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2022年3月11日 (金) 23:00時点における版
サトノクラウン | ||||||||||||||||||
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2017年宝塚記念 | ||||||||||||||||||
欧字表記 | Satono Crown[1][2] | |||||||||||||||||
香港表記 | 里見皇冠[3] | |||||||||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||||||||||||||
性別 | 牡[1] | |||||||||||||||||
毛色 | 黒鹿毛 | |||||||||||||||||
生誕 | 2012年3月10日[1] | |||||||||||||||||
死没 | (存命) | |||||||||||||||||
抹消日 | 2018年11月30日[4] | |||||||||||||||||
父 | Marju[1] | |||||||||||||||||
母 | ジョコンダII[1] | |||||||||||||||||
母の父 | Rossini[1] | |||||||||||||||||
生国 | 日本 | |||||||||||||||||
生産者 | ノーザンファーム[1] | |||||||||||||||||
馬主 | (株)サトミホースカンパニー[1] | |||||||||||||||||
調教師 | 堀宣行(美浦)[1] | |||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||
生涯成績 |
20戦7勝 国内:17戦6勝 海外:3戦1勝 | |||||||||||||||||
獲得賞金 |
6億3210万3100円 国内:4億8603万6000円 海外:940万5000香港ドル | |||||||||||||||||
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サトノクラウン(英: Satono Crown、2012年3月10日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2016年の香港ヴァーズ(G1)[5]、2017年の宝塚記念(GI)、2015年の弥生賞(GII)、2016年・2017年の京都記念(GII)[6]、2014年の東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)。
経歴
2歳 - 3歳(2014年 - 2015年)
2歳で東スポ杯2歳S(この時、ゲートで立ち上がってしまい、枠内駐立不良となり発走調教再審査)を含む2戦2勝のあと、発走調教再審査合格後の3歳初戦の弥生賞を勝ち、3戦不敗とした。過去に弥生賞まで全勝のまま皐月賞に挑むのは9頭いて、そのうち7頭が皐月賞、日本ダービー、菊花賞の中央競馬クラシック三冠のいずれかを勝っているほか、2頭はその全てに勝って三冠馬となっていた。こうしたことから、サトノクラウンには注目が集まった[7]。
しかし、皐月賞、日本ダービーとも敗れ、秋は天皇賞(秋)で17着に大敗した[6]。
4歳(2016年)
復帰初戦に京都記念を選択して関西へ遠征。当日は重馬場だったが、ミルコ・デムーロ鞍上のもと2着のタッチングスピーチに3馬身差をつけ勝利を収めた[8]。関東馬が京都記念を勝つのは1988年のカシマウイング以来28年ぶりとなった[8]。
その後、香港のクイーンエリザベス2世カップへと遠征するが大敗、帰国後の宝塚記念、秋緒戦の天皇賞(秋)ともに振るわず再び矛先を香港へ向けてきた。
本馬が選択した香港ヴァースには同年の凱旋門賞を2着し、前走BCターフを勝ったハイランドリールが連覇を狙い出走しており、単勝1.3倍の支持を受けていた。
レースは直線に入るや逃げたハイランドリールが後続を引き離しにかかると、これを唯一追ったサトノクラウンとの一騎討ちとなり、ゴール寸前で逃げを捉えたサトノクラウンに軍配が上がった。
5歳(2017年)
年内始動戦は、前年と同じく京都記念を選択し、2016年の日本ダービーの勝ち馬マカヒキ、前走日経新春杯を勝利し挑んだミッキーロケットに次ぐ3番人気に推された。道中は中団に位置し、直線で逃げ粘るヤマカツライデンとガリバルディを交わすと追い縋るマカヒキやスマートレイアーの追撃を封じ、2着に1馬身差をつけ勝利。同レース2連覇を達成した。奇しくも、マカヒキとサトノクラウンは無敗の弥生賞馬であり、対決を制したことによりその力を示した結果となった[6]。 続く大阪杯は6着と一息だったが、宝塚記念では内からしぶとく食い下がるグランプリ王者ゴールドアクターを振り切って悲願のGI国内制覇となった。これにより宝塚記念は2年連続関東馬のワンツーとなった (16年はマリアライトとドゥラメンテ)。秋初戦の天皇賞(秋)では好位追走から最後の直線で先に抜け出したキタサンブラックとのマッチレースになるもクビ差及ばず2着となる[9]。その後、ジャパンカップは10着、有馬記念は13着と2戦続けての大敗となった。
6歳(2018年)
始動戦となったドバイシーマクラシックでは2016年香港ヴァーズ以来となるジョアン・モレイラとのコンビで挑むも7着。帰国後は連覇がかかった宝塚記念に出走するも12着惨敗。11月の第38回ジャパンカップで9着を最後に現役を引退した。引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となる[4]。
-
2016年京都記念
-
2017年宝塚記念
競走成績
出典:[6]
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
タイム差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬/(2着馬) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014.10.25 | 東京 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 16 | 5 | 10 | 2.7 (2人) | 1着 | 1:50.0(33.5) | -0.2 | 福永祐一 | 55kg | (アンタラジー) | |
11.24 | 東京 | 東スポ杯2歳S | GIII | 芝1800m(良) | 13 | 1 | 1 | 8.1 (4人) | 1着 | 1:47.9(33.8) | -0.0 | R.ムーア | 55kg | (アヴニールマルシェ) |
2015. 3. 8 | 中山 | 弥生賞 | GII | 芝2000m(稍) | 11 | 4 | 4 | 6.3 (2人) | 1着 | 2:01.8(35.7) | -0.2 | 福永祐一 | 56kg | (ブライトエンブレム) |
4.19 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m(良) | 15 | 5 | 8 | 3.1 (1人) | 6着 | 1:58.9(34.5) | 0.7 | C.ルメール | 57kg | ドゥラメンテ |
5.31 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 6 | 11 | 6.3 (3人) | 3着 | 2:23.5(33.8) | 0.3 | C.ルメール | 57kg | ドゥラメンテ |
11. 1 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 18 | 2 | 3 | 12.5 | (7人)17着 | 1:59.9(35.1) | 1.5 | C.ルメール | 56kg | ラブリーデイ |
2016. 2.14 | 京都 | 京都記念 | GII | 芝2200m(重) | 15 | 4 | 7 | 9.2 (6人) | 1着 | 2:17.7(36.6) | -0.5 | M.デムーロ | 56kg | (タッチングスピーチ) |
4.24 | 沙田 | QE2世C | GI | 芝2000m(稍) | 13 | 8 | 7 | 8.0 (5人) | 12着 | 2:04.39 | 3.1 | Z.パートン | 57kg | Werther |
6.26 | 阪神 | 宝塚記念 | GI | 芝2200m(稍) | 17 | 8 | 15 | 28.7 | (9人)6着 | 2:13.5(36.8) | 0.7 | 岩田康誠 | 58kg | マリアライト |
10.30 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(良) | 15 | 3 | 4 | 21.5 | (8人)14着 | 2:00.8(35.4) | 1.5 | 福永祐一 | 58kg | モーリス |
12.11 | 沙田 | 香港ヴァーズ | GI | 芝2400m(良) | 14 | 9 | 4 | 11.4 | (4人)1着 | 2:26.22 | -0.1 | J.モレイラ | 57kg | (Highland Reel) |
2017. 2.12 | 京都 | 京都記念 | GII | 芝2200m(稍) | 10 | 6 | 6 | 4.4 (3人) | 1着 | 2:14.1(34.9) | -0.2 | M.デムーロ | 58kg | (スマートレイアー) |
4. 2 | 阪神 | 大阪杯 | GI | 芝2000m(良) | 14 | 5 | 7 | 4.6 (3人) | 6着 | 1:59.3(34.2) | 0.4 | M.デムーロ | 57kg | キタサンブラック |
6.25 | 阪神 | 宝塚記念 | GI | 芝2200m(稍) | 11 | 8 | 11 | 9.0 (3人) | 1着 | 2:11.4(35.4) | -0.1 | M.デムーロ | 58kg | (ゴールドアクター) |
10.29 | 東京 | 天皇賞(秋) | GI | 芝2000m(不) | 18 | 1 | 2 | 4.0 (2人) | 2着 | 2:08.3(38.6) | 0.0 | M.デムーロ | 58kg | キタサンブラック |
11.26 | 東京 | ジャパンC | GI | 芝2400m(良) | 17 | 6 | 12 | 5.7 (3人) | 10着 | 2:25.2(36.0) | 1.5 | M.デムーロ | 57kg | シュヴァルグラン |
12.24 | 中山 | 有馬記念 | GI | 芝2500m(良) | 16 | 6 | 12 | 9.8 (4人) | 13着 | 2:34.6(35.4) | 1.0 | R.ムーア | 57kg | キタサンブラック |
2018. 3.31 | メイダン | ドバイシーマC | G1 | 芝2410m(良) | 10 | 8 | 8 | 7着 | J.モレイラ | 57kg | Hawkbill | |||
6.24 | 阪神 | 宝塚記念 | GI | 芝2200m(稍) | 16 | 5 | 9 | 11.9 | (6人)12着 | 2:12.8(36.8) | 1.2 | 石橋脩 | 58kg | ミッキーロケット |
11.25 | 東京 | ジャパンC | GI | 芝2400m(良) | 14 | 3 | 4 | 87.4 | (9人)9着 | 2:22.6(35.1) | 2.0 | W.ビュイック | 57kg | アーモンドアイ |
血統表
サトノクラウンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ノーザンダンサー系 |
[§ 2] | ||
父 Marju 1988 黒鹿毛 |
父の父 *ラストタイクーン1983 黒鹿毛 |
*トライマイベスト | Northern Dancer | |
Sex Appeal | ||||
Mill Princess | Mill Reef | |||
Irish Lass | ||||
父の母 Flame of Tara1980 鹿毛 |
*アーテイアス | Round Table | ||
Stylish Pattern | ||||
Welsh Flame | Welsh Pageant | |||
Electric Flash | ||||
母 ジョコンダII 2003 鹿毛 |
Rossini 1997 鹿毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | |
Hopespringseternal | ||||
Touch of Greatness | Hero's Honor | |||
Ivory Wand | ||||
母の母 La Joconde1999 鹿毛 |
Vettori | Machiavellian | ||
Air Distingue | ||||
Lust | Pursuit of Love | |||
Pato | ||||
母系(F-No.) | 20号族(FN:20-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer4×5 Mr. Prospector4×5 Buckpasser5×5 Sir Ivor5×5 |
[§ 4] | ||
出典 |
|
- 全姉ライトニングパールは2011年の英GIチェヴァリーパークステークスの勝ち馬[10]。
- 3代母Lustの半兄にClassic Cliche[11](1995年英セントレジャー、1996年ゴールドカップ)、半姉にMy Emma[12](1996年ヴェルメイユ賞、1997年ヨークシャーオークス)がいる。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h i j k “サトノクラウン”. JBIS-Search. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月14日閲覧。
- ^ “SATONO CROWN (V632) - Racing Information” (英語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2016年12月1日閲覧。
- ^ “里見皇冠 (V632) - 馬匹資料 - 賽馬資訊” (中国語). 香港賽馬會(The Hong Kong Jockey Club). 2016年12月1日閲覧。
- ^ a b “サトノクラウン号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2018年11月30日). 2018年12月1日閲覧。
- ^ サトノクラウン海外で初GI制覇、ハイランドリールは2着/香港ヴァーズ (netkeiba.com 2016年12月11日(日)18時20分)2016年12月11日(日)20時52分閲覧
- ^ a b c d サトノクラウン|競走馬データ - netkeiba.com 2016年2月17日閲覧。
- ^ Number Web 2015年3月19日付 島田明宏無敗の弥生賞馬サトノクラウンの衝撃。クラシックで起きる「西高東低」逆転。 2016年2月17日閲覧。
- ^ a b 日刊スポーツ 2016年2月15日付 サトノクラウン復活Vこれが真の実力/京都記念 2016年2月17日閲覧。
- ^ “【天皇賞】サトノクラウン首差惜敗2着…キタサンブラックに連勝ならず”. netkeiba.com (2017年10月30日). 2018年12月1日閲覧。
- ^ “ライトニングパール(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年3月21日閲覧。
- ^ “Classic Cliche(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年3月21日閲覧。
- ^ “My Emma(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年3月21日閲覧。
外部リンク