円満解散">{{Wayback|url=http://www.jiji.com/jc/zci?g=pol&k=201512/2015120800424&pa=f|title=時事ドットコム:維新「円満解散」で合意=分裂の混乱収束-執行部・大阪系|date=20160304224507}}</ref>。25日、新党派の内で分党騒動の収拾のため、最後まで維新の党の党籍を主張していた馬場、遠藤敬(衆院議員)、東の三名がおおさか維新の会に合流した<ref>{{Wayback|url=http://www.jiji.com/jc/zci?k=201512/2015122500556&g=pol|title=時事ドットコム:馬場氏ら3人入党=おおさか維新|date=20151227051400}}</ref>。 |
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維新の党が分裂した原因は表向きは柿沢幹事長の解任騒動である。しかし、水面下では橋下派が党代表選で主導権を握るべく党員も議員も一人一票とする方針を決めたところ、これに[[自由党 (日本 2016-2019)|生活の党]]代表の[[小沢一郎]]が目をつけ、民主党など野党との共闘路線を説く松野を再選させるべく生活の党や維新の党内の小沢系議員に維新の党の党員集めを指示した。元側近の[[松木謙公]]幹事長代行が1人で約1万人の党員を集めたほか、松野は約3000人、牧義夫国対委員長は約1000人を確保したとされる。これらの動きを察知した橋下は代表選で負ける前に先手を打つ形で党を割ることを決断したと[[産経新聞]]の政治部編集委員は分析している<ref>{{ |
維新の党が分裂した原因は表向きは柿沢幹事長の解任騒動である。しかし、水面下では橋下派が党代表選で主導権を握るべく党員も議員も一人一票とする方針を決めたところ、これに[[自由党 (日本 2016-2019)|生活の党]]代表の[[小沢一郎]]が目をつけ、民主党など野党との共闘路線を説く松野を再選させるべく生活の党や維新の党内の小沢系議員に維新の党の党員集めを指示した。元側近の[[松木謙公]]幹事長代行が1人で約1万人の党員を集めたほか、松野は約3000人、牧義夫国対委員長は約1000人を確保したとされる。これらの動きを察知した橋下は代表選で負ける前に先手を打つ形で党を割ることを決断したと[[産経新聞]]の政治部編集委員は分析している<ref>{{Wayback|url=https://www.sankei.com/premium/news/150913/prm1509130007-n1.html|title=【高木桂一の『ここだけ』の話】維新の党を壊したのは、実はあの“壊し屋”だった… 狙いは参院選での野党統一戦線か?(1/4ページ) - 産経ニュース|date=20150913101630}}</ref>。 |
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=== 野党再編へ === |
=== 野党再編へ === |
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分党問題に決着をつけた維新の党は、民主党との連携に関心を移す。[[12月18日]]、衆議院統一会派「民主・維新・無所属クラブ」が結成される。会派には無所属の衆議院議員[[野間健]]も参加し、93名となった<ref>[https://www.sankei.com/article/20151218-NCIPCVSOZJN65JYDGQY3LC2PUM/ 民主・維新が統一会派届け出 会派代表には民主の枝野幹事長] 産経新聞</ref>。一方で、参議院の統一会派については、翌年夏の参院選で維新の党の議員が埋没しかねないとの懸念から延期された<ref> |
分党問題に決着をつけた維新の党は、民主党との連携に関心を移す。[[12月18日]]、衆議院統一会派「民主・維新・無所属クラブ」が結成される。会派には無所属の衆議院議員[[野間健]]も参加し、93名となった<ref>[https://www.sankei.com/article/20151218-NCIPCVSOZJN65JYDGQY3LC2PUM/ 民主・維新が統一会派届け出 会派代表には民主の枝野幹事長] 産経新聞</ref>。一方で、参議院の統一会派については、翌年夏の参院選で維新の党の議員が埋没しかねないとの懸念から延期された<ref>{{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151223/k10010350421000.html|title=民主・維新の参院統一会派結成 来月以降に先送り NHKニュース|date=20151226045526}}</ref>が、翌[[2016年]][[1月6日]]、参議院で[[日本を元気にする会]]との統一会派「維新・元気の会」を結成する<ref>{{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160107/k10010364041000.html|title=維新・元気 参院で統一会派を結成 NHKニュース|date=20160107064154}}</ref>。衆参で異なる党と統一会派を結成することは通常なく、民主党側が反発した<ref>[https://www.sankei.com/article/20160107-RG3PBIKTEZNQTME4EFCSZP6DTQ/ 「あり得ない」維新と元気の参院統一会派に民主が反発] 産経新聞</ref><ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160107-OYT1T50102.html|title=参院で「維新・元気の会」結成…民主は不信感 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20160108144920}}</ref><ref>{{Wayback|url=http://www.jiji.com/jc/zci?g=&k=201601/2016010700055&pa=f|title=時事ドットコム:維新と元気、参院で統一会派=「実利優先」9人で届け出|date=20160315204812}}</ref><ref> {{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160108/k10010364791000.html|title=統一会派「維新・元気の会」に民主から反発の声 NHKニュース|date=20160108072118}}</ref>。後述の民主党との合併が確定した後の3月4日、日本を元気にする会との参議院統一会派は解消された<ref>{{Cite news|title=維新と元気、参院統一会派を解消 : 日経新聞|date=2016-03-04|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H5K_U6A300C1PP8000/}}</ref>。 |
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[[2月22日]]、松野と民主党の[[岡田克也]]代表が会談し、民主党が維新の党を吸収合併することで合意した<ref> |
[[2月22日]]、松野と民主党の[[岡田克也]]代表が会談し、民主党が維新の党を吸収合併することで合意した<ref>{{Wayback|url=http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0238030.html|title=民・維合流で合意 両代表 {{!}} どうしんウェブ/電子版(政治)|date=20160223102843}}</ref>。なお、合併方法が吸収合併(民主党は存続)となったため、維新の党の議員のうち、みんなの党で当選してから結いの党経由で合流した参院議員5人は合流できないことになった<ref>{{Wayback|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160223-OYT1T50182.html|title=民主・維新3月合流へ、党名を変更で大筋合意 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)|date=20160224051528}}</ref>。 |
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新党の党名に関しては民主側は党名の継続を、維新側は党名変更を主張したため、両党のホームページとファックスを用いて一般公募を行い<ref> |
新党の党名に関しては民主側は党名の継続を、維新側は党名変更を主張したため、両党のホームページとファックスを用いて一般公募を行い<ref>{{Wayback|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160303/k10010429941000.html|title=民主と維新 新しい党名の案をあすから募集 NHKニュース|date=20160303112027}}</ref>、民主側は「立憲民主党」、維新側は「民進党」を提示した。この両者の間で更に意見を募った結果、[[3月14日]]、新しい党名が『[[民進党]]』に決定する。以降両党内部で手続きが進められ、[[3月25日]]、松野・岡田の両代表間で合併協議書が調印された<ref>[https://www.sankei.com/article/20160325-AZW2UKPEYBLVTFARAYSGOHY674/ 民進党が27日結党 代表代行に維新・江田氏] 産経ニュース 2016年3月25日</ref>。更に、かつて分裂騒動の際に袂を分けた[[改革結集の会]]も民進党へ参加、再び行動を共にすることとなった(議員5人の内、小沢鋭仁はおおさか維新の会へ合流)<ref>{{Archive.today|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201603/2016032200811|title=時事通信ニュース:改革結集の4人、民進に合流=小沢鋭氏はおおさか維新へ|date=20160327113732}}</ref>。なお、このとき民主側が提示した「[[立憲民主党 (日本 2017)|立憲民主党]]」は、[[第48回衆議院議員総選挙]]の際に、[[枝野幸男]]代表の下、[[希望の党 (日本 2017)|希望の党]]への公認申請を拒否した民進党議員(前職では民主側から11名、維新側から5名)によって結党された新党の名称となった。 |
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[[3月27日]]、『民進党』結党大会に先駆けて午前中に行われた維新の党の臨時党大会において、新党「民進党」結成のための解党を決議、全会一致で採択された<ref name="nikkei001">[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFK27H2N_X20C16A3000000/ 維新の党が解散 午後に民進党結党大会] 日本経済新聞 2016年3月27日</ref>。なお「維新」の略称は、おおさか維新の会の略称として引き続き使用される。 |
[[3月27日]]、『民進党』結党大会に先駆けて午前中に行われた維新の党の臨時党大会において、新党「民進党」結成のための解党を決議、全会一致で採択された<ref name="nikkei001">[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFK27H2N_X20C16A3000000/ 維新の党が解散 午後に民進党結党大会] 日本経済新聞 2016年3月27日</ref>。なお「維新」の略称は、おおさか維新の会の略称として引き続き使用される。 |
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政党交付金については必要経費を差し引いた残余金の約2億円を国庫に返納した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20161206/k00/00m/010/029000c 旧維新の党 交付金を分配 分裂騒動、円満解決図る] |
政党交付金については必要経費を差し引いた残余金の約2億円を国庫に返納した<ref>[https://mainichi.jp/articles/20161206/k00/00m/010/029000c 旧維新の党 交付金を分配 分裂騒動、円満解決図る]{{リンク切れ|date=2022年10月}}毎日新聞2016年12月6日</ref>。ただし、解散前に松井一郎の元秘書を代表におおさか維新の会と同じ住所を本拠地として設立された「なんば維新」という政治団体に、おおさか維新系の議員が管理する支部から約8700万円の寄付が行われ、なんば維新はおおさか維新設立後にその政治資金を寄付して解散しており、国庫への返納逃れのための政治資金還流が行われたのではないかとの指摘がある。マスコミの取材に対して、なんば維新およびおおさか維新側は「お金を一時的にプールするためになんば維新を使った」「おおさか維新に政党交付金が出る16年4月までの活動資金として必要だった」などと釈明した<ref name="kobe001"> {{Wayback|url=https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201612/0009741415.shtml|title=神戸新聞NEXT|社会|旧維新の党支部 政党交付金8700万、謎の還流|date=20161211051201}}</ref>。 |
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== 政策 == |
== 政策 == |
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結いの党の綱領に見られた「『[[保守]]対[[自由主義|リベラル]]』を越えた政治を目標とする」という文言は維新の党の綱領にも引き継がれた<ref name="outline" />。 |
結いの党の綱領に見られた「『[[保守]]対[[自由主義|リベラル]]』を越えた政治を目標とする」という文言は維新の党の綱領にも引き継がれた<ref name="outline" />。 |
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=== 基本政策 === |
=== 基本政策 === |
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基本政策の第一に「憲法改正による統治機構改革」を掲げ、具体的には会計制度や会計基準の変更、予算編成プロセスの改革、憲法67条改正による[[首相公選制]]の導入、憲法96条の改正要件柔軟化などを掲げている。また、[[道州制]]の導入、安全保障政策の主軸としての[[日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約|日米同盟]]堅持、[[特定秘密の保護に関する法律|特定秘密保護法]]の見直し、持続可能な社会保障制度改革の実現、教育行政に対する権限を地方自治体に移譲する教育制度改革などを掲げている |
基本政策の第一に「憲法改正による統治機構改革」を掲げ、具体的には会計制度や会計基準の変更、予算編成プロセスの改革、憲法67条改正による[[首相公選制]]の導入、憲法96条の改正要件柔軟化などを掲げている。また、[[道州制]]の導入、安全保障政策の主軸としての[[日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約|日米同盟]]堅持、[[特定秘密の保護に関する法律|特定秘密保護法]]の見直し、持続可能な社会保障制度改革の実現、教育行政に対する権限を地方自治体に移譲する教育制度改革などを掲げている。 |
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維新の党公式ウェブサイト内の「基本政策」による<ref> |
維新の党公式ウェブサイト内の「基本政策」による<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/policy/policydetail|title=基本政策|政策|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref>。 |
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# [[日本国憲法|憲法]]改正による統治機構改革 |
# [[日本国憲法|憲法]]改正による統治機構改革 |
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#* 会計制度改革、予算編成プロセスの改革 |
#* 会計制度改革、予算編成プロセスの改革 |
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# 規制改革の断行を柱とする成長戦略、「小さな行政機構」の実現 |
# 規制改革の断行を柱とする成長戦略、「小さな行政機構」の実現 |
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#* [[道州制]]の導入 |
#* [[道州制]]の導入 |
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# 市場メカニズムを通じた「[[ |
# 市場メカニズムを通じた「[[原発]]フェードアウト」と「[[自然エネルギー]]立国」 |
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# [[集団的自衛権]]の検討を含む「自衛権」行使の範囲の適正化と法整備、「[[ソフトパワー]]外交」の積極的展開 |
# [[集団的自衛権]]の検討を含む「自衛権」行使の範囲の適正化と法整備、「[[ソフトパワー]]外交」の積極的展開 |
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# [[少子高齢化]]に対応できる持続可能で受益と負担を明確化した「社会保障制度改革」 |
# [[少子高齢化]]に対応できる持続可能で受益と負担を明確化した「社会保障制度改革」 |
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=== その他 === |
=== その他 === |
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* 選択的[[夫婦別姓]]制度導入への賛否について、[[日本維新の会 (2016-)|おおさか維新の会]]との分裂後の党の姿勢はまだ定まっていない<ref> |
* 選択的[[夫婦別姓]]制度導入への賛否について、[[日本維新の会 (2016-)|おおさか維新の会]]との分裂後の党の姿勢はまだ定まっていない<ref>{{Wayback|url=http://www.asahi.com/articles/DA3S12096371.html|title=(教えて!結婚と法律:5)夫婦別姓、各政党の立場は?:朝日新聞デジタル|date=20151208215312}}</ref>、と報道されたが、2016年2月に[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]と共同で選択的夫婦別姓と[[再婚禁止期間]]短縮等を柱とする「民法の一部を改正する法律案」を共同議員立法として登録した<ref>[https://www.dpj.or.jp/article/108451 格差是正及び経済成長のための議員立法を了承 次の内閣 ] 民主党広報委員会 2016年2月23日</ref>。なお、分裂前の2014年の衆議院選挙においては、選択的夫婦別姓制度導入について「反対」を公約に掲げていた<ref>[http://www.ne.jp/asahi/m/net/2014seitouanke-to3.pdf 「2014年衆議院議員総選挙 民法改正に関する政党アンケート】」 mネット 2014年12月2日]</ref>。議員単位で見れば選択的夫婦別姓導入に賛成する議員も反対する議員も見られる<ref name="asahi2014">朝日新聞「2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査」(2014)</ref><ref name="mainichi2010">毎日新聞「参議院候補者アンケート」(2010)</ref><ref name="mnet2014">[http://www.ne.jp/asahi/m/net/2014besseianke-to.pdf 「選択的夫婦別姓アンケート集計結果」、mネット、2014年11月10日]</ref>。 |
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== 役職 == |
== 役職 == |
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|[[ファイル:Nobuyuki Baba.20210915.jpg|60px]] || [[馬場伸幸]] || 2015年10月24日 - 2015年12月8日 || 松野頼久と係争状態にあった。 |
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!colspan="2"|[[党首|代表]] |
!colspan="2"|[[党首|代表]] |
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|[[松野頼久]] |
|[[松野頼久]] |
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|<small>[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]→</small>[[日本維新の会 (2012-2014)|維新]]国会議員団 |
|<small>[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]→</small>[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]国会議員団 |
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|[[衆議院 |
|[[衆議院]]議員 |
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!colspan="2"|[[幹事長]] |
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|[[今井雅人]] |
|[[今井雅人]] |
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|<small>民主党→</small>維新国会議員団 |
|<small>民主党→</small>日本維新の会国会議員団 |
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|衆議院議員 |
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|rowspan="1"|[[坂本祐之輔]] |
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|rowspan="1"|維新国会議員団 |
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|[[柴田巧]] |
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|結いの党 |
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|[[水戸将史]] |
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|衆議院議員 |
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!colspan="2"|[[国会対策委員会|国会対策委員長]] |
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|[[石関貴史]] |
|[[石関貴史]] |
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|<small>民主党→</small>維新国会議員団 |
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(2015年12月8日執行役員会で承認<ref> |
(2015年12月8日執行役員会で承認<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/activity/news/2015/12/08/1876.html|title=役員人事について(2015.12.08現在) {{!}} ニュース|活動情報|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref>) |
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党発足当初の執行役員人事をめぐっては両共同代表間で協議したうえで指名する形がとられた<ref>{{ |
党発足当初の執行役員人事をめぐっては両共同代表間で協議したうえで指名する形がとられた<ref>{{Wayback|url=http://blogos.com/article/94158/|title=9月9日の代表会見をアップしました|date=20150120053619}}</ref>。この人事では、旧・結いの党、旧・日本維新の会の国会議員、大阪維新の会の大阪府議らの3勢力の均衡を非常に重視した役職分配となっており、同時に衆参両院議員のバランスも考慮したものとなっていた<ref name="発足" />が、[[第47回衆議院議員総選挙|2014年の衆院選]]を経た後の人事では、当選回数の比較的多い衆議院議員を中心として、各グループの人数に比例したような役員構成となっていた。 |
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なお、2014年12月24日の役員会ののち、党からは、前共同代表の橋下徹は最高顧問、前幹事長の松井一郎は顧問となったという公式発表があったが、橋下自身は「いちばん嫌いな肩書き」「死んでもやだ」などと最高顧問への就任を拒否。これに対し江田代表は「執行役員会で決定し、完全に有効だ」と述べ<ref name="SANKEI1224">{{ |
なお、2014年12月24日の役員会ののち、党からは、前共同代表の橋下徹は最高顧問、前幹事長の松井一郎は顧問となったという公式発表があったが、橋下自身は「いちばん嫌いな肩書き」「死んでもやだ」などと最高顧問への就任を拒否。これに対し江田代表は「執行役員会で決定し、完全に有効だ」と述べ<ref name="SANKEI1224">{{Wayback|url=http://www.sankei.com/politics/news/141224/plt1412240028-n1.html|title=維新、国会議員団の廃止検討 - 産経ニュース|date=20141227074235}}</ref>、報道機関等も「維新の党最高顧問 橋下徹」などの表記を使用している。 |
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[[2015年]][[5月19日]]、[[大阪都構想 |
[[2015年]][[5月19日]]、[[大阪市における特別区の設置についての投票|大阪都構想の住民投票]]の結果、否決された責任をとって辞任した[[江田憲司]]代表の後任に[[鳩山由紀夫]]元[[内閣総理大臣]]の最側近であった、[[松野頼久]]幹事長を選出<ref name="kokuji258" /><ref>[https://www.sankei.com/article/20150520-2VNJM6ELBNJJZMNCA2XSRBERVU/ 維新再出発、危うい結束 代表に松野氏選出 4勢力同居、草刈り場にも]産経新聞</ref><ref>[https://www.sankei.com/article/20150519-SIV2EQWB6BLHZCYUMPSOYX3XYY/ 維新、新代表に鳩山氏元側近の松野氏]産経新聞</ref>、同21日の執行委員会で、幹事長の後任に[[柿沢未途]]政調会長、政調会長の後任に[[今井雅人]]政調会長代理を充て、橋下最高顧問、松井顧問、[[馬場伸幸]]国対委員長、[[片山虎之助]]総務会長を留任させる人事を決定した<ref name="m"> {{Wayback|url=http://mainichi.jp/select/news/20150522k0000m010083000c.html|title=維新の党:幹事長らの人事を正式決定 - 毎日新聞|date=20150524012155}}</ref>。幹事長代行には[[松木謙公]]、[[石関貴史]]の辞任後空席<ref>{{Wayback|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501/2015010600408|title=時事ドットコム:維新・石関氏が役職辞任|date=20150402125647}}</ref>となっていた選対委員長に[[松浪健太]]、柴田巧総務会長代理が兼任していた役員室長に[[石関貴史]]を起用した<ref name="m" />。 |
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2015年8月27日、橋下と松井が離党したため、顧問と最高顧問は空席になった。同年9月8日、橋下・松井らの動きに同調する[[馬場伸幸]]国対委員長、[[片山虎之助]]総務会長、及び橋下らの離党の原因を作った[[柿沢未途]]幹事長を解任、後任には新党に参加しないことを表明している[[今井雅人]]政調会長を幹事長、[[小野次郎]]幹事長代理を総務会長、[[井坂信彦]]政調会長代理・選対委員長代理を政調会長、[[牧義夫]]を国対委員長に充てた<ref>[https://www.sankei.com/article/20150908-OTKRG7VIONN5LE57JVHYAMVMLE/ 馬場、片山、柿沢の各氏を解任 松野氏が再編への環境整備 後任は新党参加組外す]産経新聞</ref>。なお、片山は引き続き参議院議員会長には留まったが、執行役員からは外れた(10月14日馬場とともに除籍)。同月10日、馬場・片山の解任に抗議し、[[谷畑孝]]が副代表辞任を申し出<ref> |
2015年8月27日、橋下と松井が離党したため、顧問と最高顧問は空席になった。同年9月8日、橋下・松井らの動きに同調する[[馬場伸幸]]国対委員長、[[片山虎之助]]総務会長、及び橋下らの離党の原因を作った[[柿沢未途]]幹事長を解任、後任には新党に参加しないことを表明している[[今井雅人]]政調会長を幹事長、[[小野次郎]]幹事長代理を総務会長、[[井坂信彦]]政調会長代理・選対委員長代理を政調会長、[[牧義夫]]を国対委員長に充てた<ref>[https://www.sankei.com/article/20150908-OTKRG7VIONN5LE57JVHYAMVMLE/ 馬場、片山、柿沢の各氏を解任 松野氏が再編への環境整備 後任は新党参加組外す]産経新聞</ref>。なお、片山は引き続き参議院議員会長には留まったが、執行役員からは外れた(10月14日馬場とともに除籍)。同月10日、馬場・片山の解任に抗議し、[[谷畑孝]]が副代表辞任を申し出<ref>{{Wayback|url=http://www.asahi.com/articles/ASH9B5VDMH9BUTFK01F.html|title=維新・谷畑副代表、辞任申し出 松野代表に抗議:朝日新聞デジタル|date=20150912204344}}</ref>、同日了承され、兼任する代議士会長とともに副代表を辞任した。さらに15日、新党参加を表明していた副代表の今井豊大阪府議、総務会長代行の[[東徹 (政治家)|東徹]]参議院議員、政調会長代行の[[浅田均]]大阪府議、国対委員長代行の[[遠藤敬]]衆議院議員、[[松浪健太]]選挙対策委員長らを除籍した<ref name="yomiuri20151015" />。10月20日、執行役員会は、副代表の廃止、今井幹事長の選挙対策委員長兼任などを盛り込んだ新たな役員人事を決定<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/activity/news/2015/10/20/1724.html|title=役員人事について(2015.10.20現在) {{!}} ニュース|活動情報|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref>。これらの人事の結果、党内諸勢力の人数に比例していた人事から、民主党・結いの党出身者を中心とした人事に変化した。22日には、[[村岡敏英]]国対委員長代行、[[小熊慎司]]選対委員長代行が離党届を提出した<ref name="yomiuri20151022" />。 |
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同月24日、除籍された議員や「中間派」とされる議員らは、執行部を認めない立場から臨時党大会を開催し、松野代表によってなされた除籍処分を無効であると確認した上で、馬場伸幸を新代表に選出するとともに、維新の党の解党を決議したが、松野代表側は党大会を無効と主張している<ref name="NHK20151024" />。 |
同月24日、除籍された議員や「中間派」とされる議員らは、執行部を認めない立場から臨時党大会を開催し、松野代表によってなされた除籍処分を無効であると確認した上で、馬場伸幸を新代表に選出するとともに、維新の党の解党を決議したが、松野代表側は党大会を無効と主張している<ref name="NHK20151024" />。 |
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馬場らの一連の行動にかかわらず、7月12日に開催された「全国幹事長・事務局長会議」において11月初旬に行うと明らかにされていた代表選について<ref>[https:// |
馬場らの一連の行動にかかわらず、7月12日に開催された「全国幹事長・事務局長会議」において11月初旬に行うと明らかにされていた代表選について<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS13H0U_T10C15A7EAF000/ 維新代表選、11月初旬に先送り 執行部方針] 日本経済新聞 2015年7月13日 |
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</ref>、11月6日、臨時執行役員会において、11月24日告示、12月6日投開票の日程で行うことを決定した<ref> |
</ref>、11月6日、臨時執行役員会において、11月24日告示、12月6日投開票の日程で行うことを決定した<ref>{{Wayback|url=http://www.sankei.com/smp/politics/news/151106/plt1511060054-s.html|title=維新の党代表選は24日告示 - 産経ニュース|date=20160304090235}}</ref>。6日の投票においては、現職の松野と総務会長の小野の一騎討ちとなり、松野が大差で小野を破り再選を果たした。一般党員も一人一票の投票権が付与されたが、松野と小野に政策的な違いはなく投票率は38.06パーセントと低迷した。再選された松野は年内の民主党との統一会派結成や野党再編を目指す意向を示した<ref>{{Wayback|url=http://www.asahi.com/articles/ASHD54CR5HD5UTFK009.html|title=維新の党代表に松野氏再選 民主と統一会派結成へ:朝日新聞デジタル|date=20151207034637}}</ref>。 |
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;党役員(馬場執行部) |
;党役員(馬場執行部) |
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2015年10月24日、松野執行部と対立していた大阪系議員らによって開催された臨時党大会にて[[馬場伸幸]]が新たに代表に選出され、当日「新執行部」を選出した。選出された馬場ら4人はすぐには新党「おおさか維新の会」には参加せず、解散手続きを行うとしていた<ref> |
2015年10月24日、松野執行部と対立していた大阪系議員らによって開催された臨時党大会にて[[馬場伸幸]]が新たに代表に選出され、当日「新執行部」を選出した。選出された馬場ら4人はすぐには新党「おおさか維新の会」には参加せず、解散手続きを行うとしていた<ref>{{Wayback|url=http://mainichi.jp/select/news/20151025k0000m010053000c.html|title=維新:大阪系ら「解散」臨時党大会で決議…執行部は認めず - 毎日新聞|date=20151025132136}}</ref>。松野執行部側はこの臨時党大会そのものが無効であると主張し、一時は松野執行部と馬場執行部の2つの執行部が存在する異常事態となっていた。 |
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2015年12月8日、お互いの正当性をめぐって内紛を繰り広げていた松野執行部と馬場執行部が和解。馬場執行部は新党[[ |
2015年12月8日、お互いの正当性をめぐって内紛を繰り広げていた松野執行部と馬場執行部が和解。馬場執行部は新党「[[おおさか維新の会]]」に移籍するため解消へ<ref name="円満解散" />。 |
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{| class="wikitable" |
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301行目: | 294行目: | ||
!colspan="2"|副代表 |
!colspan="2"|副代表 |
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|[[谷畑孝]] |
|[[谷畑孝]] |
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|<small>[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]→</small>[[日本維新の会 (2012-2014)|維新]]国会議員団 |
|<small>[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]→</small>[[日本維新の会 (2012-2014)|日本維新の会]]国会議員団 |
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|衆議院議員 |
|衆議院議員 |
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!style="border-top:hidden"| ||代行 |
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|[[遠藤敬]] |
|[[遠藤敬]] |
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|<small>自由民主党→</small>維新国会議員団 |
|<small>自由民主党→</small>日本維新の会国会議員団 |
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|衆議院議員 |
|衆議院議員 |
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;国会議員団役員(廃止) |
;国会議員団役員(廃止) |
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結党時には日本維新の会時代の「国会議員団代表」にあたる国会議員組織長を党所属国会議員の投票による選挙で選出することが定められ、初回の選挙を9月22日候補者届出、24日投開票の日程で実施することが21日発表された<ref> |
結党時には日本維新の会時代の「国会議員団代表」にあたる国会議員組織長を党所属国会議員の投票による選挙で選出することが定められ、初回の選挙を9月22日候補者届出、24日投開票の日程で実施することが21日発表された<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/activity/news/2014/09/21/84.html|title=維新の党 国会議員組織長選挙についてのお知らせ {{!}} ニュース|活動情報|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref>。22日の届出には[[松野頼久]]のみが立候補し、松野の初代国会議員団会長就任が確定した<ref>{{cite news |newspaper=MSN産経ニュース |title=「維新の党」正式発足 国会議員団会長に松野氏 |url=https://www.sankei.com/politics/news/140922/plt1409220024-s.html |date=2014-09-22 |accessdate=2014-09-22}}{{リンク切れ|date=2022年10月}}</ref>。この後松野は国会議員団の幹事長や政調会長などの役員人事を決定、24日に記者会見で発表した。国会議員団は国会内での意思決定に責任を持ち、その最高機関は両院議員総会である。国会内での法案の賛否や他党との具体的な政策協議など国会運営上の国会運営上は議員団政調会長(片山)が、党の政策発表や公党間の政策協議・論議など党全体の政策の決定には党執行役員会政調会長(柿沢)が責任を持つ<ref>{{YouTube|ByQ1uW8NP5c|【2014.9.24】国会議員団役員会終了後の記者会見}} - 維新の党公式チャンネル</ref>。 |
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当時の体制では、代表で衆議院議員の江田憲司は国会議員団の役職には就かないが役員会には参加することとなっていた。<br /><br /> |
当時の体制では、代表で衆議院議員の江田憲司は国会議員団の役職には就かないが役員会には参加することとなっていた。<br /><br /> |
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しかし、[[第47回衆議院議員総選挙]]を経た12月24日の役員会で橋下代表・松井幹事長の役職辞任が決定されると同時に、党執行役員会と国会議員団の「二重構造」の解消を目指して国会議員団の廃止が提唱された。これにより人事の発表が見送られ、維新の党の公式ウェブサイトからも国会議員団のページが消えた。江田代表は次回通常国会([[第189回国会]])の開会までに正式に結論を出すとしている<ref name="SANKEI1224" />が、2015年1月20日現在までに国会議員団役員会を復活するという発表はなく、事実上党役員会として統合されている。なお、従来国会議員団にしか設置されていなかった国会対策委員長、選挙対策委員長、党紀委員長といった役職は党役員会の役職となっている。 |
しかし、[[第47回衆議院議員総選挙]]を経た12月24日の役員会で橋下代表・松井幹事長の役職辞任が決定されると同時に、党執行役員会と国会議員団の「二重構造」の解消を目指して国会議員団の廃止が提唱された。これにより人事の発表が見送られ、維新の党の公式ウェブサイトからも国会議員団のページが消えた。江田代表は次回通常国会([[第189回国会]])の開会までに正式に結論を出すとしている<ref name="SANKEI1224" />が、2015年1月20日現在までに国会議員団役員会を復活するという発表はなく、事実上党役員会として統合されている。なお、従来国会議員団にしか設置されていなかった国会対策委員長、選挙対策委員長、党紀委員長といった役職は党役員会の役職となっている。 |
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同月22日の幹事長記者会見において、松野頼久幹事長は記者団の質問に対し、この統合は橋下代表・松井幹事長が党要職から抜けている間の暫定的な措置であること。および国会運営に関わる部分の意思決定についてのみは国会議員団規約に基づいた両院議員総会を最高機関とし、党執行部と国会議員団の意見が異なる場合は両院議員総会における過半数意見が優越する制度を維持しているを明らかにした<ref> |
同月22日の幹事長記者会見において、松野頼久幹事長は記者団の質問に対し、この統合は橋下代表・松井幹事長が党要職から抜けている間の暫定的な措置であること。および国会運営に関わる部分の意思決定についてのみは国会議員団規約に基づいた両院議員総会を最高機関とし、党執行部と国会議員団の意見が異なる場合は両院議員総会における過半数意見が優越する制度を維持しているを明らかにした<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/activity/movie/2015/01/23/637.html|title=【2015.01.22】 松野頼久幹事長 記者会見 {{!}} 動画|活動情報|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref>。 |
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=== 所属国会議員 === |
=== 所属国会議員 === |
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※解散時の所属 |
※解散時の所属国会議員数26名([[衆議院]]議員21名、[[参議院]]議員5名) |
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! colspan="5" | [[衆議院議員]]<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/member/shugiin/|title=衆議院議員|役員・議員|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref> |
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|[[松野頼久]]<br />[[比例九州ブロック|比例九州]]、衆6 |
|[[松野頼久]]<br />[[比例九州ブロック|比例九州]]、衆6 |
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|[[木内孝胤]]<br />[[比例東京ブロック|比例東京]]、衆2 |
|[[木内孝胤]]<br />[[比例東京ブロック|比例東京]]、衆2 |
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|[[初鹿明博]]<br />比例東京、衆2 |
|[[初鹿明博]]<br />比例東京、衆2 |
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|[[井出庸生]]<br />[[ |
|[[井出庸生]]<br />[[長野3区]]、衆2 |
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|[[井坂信彦]]<br />[[ |
|[[井坂信彦]]<br />[[兵庫1区]]、衆2 |
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|[[高井崇志]]<br />[[比例中国ブロック|比例中国]]、衆2 |
|[[高井崇志]]<br />[[比例中国ブロック|比例中国]]、衆2 |
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! colspan="5" | [[参議院議員]]<ref>{{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/member/sangiin/|title=参議院議員|役員・議員|維新の党|date=2016年4月15日}}</ref> |
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! [[2016年 |
! [[第24回参議院議員通常選挙|2016年改選]] |
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|[[小野次郎 (政治家)|小野次郎]]<br />[[参議院比例区|比例]]、参1衆1 |
|[[小野次郎 (政治家)|小野次郎]]<br />[[参議院比例区|比例]]、参1衆1 |
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|[[柴田巧]]<br />比例、参1 |
|[[柴田巧]]<br />比例、参1 |
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|[[真山勇一]]<br />比例、参1 |
|[[真山勇一]]<br />比例、参1 |
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! [[2019年 |
! [[第25回参議院議員通常選挙|2019年改選]] |
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|[[川田龍平]]<br />比例、参2 |
|[[川田龍平]]<br />比例、参2 |
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※衆議院では[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]および無所属の[[野間健]]議員と統一会派「民主・維新・無所属クラブ」を結成していた。 |
※衆議院では[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]および無所属の[[野間健]]議員と統一会派「民主・維新・無所属クラブ」を結成していた<ref>{{WAP|pid=9906922|url=www.shugiin.go.jp/internet/itdb_giinprof.nsf/html/profile/338.html|title=野間健君|date=2016年3月2日}}</ref>。 |
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※解散時の所属国会議員数26名(衆議院議員21名、参議院議員5名) |
※解散時の所属国会議員数26名(衆議院議員21名、参議院議員5名) |
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衆議院議員 |
=== 衆議院議員 === |
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民進党→[[希望の党 (日本 2017)|希望の党]]へ |
[[民進党]]→[[希望の党 (日本 2017)|希望の党]]へ |
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*[[牧義夫]](→希望の党→[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]→立憲民主党) |
*[[牧義夫]](→希望の党→[[国民民主党 (日本 2018)|国民民主党]]→立憲民主党) |
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*[[松木謙公]](→希望の党→国民民主党→立憲民主党) |
*[[松木謙公]](→希望の党→国民民主党→立憲民主党) |
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*[[松田直久]](→無所属→立憲民主党) |
*[[松田直久]](→無所属→立憲民主党) |
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*[[水戸将史]](→無所属→日本維新の会) |
*[[水戸将史]](→無所属→日本維新の会) |
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参議院議員 |
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院内会派「民進党・[[新緑風会]]」 |
院内会派「民進党・[[新緑風会]]」 |
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*[[川田龍平]](→無所属→立憲民主党) |
*[[川田龍平]](→無所属→立憲民主党) |
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=== 出典 === |
=== 出典 === |
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{{Reflist|2}} |
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== 関連項目 == |
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== 外部リンク == |
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* {{WAP|pid=9956869|url=ishinnotoh.jp/|title=維新の党|date=2016年4月15日}} |
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* {{Official website|https://archive-ishinnotoh.minshin.or.jp/}}([[民進党]]サイト内アーカイブ) |
* {{Official website|https://archive-ishinnotoh.minshin.or.jp/}}([[民進党]]サイト内アーカイブ) |
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* {{YouTube|user=ishinnotoh|維新の党}} |
* {{YouTube|user=ishinnotoh|維新の党}} |
2024年12月23日 (月) 08:08時点における最新版
維新の党 Japan Innovation Party | |
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成立年月日 | 2014年8月1日[1]※ |
前身政党 |
日本維新の会[2] 結いの党[2] |
解散年月日 | 2016年3月27日[3] |
解散理由 | 民主党との合流(民進党の結党) |
後継政党 |
民進党[2] おおさか維新の会[2] 改革結集の会[4] |
本部所在地 |
〒542-0082 大阪府大阪市中央区島之内1-17-16 三栄長堀ビル北緯34度40分29.4秒 東経135度30分28.4秒[5](分裂前)〒100-0014 東京都千代田区永田町二丁目9-6 十全ビル101北緯35度40分31.3秒 東経139度44分29秒[6](分裂後) |
政治的思想 |
右派ポピュリズム[7] 保守主義[8] 統治機構改革[9][10] 民権[9]・地方分権[10] 自由民主主義[9] 小さな政府[10] 大阪都構想[10] |
政治的立場 | 中道右派[11][12][13][14] |
シンボル | 白抜きで"ISHIN"と書かれた青の円の右上にメビウスの輪 |
6120005017393 | |
公式サイト | 維新の党 |
※ 2014年9月21日に日本維新の会から党名変更 |
維新の党(いしんのとう、英: Japan Innovation Party)とは、かつて存在した日本の政党。小さな政府、地方分権、官僚主導の打破などを基本理念に掲げる[10]保守政党である[8]。略称は、維新。1字表記の際は、維。
日本維新の会共同代表で結いの党との合流に肯定的であった橋下徹らのグループは2014年8月1日に新たに「日本維新の会」の設立を届け出たうえで、改めて結いの党との合流に向けた交渉をスタートさせた。その後衆議院での統一会派結成などを経て、協議の結果9月21日に結党大会を開き、翌22日に大阪府選挙管理委員会を通じて総務大臣に『維新の党』の設立を届け出ることとした。
発足から向こう1年は両党から1人ずつ共同代表を出すこと、東京と大阪の双方に本部を置くことなどが決められるなど、結い側にも譲歩した組織となったが、登記上政党の主たる本部を大阪本部とし、代表者を橋下徹とすること、さらに手続き上は日本維新の会が改称し、結いの党が解党したうえで合流する形となるなど、日本維新側に若干の優位が見られる[15][16][17]。
しかし2015年11月、旧結いの党代表江田憲司(橋下は2014年12月に共同代表辞任)から代表を引き継いだ松野頼久率いる執行部に反発したグループが『おおさか維新の会』を、また同年12月に松野執行部にもおおさか維新にもつかない議員5人が『改革結集の会』を、それぞれ結成して離脱。
2016年3月27日に解党し、民主党を前身とする『民進党』に合流した[18]。この民進党には改革結集の会の議員も小沢鋭仁を除いて合流している。
党名
[編集]党名に関して当初から「維新」の名称を残したい維新側と、全く新しい名称で党イメージの刷新を図りたい結い側で長く協議がもつれ、一時は橋下代表が「もう『あ党』でも『い党』でもなんでもいい」と発言したが[19]、最終的に『維新の党』とすることで妥結した。一方、党名の英訳語には日本維新の会で用いられた"Restoration"が「王政復古」を意味し、外国メディアの混乱や復古主義への警戒を招いていることが永らく指摘されていたが、今回"Innovation"(イノベーション)と改められた[20]。
党史
[編集]結党前
[編集]2013年当時、野党の中でも日本維新の会とみんなの党は、政策も近く合併話が持ち上がっていた。しかし両党ともに党内は一枚岩ではなく、合併などを巡って党内対立が存在していた。
みんなの党内では、党運営を巡る対立や特定秘密保護法をめぐる政策の違い、野党再編に向けたスタンスの違いから渡辺喜美代表と江田憲司幹事長らの対立が激化。同党を除名された江田らを中心に2013年12月18日に結いの党が発足した。
江田らは従来から日本維新の会などとの選挙協力や将来的な政界再編を目指しており、2014年1月からは結いの党と日本維新の会の政策協議がスタート、さらに地方議会レベルでは東京都議会、神奈川県議会などで結いの党と日本維新の会の合同会派が続々と誕生した。これに対して今度は日本維新の会内で、結いの党との合流に肯定的な橋下のグループと否定的な石原慎太郎のグループとの党内対立が激化。結果、日本維新の会は7月31日に解党した。
翌8月1日、石原らは次世代の党を結党し離脱、残った議員が改めて日本維新の会(法的には、前日に解散された日本維新の会とは同名義の別団体)を再結党し総務大臣に設立届けを提出[21]。8月3日、日本維新の会と結いの党が合流に向けて新党設立準備会を設立[22]。9月10日の合同両院議員総会で新党名が「維新の党」に正式決定された[23]。
結党
[編集]2014年9月21日に結党大会を開き、正式に発足[24][25]。旧日本維新の会の橋下徹代表と、旧結いの党の江田憲司代表が共同代表を務める形となった[26]。また、11日にみんなの党に離党届を出していた大熊利昭衆議院議員についても同日入党が認められた[27]が、大熊の離党手続きが完了しておらず、10月14日まで党所属議員数への加算が見送られていた[28]。
なお、「結いの党」はこれに先立つ同日午前、結党大会の会場と同じ東京・高輪のホテルの隣の部屋で解党大会を開き、同日中に総務大臣に解散する届け出を行った[29][28]。
翌22日、大阪府選挙管理委員会を通じて総務大臣に「日本維新の会」を「維新の党」に名称変更する届けを提出し、受理された[30][28]。24日には衆議院事務局および参議院事務局に院内会派「日本維新の会・結いの党(会派略称:維結)」を「維新の党(略称:維新)」に変更することを届け出た。会派構成人数は衆院41人、参院11人で変更前と変わらず[31]。
第47回衆院選前後の動き
[編集]10月27日には民主党と維新の党の両国会対策委員長が会談し、衆院予算委員会にて両党であらかじめ質問のすみ分けを行った上で首相を追及することを確認した[32]。また、次期衆院選に向けた民主党との選挙協力については、愛知12区や山梨1区などで候補者の一本化に成功し、30あった両党の競合区を21にまで減らした[33]。
2014年12月、第47回衆議院議員総選挙が執行される。合併を巡る維新・みんな双方の党内対立や政党名変更から維新・橋下人気に陰りが出たとみられており、マスコミなどの事前予想では現有42議席からの大幅減は不可避、30台維持で大善戦、との見方であった[34][35]。投開票前日に、橋下は早々と敗北を認めるという異例の演説を行う。「もうみなさん、明日、自民党、公明党、歴史的な大勝利となります。なるんです。もう維新の党、はっきり言って負けます」[36]「2014年12月14日、午後8時。開票が始まった瞬間、自民と公明が320を超える議席を獲って歴史的な勝利を収めます」「いやもう、参りましたよ」「勝ち目ありません!」。また「維新は皆さんを冷めさせてしまった」と頭をさげたが、一方でその後続けて「負けを認めたうえでね、このまま無くなっていくなんて、そんなヤワな根性してません。今まで何度も踏みつぶされても、ここまでやってきた」「もう一度(党内を)引き締めます。立て直さしてください。もう一回、チャンスをください。維新を立ち上げた時の気持ちでやります。ただ完全に負けたら次がなくなる。せめて10人でも20人でも維新の議員を残してください」とも述べ、次回選挙までに党勢拡大を図る旨の発言をした[37]。選挙の結果、維新の党は衆議院で従来の42議席から1議席減の41議席と事前情勢調査より善戦し、第3党に踏みとどまる形となった[38]。一方橋下は54議席を獲得した2012年の衆院選と比べ勢いを欠いている情勢について、「維新の党に対する信任、党代表の僕への信任がなかったということだ」と述べた[39]。
この頃、維新の党是であった大阪都構想が佳境を迎えていた。23日、橋下が「大阪都構想の実現に専念したい」として翌年春の統一地方選挙まで「いったん」共同代表を辞任することを表明、松井一郎幹事長も橋下に同調して辞任した。これにともない、江田が単独の代表に、松野頼久国会議員団長が幹事長に就任。橋下は党の最高顧問、松井は党の顧問に就任したことが維新の党から発表された[40]。一方で、橋下自身は同日の執行役員会で最高顧問就任を断っており、翌24日の大阪市役所における登庁記者会見においても「了承した覚えはない。一番嫌な肩書。死んでも嫌」と述べた[41]が、後に就任を受け入れている[42][43]。
統一地方選挙で党勢を拡大して迎えた2015年5月17日、大阪都構想の住民投票が行われ、都構想は反対多数で否決された。橋下は大阪市長の任期終了後の政治家引退を表明した。同時に江田も代表を退くことを表明した。5月19日、幹事長の松野が代表に選ばれた[44]。
分裂
[編集]代表に就任した松野は5月24日の記者会見で「年内に100人以上の規模の新党を作る」と、野党再編に意欲を示した[45]。これに対し、橋下らは民主党右派などの政策の近いグループのみとの連携を模索しており[46]、「数合わせでは国民から信頼されない」と松野の発言をけん制した[47]。また、安全保障関連法案などへの対応をめぐっても両者間で路線対立が起きた[48]。
8月14日、幹事長の柿沢未途が山形市長選挙において、民主党・共産党などが推薦する立候補者を独断で応援に訪れた[49]ことで、対立に火がつく。松井が柿沢の辞任を要求するが、柿沢は辞任を拒否し、松野も「公党の幹事長が辞する案件ではない」と柿沢を擁護する[50]。27日、橋下・松井が役職の辞任と離党[51]、翌28日には新党結成をそれぞれ表明した[52]。橋下・松井に近い議員十数人がこれに追随し[53]、民主党との合流・野党再編を模索する松野・柿沢らとの分裂が決定的となった[54]。
橋下は新党を10月には結成すると述べ、また民主党出身者の参加を認めない方針を示し[55][56]、馬場伸幸国会対策委員長、片山虎之助総務会長らが新党への参加を表明した[57][58]。これに対し、松野は9月8日に馬場・片山と分裂の原因を作った柿沢の役職解任を決定した[59]。橋下は9月15日、新党名を『おおさか維新の会』にする考えを明らかにした[60]。
10月14日、分党協議が決裂し、松野ら執行部側は片山、馬場、東徹参議院議員を新党参加を理由に除籍処分とした[61]。これに対して片山ら新党組は松野の本来の代表任期は9月末であり、代表の効力は切れているため処分は無効であると主張した(維新の党は10月1日に党代表選挙を予定[62]しており、そのため松野の任期は9月末までとなっていた。分裂を巡る混乱で代表選挙が延期されたことから、松野は10月13日の執行役員会で任期延長の手続きを取ったが、片山は党大会で選出されていないため無効と主張した)[63]。翌15日には維新の党執行部は新党に参加する国会議員9人と地方議員153人を除籍処分にすることを決定[64][65]。一方で新党組は同日以降、大阪市の党本部にある政党交付金用の通帳や印鑑を国会議員が交代で死守するなど、両者の争いは泥沼化した[66]。
21日には、参院の会派代表は新党派の片山が握っていたため、執行部派の5人(小野次郎、真山勇一、柴田巧、寺田典城、川田龍平、いずれも旧結いの党出身者)の会派離脱を参議院事務局に届け出、事実上の追放となった[67]。5名は27日、新会派「維新の党(参議院)」を結成した(会派代表は寺田)[68]。
22日、松野、橋下両派と距離を置く小沢鋭仁、小熊慎司、村岡敏英、重徳和彦の4名が離党届を提出し[69](12月21日、新党「改革結集の会」を結成[70])、以降も議員の離党届が相次いだ[71][72]。
大阪系の議員は、9月末をもって松野の任期は切れたため執行部による処分は無効、との解釈の下、24日、大阪市内のホテルで「臨時党大会」を開催、議決権を持つ特別党員の過半数に当たる233人(委任を含めると287人)が出席したため、「党大会」は成立と主張し、新代表に馬場伸幸衆議院議員を、幹事長に今井豊大阪府議を選出した上で、維新の党の解党を全会一致で決定した[73][74][75][76]。これに対して松野側は、「党大会」は党の規約に基づいて行われていないので正式な大会ではなく、解党も含め全ての決議や人事を無効と断じた[75]。総務省に解党の届け出が出された場合には、刑事告訴するとし[77]、参加者の内、党籍の残る中間派の出席者も除籍とする方針を固めた[78]。一方で馬場側も松野が代表任期が切れた後に政党の事務所所在地など変更する書類を「党代表者」として作成、関係各署に提出したことは「有印私文書偽造にあたる」と指摘し告訴する方針を表明した[79]。更に30日には松野側が新党派の東徹参議院議員と事務局長に対し、大阪市の党本部で管理している党員名簿の返還を求める訴訟を大阪地裁に起こした[80]。11月2日、おおさか維新の会が結成される。
11月17日、新党に参加した国会議員のうち維新の党に党籍の残る7名が除籍処分となり、離党を表明したが新党には参加しない6名の離党届は受理された[81]。
両者の争いは長期化したが、12月8日、結党理念「維新の党を将来的に解党すること」[82]を再確認するなどして、両者の円満解決合意が行われた。この合意によって、「野党再編に互いに協力」・「野党再編が実現した段階で、維新の党側が「維新」の名称使用をやめる」・「人件費など党運営に必要な経費を除いた政党交付金の国庫返納」・「双方が刑事訴訟や民事訴訟を取り下げる」などが約された[83]。25日、新党派の内で分党騒動の収拾のため、最後まで維新の党の党籍を主張していた馬場、遠藤敬(衆院議員)、東の三名がおおさか維新の会に合流した[84]。
維新の党が分裂した原因は表向きは柿沢幹事長の解任騒動である。しかし、水面下では橋下派が党代表選で主導権を握るべく党員も議員も一人一票とする方針を決めたところ、これに生活の党代表の小沢一郎が目をつけ、民主党など野党との共闘路線を説く松野を再選させるべく生活の党や維新の党内の小沢系議員に維新の党の党員集めを指示した。元側近の松木謙公幹事長代行が1人で約1万人の党員を集めたほか、松野は約3000人、牧義夫国対委員長は約1000人を確保したとされる。これらの動きを察知した橋下は代表選で負ける前に先手を打つ形で党を割ることを決断したと産経新聞の政治部編集委員は分析している[85]。
野党再編へ
[編集]分党問題に決着をつけた維新の党は、民主党との連携に関心を移す。12月18日、衆議院統一会派「民主・維新・無所属クラブ」が結成される。会派には無所属の衆議院議員野間健も参加し、93名となった[86]。一方で、参議院の統一会派については、翌年夏の参院選で維新の党の議員が埋没しかねないとの懸念から延期された[87]が、翌2016年1月6日、参議院で日本を元気にする会との統一会派「維新・元気の会」を結成する[88]。衆参で異なる党と統一会派を結成することは通常なく、民主党側が反発した[89][90][91][92]。後述の民主党との合併が確定した後の3月4日、日本を元気にする会との参議院統一会派は解消された[93]。
2月22日、松野と民主党の岡田克也代表が会談し、民主党が維新の党を吸収合併することで合意した[94]。なお、合併方法が吸収合併(民主党は存続)となったため、維新の党の議員のうち、みんなの党で当選してから結いの党経由で合流した参院議員5人は合流できないことになった[95]。
新党の党名に関しては民主側は党名の継続を、維新側は党名変更を主張したため、両党のホームページとファックスを用いて一般公募を行い[96]、民主側は「立憲民主党」、維新側は「民進党」を提示した。この両者の間で更に意見を募った結果、3月14日、新しい党名が『民進党』に決定する。以降両党内部で手続きが進められ、3月25日、松野・岡田の両代表間で合併協議書が調印された[97]。更に、かつて分裂騒動の際に袂を分けた改革結集の会も民進党へ参加、再び行動を共にすることとなった(議員5人の内、小沢鋭仁はおおさか維新の会へ合流)[98]。なお、このとき民主側が提示した「立憲民主党」は、第48回衆議院議員総選挙の際に、枝野幸男代表の下、希望の党への公認申請を拒否した民進党議員(前職では民主側から11名、維新側から5名)によって結党された新党の名称となった。
3月27日、『民進党』結党大会に先駆けて午前中に行われた維新の党の臨時党大会において、新党「民進党」結成のための解党を決議、全会一致で採択された[18]。なお「維新」の略称は、おおさか維新の会の略称として引き続き使用される。
政党交付金については必要経費を差し引いた残余金の約2億円を国庫に返納した[99]。ただし、解散前に松井一郎の元秘書を代表におおさか維新の会と同じ住所を本拠地として設立された「なんば維新」という政治団体に、おおさか維新系の議員が管理する支部から約8700万円の寄付が行われ、なんば維新はおおさか維新設立後にその政治資金を寄付して解散しており、国庫への返納逃れのための政治資金還流が行われたのではないかとの指摘がある。マスコミの取材に対して、なんば維新およびおおさか維新側は「お金を一時的にプールするためになんば維新を使った」「おおさか維新に政党交付金が出る16年4月までの活動資金として必要だった」などと釈明した[100]。
政策
[編集]綱領
[編集]結いの党の綱領に見られた「『保守対リベラル』を越えた政治を目標とする」という文言は維新の党の綱領にも引き継がれた[9]。
基本政策
[編集]基本政策の第一に「憲法改正による統治機構改革」を掲げ、具体的には会計制度や会計基準の変更、予算編成プロセスの改革、憲法67条改正による首相公選制の導入、憲法96条の改正要件柔軟化などを掲げている。また、道州制の導入、安全保障政策の主軸としての日米同盟堅持、特定秘密保護法の見直し、持続可能な社会保障制度改革の実現、教育行政に対する権限を地方自治体に移譲する教育制度改革などを掲げている。
維新の党公式ウェブサイト内の「基本政策」による[101]。
- 憲法改正による統治機構改革
- 規制改革の断行を柱とする成長戦略、「小さな行政機構」の実現
- 道州制の導入
- 市場メカニズムを通じた「原発フェードアウト」と「自然エネルギー立国」
- 集団的自衛権の検討を含む「自衛権」行使の範囲の適正化と法整備、「ソフトパワー外交」の積極的展開
- 少子高齢化に対応できる持続可能で受益と負担を明確化した「社会保障制度改革」
- 教育行政に対する責任体制を明確にする「教育制度改革」
- 教育行政に対する権限を地方自治体に移譲
- 被災地主導の「震災復興」と国主導の「原発事故対応」を加速化
その他
[編集]- 選択的夫婦別姓制度導入への賛否について、おおさか維新の会との分裂後の党の姿勢はまだ定まっていない[102]、と報道されたが、2016年2月に民主党と共同で選択的夫婦別姓と再婚禁止期間短縮等を柱とする「民法の一部を改正する法律案」を共同議員立法として登録した[103]。なお、分裂前の2014年の衆議院選挙においては、選択的夫婦別姓制度導入について「反対」を公約に掲げていた[104]。議員単位で見れば選択的夫婦別姓導入に賛成する議員も反対する議員も見られる[105][106][107]。
役職
[編集]歴代代表一覧
[編集]代 | 代表 | 在任期間 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1 | 橋下徹 | 2014年9月21日 - 2014年12月23日 | 共同代表制。 | |
江田憲司 | ||||
2 | 江田憲司 | 2014年12月24日 - 2015年5月17日 | 単独で代表。 | |
3 | 松野頼久 | 2015年5月19日 - 2016年3月27日 | 当初の任期は2015年9月30日まで。 | |
(4) | 馬場伸幸 | 2015年10月24日 - 2015年12月8日 | 松野頼久と係争状態にあった。 |
歴代の役員表
[編集]代表 | 代表代行 | 副代表 | 幹事長 | 幹事長代行 | 政務調査 会長 |
総務会長 | 国会対策 委員長 |
参議院会長 | 選挙対策 委員長 |
就任年月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
橋下徹 江田憲司 |
松野頼久 | 今井豊 | 松井一郎 | 小沢鋭仁 | 柿沢未途 | 片山虎之助 | 松浪健太 | 松野頼久 | 2014年9月 | |
江田憲司 | (廃止) | 谷畑孝 今井豊 |
松野頼久 | 松浪健太 | 馬場伸幸 | 片山虎之助 | 石関貴史[注 1] | 2014年12月 | ||
松野頼久 | 柿沢未途 | 松木謙公 | 今井雅人 | 松浪健太 | 2015年5月 | |||||
今井雅人 | 井坂信彦 | 小野次郎 | 牧義夫 | 2015年9月 | ||||||
(廃止) | (空席) | 今井雅人 | 2015年10月[注 2] | |||||||
小野次郎 | 牧義夫 | 石関貴史 | 寺田典城 | 松木謙公 | 2015年12月 |
役員
[編集]- 党役員
役職名 | 氏名 | 出身グループ | 議会等 | |
---|---|---|---|---|
代表 | 松野頼久 | 民主党→日本維新の会国会議員団 | 衆議院議員 | |
幹事長 | 今井雅人 | 民主党→日本維新の会国会議員団 | 衆議院議員 | |
代行 | 松木謙公 | 新党大地 | 衆議院議員 | |
代理 | 井坂信彦 | 結いの党 | 衆議院議員 | |
代理 | 木内孝胤 | 生活の党 | 衆議院議員 | |
両院議員総会長 | 坂本祐之輔 | 維新国会議員団 | 衆議院議員 | |
総務会長 | 牧義夫 | 生活の党→結いの党 | 衆議院議員 | |
代行 | 柴田巧 | 結いの党 | 参議院議員 | |
代理 | 水戸将史 | 民主党→日本維新の会国会議員団 | 衆議院議員 | |
代理 | 川田龍平 | 結いの党 | 参議院議員 | |
政務調査会長 | 小野次郎 | 結いの党 | 参議院議員 | |
代理 | 井出庸生 | 結いの党 | 衆議院議員 | |
代理 | 高井崇志 | 民主党 | 衆議院議員 | |
国会対策委員長 | 石関貴史 | 民主党→日本維新の会国会議員団 | 衆議院議員 | |
選挙対策委員長 | 松木謙公 | 新党大地 | 衆議院議員 | |
党規委員長 | 川田龍平 | 結いの党 | 参議院議員 | |
役員室長 | 松木謙公 | 新党大地 | 衆議院議員 |
(2015年12月8日執行役員会で承認[108])
党発足当初の執行役員人事をめぐっては両共同代表間で協議したうえで指名する形がとられた[109]。この人事では、旧・結いの党、旧・日本維新の会の国会議員、大阪維新の会の大阪府議らの3勢力の均衡を非常に重視した役職分配となっており、同時に衆参両院議員のバランスも考慮したものとなっていた[24]が、2014年の衆院選を経た後の人事では、当選回数の比較的多い衆議院議員を中心として、各グループの人数に比例したような役員構成となっていた。
なお、2014年12月24日の役員会ののち、党からは、前共同代表の橋下徹は最高顧問、前幹事長の松井一郎は顧問となったという公式発表があったが、橋下自身は「いちばん嫌いな肩書き」「死んでもやだ」などと最高顧問への就任を拒否。これに対し江田代表は「執行役員会で決定し、完全に有効だ」と述べ[110]、報道機関等も「維新の党最高顧問 橋下徹」などの表記を使用している。
2015年5月19日、大阪都構想の住民投票の結果、否決された責任をとって辞任した江田憲司代表の後任に鳩山由紀夫元内閣総理大臣の最側近であった、松野頼久幹事長を選出[44][111][112]、同21日の執行委員会で、幹事長の後任に柿沢未途政調会長、政調会長の後任に今井雅人政調会長代理を充て、橋下最高顧問、松井顧問、馬場伸幸国対委員長、片山虎之助総務会長を留任させる人事を決定した[113]。幹事長代行には松木謙公、石関貴史の辞任後空席[114]となっていた選対委員長に松浪健太、柴田巧総務会長代理が兼任していた役員室長に石関貴史を起用した[113]。
2015年8月27日、橋下と松井が離党したため、顧問と最高顧問は空席になった。同年9月8日、橋下・松井らの動きに同調する馬場伸幸国対委員長、片山虎之助総務会長、及び橋下らの離党の原因を作った柿沢未途幹事長を解任、後任には新党に参加しないことを表明している今井雅人政調会長を幹事長、小野次郎幹事長代理を総務会長、井坂信彦政調会長代理・選対委員長代理を政調会長、牧義夫を国対委員長に充てた[115]。なお、片山は引き続き参議院議員会長には留まったが、執行役員からは外れた(10月14日馬場とともに除籍)。同月10日、馬場・片山の解任に抗議し、谷畑孝が副代表辞任を申し出[116]、同日了承され、兼任する代議士会長とともに副代表を辞任した。さらに15日、新党参加を表明していた副代表の今井豊大阪府議、総務会長代行の東徹参議院議員、政調会長代行の浅田均大阪府議、国対委員長代行の遠藤敬衆議院議員、松浪健太選挙対策委員長らを除籍した[64]。10月20日、執行役員会は、副代表の廃止、今井幹事長の選挙対策委員長兼任などを盛り込んだ新たな役員人事を決定[117]。これらの人事の結果、党内諸勢力の人数に比例していた人事から、民主党・結いの党出身者を中心とした人事に変化した。22日には、村岡敏英国対委員長代行、小熊慎司選対委員長代行が離党届を提出した[69]。
同月24日、除籍された議員や「中間派」とされる議員らは、執行部を認めない立場から臨時党大会を開催し、松野代表によってなされた除籍処分を無効であると確認した上で、馬場伸幸を新代表に選出するとともに、維新の党の解党を決議したが、松野代表側は党大会を無効と主張している[75]。
馬場らの一連の行動にかかわらず、7月12日に開催された「全国幹事長・事務局長会議」において11月初旬に行うと明らかにされていた代表選について[118]、11月6日、臨時執行役員会において、11月24日告示、12月6日投開票の日程で行うことを決定した[119]。6日の投票においては、現職の松野と総務会長の小野の一騎討ちとなり、松野が大差で小野を破り再選を果たした。一般党員も一人一票の投票権が付与されたが、松野と小野に政策的な違いはなく投票率は38.06パーセントと低迷した。再選された松野は年内の民主党との統一会派結成や野党再編を目指す意向を示した[120]。
- 党役員(馬場執行部)
2015年10月24日、松野執行部と対立していた大阪系議員らによって開催された臨時党大会にて馬場伸幸が新たに代表に選出され、当日「新執行部」を選出した。選出された馬場ら4人はすぐには新党「おおさか維新の会」には参加せず、解散手続きを行うとしていた[121]。松野執行部側はこの臨時党大会そのものが無効であると主張し、一時は松野執行部と馬場執行部の2つの執行部が存在する異常事態となっていた。
2015年12月8日、お互いの正当性をめぐって内紛を繰り広げていた松野執行部と馬場執行部が和解。馬場執行部は新党「おおさか維新の会」に移籍するため解消へ[83]。
役職名 | 氏名 | 出身グループ | 議会等 | |
---|---|---|---|---|
代表 | 馬場伸幸 | 大阪維新の会 | 衆議院議員 | |
副代表 | 谷畑孝 | 自由民主党→日本維新の会国会議員団 | 衆議院議員 | |
副代表 | 横倉廉幸 | 大阪維新の会 | 大阪府議会議員 | |
幹事長 | 今井豊 | 大阪維新の会 | 大阪府議会議員 | |
代行 | 遠藤敬 | 自由民主党→日本維新の会国会議員団 | 衆議院議員 | |
総務会長 | 東徹 | 大阪維新の会 | 参議院議員 | |
代理 | 西林克敏 | 大阪維新の会 | 大阪府議会議員 | |
政務調査会長 | 浅田均 | 大阪維新の会 | 大阪府議会議員 | |
代理 | 大内啓治 | 大阪維新の会 | 大阪市会議員 |
(2015年10月24日選出[122])
- 国会議員団役員(廃止)
結党時には日本維新の会時代の「国会議員団代表」にあたる国会議員組織長を党所属国会議員の投票による選挙で選出することが定められ、初回の選挙を9月22日候補者届出、24日投開票の日程で実施することが21日発表された[123]。22日の届出には松野頼久のみが立候補し、松野の初代国会議員団会長就任が確定した[124]。この後松野は国会議員団の幹事長や政調会長などの役員人事を決定、24日に記者会見で発表した。国会議員団は国会内での意思決定に責任を持ち、その最高機関は両院議員総会である。国会内での法案の賛否や他党との具体的な政策協議など国会運営上の国会運営上は議員団政調会長(片山)が、党の政策発表や公党間の政策協議・論議など党全体の政策の決定には党執行役員会政調会長(柿沢)が責任を持つ[125]。
当時の体制では、代表で衆議院議員の江田憲司は国会議員団の役職には就かないが役員会には参加することとなっていた。
しかし、第47回衆議院議員総選挙を経た12月24日の役員会で橋下代表・松井幹事長の役職辞任が決定されると同時に、党執行役員会と国会議員団の「二重構造」の解消を目指して国会議員団の廃止が提唱された。これにより人事の発表が見送られ、維新の党の公式ウェブサイトからも国会議員団のページが消えた。江田代表は次回通常国会(第189回国会)の開会までに正式に結論を出すとしている[110]が、2015年1月20日現在までに国会議員団役員会を復活するという発表はなく、事実上党役員会として統合されている。なお、従来国会議員団にしか設置されていなかった国会対策委員長、選挙対策委員長、党紀委員長といった役職は党役員会の役職となっている。
同月22日の幹事長記者会見において、松野頼久幹事長は記者団の質問に対し、この統合は橋下代表・松井幹事長が党要職から抜けている間の暫定的な措置であること。および国会運営に関わる部分の意思決定についてのみは国会議員団規約に基づいた両院議員総会を最高機関とし、党執行部と国会議員団の意見が異なる場合は両院議員総会における過半数意見が優越する制度を維持しているを明らかにした[126]。
議員団役職 | 氏名 | 執行役員会役職(当時) | 備考 | |
---|---|---|---|---|
会長 選挙対策委員長 |
松野頼久 | 代表代行 | 旧日本維新の会・国会議員団代表 | |
副会長 | 谷畑孝 | 旧維新・議員団両院議員総会長兼代議士会長 | ||
役員室室長 | 柴田巧 | 総務会長代理 | 旧結いの党・参議院国会対策委員長 | |
副室長 | 小熊慎司 | 旧維新・議員団国会対策委員長代理 | ||
広報委員長 | ||||
代理 | 林宙紀 | 旧結い・広報委員長 | ||
幹事長 | 小沢鋭仁 | 幹事長代行 | 旧日本維新・議員団幹事長 | |
代理 | 室井邦彦 | 旧維新・議員団参議院幹事長 | ||
代理 | 村岡敏英 | 旧維新・議員団幹事長代理 | ||
政調会長 | 片山虎之助 | 総務会長 | 旧維新・議員団政調会長 | |
代理 | 柿沢未途 | 政調会長 | 旧結い・政調会長 | |
代理 | 今井雅人 | 政調会長代理 | 旧維新・議員団政調副会長 | |
両院議員総会長 | 小野次郎 | 幹事長代理 | 旧結い・幹事長 | |
副会長 | 清水鴻一郎 | 旧維新・議員団党規委員長 | ||
総務会長 | 川田龍平 | 旧結い・政調会長代行兼国対委員長代理(参) | ||
代理 | 東徹 | 総務会長代行 | 旧維新・総務会長 | |
国対委員長 | 松浪健太 | 旧維新・議員団総務会長 | ||
代理 | 石関貴史 | 旧維新・議員団国対委員長 | ||
財務委員長 | ||||
党紀委員長 | 馬場伸幸 | 旧維新・議員団総務会長代理兼組織委員長 大阪維新の会副代表 |
党勢
[編集]衆議院
[編集]選挙 | 当選/候補者 | 定数 | 得票数(得票率) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
選挙区 | 比例代表 | ||||
(結党時) | 41/- | 480 | - | - | その後1名入党 |
第47回総選挙 | 41/172 | 480 | 4,319,646(8.2%) | 8,382,699(15.72%) | |
(分裂後) | 21/- | 480 | - | - |
参議院
[編集]選挙 | 当選/候補者 | 非改選 | 定数 | 得票数(得票率) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選挙区 | 比例代表 | |||||
(結党時) | 11/- | - | 242 | - | - | |
(分裂後) | 5/- | - | 242 | - | - |
所属国会議員
[編集]※解散時の所属国会議員数26名(衆議院議員21名、参議院議員5名)
衆議院議員[127] | ||||
---|---|---|---|---|
松野頼久 比例九州、衆6 |
江田憲司 神奈川8区、衆5 |
牧義夫 比例東海、衆5 |
松木謙公 比例北海道、衆4 |
石関貴史 比例北関東、衆4 |
太田和美 比例南関東、衆3 |
柿沢未途 東京15区、衆3 |
今井雅人 比例東海、衆3 |
坂本祐之輔 比例北関東、衆2 |
青柳陽一郎 比例南関東、衆2 |
木内孝胤 比例東京、衆2 |
初鹿明博 比例東京、衆2 |
井出庸生 長野3区、衆2 |
井坂信彦 兵庫1区、衆2 |
高井崇志 比例中国、衆2 |
水戸将史 比例南関東、衆1参1 |
升田世喜男 比例東北、衆1 |
篠原豪 比例南関東、衆1 |
落合貴之 比例東京、衆1 |
松田直久 比例東海、衆1 |
横山博幸 比例四国、衆1 |
||||
参議院議員[128] | ||||
2016年改選 | 小野次郎 比例、参1衆1 |
柴田巧 比例、参1 |
寺田典城 比例、参1 |
真山勇一 比例、参1 |
2019年改選 | 川田龍平 比例、参2 |
※衆議院では民主党および無所属の野間健議員と統一会派「民主・維新・無所属クラブ」を結成していた[129]。
維新の党後の動向
[編集]※解散時の所属国会議員数26名(衆議院議員21名、参議院議員5名)
衆議院議員
[編集]- 牧義夫(→希望の党→国民民主党→立憲民主党)
- 松木謙公(→希望の党→国民民主党→立憲民主党)
- 井坂信彦(→希望の党→国民民主党→立憲民主党)
- 今井雅人(→希望の党→国民民主党→無所属→立憲民主党)
- 坂本祐之輔(→希望の党→無所属→立憲民主党)
- 升田世喜男(→希望の党→無所属→立憲民主党)
- 柿沢未途(→希望の党→無所属→自由民主党)
- 井出庸生(→希望の党→無所属→自由民主党)
- 木内孝胤(→希望の党→無所属→日本維新の会)
- 太田和美(→希望の党→無所属→れいわ新選組→無所属)
- 石関貴史(→希望の党→無所属)
- 横山博幸(→希望の党→無所属)
- 松野頼久
民進党→立憲民主党へ
民進党→無所属へ
参議院議員
[編集]院内会派「民進党・新緑風会」
- 川田龍平(→無所属→立憲民主党)
- 小野次郎(→無所属→立憲民主党)
- 真山勇一(一度辞任後に民進党入党→立憲民主党)
- 柴田巧(→無所属→希望の党→日本維新の会)
- 寺田典城(第24回参議院議員選挙不出馬)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
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※この時点における党公式ウェブサイト最下部には大阪・東京両方の党本部の住所が記載せれている。 - ^ 維新の党(2016年1月6日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
※この時点における党公式ウェブサイト最下部に記載せれている党本部の住所は東京本部だけになっている。 - ^ 維新の党 ― 右派ポピュリズムはリベラルを超えるか. (2015-09-23) .
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- ^ 野間健君(2016年3月2日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project