「国鉄ウ100形貨車」の版間の差分
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2022年1月22日 (土) 09:45時点における版
国鉄ウ100形貨車 | |
---|---|
基本情報 | |
車種 | 豚積車 |
運用者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
所有者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
種車 | カ1000形、ワフ6500形、ウ1形 |
改造所 | 国鉄工場 |
改造年 | 1932年(昭和7年) - 1941年(昭和16年) |
改造数 | 86両 |
消滅 | 1959年(昭和34年) |
常備駅 | 大垣駅、酒田駅、上田駅他 |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 7,030 mm |
全幅 | 2,564 mm |
全高 | 3,480 mm |
荷重 | 10 t |
自重 | 7.8 t - 8.5 t |
換算両数 積車 | 1.4 |
換算両数 空車 | 0.8 |
走り装置 | 一段リンク式 |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 3,962 mm |
最高速度 | 65 km/h |
備考 | 寸法関係は一例である |
国鉄ウ100形貨車(こくてつウ100がたかしゃ)は、かつて鉄道省及び1949年(昭和24年)6月1日以降は日本国有鉄道(国鉄)に在籍した有蓋貨車(豚積車)である。
概要
ウ100形は、1931年(昭和6年)度から1940年(昭和15年)度にかけて、国鉄工場にてカ1000形(64両)、ワフ6500形(20両)、ウ1形(2両)から改造され生まれた10 t積み豚積車である。合計86両(ウ100 - ウ185)が改造製作された。
種車形式の違いにより外観は3種類に大別できる。
各年度における各工場の製造数、種車形式は以下のとおりである。
昭和6年度 30両
大宮工場 5両(ウ100 - ウ104)カ1000形
大井工場 5両(ウ105 - ウ109)カ1000形
名古屋工場 5両(ウ110 - ウ114)カ1000形
長野工場 5両(ウ115 - ウ119)カ1000形
盛岡工場 5両(ウ120 - ウ124)カ1000形
土崎工場 5両(ウ125 - ウ129)カ1000形
昭和7年度 34両
名古屋工場 5両(ウ130 - ウ134)カ1000形
長野工場 5両(ウ135 - ウ139)カ1000形
鷹取工場 10両(ウ140 - ウ149)カ1000形
幡生工場 5両(ウ150 - ウ154)カ1000形
盛岡工場 4両(ウ155 - ウ158)カ1000形
土崎工場 5両(ウ159 - ウ163)カ1000形
昭和8年度 20両
幡生工場 5両(ウ164 - ウ168)ワフ6500形
小倉工場 5両(ウ169 - ウ173)ワフ6500形
盛岡工場 5両(ウ174 - ウ178)ワフ6500形
土崎工場 5両(ウ179 - ウ183)ワフ6500形
昭和14年度 1両
盛岡工場 1両(ウ184)ウ1形
昭和15年度 1両
盛岡工場 1両(ウ185)ウ1形
塗色は、黒であり、全長は7,030 mm、全幅は2,564 mm、全高は3,480 mm、軸距は3,962 mm、自重は7.8 t - 8.5 t、換算両数は積車1.4、空車0.8、最高運転速度は65 km/h、車軸は10 t軸であった。
改造より約21年後に「老朽貨車の形式廃車」の対象形式に指定され、1952年(昭和27年)6月26日通達「車管第1232号」により告示された(当時の在籍車数は19両であった)。 戦後未捕捉車が数両存在したため昭和34年度調査で在籍車なしが確認された。
参考文献
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)